2022.02.24 2022.02.28
ウォシュレットの水が出ない原因と対処方法を説明します。
気持ち良いトイレタイムにしてくれるウォシュレット。急に水が出なくなるとどうして良いのかわからず、あせってしまいますね。
ウォシュレットの水が出なくなっても、あわてずに症状を確認し、対応する方法を知っていれば安心です。ウォシュレットの水が出ない原因は、意外と簡単に修理できるようなこともあるのです。
まずは症状の確認方法を見て原因を推測し、対処していきましょう。
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記事の内容
ウォシュレットの水が出ないときの症状を確認しよう
「ウォシュレットの水が出ない」といっても、さまざまな状況が考えられます。以下に紹介する状況の中で、どの状況に近いか、一つ一つチェックしてください。
- ウォシュレット自身が機能しない
- ノズルが出てこない
- ノズルが出てくるが水が出ない
- ビデの水は出る
- ビデの水も出ない
- 水は出るが量が少なく汚れを落とさない
以上をチェックしたら、次に水が出ない原因を見ていきます。
ウォシュレットの水が出ない原因は?
ウォシュレットの水が出ない症状を確認したら、直接的な原因を考えていきましょう。
電源が入っているか確認
トイレの電灯ランプが点灯していますか?
電灯ランプが点灯しておらず、ウォシュレット自体がまったく動作しないなら、次の2つの原因が考えられます。
- 電源が入っていない
- ウォシュレットが完全に壊れている
掃除をしたときなどに、コンセントが抜けていることがあるので確認してください。
ブレーカーもチェックし、電源に問題がないのにウォシュレットが作動しないなら、重度の故障と考えられるので業者に相談しましょう。
リモコンの電池を確認
電灯ランプが点灯しているのに、ウォシュレットが作動しない場合はリモコンの電源を確認しましょう。
リモコンのスイッチを押すと表示部分が暗くなったり、消えかかったりする場合は電池が切れた可能性があります。
またはリモコンの受信窓等が汚れていると機能しないことがあるので、ゴミがこびりついていないか確認してください。
リモコンは機種によっても異なるので、説明書を確認しておきましょう。
ノズルがつまっていないか
電灯ランプが点灯しており、ノズルが出てくるのに水が出ないなら、ノズルがつまっていると考えられます。
水道水に含まれるカルキが付着したり、放置した尿が尿石やカビに変化して固形化し、水が出る穴をふさいでしまうと水が出なくなったり、水の出が悪くなったりします。
ノズルが何かに引っかかって出ない場合もありますが、ノズルが出てこない原因もノズルのつまりということもあります。
ノズルが出るかどうかは、「ノズル掃除機能」ボタン、または「洗浄」ボタンを押して確認してください。
給水ホースのフィルターがつまっていないか
給水ホースには網目状のフィルターが付いています。水道水に含まれるゴミや砂などが、ウォシュレットの本体に入り込まないようにするためです。
水道水はフィルターを通ってノズルに達し、放出されます。しかし、フィルターに汚れが蓄積し、目がつまってしまうとウォシュレットの水が出ない場合があります。
便器のセンサーが機能しているか
人が便座に座っていないときに機能しないように、ウォシュレットには着座センサーが設置されています。
センサーの表面が汚れていると、人が座っていることを感知できないため、ノズルが作動しない可能性があります。
センサーが作動しているかは、便座に座ってみるか、センサーに手をかざして確認します。服を着たまま座ると、センサーが機能した場合に濡れてしまうので注意が必要です。
便座カバーを付けていることが原因でセンサーが機能しないこともあるため、もし便座カバーを付けているなら、外してからもう一度確認してみてください。
水漏れしていないか
水漏れなどが原因で水の勢いがなく、ウォシュレットの水が出ない場合があります。パッキンが劣化したり、接続部分がずれたりしている可能性があるので、確認が必要です。
また、給水フィルターの目詰まりが進むと、水の行き場がないために水漏れが始まり、ウォシュレットが機能しなくなります。
止水栓が閉まっていないか確認
ウォシュレットの止水栓は、トイレの止水栓とは別に設置されています。つまり、トイレルームには2ヶ所に止水栓があるのです。
止水栓には次の2つの役割があります。
- 水を止める
- 水勢を調節する
フィルターの掃除をしたときに、止水栓を閉めてそのままになっているために、ウォシュレットの水が出ない可能性もあるので、確認してください。
ウォシュレットの水が出ないときの対処方法
それではこれからご自身でも解決できる、ウォシュレットの水が出ないときの対処方法を解説します。
こちらの方法を参考にして対処できれば、ウォシュレットそのものが壊れているわけではないので、安心してご利用ください。
リモコンの電池を交換
本体の電源が入るのであれば、リモコンの電池の交換が必要なのかもしれません。
- コンセントを抜いて、電源を切ります。「運転」ランプが消えたことを確認してください。
- リモコンを取り外し、リモコンの裏面から電池カバーを開けて電池を入れ替えます。
- リモコンの電池カバーをし、リモコンを設置します。
- 電源を入れて、「運転」ランプの点灯を確認します。
電池は同じメーカーの新しいものを利用し、電池のプラスマイナス位置を間違えないように注意してください。電池の種類は充電式ではなく、アルカリ電池のみの使用になります。
ノズルの掃除
電源が入りランプが点灯しているなら、ノズルの掃除をしてみましょう。
用意するもの
- ゴム手袋
- 拭き取り用の布
- ウォシュレット用お掃除クリーナーやトイレ用お掃除ティッシュ
※お掃除クリーナーの代わりに、台所用中性洗剤も利用可能です。
ノズルの掃除の手順
- お掃除ボタン等を押してノズルを引き出します。
- コンセントを抜いて、電源を切ります。
- お掃除ティッシュ、またはお掃除クリーナーを付けた布で、ノズルの汚れを拭き取ります。
- 水拭きをして仕上げをします。
ノズルの引き出し方法はウォシュレットによって異なるので、取扱説明書を確認してください
また、ノズルの掃除をするときは、無理矢理に引っ張ったり押さえつけたりしないで、優しく扱いましょう。乱暴に扱うとノズルが破損する原因になるので、注意が必要です。
ノズルに尿石がこびりついている場合は、尿石専用の酸度の高い洗剤を使用すれば除去できる可能性があります。しかし、酸性の洗剤がウォシュレットのほかの部位に付くと故障の原因になるので、強くはおすすめしません。
もし説明したノズルの掃除方法で除去できない汚れがあったら、プロに任せたほうが良いでしょう。
着座センサーの掃除
人が座っていないときに作動しないように、ウォシュレットには着座センサーが設置されています。
ところがセンサーの表面にホコリや水滴などが付いていると、人が座っても検知できず、ウォシュレットが機能しません。
ウォシュレットの水が出ないときは、着座センサーの掃除も試してみましょう。
用意するもの
- 柔らかい布
着座センサーの掃除の手順
- ホコリや水滴があれば、センサーの表面を柔らかい布で拭き取ってみてください。
なお、センサーは樹脂でできているので、酸性の洗剤を使うとダメージを与えてしまいます。
給水フィルターの掃除
ノズルの掃除をしてもウォシュレットの水が出ない場合は、給水フィルターを取り外して掃除をしてみましょう。
用意するもの
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ
- 歯ブラシ
- 開閉工具
- 受け皿(床の水漏れを防ぐため)
給水フィルターの掃除の手順
- 止水栓(給水の分岐金具)の種類を確認。止水栓の形状によってフィルターの取り外し方が異なるので、公式サイトで確認します。
- 受け皿を置いて水漏れ対策をし、止水栓からフィルターを取り外します。
- 水道で水を流しながら、歯ブラシを使ってフィルターに付着したものを取り除きます。
- フィルターがきれいになったら、再度フィルターを設置します。
- 止水栓を調節します。タンクの中の水位を確認してください。
給水フィルターの取り外し方は機種よっても異なるので、必ず取扱説明書または公式サイトを確認してください。
プロの修理業者に依頼する
電源にも問題がなく、ノズルやセンサーなどの清掃をしてもウォシュレットの水が出ない場合は、ご自分での修理は難しいでしょう。
ウォシュレットを分解してご自分で修理をしようとすると、本格的に故障してしまう可能性があります。
そうするとウォシュレットを丸ごと交換することになり、費用が高額になってしまいます。無理に修理しようとせずに、ウォシュレットのメーカーの修理業者や水道業者に相談してみましょう。
まだ保証期間であれば、メーカーの修理業者なら無料です。保証期間かどうかを確認して業者を決めましょう。
ウォシュレットの修理料金の相場
水道修理業者に依頼する際、どのくらいの修理料金が発生するのか事前に知っておきたいですよね。
修理料金の相場を知っておくと、見積もりをしてもらったときに適正価格かどうかもわかります。
ウォシュレットの水が出ない場合の修理料金の相場は下記のとおりです。
故障箇所 | 相場料金(円) |
ノズル | 13,000〜23,000 |
ウォシュレットのリモコン | 13,000〜25,000 |
着座センサー | 15,000〜27,000 |
電気基盤 | 15,000〜28,000 |
ウォシュレット丸ごと交換 | 70,000〜140,000※ |
※ウォシュレットを交換する料金の目安はベーシックタイプの場合です。モデルによってはさらに高額になります。
ウォシュレットの故障の度合いによって、料金は上下します。適切な料金かどうかを知るために、複数の修理業者に見積もりをしてもらいましょう。
ほとんどの水道修理業者は、出張による見積もりを無料でおこなっています。ウォシュレットの状態を点検をし、原因を説明してくれるでしょう。
しかし、複数の業者に来てもらう時間がない方は、『セーフリー』の無料コンシェルジュをぜひご利用ください。
必要事項を入力すれば、お住まいの地域を対応エリアにしている水道業者を簡単に見つけることができます。
ウォシュレットの交換時期は?
ウォシュレットの寿命は、機種モデルやメーカーによっても異なりますが、TOTOの公式サイトには次のように書かれています。
10年以内は、内部部品での修理・交換を推奨しておりますが、7年以降~15年までに関しては、ウォシュレット本体(機能部)のお取替えをご検討いただければと思います。
また、13年以降~20年までに関しては、器具一式(便器+ウォシュレット本体)のお取替えをご検討いただければと思います。
TOTO公式サイト
ウォシュレットの販売が終了して10年が過ぎてしまうと、部品の生産も止まってしまうため、買い替えの検討が必要のようです。
しかし、まだ5年程度しか使用していないのであれば、修理をして利用できます。メンテナンスをしてていねいに使えば、10年以上使用している人もいるので、修理業者と相談しながら利用しましょう。
ウォシュレットを長く利用するためのポイント
ウォシュレットの寿命の目安をお伝えしましたが、もちろん手入れや使い方で寿命は左右されます。手入れをしないと急に壊れてしまいますが、反対にていねいに使っていれば寿命以上に機能します。
ウォシュレットを長く利用するために、どのようなことに気をつければいいのかをご紹介します。
ウォシュレットはこまめに掃除
ウォシュレットの故障の原因で見たように、主な原因はフィルターやノズルの汚れです。汚れが蓄積しないようにこまめに掃除をしましょう。
こまめに掃除をするには、次のことを実行しておくと継続します。
- トイレに入ったら、ついでに一拭き
- 家族も汚したら各自がその都度一拭き
- お掃除道具はみんなで使いやすいように設置
トイレ用洗剤を使って便器を掃除する場合は、3分以内に洗い流し、便座やふたは開けたままにしておきます。洗剤が気化し、ガスとなってウォシュレット本体に入ると故障の原因となるので、洗剤が残らないようにしてください。
注意したい汚れ
汚れを放置すると、除去しにくい汚れになります。ウォシュレットの故障の原因となる汚れは次の3つです。
- 水垢
- カビ
- 尿石
このような汚れは、こまめに掃除をすることで防げます。水、尿、ホコリなどを放置していると水垢や尿石となり、拭いた程度では取り除けなくなってしまいます。
尿がウォシュレット本体やノズルにかからないようにする
立った状態で用をたす場合は、ノズルやウォシュレット本体に尿がかからないようにします。
できれば立った状態でせず、腰掛けて用をたした方がノズルに尿がかかる可能性は激減します。
尿がノズルや周辺機器にかかると尿石の原因にもなるので、注意が必要です。もしうっかりかかってしまったら、都度掃除をするようにしましょう。
便座の掃除で表面を傷つけない
ウォシュレットの表面は、ほとんど樹脂でできています。そのため乾いた布で拭くと傷つけてしまう可能性があります。
また、酸性やアルカリ性の洗剤を使用すると、ウォシュレットが割れてしまう可能性があるため、必ず中性洗剤を使用しましょう。
硬く絞った布を使って、力を入れずに拭き取ります。
ウォシュレットの水が出ないときはあわてずにチェック
ウォシュレットの水が出ないときはあわてずに、電源・リモコンの電池やノズル・センサーの汚れをチェックしてください。
電池を入れ替えたり、汚れを除去したりしてもウォシュレットの水が出ないときは、無理はせずすぐに水道修理業者に相談しましょう。
優良な水道修理業者を見つけるには、当サイト『セーフリー』をご利用ください。
対応エリアや希望の支払い方法、アフターフォローの有無といった重視する点で検索すれば、ご希望の修理業者を見つけられます。
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ウォシュレットの水が出ないときに関する質問
-
ウォシュレットの水が出ないときの原因は?
ウォシュレットの水が出ない主な原因は次のとおりです。
- 電源が入っていない
- ノズルのつまり
- 給水ホースのフィルターのつまり
- センサーが機能していない
- 水漏れ
- 止水栓がしまっている
-
ウォシュレットの水が出ないときの対処方法は?
-
ウォシュレットの故障かなと思ったら何をすべき?
ウォシュレットが故障している場合はご自身で修理できないため、トイレ修理業者へご相談ください。当センターでは、各地域におすすめの修理業者を掲載しております。
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