2025.10.01
井戸ポンプ交換の費用相場についてご紹介します。
井戸ポンプは生活・農業用水の確保のために欠かせない設備ですが、寿命や故障によって交換が必要になると、まとまった費用がかかることがあります。
ただ事前に相場を知っておけば、慌てずに予算を立てられるでしょう。
この記事を読めば、種類ごとの費用目安や高額になる要因、費用を抑えるコツまで理解でき、適切なタイミングで賢く業者に依頼できるようになります。
無駄な出費を避けつつ、安心して井戸ポンプ交換を進められるはずです。ぜひ参考にしてください。
記事の内容
井戸ポンプ|種類ごとの交換費用相場

井戸ポンプの種類ごとの交換費用相場をご紹介します。
井戸ポンプの交換費用は、ポンプの種類や設置環境によって変動します。
浅井戸か深井戸か、水中式かジェット式かなどの違いで必要な部品や工事内容が変わるため、費用目安に幅があるのです。
下記の表では、主なポンプの種類と費用相場をまとめています。
〇井戸ポンプ種類ごとの交換費用相場
| 井戸ポンプの種類 | 費用の目安 |
|---|---|
| 浅井戸ポンプ(8m以内) | 約8〜15万円前後 |
| 深井戸ポンプ(水中式) | 約16〜30万円前後 |
| 深井戸ポンプ(ジェット式) | 約15〜25万円前後 |
| 手押しポンプ(補助・非常用) | 約5〜9万円前後 |
浅井戸ポンプ
浅い地下水を汲み上げるタイプである「浅井戸ポンプ」は、8~10m程度の深さの井戸に対応しています。
一般家庭で広く使われているタイプですので、本体価格も比較的リーズナブルです。
設置工事も手が掛からないため、一般的に交換作業もスムーズでしょう。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 本体価格帯 | 約3万〜8万円前後 |
| 工事費の目安 | 約4万〜6万円前後 |
| 撤去・処分費 | 約3,000円~ |
| 費用総額の目安 | 約8万〜15万円程度 |
深井戸ポンプ(水中式)
「深井戸水中ポンプ」は、ポンプを井戸の水中部に設置する方式のもので、20mを超える深い井戸でも対応可能です。
浅井戸ポンプでは汲み上げが難しい井戸の深さの場合、この深井戸ポンプ(水中ポンプ)が必要となります。
メリットとしては、静音性や効率に優れているため、比較的密集地でも使用できること。
ただし、設置工事は専門性が高いため、対応できる業者も限定され、費用総額は一番高めの傾向にあります。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 本体価格帯 | 約10万〜20万円前後 |
| 工事費の目安 | 約6万〜10万円前後 |
| 撤去・処分費 | 約3,000円~ |
| 費用総額の目安 | 約16万〜30万円程度 |
深井戸ポンプ(ジェット式)
「深井戸ジェット式ポンプ」は、地下水に圧力をかけて汲み上げる方式のもので、ポンプを地上に設置します。およそ20m以内の深さの井戸に適しているポンプです。
本体価格は、深井戸用としては水中式より低めの価格帯ですが、環境によっては付帯工事費が増えることもあります。
またモーターが動力のため、作動音が大きいことや消費電力が高いことがデメリットに挙げられるでしょう。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 本体価格帯 | 約8万〜15万円前後 |
| 工事費の目安 | 約6万〜9万円前後 |
| 撤去・処分費 | 約3,000円~ |
| 費用総額の目安 | 約15万〜25万円程度 |
手押しポンプ
非常用や補助的な用途として導入される「手押しポンプ」は、比較的安価に設置できる井戸ポンプです。
一般的な対応深さは約8mで、その深さを超える場合は深井戸用に製造された手押しポンプを設置するなどの工夫が必要です。
日常的に使用しない場合が多いので、災害時の備えとして一定の需要があります。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 本体価格帯 | 約2万〜5万円前後 |
| 工事費の目安 | 約2万〜4万円前後 |
| 撤去・処分費 | 約3,000円~ |
| 費用総額の目安 | 約5万〜9万円程度 |
井戸ポンプ交換費用の内訳

井戸ポンプの交換費用の内訳をご紹介します。
井戸のポンプ交換には、新しい本体の価格だけでなく、工事費や撤去費など複数の要素が関わります。
主な内訳は以下の通りです。
本体価格
井戸ポンプの本体価格は、種類によって大きく変動します。
一般的によく利用される「浅井戸用」ポンプなら数万円で済みますが、より深い井戸に対応できる「深井戸用」のポンプなら数十万円かかる可能性もあります。
またメーカーやポンプ本体の性能の違いなどが、本体価格を大きく左右するでしょう。
工事費
井戸ポンプの設置費用は、井戸の深さや設置環境によって大きく違いが出ます。
浅井戸の場合は10万円以内でできることも少なくありませんが、深井戸は深ければ深いほど配管延長や配管を引き上げる手間が掛かり、電源の調整なども加われば10万円以上はかかります。
様々な要因が関係しますので、業者による事前の見積もりや価格提示の確認は必須です。
撤去・処分費
既存の井戸ポンプの撤去・処分費は、一般的に3,000~4,000円程度と言われています。
そんなに高い費用ではありませんので、自分で処分する手間や費用を考えると、業者にお任せした方が無難でしょう。
追加費用
井戸ポンプ交換の際の追加費用は、防音対策や防雨ボックス設置、寒冷地対応など、環境に合わせた工事が必要な場合に発生します。
比較的住宅が密集した地域に井戸がある場合、ポンプの音を遮断するための「防音対策」が必要になりますし、雨ざらしの野外に井戸があれば「防雨ボックス」も必要になるでしょう。
井戸ポンプの交換費用が高くなる要因

井戸ポンプの交換費用が高くなる要因をご紹介します。
井戸ポンプの種類や性能は費用に大きく関係しますが、交換費用が高くなる背景には、井戸の条件や設置環境も深く関わっています。
以下から、井戸ポンプの交換費用が高額になりやすい要因を具体的に解説していきましょう。
井戸が深いとき
井戸ポンプの交換費用は、井戸が深ければ深いほど高額になる傾向があります。
それもそのはず、井戸が深ければ汲み上げに強力なポンプや長い配管が必要となり、そのぶん工事も大掛かりになるからです。
水中式やジェット式が最適な場合、設置工事はより大掛かりになり、費用は数十万円規模に膨らむこともあります。
静水位
静水位とは、水が静止している深さのことで、地下水面からポンプまでの距離を指します。
一般的に、この静水位が深いほどより強力な深井戸用ポンプが必要とされ、その分だけ費用は高くなってしまうでしょう。
動水位
動水位とは、汲み上げ時の水位のことを指し、変動が大きければ大きいほどポンプの老朽化や交換頻度が早まると言われています。
この動水位が低いと吸い上げ能力が低下するため、水位が変動する井戸では吸水効率が落ちないような調整が必要になり、その分コストがつり上がってしまうのです。
追加設備の設置が必要なとき
井戸ポンプの交換の際、井戸周辺の環境によっては追加設備の設置が必要になることがあり、この場合に追加費用が必要になります。
特に追加設備として挙げられるのは、防雨ボックス・防音対策・寒冷地対応の設備です。
以下から詳しく解説していきます。
防雨ボックス
井戸を屋外に設置する場合、井戸やポンプが雨ざらしになることを防ぐ役割があります。
特に雨や台風が多い地域では、屋外にある井戸やポンプの寿命は短くなりがちです。
雨水に関連した故障を防ぐため、必須追加設備として推奨されることも少なくありません。
防音対策
住宅が密集する地域では、井戸ポンプのモーター稼働音が問題になるケースもあります。
そのため井戸の周りを囲んだり、防音素材でボックスを作ったりと、防音対策のための工事で数万円かかる場合もあります。
特にジェット式のポンプはモーターが動力ですので、防音対策が必須となるかもしれません。
寒冷地対応(保温材・ヒーター・凍結防止)
日本国内でも、特に北エリアは寒冷地としての対策が求められることがあるでしょう。
屋外にある井戸は凍結しやすく、ポンプの故障の原因になりかねません。
そのため、保温材やヒーター、凍結防止装置の追加を推奨される場合が多く、そうなると約1〜3万円程度の費用が上乗せになります。
配管や電源の交換が必要なとき
もし既存の配管や電源が老朽化していれば、井戸ポンプ交換時に一緒に変える必要が生じ、そのぶん工事費が膨らみます。
井戸の深さや状態によって費用は変動しますが、通常の費用目安にさらに加算されることを覚えておきましょう。
既設配管からの交換
既設配管から交換する時は、新しい配管の材料費に加え、配管の引き揚げ作業の費用が加算されます。
配管の状態がよければそのまま使用できますが、古い配管が劣化していれば新規に引き直す必要があり、数万円単位で費用がかかるでしょう。
既設電源からの交換
既設電源からの交換は、以前のポンプより容量が増した場合や電源配線に不具合が生じた場合に、追加費用として必要となります。
コンセントの増設や専用回路の工事は、平均して約1〜5万円の追加費用が発生することもあります。
とくに電源工事は専門資格が必要なため、対応業者が限られるため、費用が高めになりやすいです。
井戸ポンプの交換か修理かの判断基準

井戸ポンプの交換か修理かの判断基準をご紹介します。
井戸ポンプが故障したとき、必ずしも本体を丸ごと交換する必要はありません。症状や使用年数を踏まえて「修理」で対応できる場合もあるからです。
交換か修理かを適切に判断するには、寿命や症状の有無を確認し、以下の基準で整理して考えてみましょう。
交換が必要な場合
井戸ポンプの交換が必要なサインは、以下の通りです。
- 使用年数が10年以上経過している
- 頻繁に振動・停止・異音が発生している
- 繰り返し電源が落ちる
- 本体から水が漏れる・漏電している
- 頻繁に修理しなければならない
- 水圧が安定しない(出過ぎる・出ないを繰り返す)
- 修理見積が高額で交換費用と変わらない
明らかに寿命と思えるほど長期間使用している場合や、複数の不具合が頻発している場合、もしくは本体自体の異音・漏水などのケースは交換が推奨されます。
一度修理してみるのも一つの手ですが、何度も修理を繰り返すようなら、結果的に修理費用の総額が交換費用を上回ることもありますので、早めに交換を検討するのもよいでしょう。
修理で済む場合
井戸ポンプが修理で済む場合のサインは、以下の通りです。
- 部品の摩耗や一部の故障のみで済んでいる
- 動作不良が軽微で、修理費用が数千円〜数万円程度である
- まだ使用して年数が経っていない
幾つかの部品を変えるだけで状態が安定するのであれば、井戸ポンプを丸ごと交換する必要はありません。
代表的な部品交換の目安費用は、以下の通りですので参考にしてください。
- ドレンポンプ交換:約8,000〜15,000円(単体交換の工賃込みで1万円前後が目安)
- ジェット部(井戸ポンプ ジェット交換費用):約20,000〜40,000円
- 逆止弁やチェックバルブ交換:約5,000〜15,000円
- パッキン・ガスケット交換:数百円〜3,000円程度
- モーターブラシ交換:約5,000〜10,000円
これらの部品交換の修理のみであれば、費用の総額は比較的抑えられます。ただ、同じ部品を何度も替えないといけないのであれば、交換の方が安く済むかもしれません。
「まだ修理で延命できるのか」、「そろそろ交換を検討すべきか」を見極めることが重要です。
井戸のポンプ交換・修理で、どこに頼むのか知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
井戸ポンプ交換費用を安く抑えるコツ

井戸ポンプの交換費用を安く抑えるコツをご紹介します。
高額になりやすい井戸ポンプの交換費用ですが、金額を少しでも抑えるためには、以下のような工夫が効果的です。なるべく交換費用を節約したい方は、ぜひ参考にしてください。
相見積もりで業者を比較検討する
井戸ポンプの交換費用は、依頼する業者にかかっていると言っても過言ではありません。同じケースでも、業者によって見積り金額にはかなりの差があるものです。
ですから、井戸ポンプの交換を検討している時には、最低でも2〜3社から見積もりを取り、価格や工事内容を比較してください。同じ条件でも数万円の差が出たり、業者の得意分野や地域性によっても費用は変動します。
内容を比較することで適正価格を把握でき、損せずに井戸ポンプの交換ができるでしょう。
交換機種を厳選する(過剰性能を避ける)
井戸ポンプの交換費用を抑えるためには、新しいポンプの性能などを設置環境や必要に応じて吟味してください。
井戸の深さや使用量に合わせた適正サイズを選び、販売店の説明をよく確認して過剰性能を避けることで、余分な費用をカットできます。
設置環境をよく把握して決めましょう。
既設部材・配管を流用できるか確認する
既設部材や既設配管を活用できるなら、交換費用を抑えることが可能です。
同型ポンプや同等性能の違う型などは、既設の配管や部材がそのまま活用できるケースが多いようです。
このぶんの費用をカットできれば、工事費を数万円単位で節約できるでしょう。
同じメーカーや同型などの交換を検討してみてください。
井戸ポンプ交換は費用相場を把握して賢く依頼を
井戸ポンプ交換の費用相場についてご紹介しました。
井戸ポンプ交換は本体価格だけでなく、工事費や撤去費、追加費用を含めた総額で予算を組んでおくことが大切です。
相場や費用が高くなる要因を理解しておけば、見積もりを比較しやすいですし、不要な追加費用を避けることもできます。
井戸ポンプは生活に直結する設備だからこそ、正しい知識を持ち、安心できる業者に賢く依頼することが重要です。
もし自分で井戸ポンプの交換の対応業者を探さなければならない時は、『水道修理のセーフリー』へご相談ください。水道関連の実績が豊富なスタッフが相談に乗ってくれます。
対応エリアや条件、費用目安などを入力すれば簡単に業者を絞り込めるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

井戸ポンプの交換費用でよくある質問
-
井戸ポンプ交換にかかる費用相場はどの程度ですか?
浅井戸ポンプで8〜15万円前後、深井戸ポンプ(水中式)で16〜30万円前後、深井戸ポンプ(ジェット式)で15〜25万円前後、手押しポンプなら5〜9万円程度が目安です。
-
見積りにはどのような費用項目が含まれますか?
主に「本体代」「工事費」「撤去・処分費」「追加工事費」の4つです。特に追加工事(配管補修や保温対策など)の有無は、総額に大きく影響するので注意が必要です。
-
修理で対応できる場合と交換が必要な場合の違いは何ですか?
パッキンや逆止弁の劣化など一部部品の不具合なら修理で済むことが多いです。
一方、使用年数が10年以上経過している場合やモーターの故障、頻繁な停止・異音がある場合は交換を検討した方が結果的に安心です。
-
交換費用を抑えるための工夫はありますか?
複数業者から相見積りをとること、必要以上に高性能な機種を選ばないこと、既設の配管や電源を活かすことなどで、数万円単位の節約につながることがあります。
-
井戸ポンプ交換を依頼する際、どのような業者を選ぶのが適切ですか?
水道修理業者、メーカー系の施工店、ホームセンター系リフォームなどが代表的です。
料金や保証内容に違いがあるため、必ず複数社を比較して検討するのが望ましいです。

地域からおすすめ業者を探す
| 北海道・東北 | 北海道 | 青森 | 秋田 | 岩手 | 宮城 | 山形 | 福島 |
| 首都圏 | 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 栃木 | 群馬 |
| 北陸・甲信越 | 富山 | 石川 | 福井 | 新潟 | 山梨 | 長野 |
| 東海 | 愛知 | 岐阜 | 三重 | 静岡 |
| 近畿 | 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山 |
| 中国・四国 | 広島 | 鳥取 | 島根 | 岡山 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知 |
| 九州・沖縄 | 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄 |
8問の設問に答えるだけ!
簡易水回りトラブル診断
30秒で、診断結果+料金相場がわかる!
シミュレーション結果
コンシェルジュに相談する
お見積りのご依頼ありがとうございます!
お急ぎの方はお電話でご相談ください。


















































