トイレつまりの直し方

実践!!洗剤でトイレつまりを直す方法|中性・アルカリ性・酸性洗剤の用途と使用方法

トイレのつまりを直す方法というとラバーカップ(スッポン)などの道具を使う方法が一般的ですが、あなたのお家にある『液体洗剤』を使ってトイレのつまりを解消できるかもしれません。

今回は液体洗剤を使用したトイレのつまりを直す方法をご紹介します。

液体洗剤であればトイレのつまりを直す道具とは違い、ほとんどのご家庭に常備されているのではないでしょうか。特に食器用洗剤ならすぐに用意できる家庭も多いのではないでしょうか。

それでは、液体洗剤の性質(中性・アルカリ性・酸性)ごとの使用方法を詳しく解説していきます。

トイレつまりを液体洗剤で解消する紹介動画

トイレつまりの解消に使う液体洗剤の種類

一口に洗剤と言っても食器用洗剤・トイレ用洗剤等種類は様々ありますが、大きく3つに種類分けすることができます。まずは洗剤の種類と落ちる汚れの関係性をご紹介します。

洗剤の種類

洗剤は中性・アルカリ性(塩素系)・酸性の3種類に分類することができ、酸性度を表すpH(ペーハー)の数値がpH1~6であれば酸性、pH7であれば中性、pH8~12であればアルカリ性となります。

中性洗剤

”中性洗剤”という言葉はよく聞くことがありますが、一般的には食器用洗剤が中性の洗剤となります。

中性洗剤はちょっとした汚れや、トイレは流れるが流れが悪いといったような軽度のトイレつまりの際に使用するのにおすすめです。

アルカリ性(塩素系)洗剤

アルカリ性の洗剤は、主に塩素系や漂白剤と言われているもののことを指します。特に強力な洗剤であり、他の洗剤と混ぜることで人体に有毒なガスが発生するため、使用には注意が必要です。

黒ずみやカビはもちろん、髪の毛やつまったトイレットペーパー等も溶かすことができるため、トイレつまりを解消するにはこの種類の洗剤を使用すると良いかと思います。

酸性洗剤

酸性洗剤といえばトイレ用の洗剤が一般的です。

酸性洗剤は尿石や悪臭、水垢等の元となる汚れを溶かしてくれる働きがあり、日ごろから酸性のトイレ用洗剤を使用して掃除をすることで、トイレつまりの原因となる汚れを予防できます。

それでは、ここからはそれぞれの洗剤を使用したトイレつまりを直す方法をご紹介します。

中性の食器用液体洗剤でトイレのつまりを直す方法

中性洗剤の食器用液体洗剤でトイレのつまりを直す方法

中性洗剤の中でも、どこのご家庭にもありトイレのつまりを直すことができる優れた洗剤が食器用洗剤です。

また、食器用洗剤は前述の通り中性なため有毒なガスが発生する危険性がないですし、安心してトイレのつまりにも使えます。

食器用洗剤を使ってトイレのつまりを直す方法は次の手順で行います。

食器用液体洗剤でトイレつまりを直す方法

  1. 便器内の水位を調整する
  2. 食器用洗剤約100mlを便器に入れる
  3. 50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する
  4. 水を流してつまりの改善を確認

①便器内の水位を調整する

まずは便器内の水位を調整しましょう。

便器内の水位が高い状態だと食器用洗剤が薄くなりすぎてしまい、つまりを解消させる効果も薄くなってしまいます。そのため、目安としては通常時と同じ水量になるまで給油ポンプなどで水を汲み出します。

汲み出した水が汚れている場合は、トイレのつまりが解消した後に流すために置いておきましょう。

②食器用洗剤約100mlを便器に入れる

便器内の水量を調整したら次に食器用洗剤を約100ml便器に入れます。

一般的な食器用洗剤の容量が1本200ml前後なので、新品の食器用洗剤を半分使うイメージです。

③50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する

次に50℃〜60℃のお湯を便器にゆっくり注ぎ、20~30分程度放置します。

トイレは陶器でできており、沸騰してすぐのお湯や60℃を超える熱湯を使用すると割れたり傷つけ、状況を悪化させる恐れがあります。必ず50℃〜60℃のぬるめのお湯を注ぐようにしましょう。

④水を流してつまりの改善を確認

最後にトイレの「小」を流してトイレのつまりが解消されたかどうか確認します。「小」がない場合は、レバーを半回転させて少量の水を流して確認しましょう。

水が普段通りに流れていればトイレのつまりは解消されています。

トイレのつまりが解消されない場合は、無理をせずに業者に依頼をしましょう。

アルカリ性(塩素系)の液体洗剤でトイレつまりを直す方法

アルカリ性洗剤のトイレ掃除用液体洗剤でトイレつまりを直す方法

近くのスーパーなどに洗剤を買いに行く余裕がある場合はアルカリ性(塩素系)の洗剤の購入をおすすめします。

なぜなら、アルカリ性の洗剤はトイレットペーパーや排泄物だけでなく、髪の毛や嘔吐物を溶かす効果もあるからです。その分強力なため、使用をする際には十分に注意しましょう。

トイレ掃除用液体洗剤を使ったトイレのつまり解消手順は、食器用洗剤を使った場合とほぼ同じ手順で行います。

  1. 便器内の水位を調整する
  2. トイレ掃除用液体洗剤を便器に入れる
  3. 水を流してつまりの改善を確認

①便器内の水位を調整する

食器用洗剤を使うときと同じように便器内の水位を調整しましょう。

便器内の水位が高い状態だと食器用洗剤が薄くなりすぎてしまい、つまりを解消させる効果も薄くなってしまいます。そのため、目安としては通常時と同じ水量になるまで給油ポンプなどで水を汲み出します。

汲み出した水が汚れている場合は、トイレのつまりが解消した後に流すために置いておきます。

②トイレ掃除用液体洗剤を便器に入れ20~30分放置する

まずはトイレ掃除用洗剤の使用説明欄の”薄め方”を読んでください。水1Lあたりに洗剤を何mlの割合で使用するのかを確認します。

トイレの水溜りの量はメーカーや製品によって異なりますが、1L前後を目安と考えれば良いでしょう。

水1Lに対する量のトイレ掃除用洗剤を便器に入れ、そのまま20分〜30分放置します。

③水を流してつまりの改善を確認

最後にトイレの「小」を流してトイレのつまりが解消されたかどうか確認します。「小」がない場合は、レバーを半回転させて少量の水を流して確認しましょう。

水が普段通りに流れていればトイレのつまりは解消されています。

トイレのつまりが解消されない場合は、無理をせずに業者に依頼をしましょう。

酸性の液体洗剤でトイレのつまりを直す方法

酸性洗剤の液体洗剤でトイレのつまりを直す方法

尿石が溜まってトイレがつまっている場合は酸性の液体洗剤で対処しましょう。

特に男性用小便器は掃除を怠ると尿が結晶化した尿石というものが溜まっていき、つまりを起こしやすくなります。尿石はアルカリ性の汚れのためアルカリ性の洗剤ではなく、酸性の洗剤が必要です。

そこで、男性用小便器が尿石でつまったときの対処法を、尿石を溶かすことのできる酸性洗剤であるデオライトという洗剤の使い方と併せてご紹介します。

デオライトでトイレつまりを直す方法

  1. 便器の汚水を汲み出す
  2. 便器の目皿を取り外しデオライトLに5分間浸してブラシで磨く
  3. 便器にデオライトLを流し込み15分放置して水を流す
  4. デオライトLをアルカリ剤で中和する

①便器の汚水を汲み出す

他の洗剤と同じように便器内の汚水を汲み出します。

給水ポンプや容器を使って水を汲み出しましょう。

②便器の目皿を取り外しデオライトLに5分間浸してブラシで磨く

まずは男性用小便器にある目皿を取り外します。取り外した目皿にデオライトLをかけて5分間浸し、5分経過したらブラシで磨いて尿石を擦り落としていきます。

小便器の目皿は陶器製で非常に割れやすくなっています。数センチの高さから落としただけでも簡単に割れてしまうので、目皿の取り扱いには十分に注意しましょう。

③便器にデオライトLを流し込み15分放置して水を流す

目皿をデオライトLに浸している間に、小便器内に溜まっている尿石を取り除いていきましょう。

デオライトLを小便器内に250g流し込み、その状態で15分間放置します。

15分経過したらバケツを使用して静かに水を流していきます。勢いよく流しすぎるとデオライトLが飛び散って危険なので、十分に注意しましょう。

もし尿石の量が多い場合はステップ2と3を繰り返し行ない、残った尿石を除去します

④デオライトLをアルカリ剤で中和する

必須ではありませんが、環境保全のことを考慮するとデオライトLをアルカリ剤で中和する必要があります。

除去が終わった後に、アルカリ性(塩素系)洗剤を使用して洗浄することで酸性であるデオライトLとアルカリ性洗剤が中和されます。

中和用のアルカリ性洗剤としては、デオライトLと同じ和協産業が販売している『ピーピースカット』がおすすめです。

酸性・アルカリ性洗剤を使ってトイレつまりを直すときの注意点

酸性洗剤とアルカリ性洗剤には『混ぜるな危険』と記載されています。

この記載通りに、酸性洗剤はアルカリ性洗剤と、アルカリ性洗剤は酸性洗剤と混ぜないように気をつけてください。もし、混ぜてしまうと人体に有毒なガスが発生してしまい、大変危険です。

また、洗剤を混ぜない場合でも常に換気は行いましょう。トイレの換気扇を回したり、お部屋の窓を開けるなどして空気が滞留しないよう、十分に注意をしましょう。

液体洗剤でトイレのつまりを解消できないケース

液体洗剤を使えばどんなトイレのつまりでも解消できるわけではありません。

では、何に対して液体洗剤が有効なのかと言うと、今回ご紹介したトイレットペーパー・ティッシュペーパー・嘔吐物・尿石といった、トイレに流せるものに液体洗剤は有効です。

例えば、トイレに落としてしまいがちなオムツや生理用品は液体洗剤で溶かすことはできないので、液体洗剤を使ったとしても無駄に終わってしまいます。

他にもトイレに流すことができるペット砂も液体洗剤では流すことができず、あまり有効ではありません。

トイレットペーパー・ティッシュペーパー・嘔吐物・尿石といったトイレに流せるものがつまった場合に限って、液体洗剤を使い分けながら対処しましょう。

液体洗剤以外での解決方法は、トイレ詰まりのトラブルをまとめた次の記事をご参考ください。

液体洗剤を使ってもトイレのつまりが解消しない場合は?

液体洗剤を使ってもトイレのつまりが解消しない場合は?

先程お伝えしたトイレットペーパー・ティッシュペーパー・嘔吐物・尿石に液体洗剤を使ってもつまりが解消されないことがあります。

特に大量に物がつまっていたり、複数の物がごちゃまぜになってつまりを起こしている場合は液体洗剤だけでは太刀打ちできない可能性が高いと考えたほうが良いでしょう。

もし、どんな手段を使ってもトイレのつまりを解消できない場合は業者に依頼しましょう。

無理に自身でつまりを直そうとして現状が悪化するよりは、業者に任せて短時間で直してもらった方が結果的であり、支払う修理費も抑えられます。

簡単なつまりであれば8,000円程度で修理することができます。高額な修理費が必要な、複雑なつまりになる前に業者に依頼しましょう。

洗剤で直す方法に関する質問
食器用洗剤が対応できる詰まりのケースを教えてください。

トイレットペーパーなど、水溶性の紙類、排泄物などトイレに流せるものです。
食器用液体洗剤でトイレつまりを直す方法

アルカリ性のトイレ用の液体洗剤が対応できない場合もありますか。

おむつや生理用品、スマホやペンなどの固形物がつまりの原因の場合は、ゴム手袋やビニール袋など使用して手で取りだしてください。トイレの奥につまっていなければすぐ取り出すことでつまりを早期に解消することができます。

液体洗剤を使ってもトイレのつまりが解消しない場合は?

ヘドロ、髪の毛、その他の異物、頑固な詰まりなどは真空式パイプクリーナーが対応できます。また、トイレットペーパー、水溶性の紙類、排泄物などによるつまりは食器用洗剤や重曹・お酢などで対応できます。

簡単なトイレのつまり予防方法を教えてください。

まずは、水に溶けやすいトイレットペーパーに切り替えましょう。トイレットペーパーにもJIS規格が設定されており、この記載があれば、水に溶けやすいと判断できます。また、定期的にトイレの配管の状態をチェックすることで、異常を早期発見することができるでしょう。

専門業者に依頼した場合の修理費用の相場について教えてください。

つまりの原因にもよりますが、軽度なつまりであれば、5,000円~8,000円ほどで修理できます。重度の場合は便器交換など30,000円以上かかるケースもあるかとおもいます。
修理費用の相場について

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