
トイレつまり時のパイプユニッシュ活用法!効果的な使い方を解説します!
排水溝のつまりや悪臭を解消するグッズと言えばパイプユニッシュですが、トイレのつまりにも使用できるかと言うと微妙なところなんです。
結論からお伝えすると、パイプユニッシュを使うことで直接トイレのつまりを解消することはできません。
ただし、トイレのつまりを解消するためのサポート的な役割としてパイプユニッシュを使うことはできるんです!
今回はパイプユニッシュが有効なトイレつまりの原因を挙げながら、パイプユニッシュを使ってトイレのつまりを解消しやすくする方法を解説していきます。
記事の内容
公式サイトによるとトイレのつまりにパイプユニッシュは使えない
早速ですがパイプユニッシュの公式サイトに記載されているQ&Aの一部を見てみましょう。
トイレのつまりの原因となるペーパーなどは、「パイプユニッシュ」で分解することはできません。
ラバーカップ(棒の先にゴム製のお椀状のものがついたもの)等で物理的に圧力をかけて取り除く方が効果的です。それでもダメな場合は、専門業者にご相談ください。
公式サイトによるとトイレのつまりはパイプユニッシュではなくラバーカップを使いましょう、ということです。
ラバーカップとは、よく耳にする言葉だと『スッポン』ですね。学校のトイレなどによく置いてあって黒いゴムカップに柄が付いている道具のことです。
もし、お家にラバーカップ(スッポン)があるなら、パイプユニッシュを使うよりも先にラバーカップを使ってトイレのつまりを直してください。(ラバーカップの使い方などについては後ほど解説します。)
しかし、お家にラバーカップがない、お家の近くにラバーカップを購入できるホームセンターがない場合はパイプユニッシュを使う方法でトイレのつまりを解消していきましょう!
パイプユニッシュを補助的に使用してトイレのつまりを解消する
パイプユニッシュをトイレに流し込むことでつまりがスパッと直るわけではありませんが、トイレのつまりを解消させやすくすることは可能です。
パイプユニッシュが有効なのはトイレットペーパーや排泄物などのトイレに流せるものがつまったときのみです。
その他のものがトイレにつまっている場合は次の記事を参考にして原因別の対処法を実践してみてください。
話を戻して、トイレットペーパーや排泄物は放っておくと水に溶けてほぐれやすくなってきます。
ですから、トイレのつまりが酷すぎる場合を除いては、放置するだけでもつまりが解消することがあるんですね。
その放置の時間を短くするサポート的な役割を果たすのがパイプユニッシュです。
トイレットペーパーを放置するときに、パイプユニッシュを使用するとどれくらいほぐれやすくなるのかまとめてみました。
- そのまま放置した場合→1時間程度
- ぬるま湯を使う場合→30分程度
- パイプユニッシュを使う場合→10分程度
あくまでも目安ですが、トイレのつまりを何もせず放置するよりも約1/6の速さでトイレットペーパーをほぐすことができます。
トイレットペーパーがほぐれた後は通常通りに水が流れやすくなるので、パイプユニッシュを使うことでトイレのつまりを解消させやすくなるんですね。
しかし、パイプユニッシュが効果を発揮するのも『軽度のトイレつまり』に限ります。
トイレのつまりが酷い場合はパイプユニッシュの公式サイトにも記載されているように『ラバーカップ(スッポン)』を使ってつまりを解消しましょう。
パイプユニッシュでトイレのつまりが直らない場合はラバーカップを使用する
ラバーカップは主にホームセンターで買うことができます。ネットでも注文できるので、緊急性がない場合はネットでラバーカップを購入してみてください。
ラバーカップは500円〜1,000円ほどで購入できて、次に説明するように使い方も簡単なので1つお家に置いておいてもいいかもですよ!
【ラバーカップを使用する手順】
- 便器の水量を調整する
- ラバーカップを便器の水溜り部分に密着させる
- ラバーカップを押す・引く
①便器の水量を調整する
まずは便器内に溜まっている水の量を調整します。
水が溢れ出そうな場合は給水ポンプや容器を使って水を汲み出してください。
逆に水が少ない場合は水を注ぎ足す必要があります。目安としてはラバーカップのカップ部分が水に浸るまで水を継ぎ足しましょう。
②スッポンを便器の水溜り部分に密着させる
水を丁度いい量に調整したらラバーカップを排水口に密着させます。
この時、排水口に対して平行にカップを押さえつけると密着しやすくなりますよ!
③スッポンを押す・引く
ラバーカップを密着させたらラバーカップをグッと押し込んでカップをへこませます。
ラバーカップを押す時はゆっくり押し込むようにしてください。
次にラバーカップを引く時は勢いよく引きます。この時は、水が飛び散らずラバーカップが便器から外れない程度の力加減で引きます。
この作業を繰り返し、ゴポゴポッという音がしてつまりが解消されたら作業完了です。
パイプユニッシュ以外での解決方法は、トイレ詰まりのトラブルをまとめた次の記事もご参考ください。
パイプユニッシュでトイレのつまりを解消できない場合の対処法
何度もお伝えしてきましたが、パイプユニッシュを使うことで完全にトイレのつまりを直せるわけではありません。
あくまでも補助的な役割としてパイプユニッシュを使うことができるレベルです。
もし、パイプユニッシュが効果を発揮しないほどトイレのつまりが酷い場合は『専門業者』に依頼してトイレのつまりを直しましょう!
専門業者であればトイレのつまりを素早く・的確に状況を判断してつまりを直すことができます。
簡単なつまりであれば到着から5分ほどで直ることも少なくありません。
修理費はつまりの状況によりますが、便器を取り外す必要がない簡単なケースだと8,000円ほどで修理することができます。
もちろん業者や状況によって費用は前後しますが、事態が悪化しない早めのうちに業者に依頼した方が結果的に修理費用を安く抑えることができます。
パイプユニッシュでは対処できないつまりの原因だったり、スッポンを使ってもつまりを解消できないのであれば業者を呼んで素早くつまりを解消させましょう!
トイレつまり時のパイプユニッシュ活用法に関するよくある質問
- パイプユニッシュで対応できるつまりを教えてください。
トイレットペーパー、髪の毛、ヘドロなどの軽度なつまりを解消するときにサポートの役割をしてくれます。
- パイプユニッシュとラバーカップでトイレつまりを解消する手順を教えてください。
まず、パイプニュッシュをトイレに入れてください。10分ほど経ったらトイレつまりの様子を見ます。つまりが解消されていない場合ラバーカップを使いましょう。手順は以下となります。
①『水に浸す』です。ラバーカップは真空状態を作らないと効果が良くなくなりますので、目安としては、ラバーカップのゴムの部分全てが水に浸かるまで水位を調節したほうがいいです。
②周り汚れないように、透明なビニールシートで便器を包んで、穴を開けてラバーカップを通して使用します。
③『押す』のではなく『引っ張る』。ゆっくりとラバーカップを押し込んで、もう押し込めないところまで押したら、勢いをつけてグッと引っ張ります。
ラバーカップの使い方
- ラバーカップを使用する際、便器内の水位を調整する方法を教えてください。
1.ゴム手袋やビニール手袋を装着してください。
2.灯油ポンプなどを用いてバケツへと移します。
3.最後にキチンペーパーや雑巾を使って残った水を吸い取ります。
- パイプユニッシュでトイレつまりを解消できない場合はどうしたらいいですか?
パイプユニッシュでトイレつまりを解消できない場合はトイレ修理業者への相談をお勧めします。当センターでは、「今すぐ」安心して依頼できる専門の修理業者をご紹介しています。