トイレのつまりは1分1秒を争う緊急性の高い問題です。そのため、パニックに陥り好ましくない対処をし、問題を悪化させてしますケースがあります。
トイレつまりは症状や原因によって対処方法がまったく異なります。ですから症状から原因を見極めて、その原因を取り除くために適切な対処方法を選ぶことが重要です。
トイレがつまった原因が自分では分からない、自分ひとりでは対処できないという場合には、業者にトイレ修理の依頼をすることになります。その際の業者選びでミスをしてしまうと適切な対処をしてもらえなかったり時間の無駄になるので、業者の選び方もポイントを押さえておかなければいけません。
また、トイレのつまりが解消された後に、トイレつまりを起こさせないための予防策を講じなければ再びトイレがつまって大惨事になってしまいます。
この記事では、トイレのつまりが起こる前兆・原因・解消策・予防・業者の選び方についてまとめているので、今のあなたにとって必要な箇所から読み進めてみてください!
記事の内容
トイレのつまりが起こる4つの前兆
トイレのつまりは大きく分けて2つ原因があります。1つは何か大きな固形物を落としてトイレがつまる場合、もう1つは徐々につまりが進行していく場合の2パターンです。
この前兆を的確に察知して早めに対処することができれば、大惨事に繋がるトイレのつまりを回避することができます。
水回りの中でもトイレは日常生活で最も頻繁に使用される場所ですよね。だから、つまりや水漏れなどのトラブルが起こりやすくなるんです。
そして、トイレのつまりが原因で普段通りトイレを使用できないのは、水回りのトラブルのなかでも最も回避しなければいけないトラブルです。トイレが使えなくなると近くのコンビニやスーパーのトイレを借りなければいけませんし、最悪の場合オムツ生活という選択肢も考えなければいけません。
もしあなた自身でトイレがつまってしまう前兆に気付き、その前兆に合わせてトラブルを解消することができれば、業者に依頼する出費を節約できるだけでなくトイレが使えない不便さを味わうこともありません。
ここではトイレがつまる4つの前兆をお伝えするので、これらの前兆が今起きていないか確認してみてくださいね。
前兆①タンクからの流水は正常だが、便器で流れが悪い
トイレの水を流したときに、タンクから便器には正常に流れてくるが、便器から排水管への流れが悪いという前兆があります。
排水管に水は流れるけど時間がかかる、一旦便器内の水位が少し上がるなどの現象が見られるのがこのケースです。
このような前兆が見られる場合は、便器もしくは排水管に異物があり、それが水の流れを妨げている可能性があります。しかし、その異物が水路を完全に塞いでいるわけでなく、一部の水路を塞いでいるだけなので、スムーズではないにしても水は流れるという状態です。
この状態であればトイレを使用することはできるので放置されがちですが、他の異物を巻き込むことで水路を完全に塞いでしまうことになりかねません。
もし、この”便器から排水管への流れが悪い状態”を放置すると、次の前兆に発展してしまいます。
前兆②水を流した時に便器の水位が高くなる
トイレの水を流した時に便器内の水位が普段よりも上昇することがあります。この前著がいわゆるトイレつまりの典型的な前兆なんですね。この前兆が見られると多くの場合は、便器の中もしくは排水管に異物がつまっている可能性が高いです。
便器の水位が高くなっている場合は、異物の種類・異物がつまっている場所・異物のつまり具合によって、対処方法が異なります。
このように便器の水位が高くなっているときは、一旦水位の変化を見守りましょう。
次第に水位が下がるようであれば、異物がつまっているもののわずかに水が流れる隙間が存在していることがわかります。
もし、水位がまったく変わらないのであれば、完全に異物が詰まってしまっているということですね。
ここで注意して欲しい点が2つあります。
1点目は原因をしっかりと把握しないまま水を流さないこと。
トイレが完全につまっていない場合は、運良く2回目の水流で異物が押し流されることがあります。しかし、トイレ異物が2回目の水流で押し流されなければ更に水が上がり、便器から水があふれてしまう危険性があります。
2点目は何も考えずにラバーカップ(スッポン)などでカパカパ水を押し込んだり、バケツで水を流したりすることです。
ラバーカップが有効なのは、排水管へ押し込んでも支障がない異物がつまっていたり、つまりの程度が軽い場合に限ります。それ以外のケースでは、つまりの症状を更に悪化させたり、排水管を損傷させてしまうリスクがあるので、闇雲にラバーカップを使わないようにしましょう。
トイレがつまることで焦りが出てしまうかも知れませんが、原因把握をして原因にあった対処方法を施すことが重要です。
前兆③タンクからの水流が少ない
トイレの水を流したときに「水の勢いが弱い」と感じたら、便器に問題があるのではなく水をためているタンク側に原因があります。
水洗トイレのタンクは、便器へ流す水を一度溜め込んで、レバーを引くことによって便器に水が流れ込む仕組みになっています。
タンクからの水流が少ないのであれば、タンクにしっかり基準の水位が溜まっていない・レタンクから便器への水の流れを妨げている異物があるという2つの原因が考えられます。
この前兆が見られても便器内でつまりを起こす直接的な原因にはなりませんが、汚物を流すための水流が足りず排水管や便器内部でつまりを起こす危険性を高めてしまいます。
このように水流が少ない場合は、タンク内のフロート弁(ゴムフロート)が機能していないなど、タンク内部で問題が起こっている可能性があるのでタンク内部の修理を検討する必要があります。
前兆④ 水を流した時に異音がする
トイレで水を流したときに“ゴポゴポッ”などと異音がすることがあれば要注意です。
水を流した時に異音がする場合、異音が発生している箇所でつまりや損傷が起きている可能性が高いです。
トイレで異音がするのは主に次の4箇所。
- 便器の中
- 便器の下の方
- タンクの中
- ウォシュレット
これらの場所から異音がするということは、何らかの異常が出ているサインであると考えた方が自然ですよね。そして、現時点で支障がなくても、放っておくことで後からトラブルが大きくなるケースも少なくありません。
異音が発生した場合は、その症状(音と継続時間)をよく観察した上で、その箇所の調査などをできる範囲で行ってみてください。ただし、排水管は、一般の人では調査できない箇所ですので、業者や専門家に相談するようにしましょう。
トイレがつまる3つの要因と対策
トイレがつまる原因は様々ありますが、特にトイレに流してはいけないものはティッシュペーパーです。ティッシュペーパーはトイレットペーパーをきらしたときに代わりとして使ってしまいがちです。
しかし、ティッシュペーパーはトイレットペーパーと見た目は似ていても、水に溶けにくいという性質があるのでトイレに流すべきではありません。また、トイレでしてしまう「おう吐」もつまりの大きな原因になります。
そして、トイレがつまるのは次の3つの要因が関わっています。
①つまりやすい箇所
②水流の弱さ
③異物の混入
これらの3つの要因について詳しく解説していきます。
原因① つまりやすい箇所
堰(せき)
トイレの“堰(せき)”は排水路の中でも特に狭く、急カーブになっているので異物がつまりやすい箇所と言えます。実際にこの“堰(せき)”がトイレつまりの最多の原因となります。
排水口の手前
排水口の手前には小さなくぼみがありここには常時水が溜まっています。このくぼみに異物が引っかかりトイレがつまってしまう原因になることがあります。
排水路
トイレの便器の中には、排水管に水が流れるまでの途中に「排水路」と呼ばれる曲がった通り道があります。この排水路には、水などが無く空気の層があります。汚れがたまりやすくつまりの原因となります。
排水管
排水路を垂直に通り抜けると、トイレ本体から排水管に移ります。排水管でのつまりはラバーカップの圧力も届き難く、専用のつまり解消道具を使ったり便器脱着の作業が必要なこともあります。
原因② 水流の力が弱い
トイレを流した時の水流の弱さもトイレがつまる原因になります。
多くのトイレには大小のレバーがあり、そのレバーを使い分けることで小便と大便とを流し分けますよね。この大小のレバーは節水する上では優れた効果を発揮しますが、使い方を間違えるとトイレがつまる原因になってしまいます。
特に大便をしたあとに小の方にレバーを引いてしまうと、水流が弱く大便が途中でつまることがあります。
また、節水目的でトイレのタンク内にペットボトルを入れる節約術もありますが、これも水流を弱めてしまう要因となり、つまりの原因になります。
トイレの内部は複雑な構造になっていて確実に排泄物を流せるように設計されているので、つまりを起こさないためにもペットボトルなどをタンク内に入れて節水するのは避けた方がいいでしょう。
原因③ 異物の混入
水洗トイレに流せるのは基本的にトイレットペーパーだけです。
それなのにトイレットペーパー以外の異物を流してしまうとトイレがつまってしまうのは簡単に理解できますよね。
そしてトイレのつまりは、トイレに流れた異物にトイレットペーパーが引っかかり排水できなくなることで起こります。
トイレに異物を落としてしまうと拾い上げることなくそのまま流しがちですが、ゴム手袋やトングなどを使って可能な限り拾い上げるようにしましょう。
また、普段からトイレには必要なものを持ち運ばないよう気をつけたり、トイレットペーパー以外の物は流さないよう注意してつまりを起こしにくくするように対策しておくことも重要です。
トイレつまりの原因9つの異物と解消法
ほう
では、具体的にどのような物がトイレのつまりの原因になるのか見ていきましょう。
原因1|トイレットペーパー
水に溶けやすくトイレに流しても問題ないとされているトイレットペーパーもつまりの原因になることがあります。
トイレットペーパーがつまりの原因になるのは、トイレットペーパーを一度に大量に流した場合です。トイレットペーパーは基本的に水に溶けやすいですが、大量に流してしまうと溶けきらず排水管などに滞留してしまうことがあります。
ただ、トイレットペーパーが別の異物に絡まっていなければ、時間を置く・バケツの水を使う・ぬるま湯で溶かす・ラバーカップ(スッポン)を使うことで直すことも可能です。
また、海外製で粗悪品のトイレットペーパーは水に溶けにくいものもあるので、分けて流すなどしてつまらせないよに注意してください。
原因2|ティッシュペーパー
お家のトイレットペーパーが切れてしまったときに代替品として使いがちなのがティッシュペーパーです。
トイレットペーパーとティッシュペーパーは”ほぼ同じ物”として考えてしまう方が多いですが、トイレットペーパーはほぐれやすい繊維構造になっているのに対して、ティッシュペーパーはほぐれにくい繊維構造になっているんですね。それゆえにトイレットペーパーと同じ感覚でティッシュペーパーを流してしまうとつまりの原因となります。
もし、ティッシュペーパーを使う場合は、少量ずつ使うか燃えるゴミとして処分するようにしてください。
万が一ティッシュペーパーがつまったら、ラバーカップを使うか、もしくは洗浄剤を使用して溶かしたり、ぬるま湯で時間をかけて溶かすことで対処します。
原因3|流せるトイレクリーナー
各社からトイレに流せるトイレクリーナーが販売されていますが、これもトイレがつまる原因になります。
”トイレに流せる”と記載されていれば基本的に大丈夫なのですが、一度に大量に流してしまうと例外が起こってトイレがつまる可能性も否定できません。
ただし、トイレクリーナーによるつまりは一時的なことが多く、最終的には水に溶けるようにできているので、洗浄剤やぬるま湯を使用して少しずつ溶かしながらつまりを解消します。
原因4|生理用ナプキン・おむつなどの水に溶けない物
整理用ナプキンやおむつはその用途・性質から水によって溶けることはなく、逆に水を吸って膨らみます。
なので、トイレの水を流すとその分だけ水を吸収してしまうのでかなり危険なんですね。
さらに、生理用ナプキンやおつむがつまったまま放置すると、時間が経つごとに取りづらくなるという非常に面倒な事態に陥ります。
これらを便器に落とした場合、取り出せる状態であればできるだけ早く取り出してください。もし、奥に入り込んで簡単に取り出せない場合はワイヤーブラシなどを使用して取り出しましょう。
原因5|おしり拭き
おしり拭きは水に流せるタイプと流せないタイプがあります。ですので、使用前に水に流せるかどうか必ずチェックして、流せない場合はゴミ袋に詰めて処分するようにしてください。
もし、おしり拭きがつまってしまったら、ラバーカップを使うか、もしくは洗浄剤を使用します。おしり拭きが水に溶けるタイプであれば、ぬるま湯を使用して溶かしながらつまりを解消してみてください。
原因6|スマホ・財布・ハンカチ・ライターなどの小物
これらの小物類はポケットから落ちてしまったり、手から滑り落ちてしまうというパターンが多い物です。
そして、言うまでもなく水に溶けるはずがないので直接的なつまりの原因となります。
ここで一番やってはいけない行動は小物を奥に押し込んでしまうこと。例えば、ラバーカップを使うと余計奥に押し込んでしまうので絶対に使ってはいけません。
このような小物がトイレに落ちてしまった場合は、必ず”戻ってくる”、”取り出す”方法でトイレのつまりを解決してください。
もし、小物が目に見えない位置まで奥に入り込んでいるのであれば、すぐにでも業者に連絡をしてくださいね。
原因7|消臭剤のキャップや子供のおもちゃのパーツ
消臭剤のキャップやおもちゃのパーツなど小さな物がトイレに落ちてしまうことも少なくありません。
このような小さな物の厄介な点はトイレに落ちてしまったことに気付きにくいことです。
もし、お子さんが何か小さな物をトイレに落としてしまったり、キャップなど小さな物がなくなっている場合はむやみにトイレの水を流さないようにしましょう。また、ラバーカップで水で押し込むのも厳禁です。
対処法としては取り出す方法が基本になります。真空パイプクリーナー、ワイヤーブラシで取り出す方法を試してみてください。
原因8|食べ残しや嘔吐物
食べ残しや嘔吐物をトイレに流すことが癖になってしまう方が時々います。しかし、トイレのつまりという観点から見ても危険ですので絶対に行わないようにしてください。
食べ残しや嘔吐物は油分が含まれていることが多く、その油分が原因でトイレを流した時につまりやすくなってしまいます。
油分は水に浮いたり一箇所に固まる性質があるので、油分が便器の内部や排水管に付着して水の流れを悪くしてしまうんですね。
ただ、急に吐き気がもよおして嘔吐する場所を考える余裕がない場合もあると思います。そんな緊急事態でトイレに嘔吐した場合は、普段より念入りに水を流して油分を流すようにしてください。
原因9|ペットのトイレ砂
猫などのトイレ砂は基本的にトイレに流すことができると記載されています。
しかし、SNSなどを見てみるとトイレ砂を流したことが原因でトイレがつまってしまうという被害も少なくありません。
そもそものペット砂はペットののおしっこを吸収しやすくできています。つまり人間のおむつのように、水を吸収して体積が増えるんですね。
このようにトイレ砂は吸水性が高く、トイレに流してしまうと体積が増え排水管などにこびりついて深刻なつまりを引き起こしてしまうんです。
トイレ砂の処分は面倒ですが、燃えるゴミとして処分するようにしましょう。
もし、トイレ砂がつまってしまってラバーカップなどで一時的につまりが解消しても、こびりつきが取れないとつまりやすい状態が続きます。この場合ワイヤーブラシでこすり落としたり、高圧洗浄をする必要があります。
放置して直る・直らないトイレつまりの原因
トイレのつまりの原因は、放置して直るつまりと放置では解消しないつまりに分けられます。
放置OKなつまりの原因は放っておいても自然に直ることがありますが、放置NGなつまりの原因を放っておくと悪化する一方となります。
どのようなトイレつまりのときに放置していいのか、逆にどんなトイレつまりの原因が放置NGなのかそれぞれについて詳しく解説しますね!
「放置しても自然に直ることがある」トイレつまりの原因
次に該当するトイレつまりの原因は放置しても自然に直ることがあります。
- トイレットペーパー
- 排泄物
- 水に流せるティッシュペーパーやお手拭きシート
通常であればトイレに流せるものがつまった場合は、時間の経過とともにつまりの原因が溶けて問題が解消することがあります。
ただし、大量のトイレットペーパーや排泄物を流した場合やトイレットペーパーを芯ごと流したようなケースでは放置しても自然に直らないこともあります。
自然に直らない場合は、この後ご紹介する対処法でトイレのつまりを直してみてください。
「放置厳禁!悪化する前に対処が必要」なトイレつまりの原因
次に該当するトイレつまりの原因は放置しておくと悪化する恐れがあるので早急な対処が必要となります。
- オムツ
- ナプキン
- スマホ
- メガネ
- ペン
- ボタン
- その他トイレに流れない固形物
オムツやナプキンは水に溶けるどころか、水を吸収して2、3倍に膨れ上がるので放置しておくとどんどんつまりが悪化してしまいます。
また、スマホやメガネなどの固形物は排水管の奥でつまってしまうと取り出しが困難になり、最悪の場合便器を一旦取り外して修理しなければいけません。
上記に該当するものがトイレつまりの原因の場合は、早急に対処するか『水回りの専門業者』を呼んでトイレを修理してもらいます。
すぐに試せる!7つのトイレつまり対処方法:一般向け
トイレのつまりの対処方法を、はじめての方でもできる【一般の方向け】と少しハードルの高い【プロ向け】に分けて解説します。
トイレのつまりを直す方法を10つ解説するので、原因に合致して失敗しそうではないものを実行してみてください。
ただし、自身でトイレのつまりを直すことで、上手く直せなかったり状況を悪化させてしまう恐れもあります。
例えば次のように、、、
- トイレにつまった異物を奥に押し込んでしまい業者への依頼費用が余計にかかってしまった
- トイレのつまりが直らないまま水を流してしまり、便器から水が溢れてて床が汚れた
- 道具の使い方を間違えて汚水が壁や床に飛び散り室内に異臭が漂った
- トイレのつまりを直すはずが便器を壊してしまい、買い替えの費用がかかった
最悪、このような状況に陥ってしまうこともあるので、自信がない場合ははじめから業者に依頼するようにしてください。業者に依頼した方が、素早く・安全に・確実に修理することができます。
対処方法①バケツで水を流す
トイレットペーパーなど、本来であれば水に溶けるはずのものがつまった時に効果的なのはバケツで水を流す方法です。本来溶けるはずのものが溶けないということは、塊になっていたりして溶けにくい状態にあると考えられます。
バケツで水をジョロジョロと上の方から流し落とすことで、便器の水溜りに水の動きや隙間を作り出して溶けやすくしましょう。
ここでは次に3つポイントに気をつけてみてください。
- バケツの水を一気に流さない
- 便器の水位が高い場合は水を減らす
- つまりが解消していないのに水を流さない
バケツの水は高い位置から勢いが付くように流し落とします。低い位置から一度に流しても塊状になったトイレットペーパーは溶けにくいので、徐々に時間をかけて溶かしていくイメージで水を流してください。
また、便器の水位が高く水の量が多いと、塊状になったトイレットペーパーまで水の勢いが届きません。水を汲み出し便器の水位を低くしてから、バケツで水を流すようにしましょう。
対処方法②ぬるま湯を入れる
トイレットペーパーなど、お湯でふやけて溶ける物がつまっている可能性があるときは、ぬるま湯を流してつまりを解消します。
ここでのポイントも3つあります。
- 熱湯は使わない
- ぬるま湯と放置を繰り返す
- 洗浄剤や重曹と併せて使う
トイレは陶器でできていて、そこに熱湯を加えると熱膨張を起こしひび割れや破損の原因となります。お湯の温度は熱すぎない50〜60℃を目安にしてください。
また、ぬるま湯を連続で流すのではなく一旦放置することでつまりが解消されるケースもあります。一度ぬるま湯を流したら30分放置するを繰り返してみてください。
そして、お家に洗浄剤や重曹があるなら、ぬるま湯だけを入れるよりも早くトイレのつまりが解消されることがあります。
対処方法③食器用洗剤の使い方
水に流せるものがつまっているときは、お湯だけでなく食器用洗剤も一緒にトイレに入れるとつまりが解消されやすくなります。
食器用洗剤の使用量はおよそ100mlです。一般的な食器用洗剤ボトルは約200ml入りなので、約半分使うとちょうどいいですよ!
食器用洗剤とお湯を使ってトイレのつまりを直す方法は次の手順で行います。
- 便器内の水位を調整する
- 食器用洗剤約100mlを便器に入れる
- 50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する
便器内の水が多すぎると食器用洗剤が薄くなりすぎるので、水が溢れそうな場合は給油ポンプなどを使って水を汲み出してください。
次に食器用洗剤を100ml惜しみなくトイレの中に注ぎ入れます。
最後にお湯を注いでから20分〜30分放置してトイレの水を流します。
対処方法④重曹とクエン酸(お酢)の使い方
食器用洗剤ではなくお掃除用の重曹とクエン酸(お酢)を使ってトイレのつまりを解消することもできます!
重曹とクエン酸の使用量はそれぞれ次の通りです。
- 重曹:カップ1/4(50ml)
- クエン酸(お酢):カップ1/2(100ml)
重曹とクエン酸のお湯を使ってトイレのつまりを直す方法は次の手順で行います。
- 便器内の水位を調整する
- 重曹とクエン酸(お酢)をトイレに入れる
- 50℃〜60℃のお湯を注ぎ20分〜30分放置する
一連の手順は食器用洗剤を使う場合と同じですが、重曹とクエン酸を混ぜると二酸化炭素が発生するので必ずトイレとお部屋の換気を行ってください。
対処方法⑤キッチンハイターの使い方
食器用洗剤や重曹・クエン酸よりもキッチンハイターを使った方がトイレのつまりを解消させやすくなります。ですので、お家にキッチンハイターがあれば真っ先に使うようにしてくださいね!
キッチンハイターを使ってトイレのつまりを直す方法は次の手順で行います。
- 便器の水量を調整する
- キャップ2杯分のハイターを便器に入れる
- 10分〜30分放置する
食器用洗剤を使うときと同じように、便器の水量が多い場合は給油ポンプなどで水を汲み出します。便器の水の量は通常時より少し多いくらいを目安に調整してください。
次にキャップ2杯分のキッチンハイターを便器に入れて10分〜30分放置します。
時間を置いた後に水を流して作業完了です!
対処方法⑥ラバーカップ(スッポン)の使い方
トイレのつまりを解消する道具として一番に頭に浮かぶのが、ゴム製の半球が付いたスッポンではないでしょうか。多くの地域ではスッポンという呼び方をしますが正しくはラバーカップという名前です。
このラバーカップを使うこと水流を作り出しトイレのつまりを解消することができます。
ラバーカップの使い方の手順は次を参考にしてください。
- ビニールシートでトイレを覆う
- ラバーカップで異物を除去する
- バケツで水を流す
この3ステップで水が流れるようになれば、通常通りレバーを引いて水を流してもOKです。
ラバーカップの具体的な使用方法
ラバーカップは、便器の排水口の部分に隙間ができないようにグッとくっつけて、まずゆっくりと排水口に向かって押し、そのあと勢いよく引き抜きます。排水管に便器の水が流れ込むまでこの作業を繰り返して下さい。
トイレットペーパー以外の押し出して対処するべきでない物がつまっている場合は、排水管がつまってしまう可能性があるので水を押し流さないようにしましょう。この場合、便器内に引き戻すようにしてラバーカップを使ってください。
もし、便器から水が溢れ出そうになっている場合は水が溢れる恐れがあります。この場合はバケツで汲み出したり、ポンプを使うなどして水位を下げてから使用をして下さい。
このようにしてラバーカップを使ってもつまりが直らない場合は即座に業者に連絡しましょう。
対処方法⑦真空式パイプクリーナーの使い方
真空式パイプクリーナーは聞き馴染みのない言葉ですよね。
真空式パイプクリーナーとは、簡単に言うとポンプのついたラバーカップです。ラバーカップより吸引力が強いので、つまっている異物を引き戻すことができる可能性が高くなります。
真空式パイプクリーナーの具体的な使用方法
便器の水が溜まっているところにゆっくりと力を込めてカップ部分を押し付けます。
その後、ポンプのレバーを引きます。
このポンプのレバーを”引く→戻す”動作を繰り返すことでつまりを解消します。この時、水の中で勢いよくレバーを戻そうとすると水が飛び散ることがあるので、コツを掴むまではゆっくり慎重にレバーを動かすようにしてみてください。
専門道具を使用!4つのトイレつまり対処方法:プロ向け
ここからはトイレのつまりを一度でも解消したことのある経験者向けや、DIYや車などで工具使用経験のあるプロ向けに記事をまとめました。もし、ここで記載している方法が難しいと感じた場合はすぐにでも業者に依頼するようにしてください。
対処方法⑧ワイヤーブラシの使い方
トイレのつまりがラバーカップや真空式パイプクリーナーで解消されないときは、ワイヤーブラシを使う手段もあります。
ワイヤーブラシも普段の生活の中では聞き慣れないかも知れません。
ワイヤーブラシとは、排水管掃除用の細長い金属バネのようなものです。バネの長さは数十センチから2m以上のものも売られています。
ワイヤーブラシの金属バネの先端がバラけていたり広がっているので、この先端部分で異物を動かしてつまりを解消します。
ただ、ワイヤーブラシは業者でも扱いが難しく素人が使ってもトイレのつまりが解消されないケースも多々あるんですね。ワイヤーブラシを使ったことがある人が周りにいない場合は業者に依頼した方が無難でしょう。
ワイヤーブラシの具体的な使用方法
まずはワイヤーブラシの使い方を4ステップでお伝えします。
- ビニールシートでトイレを覆う
- ワイヤーを伸ばして便器に入れる
- ワイヤーをねじるようにして奥に入れる
- ワイヤーを前後させてつまりを解消する
ワイヤーは短いものから長いものまでありますが2mも伸ばしていれば十分です。
そして、伸ばしたワイヤーを排水管の側面を沿わせるようにして、グルグルねじるように奥に差し込んでいきます。差し込んだワイヤーが異物にぶつかった感触が手に伝わったら、その辺りでワイヤーを前後させて異物の除去に取り掛かりましょう。
使い終わったワイヤーはバネの隙間など洗いにくい部分がありますが、必ず綺麗に掃除して保管するようにしてください。
対処方法⑨高圧洗浄機の使い方
高圧洗浄機はお家の壁の汚れや車のボディの汚れを落とすために、水を勢いよく噴出する機械です。
この高圧洗浄機がトイレのつまり解消でも役に立ちます。
高圧洗浄機の具体的な使用方法
高圧洗浄機を使って次の4ステップでつまりを解消します。
- ビニールシートでトイレを覆う
- ホースを便器の曲がり角まで差し込む
- 高圧洗浄機のスイッチを入れる
- バケツで水を流してつまり解消を確認する
高圧洗浄機は勢いよく水が噴出するのでほぼ確実に汚水が跳ね返ります。そのため、汚水が飛び散らないようにしっかりとビニールシートでカバーしましょう。
高圧洗浄機のホースは便器の曲がり角まで差し込む必要があるので、先端が曲がるホース状になっているものを選ぶようにしてください。
1つ注意点としては、固形物が異物としてつまっている場合は高圧洗浄機を使ってはいけません。高圧洗浄機を使うと異物を奥に押し込むことになるので、固形物に使ってしまうと取り出しが難しくなります。
対処方法⑩便器を取り外す
トイレのつまりの解消する方法の最終手段は便器自体を取り外す方法です。
便器の取り外しは素人がやることではありませんし、失敗すると大惨事になりかねません。
今回は便器を取り外してつまりを解消する方法の紹介ということで、このような方法もあるということだけでも知っておいてください。
便器の取り外しマニュアル
まず、トイレの周囲はかなり汚れるため、ブルーシートなどで床や壁に養生を行います。
では、7つの工程で取り外しから取り付けまでの方法をご紹介します。
①止水栓を締めて水を止める
まず止水栓を締めて水が出ないようにします。
水が溢れ出てしまわないようにこの作業を最初に行なってください。
②給水管を外す
ここから一気に難易度がアップします。
ウォーターポンププライヤーかモンキーレンチを使って部品を外し給水管を取り外します。
この時、便器やタンク内に部品を落とさないように気をつけてください。
③便器とタンク内の水を抜く
便器とタンクの水を給油ポンプを使って抜き取ります。(※灯油に使った給油ポンプは使わないこと)
また、タンクの上に手洗い蛇口が付いているタイプであれば、このタイミングで蛇口に付いているホースを外してください。
④便器からタンクを取り外す
タンクに繋がっている部品などをすべて取り外したら、タンクをまっすぐ上に持ち上げて取り外します。
タンクは陶器製なので落としてしまわないように慎重に作業してくださいね。
⑤便器を取り外す
便器を固定しているナットを外して便器を取り外します。便器も陶器製なので落とさないように注意しましょう。
ナットも陶器で出来ている場合が多いので壊さないように気をつけてください。
また、便器を取り外すとすぐ下が下水管なので、細々した部品などを落とさないように何かで蓋をしておきましょう。
⑥つまりの原因を取り除く
便器を取り外して、パッと見た感じつまりの原因が分かる場合はすぐさまその原因となっているものを取り除きましょう。
もし、すぐに原因がわからない場合は取り外した便器も詳しくチェックして徹底的に異物を探します。
このときも下水管に部品などを落とさないように注意しながら作業を行ってください。
⑦逆の手順で便器とタンクを取り付ける
トイレをの便器やタンクを取り外すよりも取り付ける作業が一段と難しいんです。
ですから、まずは確実に部品を1つずつチェックしながら取り付けてください。
この時点で、取り付けが困難だと感じた場合は、無理に取り付けようとせずに業者を呼ぶようにしてください。
重度のトイレつまりの対処法
トイレつまりの原因が、トイレットペーパーなどの『放置しても自然に直る可能性があるつまり』の場合、ここまでにご紹介した対処法を実施することでつまりを解消させることができます。
しかし、放置してしまうとつまりが悪化する原因に対しては次にご紹介する対処法を試してみてください。
スマホ・メガネなどの「固形物が原因」のつまり対処法
まずは間違って水を流さないように注意しましょう。
スマホ・メガネ・ペンなどの固形物がトイレにつまった場合は、ゴム手袋やビニール袋を腕にはめてトイレに腕ごと突っ込んで取り出してください。
もし、ゴム手袋などが無い場合は、抵抗があるかもしれませんが「素手」でつまりの原因を引っ張り出してください。
オムツやナプキンなどの「水を吸収する物が原因」のつまり対処法
オムツやナプキンなどの水を吸収するものがトイレに落ちたときも水を流さないように注意します。
そして急いでゴム手袋やビニール袋を手にはめてトイレから取り除きます。オムツやナプキンが水を吸収すると大きさが2〜3倍になるのでできるだけ早く取り出すようにしてください。
トイレの奥につまってしまったオムツなどを取り除くのは困難ですが、『ローポンプスーパープラス』という排水管のつまりを除去する専用グッズを使えば簡単に取り除くことができます。
トイレつまりの解消グッズ『ローポンプスーパープラス』とは?
ローポンプスーパープラスは超強力な吸引力で普通では直すことができない”困難なトイレのつまり”を解消できる道具です。そのパワーはラバーカップの約5倍の圧力!この吸引力の強さでオムツやナプキンなどを吸引します。
ローポンプスーパープラスの詳しい使い方などは次の記事を参考にしてみてくださいね!
トイレのつまり解消グッズの目安料金
ここまでにご紹介したトイレのつまり解消グッズの目安の料金をまとめました。
つまり解消グッズ | 目安の料金 |
---|---|
ラバーカップ(スッポン) | 300円〜1,500円 |
真空式パイプクリーナー | 900円〜3,000円 |
ローポンプスーパープラス | 約12,000円 |
ホームセンターやネットで購入できるので参考にしてみてくださいね!
トイレつまりの解消を業者に頼む判断基準
トイレがつまる原因と対処方法について解説してきましたが、実際に自身では対処が困難なケースが多いです。
では、どのような基準で業者に依頼するべきなのか自分で修理するべきなのか判断したらいいのでしょうか?
ここでは業者にトイレのつまりを依頼するべき3つの判断基準をお伝えします。
判断基準①便器の水位が変わらない場合
便器の水位が少しずつでも低くなっている場合は焦る必要はありません。水位が少しずつ低くなっているのであれば、軽度のつまりである可能性が高く今回お伝えした対処方法試す価値もあります。
ただし、便器の水位がまったく変わらない、もしくは逆に水位が上昇している場合は迷うことなく業者に依頼するようにしてください。
判断基準②つまりの原因が水に溶けない・不明な場合
トイレにつまったものがトイレットペーパーなど水に溶ける物であれば時間とともにつまりが解消されることがほとんどです。
しかし、スマホやおもちゃ、その他固形物がつまった場合は時間が経ってもつまりは解消しません。むしろ、便器や排水管の奥に行ってしまうこともあるので、早急な対処が必要です。
また、トイレがつまった原因が不明な場合も業者に依頼するしかありません。
判断基準③普段から水の流れが悪い場合
トイレの使用年数が長い場合は普段から水の流れが悪くなっていることがあります。トイレを長く使用すると尿素が固まって排水管の通り道を狭くしてしまうんですね。
このように経年劣化などにより水の流れが悪くつまりが起こっているのであれば業者に依頼してトイレの清掃や修理をしなければいけません。
その他、目立った問題がないにも関わらず水の流れが悪くなっている場合は、自身で対処するのではなく業者に依頼して根本から修理してもらうようにしましょう。
トイレのつまり解消を業者に依頼したときの相場料金
トイレのつまりを業者に依頼した場合の大まかな内訳は次の通りです。
基本料金 +作業料金 + 出張費
つまりの原因にもよりますが軽度であれば合計8000円くらいで修理可能です。また、便器の着脱などが必要になってくると数万円以上かかる場合もあります。
トイレがつまっている原因や程度によって追加料金となる場合もあるので、業者のホームページに記載されている料金より少し多めの金額を想定しておいた方がいいかも知れません。
また、無料でお見積りをしてくれる業者が多いので、急を要さないのであれば提示された見積り料金を見てじっくり検討してください。
余裕があれば複数の業者で見積もりを取って比較すると修理料金を抑えることができます。
トイレのつまり修理を安く専門業者に依頼するコツとは?
トイレのつまり解消を専門業者に依頼するときは必ず複数の業者で見積もりを取ってください。
見積もりだけなら”無料”という専門業者が多いので、どんどん無料見積もりをしてみてください。
そして複数の専門業者で見積もりを取ることには次のようなメリットがあります。
- 複数の専門業者から一番安い専門業者を選べる
- 実際の相場料金を知ることができる
- 他社の見積もり額を提示して値下げ交渉しやすくなる
- ぼったくり業者を見極めやすくなる
複数の専門業者から見積もりを取ることで、当然その中から一番安い業者を選ぶことができます。
また、他社の見積もり額を提示すれば「○○業者はこの料金なんですけど…」などと値下げ交渉しやすくなりますよね。無理な値下げ交渉をしない限り、値下げ交渉に応じてくれることも少なくないので一度チャレンジしてみてください!
そして、安く利用できる専門業者を探すためだけでなく、ぼったくりの被害者にならないためにも複数の専門業者で見積もりを取ることが重要です。
いくつかの専門業者で見積もりを取って、適正価格で十分なサービスを提供してくれる専門業者を探してみてくださいね!
トイレつまり修理にかかる目安時間
トイレがつまるのは日常では起こることの少ない緊急事態ですから、1秒でも早く到着して修理して欲しいですよね。
あなたのお家から近い業者であれば30分〜1時間以内に到着することが多いです。
そして、トイレのつまりが軽度の場合は作業から30分かからず直ることもあります。
ただし、トイレがつまった原因がなかなかわからない場合や、トイレのつまりが改善されない場合は便器を取り外す作業が必要なので数時間かかることも少なくありません。便器は壊れやすいため慎重な作業になるので時間がかかってしまうのは仕方がないことなんですね。
業者に依頼する際に見積もり料金と一緒に目安の時間も聞いておくと安心して修理を依頼できます。特に小さなお子さんがいる場合は、近所のコンビニなどでトイレが借りられるかどうかも併せてチェックしておきましょう。
トイレつまり修理業者の選び方
まずは無料見積りを実施している業者を選びましょう。心配しなくてもほとんどの業者で無料見積りを実施しているので見積り料金がかかることは滅多にありません。
そして、緊急事態でなければ複数の業者で見積もりを取り、比較することで一番安い業者を選びましょう。この時、見積り料金だけでなく、電話対応の態度や知りたいことを親切に教えてくれるかどうかなども考慮して信頼できると感じた業者を選ぶことも重要です。
もし、一刻を争う緊急事態で複数の業者で見積もりを取る余裕がない場合は、作業後のアフターフォローがしっかりしている業者を選んでください。万が一同じ症状でトイレがつまったり、不具合が起きた場合でも補償制度が適用されることがあります。
もう1点チェックしておきたいのが、依頼する業者が水道局から指定された【指定業者】であるかどうかです。指定業者であれば安心して任せられますし幅広いサポートが可能なので、できれば指定業者を選ぶようにしましょう。
トイレつまりの予防方法
トイレのつまりは一度でも体験すると、その不便さや不安、恐ろしさを身にしみて実感することになります。
そこで大切なのが二度とトイレをつまらせないように予防することですね。
トイレのつまりの予防で一番大事なことはトイレつまりの原因になりやすいものを流さないこと。
トイレットペーパーを切らさないように常備したり、トイレにスマホを持ち込まないようにするなどしてトイレのつまりを起こさないように予防しましょう。
トイレのつまり予防には『大小』の流水にも注意
トイレがつまらないようにするためには、水の流し方に注意することも大切です。
トイレのレバーには大・小がありますが、その名の通り小便時は”小”、大便時は”大”の方にレバーを引きます。
中には節水のために大便のときも”小”の方にレバーを引く方がいますが、トイレのつまりの原因となるのでオススメしません。
また、同じく節水のためにペットボトルなどをタンクに入れる節約術がありますが、これもトイレをつまらせる原因となります。
トイレのつまりを徹底的に予防して、二度とトイレをつまらせないように普段通りの快適な生活を目指しましょう!
トイレつまりを直す方法に関する質問
- どの道具を用意すれば簡単にトイレつまりを直せますか?
ラバーカップ(トイレのすっぽん)が一般的な費用であり、効果的にトイレつまりを解消できるとおもいます。色々な店舗で販売されておりますので安易に用意することができるとおもいます。
- 流せないものがつまっている場合はどうすればいいですか?
おむつや生理用品、スマホやペンなどの固形物がつまりの原因の場合は、ゴム手袋やビニール袋など使用して手で取りだしてください。トイレの奥につまっていなければすぐ取り出すことでつまりを早期に解消することができます。
- どうしても流れない場合はどうすればいいですか?
ゴム手袋など使用して手で取りだしてください。トイレの奥につまっていなければすぐ取り出すことでつまりを早期に解消することができます。
- トイレのつまり予防方法を教えてください。
まずは、水に溶けやすいトイレットペーパーに切り替えましょう。トイレットペーパーにもJIS規格が設定されており、この記載があれば、水に溶けやすいと判断できます。また、定期的にトイレの配管の状態をチェックすることで、異常を早期発見することができるでしょう。
- 専門業者に依頼した場合の修理費用の相場について教えてください。
つまりの原因にもよりますが、軽度なつまりであれば、5,000円~8,000円ほどで修理できます。重度の場合は便器交換など30,000円以上かかるケースもあるかとおもいます。
- 少しでも修理費用を抑えたい場合はどうしたらいいですか?
複数の専門業者にお見積もりを取ってください。値下げ交渉に応じてくれる可能性があります。キャンペーンがある業者もあるので活用すれば少しでも出費を減らすことができます。