ティッシュペーパーを流したらつまる原因に？トイレつまり対処法5つ

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ティッシュペーパー・チリ紙によるトイレつまり対処法5つ

ティッシュペーパー・チリ紙のつまりを解消する方法はいくつかありますが、そのうち効果的な方法を5つご紹介します！

前半3つの方法は、お家で用意できるものを使用してトイレつまりの解消をします。

後半2つは、ホームセンターなどで簡単に手に入る道具を利用して、トイレつまりを解消する方法をまとめました。

1. お湯を流す
2. 食器用洗剤を入れる
3. ハイターを入れる
4. ラバーカップ（スッポン）で対処する
5. 真空式パイプクリーナーで対処する

これら5つの方法を詳しく解説するので、参考にしてみてくださいね！

方法1｜お湯でティッシュペーパー・チリ紙のトイレつまりを解消する手順

ティッシュペーパー・チリ紙のトイレつまりは、お湯だけでも解消できる場合があります。

ただし、効果は比較的小さいので、大量のティッシュペーパー・チリ紙を流した場合は、他の方法を試してください。

1. お湯を沸かす
2. 便器の中の水を汲み出す
3. バケツを使って便器の半分までぬるま湯を注ぐ
4. 約1時間放置する

以上の手順について、詳しく解説します。

1.お湯を沸かす

まずはお湯の準備を行います。

お湯の温度は50℃〜60℃を目安に温めます。

温度計がない場合は、一旦沸騰させたお湯（100℃近く）と常温の水道水を同じ量だけ混ぜることで、50℃近くのお湯を作ることができるので参考にしてみてくだい。

沸騰したばかりの熱湯を使うと便器や配管が破損する恐れがあるので、必ず50℃〜60℃のぬるめのお湯を利用しましょう。

2.便器の中の水を汲み出す

便器の中の水が溢れそうな状態だと、お湯を注いでもトイレつまりの原因が解消されない場合があります。

水の量が通常時か通常時よりも少ない量を目安に、水を汲み出してください。

3.バケツを使って便器の半分までお湯を注ぐ

便器の中の水を汲みだしたら、お湯をゆっくり注ぎ入れましょう。バケツがなければ、やかんやお鍋から直接注いでもOKです。

この時、便器の半分くらいの量を目安にお湯を注ぎます。

注ぎ方のコツとして高い位置からゆっくり注ぐようにしてみてください。

4.約1時間放置する

お湯を注ぎ終わったら、約1時間放置してティッシュペーパー・チリ紙が柔らかくなるのを待ちましょう。

時間が経過したらトイレの水を流して、トイレつまりの解消を確認してください。

方法2｜食器用洗剤でティッシュペーパー・チリ紙のトイレつまりを解消する手順

お湯だけでなく、食器用洗剤を使用すると、さらにつまりを解消しやすくなります。

ここでもお湯を用意しますが、熱湯を使わないように注意しましょう。

食器用洗剤を使ってトイレつまりを直す方法は次の手順で行います。

1. 便器内の水位を調整する
2. 食器用洗剤約100mlを便器に入れる
3. 50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する

熱湯を便器に流すと割れる恐れがあるので、50℃～60℃のお湯を使用してください。

給湯器の温度を50度に設定すれば、簡単に準備できます。

1.便器内の水位を調整する

まずは便器内の水位を調整しましょう。

便器内の水位が高い状態だと食器用洗剤が薄くなりすぎてしまい、トイレつまりを解消できなくなる場合があります。

目安としては、通常時と同じ水量になるまで給油ポンプなどで水を汲み出してください。

2.食器用洗剤約100mlを便器に入れる

便器内の水量を調整したら、食器用洗剤を約100ml便器に入れます。

食器用洗剤のボトル半分が約100mlなので、参考にしてくださいね。

3.お湯を注ぎ20分〜30分放置する

次に、お湯を便器にゆっくり注ぎます。

20分〜30分様子を見たら、トイレの水を流してトイレつまりの解消を確認しましょう。

方法3｜ハイターでティッシュペーパー・チリ紙のトイレつまりを解消する手順

ハイターなどの薬剤を使い、トイレつまりを解消できます。

トイレ用・キッチン用など問わず利用できるので、お家にあるものを使ってください。

ハイターでトイレつまりを解消する手順は次の通りです。

1. 便器の水量を調整する
2. キャップ2杯分のハイターを便器に入れる
3. 水を流してトイレつまりの解消を確認する

以下で手順を詳しく解説します。

1.便器の水量を調整する

まずは便器内の水量を調整します。

便器の中の水が溢れそうなのであれば、給水ポンプや容器を使って水を汲み出してください。便器内の水が多すぎるとハイターが薄まりすぎて、トイレつまり解消効果を期待できなくなるので注意しましょう。

便器内の水位は、普段の水溜りより少し多いくらいの水を残しておきます。

2.キャップ2杯分のハイターを便器に入れる

ハイターの容器のキャップ2杯分のハイターを便器に入れます。

3.水を流してトイレつまりの解消を確認する

20〜30分経過して便器内の水位が下がっているようであれば、トイレつまりは解消されています。

トイレの水を流して、普段通り水が流れるようであれば作業完了です。

方法4｜ラバーカップ（スッポン）でティッシュペーパー・チリ紙のトイレつまりを解消する手順

ラバーカップは、スッポンとも呼ばれているトイレつまりを直す代表的な道具です。

ラバーカップは次の手順の通り使用すれば、簡単にトイレつまりを解消できます。

1. 便器の水量を調整する
2. ラバーカップを便器の水溜り部分に密着させる
3. ラバーカップを押す・引く

ラバーカップはゆっくり押し込み、素早く引き戻すのがポイントです。

1.便器の水量を調整する

まずは、便器にある水の量を調整します。

水が溢れ出そうな場合は、給水ポンプや容器を使って水を汲み出してください。

逆に水が少ない場合は、水を注ぎ足す必要があります。目安としては、ラバーカップのカップ部分が水に浸るまで水を継ぎ足します。

2.ラバーカップを便器の水溜り部分に密着させる

水の量を調整したら、ラバーカップを水溜り部分に密着させます。

この時、排水口に対して平行にカップを押さえつけると密着しやすくなりますよ！

3.ラバーカップを押す・引く

ラバーカップを密着させたら、ラバーカップをグッと押し込んでカップをへこませます。

ラバーカップを押す時は、ゆっくり押し込むようにしてください。

次にラバーカップを引く時は勢いよく引きます。この時は、水が飛び散らずラバーカップが便器から外れない程度の力加減で引きます。

この作業を何度か繰り返すことで、ゴポゴポッという音がしてトイレつまりが解消されたら作業完了です。

方法5｜真空式パイプクリーナーでティッシュペーパー・チリ紙のトイレつまりを解消する手順

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップと同じ原理でトイレつまりを直す道具です。

真空式パイプクリーナーはラバーカップの5倍以上のパワーを発揮するので、ティッシュペーパーの酷いトイレつまりも簡単に対処できますよ！

真空式パイプクリーナーでトイレつまりを解消する方法は、次の手順で行います。

1. 便器の水量を調整する
2. 真空式パイプクリーナーのハンドルを押したまま便器に押し付ける
3. 真空式パイプクリーナーのハンドルを引く・押す
4. 水を流してトイレつまりの解消を確認する

真空式パイプクリーナーは、ホームセンターやインターネットで購入できます。

1.便器の水量を調整する

まずは、便器にある水の量を調整します。

逆に水が少ない場合は、水を注ぎ足す必要があります。目安としては真空式パイプクリーナーのカップ部分が水に浸るまで、水を継ぎ足してください。

2.真空式パイプクリーナーのハンドルを押したまま便器に押し付ける

ハンドルを押した状態のまま、カップを便器の水溜りのくぼみ部分に押し付けます。

このときカップが押し潰れて、カップ内が真空状態になるまで強く便器に押し付けることがコツですよ！

3.真空式パイプクリーナーのハンドルを引く・押す

カップを押し付けたら、シリンダー部分をしっかりと握って、ハンドルだけとグッと引きます。

その状態でカップを押し付けたままハンドルだけを押したり引いたりしましょう。

数回繰り返すと、ティッシュペーパー・チリ紙のつまりが解消されるはずです。

他のトイレつまりの原因については、次の記事をご参考ください。

ティッシュペーパー・チリ紙によるトイレつまりが解消されない場合は？

ティッシュペーパー・チリ紙以外の物も同時につまると、ここで紹介した方法でもトイレつまりが解消されない場合があります。

もし、ティッシュペーパー・チリ紙によるトイレつまりが解消されない場合は『水回りの専門業者』に修理を依頼してください。専門業者であれば、素早く・的確に状況を判断してトイレつまりを直してくれます。

専門業者が利用する道具などを利用すれば、到着から5分ほどで直ることも少なくありません。

無理に直そうとするとかえってつまりが悪化することもあるので、修理が難しいときは業者に依頼してください。

業者によるトイレつまり修理の料金相場

修理費はトイレつまりの状況によりますが、便器を取り外す必要がない簡単なケースだと、8,000円ほどで修理できます。

もちろん業者や状況によって費用は前後しますが、事態が悪化しないうちに業者に依頼した方が、結果的に費用を安く抑えられることもありますよ！

基本料金・出張料金・早朝や深夜の割増料金については、業者によって価格にばらつきがあります。

トータルの金額が大切ですので、まずは見積もりを取って検討しましょう。見積もりは、多くの業者が無料です。

『水道修理のセーフリー』の簡易水回りトラブル診断でも、修理料金の相場を確認できます。業者の料金との比較にも役立ちますので、修理を依頼する際はお試しください。

トイレつまりを予防するポイント

トイレつまりで困る前に、トイレをつまらせないことが大切です。

予防対策のポイントは、以下の4つになります。

• ティッシュペーパーはトイレに流さない
• 水に溶けるティッシュは少しずつ流す
• トイレットペーパーは一気に流さない
• ペットボトルなどを入れて節水対策をしない

ティッシュペーパーはトイレに流さず、ごみ箱に捨てましょう。

水に溶けるティッシュや流せるトイレットペーパーでも、つまらないように少しずつ流すと予防になります。紙類などの繊維質なものは、大量に流すと溶けずに詰まりの原因になります。

トイレットペーパー以外の紙はトイレが詰まる原因になるので、注意してください。

節水対策としてタンクにペットボトルを入れる方もいますが、適切な水の量が流れなくなるのでやめておきましょう。

ティッシュペーパー・チリ紙のトイレつまりが直らないときは

ティッシュペーパーによるトイレつまりは、お湯やラバーカップを使って直せます。

しかし、つまりの対象物がトイレットペーパー以外の場合や、症状が酷い場合には、自分で対処できないケースもあります。

無理に直そうとするとつまりが悪化するので、困ったときは業者に相談してください。

『水道修理のセーフリー』では、『コンシェルジュ』に相談していただくと、お住まいのエリアの優良な修理業者を無料で紹介しています。業者選びで迷ったときは、ぜひご相談ください。