2020.08.07 2020.10.19
お湯はトイレにつまったものをふやかす効果があります。
つまり、家に道具がなくてもお湯と身近なものを使えばトイレつまりを直すことは可能です。トイレが急につまってしまった場合には、お湯と身近なものを使用して簡単に解消しましょう。
今回はお湯と容器、それから身近なものを使用したトイレつまりの解消法をご紹介します。
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記事の内容
お湯で解消できるトイレつまりの種類と原因
お湯だけでなく、お湯と一緒に食器用洗剤や重曹とクエン酸(お酢)を用いることでトイレの奥の汚れを取り除くことができるため、トイレつまりの予防の効果も期待できます。
ですが、これからご紹介するお湯を使う方法はトイレつまりの原因を「トイレに流す」ことになるため、解消できるつまりのポイントは「トイレに流しても良い物」かどうかで判断する必要があります。
まずはお湯を使用することで解消できるトイレのつまりと、お湯では解消できないつまりの違いをご紹介します。
お湯で解消できるトイレつまり
お湯を使用することで解消できるトイレつまりの原因は、主に水にふやけるものをさします。
上記のような水にふやけ、トイレに流せるものはお湯を使用して解消できます。
これらのつまりに心当たりがある場合は、この記事で紹介しているお湯を使用した解消方法を試してみましょう。
お湯で解消できないトイレつまり
お湯を使用しても解消できないトイレつまりの原因は、主にトイレに流せないものをさします。
- オムツ
- 生理用品
- ペット砂
- スマホや子どものおもちゃ等の固形物
上記のような一般的にトイレに流すことができないものがつまった場合、トイレつまり用の道具を使用するか業者に依頼をしないと解消できない可能性が高いです。
もし心当たりがある場合は、無理をせずに業者に依頼をしましょう。
お湯を使用して解消できないつまりの対策に関しては、以下の記事をご参考にしてみてください。
トイレがつまる原因とは
トイレの中でも1番つまるのは排水管です。トイレの排水管は下水の臭いや害虫を防ぐためにS字に湾曲しており、S字の底部には”封水”と呼ばれる水が入っています。
この封水の先にある排水管の湾曲している部分に溜まった汚れや排泄物、トイレットペーパー等がつまり、原因となっていることが多いです。
そのため、トイレットペーパーでも外国製等の固めのものだと残ってしまいつまる原因になる可能性もあります。
予防という意味では、普段から流れ切らなそうな量のトイレットペーパーを使わないように心がけることも必要かもしれません。
お湯を使用してトイレのつまりを直すときの注意
トイレのつまりをお湯を使って直す際には押さえておきたい注意事項があるので、確認していきます。
①トイレの水位が高い場合は先に水を汲んで水位を下げる
お湯と水の違いは主に温度です。トイレのつまりに熱を加え、ふやけやすくすることでつまりを解消しやすくなります。
トイレがつまっていて水位が普段より高い場合は、予め給油ポンプや容器を使用して水を汲んで普段と同程度まで水位を下げます。便器内の水を減らすことによって水温が下がりにくくなり、より効果的です。
もし汲み上げた水が汚れている場合は、トイレのつまりが解消された後にトイレに流すために置いておきましょう。
②お湯を使用するときは45℃~60℃程度のぬるま湯を使用する
トイレは陶器でできているため、熱や衝撃に弱い作りとなっています。そのため、お湯を使用するときは45℃~60℃程度のぬるま湯を使用し、それ以上の温度では使用しないようにしてください。
食器用洗剤や重曹+クエン酸等と使用する場合は60℃程度まで温度が高めでも良いですが、お湯だけを使用する場合は45℃程度に設定するのがおすすめです。
45℃~60℃の目安としては、ヤカンやお鍋で沸かす場合であれば少し沸々とあぶくが立つ程度です。もし沸騰してしまった場合には、同じ量の水を足すことで水温を50℃程度にすることができます。
ちなみに、一般的なトイレの便器内の水量は1L程度なのでお湯を作る際には1L、多くても2L程度用意しておけば十分でしょう。
お湯を使用したつまりの直し方
それではお湯を使用したトイレのつまりの直し方を紹介します。
お湯を使用すると熱によってつまっているものがふやけやすくなりますが、お湯を用意する時間が必要です。急を要するのであればまずは水を使用してみましょう。
これから紹介する方法はステップ1のみを行うのであれば、水でも効果的です。
前述のように45℃~60℃程度のお湯を用意したら下記のステップで進めます。
- バケツに汲んだお湯を高い位置から流す
- 1時間ほど放置する
- 確認のために水を流す
①バケツに汲んだお湯を高い位置から流す
まずは水位を下げた便器にお湯を流し込みます。お湯を流し込むときは勢いをつけるため、細い滝を作るようなイメージで高い位置から注ぎましょう。
ですが、あまり勢いがつきすぎてしまうと逆に水が溜まってしまう可能性もあるため、腰辺りの高さからバケツのお湯は半分程度まで溜まるように注ぎ込みます。
②1時間ほど放置する
お湯を便器に注ぎ終わったら、つまりをふやかすために1時間程度待ちましょう。
③確認のために水を流す
1時間程度経ち、便器の水位が下がっているようであれば、トイレのつまりが解消されている可能性が高いです。
確認のためにバケツに入れた残りの水かトイレの「小」レバーを引いて水を流します。「小」がない場合はレバーを少しずつ回して水を流して完了です。
もし解消されていない場合は次の方法を試すか、他の解消法を試してみましょう。
お湯と食器用洗剤を使用したつまりの直し方
お湯だけでは完全に解消されなかった場合にはお湯と食器用洗剤を使用した方法を試してみましょう。
お湯と食器用洗剤を使用したトイレつまりの直し方は下記のステップで行います。
- 食器用洗剤約100mlを便器に入れる
- 50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する
- 確認のために水を流す
基本的な流れは水、お湯の時と同様に行いますが、その前に少し洗剤を使用する際の注意点をご紹介します。
洗剤を使用する際の注意点
洗剤を使用することで、お湯ではふやかせなかったつまりや油分、汚れを落とすことができます。
一口に洗剤と言っても食器用洗剤(中性)、トイレ用洗剤(酸性)、漂白剤・塩素系(アルカリ性)と種類は様々ですが、お湯を使用する際には食器用洗剤を使用しましょう。
酸性、アルカリ性の洗剤を使用するとより強力な汚れも落とすことができます。
しかし、お湯を併用すると熱に反応し、人体に有毒なガスが発生する可能性があります。そういった点では中性の食器用洗剤は有毒なガスは発生せず安心です。
もし酸性のトイレ用洗剤やアルカリ性(塩素系)の漂白剤を使用する場合は、水を使用するようにしましょう。
①食器用洗剤約100mlを便器に入れる
まずは水位を下げた便器に食器用洗剤を約100mlを入れます。
一般的な食器用洗剤の内容量が1本200ml前後となっているので、ちょうど半分くらい注ぎ込むイメージです。注ぐ際には躊躇わずに注ぎ込みましょう。
②50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する
洗剤を注いだらお湯も注いでいきます。お湯と一緒に洗剤も使用する際にはゆっくりとお湯を注ぎ込みましょう。
こちらもお湯は便器の半分くらいまで注ぎ込み、効果が出るのを待つために20分~30分程度待ちます。
③確認のために水を流す
20分~30分程度経ち、便器の水位が下がっているようであれば、トイレのつまりが解消されている可能性が高いです。
確認のためにバケツに入れた残りの水かトイレの「小」レバーを引いて水を流します。「小」がない場合はレバーを少しずつ回して水を流しましょう。
水を流して普段と同様に水が流れるようであれば完了です。
お湯と重曹とお酢(クエン酸)を使用したつまりの直し方
お湯、お湯と洗剤と使用してきましたが、解消されなかった場合にはこちらを試してみましょう。
お湯と重曹、お酢を使用してトイレのつまりを解消します。
重曹は掃除にも使うこともありますから、残っているものがあれば残っているものを使用しましょう。
お酢に関しては、含まれてるクエン酸という成分に反応させて炭酸ガスによってつまりを解消するため、粉状のクエン酸やレモンでも代用できるかと思います。
お湯と重曹、お酢を使用したトイレのつまりの解消法は以下のステップで行います。
- 重曹(50g)とお酢(100ml)をトイレに注ぐ
- 50℃〜60℃のお湯を注ぎ1時間程度放置する
- 確認のために水を流す
基本的な流れはこれまでと同様ですが、少し違う部分があるため気を付けましょう。
①重曹(50g)とお酢(100ml)をトイレに注ぐ
水位を下げた便器に重曹50gとお酢100mlをトイレに注ぎます。混ぜなくても良いので、排水溝に入るように静かに注ぎ込みましょう。
②50℃〜60℃のお湯を注ぎ1時間程度放置する
重曹とお酢を注ぎ終わったらお湯を注ぎましょう。お湯は前述のように50℃~60℃、それ以上の温度にはしないように調節します。
お湯を注ぐ際には中に入れた重曹とお酢が飛ばないように注意をしながら、便器の半分程度までゆっくりと注ぎ込みましょう。
お湯を注いだら効果が出るのを待つため、1時間程度放置します。
③確認のために水を流す
1時間程度経ち、便器の水位が下がっているようであれば、トイレのつまりが解消されている可能性が高いです。
確認のためにバケツに入れた残りの水かトイレの「小」レバーを引いて水を流します。「小」がない場合はレバーを少しずつ回して水を流しましょう。
水を流して普段と同様に水が流れるようであれば完了です。
お湯を使ってもトイレのつまりが解消しない場合は?
今回のトイレつまりを直す方法はどんなトイレのつまりでも解消できるわけではありません。
冒頭にもご紹介した通り、トイレットペーパー・ティッシュペーパー・嘔吐物といったトイレに流せるものや汚れが原因のつまりに対して有効であり、特に大量に物がつまっている場合などは解消できない可能性が高いです。
もし、どんな手段を使ってもトイレのつまりを解消できない場合は業者に依頼しましょう。
無理に自身でつまりを直そうとして現状が悪化することを考えると、業者に任せて短時間で直してもらった方が安心ですし支払う修理費も抑えられます。
症状にもよりますが、簡単なつまりであれば8,000円程度で修理することができます。高額な修理費が必要な複雑なつまりになる前に業者に依頼しましょう。
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トイレのつまりをお湯で直す方法に関する質問
-
トイレのつまりをお湯で直す際の注意点はなんですか?
つまっているものがトイレに流せるものであることです。
また、流し込むお湯の温度を45℃~60っ度に設定し、水量とお湯を流す勢いを押さえておくと成功する可能性は上がります。
詳しくは下記をご覧ください。
-
お湯を使用する方法を試して効果がないときはどうしたらいいですか?
お湯と洗剤を使用する方法を試しましたか?
試していてご自分でできそうであれば、他の解消方法を試してみましょう。ご自分では難しい場合は業者に依頼しましょう。
-
簡単なトイレつまりの予防方法があれば教えてください。
もし水に溶けにくいトイレットペーパーを使用している場合は、溶けやすいトイレットペーパーに変更しましょう。
トイレットペーパーにもJIS規格が設定されており、この記載のある商品は水に溶けやすいトイレットペーパーと判断できます。
また、定期的にトイレ用洗剤を使用して掃除をし、配管の状態を小まめにチェックすると、異常の早期発見に繋がります。
-
専門業者に依頼した場合、費用はいくらくらいが相場なのでしょうか?
つまりの原因にもよりますが、軽度の症状であれば5,000円~8,000円程度で修理が可能です。便器交換等の重度の場合は30,000円以上にもなることがあるため、注意が必要です。
業者に依頼する際、多くの場合は無料で見積もりが可能です。依頼する前に何社か見積もりを取りることで、安心して安い業者に依頼できます。
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