普段どおりトイレに流している大便(うんこ)もある日突然つまってしまう可能性があります。
特に大便(うんこ)が硬い場合やトイレ掃除を怠っている場合などは、たとえ大便(うんこ)であってもつまってしまうことがあるんですね。
そこでこの記事では『大便(うんこ)によるトイレつまりを解消する5つの方法』をご紹介します。
どれも簡単に実践できる方法で、特殊な器具などは一切使わないのでほとんどの方法があなたのお家で実践できるはずなので参考にしてみてくださいね!
また、自力では大便(うんこ)のつまりを解消できない可能性も考えられます。
万が一、大便(うんこ)のつまりが解消されなかったときのことを踏まえて、水回りの専門業者による修理の相場料金もお伝えするのでチェックしてみてください!
記事の内容
大便(うんこ)のトイレつまりは時間経過と共に解消する?
大便(うんこ)によるトイレのつまりは放っておいても直る場合があります。大便(うんこ)の水分量が少なく硬い便が出たときは、柔らかくなるまで放置しておくのも1つの手段です。
しかし、30分以上時間が経ってもトイレのつまりが解消されない場合は次の5つ方法を試してみてください。
- お湯を流す
- 食器用洗剤を入れる
- 重曹とクエン酸(お酢)を入れる
- ラバーカップ(スッポン)で対処する
- 真空式パイプクリーナーで対処する
今回はこの5つの方法を詳しく解説します。
道具を使う方法と使わない方法のどちらもご紹介するので、今すぐ実践できそうな方法をリストアップしながら読み進めてみてください。
方法1|お湯で大便(うんこ)のトイレつまりを解消する手順
まずはお湯で大便(うんこ)のつまり解消を試みます。
お湯を使う理由は、トイレの冷たい水よりもお湯の方が大便(うんこ)を柔らかくしやすいからです。
ただし、熱湯を利用すると熱によって便器が破損する恐れがあるので、50℃〜60℃のお湯を使用してくださいね。
- お湯を沸かす
- 便器の中の水を汲み出す
- バケツを使って便器の半分までぬるま湯を注ぐ
- 約1時間待つ
①お湯を沸かす
まずはお湯の準備を行いましょう。
お湯の温度は50℃〜60℃を目安に温めます。
お家に温度計があるなら、温度計をお湯に入れて水温を確認しながらお湯を温めてください。
もし、温度計がないなら、一旦沸騰させたお湯(100℃近く)と常温の水道水を同じ量だけ混ぜることで50℃近くのお湯を作ることができます。
②便器の中の水を汲み出す
便器の中の水が溢れそうな状態だとお湯を注いでもつまりの原因が解消されない場合があります。
水の量が通常時か通常時よりも少ない量を目安に水を汲み出してください。
③バケツを使って便器の半分までお湯を注ぐ
便器の中の水を汲みだしたら次に50〜60℃のお湯をゆっくり注ぎ入れましょう。バケツがなければ、やかんやお鍋から直接注いでもOKです。
この時、便器の半分くらいの量を目安にお湯を注ぎます。
注ぎ方のコツとして”高い位置からゆっくり”注ぐようにしてみてください。
④約1時間待つ
お湯を注ぎ終わったら約1時間放置して大便(うんこ)が柔らかくなるのを待ちましょう。
時間が経過したらトイレの水を流してつまりの解消を確認してください。
方法2|食器用洗剤で大便(うんこ)のトイレつまりを解消する手順
お湯に加えて食器用洗剤を使用するとさらにつまりを解消しやすくなります。
ここでもお湯を用意しますが、熱湯を使わないように注意しましょう。
食器用洗剤を使ってトイレのつまりを直す方法は次の手順で行います。
- 便器内の水位を調整する
- 食器用洗剤約100mlを便器に入れる
- 50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する
①便器内の水位を調整する
まずは便器内の水位を調整しましょう。
便器内の水位が高い状態だと食器用洗剤が薄くなりすぎてしまい、つまりを解消できなくなる場合があります。
目安としては通常時と同じ水量になるまで給油ポンプなどで水を汲み出してください。
②食器用洗剤約100mlを便器に入れる
便器内の水量を調整したら次に食器用洗剤を約100ml便器に入れます。
食器用洗剤のボトル半分が約100mlなので参考にしてくださいね。
③50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する
次に50℃〜60℃のお湯を便器にゆっくり注ぎます。
20分〜30分経過したらトイレの水を流してつまりの解消を確認しましょう。
方法3|重曹とクエン酸(お酢)で大便(うんこ)のトイレつまりを解消する手順
重曹・クエン酸・お湯でトイレのつまりを直す方法は次の手順で行います。
- 重曹とクエン酸を入れる
- 便器の半分までぬるま湯を注ぐ
- 約1時間待つ
※重曹とクエン酸を混ぜると二酸化炭素が発生するので、作業を開始する前にトイレやお部屋の換気を行ってください。
①重曹とクエン酸を入れる
最初に重曹をカップ1/4(50ml)入れます。
このとき便器の水溜り部分をめがけて入れるようにしてください。
次にクエン酸をカップ1/2(100ml)入れます。
重曹と同じように水溜り部分にクエン酸を入れてくだい。
クエン酸を入れると重曹と反応して勢いよく泡立ち二酸化炭素が発生します。
③お湯を注ぐ
重曹とクエン酸を入れたら次に50〜60℃のお湯をゆっくり注ぎ入れましょう。
この時、便器の半分くらいの量を目安にぬるま湯を注ぎます。
④約1時間待つ
お湯を注ぎ終わったら約1時間放置します。
その間もトイレの換気扇を回し続けてお部屋の窓も開けておくようにしてください。
方法4|ラバーカップ(スッポン)で大便(うんこ)のトイレつまりを解消する手順
ラバーカップはスッポンとも呼ばれているトイレのつまりを直す代表的な道具です。
1つ1,000円ほどで購入できるので、今後再びトイレがつまったときのために常備しておくといいですよ!
ラバーカップは次の手順の通り使用すれば簡単につまりを解消することができます。
- 便器の水量を調整する
- ラバーカップを便器の水溜り部分に密着させる
- ラバーカップを押す・引く
①便器の水量を調整する
まずは便器にある水の量を調整します。
水が溢れ出そうな場合は給水ポンプや容器を使って水を汲み出してください。
逆に水が少ない場合は水を注ぎ足す必要があります。目安としてはラバーカップのカップ部分が水に浸るまで水を継ぎ足します。
②ラバーカップを便器の水溜り部分に密着させる
水の量を調整したら、ラバーカップを水溜り部分に密着させます。
この時、排水口に対して平行にカップを押さえつけると密着しやすくなりますよ!
③ラバーカップを押す・引く
ラバーカップを密着させたら、ラバーカップをグッと押し込んでカップをへこませます。
ラバーカップを押す時はゆっくり押し込むようにしてください。
次にラバーカップを引く時は勢いよく引きます。この時は、水が飛び散らずラバーカップが便器から外れない程度の力加減で引きます。
この作業を繰り返すことで、ゴポゴポッという音がしてつまりが解消されたら作業完了です。
方法5|真空式パイプクリーナーで大便(うんこ)のトイレつまりを解消する手順
真空式パイプクリーナーはラバーカップと同じ原理でトイレのつまりを直す道具です。
ラバーカップの5倍以上のパワーを発揮してラクラク大便(うんこ)のつまりを解消できますよ!
真空式パイプクリーナーでトイレのつまりを解消する方法は次の手順で行います。
- 便器の水量を調整する
- 真空式パイプクリーナーのハンドルを押したまま便器に押し付ける
- 真空式パイプクリーナーのハンドルを引く・押す
- 水を流してつまりの解消を確認する
①便器の水量を調整する
まずは便器にある水の量を調整します。
逆に水が少ない場合は水を注ぎ足す必要があります。目安としては真空式パイプクリーナーのカップ部分が水に浸るまで水を継ぎ足してください。
②真空式パイプクリーナーのハンドルを押したまま便器に押し付ける
ハンドルを押した状態のままカップを便器の水溜りのくぼみ部分に押し付けます。
このときカップが押し潰れて、カップ内が真空状態になるまで強く便器に押し付けることがコツですよ!
③真空式パイプクリーナーのハンドルを引く・押す
カップを押し付けたら、シリンダー部分をしっかりと握ってハンドルだけとグッと引きます。
その状態でカップを押し付けたままハンドルだけを押したり引いたりしましょう。
数回繰り返すと大便(うんこ)のつまりが解消されるはずです。
他のトイレつまりの原因については、次の記事をご参考ください。
大便(うんこ)によるトイレのつまりが解消されない場合は?
大便(うんこ)以外の物も同時につまっている場合などは、ここで紹介した方法でもつまりが解消されない場合があります。
もし、いくつかの方法を試しても大便(うんこ)によるトイレのつまりが解消されない場合は『水回りの専門業者』に修理を依頼しましょう。
専門業者であれば素早く・的確に状況を判断してつまりを直すことができます。
専門業者が利用する道具などを利用すれば到着から5分ほどで直ることも少なくありません。
修理費はつまりの状況によりますが、便器を取り外す必要がない簡単なケースだと8,000円ほどで修理することができます。
もちろん業者や状況によって費用は前後しますが、事態が悪化しない早めのうちに業者に依頼した方が結果的に費用を安く抑えられることもありますよ!
大便(うんこ)によるトイレつまりに関する質問
- 軽度なつまりを直すときのオススス修理グッズはありますか?
ラバーカップやお湯と洗剤などがオススメです。ラバーカップがない場合はペットボトルやサランラップでも代用が可能です。
軽度なつまりを解消方法
- ラバーカップの使い方のコツを教えてください。
ラバーカップのゴムの部分全てが水に浸かるまで水位を調節したほうがいいです。『押す』のではなく『引っ張る』。ゆっくりとラバーカップを押し込んで、もう押し込めないところまで押したら、勢いをつけてグッと引っ張ります。
- 修理にかかる費用について教えてください。
つまりの原因にもよりますが、軽度なつまりであれば、5,000円~8,000円ほどで修理できます。重度の場合は便器交換など30,000円以上かかるケースもあるかとおもいます。
- 少しでも修理費用を抑えたい場合はどうしたらいいですか?
キャンペーンや割引を利用できる専門業者を探すか、複数の専門業者で見積もりを取ることで、修理料金を安く抑える可能性が高いです。当センターでは、「今すぐ」安心して依頼できる専門業者をご紹介しています。