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2024.10.23
水道修理で後悔しないために!悪徳業者のぼったくり実態と優良業者の見極め方

突然の水漏れやトイレの詰まり…そんな水回りのトラブルに見舞われたとき、頼りになるのが水道修理業者です。しかし、中には悪質な業者も存在し、高額な請求や不必要な工事を押し付ける「ぼったくり被害」も後を絶ちません。
この記事では、悪徳業者の手口や被害事例を紹介し、優良業者を見極めるポイント、そして被害に遭わないための知識を解説します。

記事の内容
ぼったくり被害の実態
水道修理を依頼したはずが、法外な金額を請求される悪徳業者の被害が後を絶ちません。国民生活センターや各自治体でも、このような悪質商法に対する注意喚起を強化しています。特に、高齢者や一人暮らし世帯を狙った被害が多く報告されており、注意が必要です。
そこで、実際にどのようなぼったくり被害が起きているのか、国民生活センターに寄せられた相談内容を2つ紹介します。
※引用:トイレ修理で高額請求された!|独立行政法人国民生活センター
※引用:水回り修理「950円~」のはずが…数十万円の高額請求に!-水回り修理、解錠、害虫駆除などの緊急対応で事業者とトラブルにならないためには?|独立行政法人国民生活センター
これらの事例は、悪徳業者が巧妙な手口で消費者を騙し、高額な料金を請求する実態を浮き彫りにしています。国民生活センターには、他にも同様の相談が多数寄せられているのが現状です。
「自分は大丈夫!」と思わず、悪徳業者の被害に遭わないために正しい知識を身につけ、適切な対策を講じましょう。
騙されないで!悪徳業者の巧妙な手口
悪徳業者の手口は年々、巧妙化しているようです。「この業者なら大丈夫」と思って依頼しても、実は悪徳業者だったというケースもよくあります。
そこで、悪徳業者の手口を紹介します。少しでも「おかしい」と感じたら、きっぱりと断ることが大切です。
不当に高額な料金請求
「格安」「基本料金〇〇円~」などの魅力的な広告につられて依頼したものの、作業後に高額な請求を突きつけられるケースがあります。
よくあるパターンは、以下の通りです。
- 作業前に提示した見積もり金額を大幅に上回る請求
- 作業後に部品代や技術料など、さまざまな名目で追加料金を請求
- 不必要な部品交換や修理を勧めて高額な請求
悪徳業者は高額請求する際、「状況が変わった」「追加の作業が必要になった」など、いかにももっともらしい言い訳をするのが特徴です。
不必要な工事の強要
「このままでは危険」「放置すると大変なことになる」などと不安を煽り、実際には必要のない工事や部品交換を強要するケースがあります。消費者に専門知識がないことをいいことに、あれもこれもと不安を煽って高額な契約を迫るのが、悪徳業者のよくある手口です。
よくあるパターンは、以下の通りです。
- 軽微な故障を大げさに説明し、高額な修理が必要だと主張
- 言葉巧みに不安を煽り、不要な部品交換や工事の契約を迫る
- 専門用語を多用し、消費者を混乱させる
特に、契約を急かされる場合は、悪徳業者の可能性が高いので注意しましょう。冷静に判断する時間を与えず、不安を煽って契約を迫るのは、悪徳業者がよく使う手口です。
威圧的な態度での契約強要
強引な勧誘や高圧的な態度で契約を迫るケースがあります。断ろうとしても、「今すぐ契約しないと損をする」「他社よりもお得」などと執拗に迫り、恐怖心や焦りを利用して契約に持ち込もうとします。
よくあるパターンは、以下の通りです。
- 強い口調や威圧的な態度で、消費者を不安にさせる
- 契約を断ると、不利益があるかのように脅す
- 時間を制限し、冷静な判断をさせないようにする
悪徳業者は、消費者の弱みにつけ込んで契約を迫ってくるため、毅然とした態度で対応するのが大切です。
契約後の追加料金請求
契約内容と異なる追加工事をしたり、契約書に記載のない料金を請求したりするケースがあります。悪徳業者は「口頭で説明した」などと主張し、追加料金を支払わせようとします。
よくあるパターンは、以下の通りです。
- 契約書に記載のない項目を追加請求
- 口頭で説明したと主張し、追加料金を請求
- 契約内容を曖昧にし、後から追加料金を請求
悪徳業者は、見積もりの段階では言葉を濁し、詳細な説明を避ける傾向があります。契約内容の説明が不十分、質問に対して曖昧に回答する業者には注意が必要です。
▼あたなは大丈夫!? ぼったくり被害に遭いやす方の特徴をyoutube動画で解説しています。
悪徳業者によるぼったくり被害事例(被害額22万円)
今回取材させていただいたのは、Fさんです。一軒家の2階のトイレが詰まった際、修理を依頼した業者が悪徳業者だったという、大変ショッキングな経験をされたそうです。
トイレ詰まりで困っていたところ、インターネットで見つけた水道業者に電話で依頼しました。すぐに来てくれるとのことでお願いしましたが、仕事で遅くなり叔母に立ち会ってもらうことに。
帰宅すると、すでに便器は外されていて、高圧洗浄が必要だと言われました。よく分からないまま、作業をお願いすることにしましたが、実際に作業が終わると、請求額はなんと22万円!あまりの高額さに驚き、「おかしいのでは?」と抗議しましたが、「そんなはずはない」と取り合ってもらえませんでした。
仕方なく支払いを済ませましたが、便器の蓋は外れたまま、洗濯機も戻されておらず、後片付けもずさんな状態。しかも、高圧洗浄に使った洗濯機のホースも外れたままでした。
翌日、消費者センターに相談しましたが、クーリングオフは難しいとのこと。途方に暮れて他業者の口コミを調べると、同じような被害に遭った人の声が多数見つかりました。騙されたと気づきましたが、もう後の祭りです。
今回の事例は、作業前に料金や作業内容について詳しく確認しなかったこと、そして業者について調べていなかったことが原因で起きたトラブルです。これらの点を事前に確認し、業者について詳しく調べていれば、このようなトラブルは避けられたかもしれませんね。
優良な水道修理業者を見極める5つのポイント
水道修理業者の良し悪しを見極めるのは、難しいですよね。悪徳業者に騙されないためには、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
そこで、優良な水道修理業者を見極める5つのポイントを紹介します。信頼できる業者を選べるよう、参考にしてください。
料金体系が明確で分かりやすい
基本料金や出張費、作業費、部品代など、料金の内訳が明確になっているかを確認しましょう。料金が不明瞭だと、後から高額な追加料金を請求される可能性があります。また、追加料金が発生する場合は、事前に説明があるかどうかの確認も重要です。
基本料金が安くても油断は禁物です。出張費や部品代が高額に設定されている場合、結果的に高額な請求になることも。例えば基本料金が3,000円でも、出張費が10,000円、部品代が20,000円となれば、総額は33,000円にもなってしまいます。
料金体系について不明瞭な点があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明してもらいましょう。契約書に記載されていない費用を請求されるトラブルを防ぐためにも、料金の事前確認が大切です。
見積もりを無料提供してくれる
修理内容や料金について、事前に無料で見積もりを出してくれるところを選びましょう。複数の業者から見積もりを取り、比較検討すれば、適切な料金かどうか判断できるようになります。
また、見積もりは必ず書面で受け取りましょう。口頭での説明だけでは、後から「言った」「言わない」のトラブルに発展する可能性があります。書面で見積もりを受け取れば、作業内容や料金、部品代などを後から確認でき、安心して修理を依頼できます。
確かな実績がある
創業年数や施工実績など、信頼できる実績を持っているかを確認しましょう。ホームページやパンフレットなどで実績を公開している業者であれば、安心して依頼できます。
実績が豊富な業者は、それだけ多くの修理経験があり、技術力も高いと考えられます。例えば、創業から10年以上の実績がある業者であれば、さまざまなトラブルに対応してきた経験があり、安心して修理を任せられるでしょう。また、長年営業しているということは、それだけ多くのお客様から信頼され、選ばれてきた証でもあります。
丁寧に説明してくれる
修理内容や原因、料金について、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。質問にも丁寧に答えてくれるかどうかも、信頼できる業者を見極めるポイントです。
悪徳業者は、専門用語を多用して消費者を混乱させ、高額な契約を結ばせようとする傾向があります。例えば、「サイフォン現象が起きているため、排水管の交換が必要です」などと、専門用語を並べ立てて不安を煽り、高額な修理を提案するケースです。
信頼できる業者は、お客様が理解できる言葉で丁寧に説明し、疑問点があれば納得いくまで答えてくれます。専門知識がない人にも分かりやすく説明してくれる業者であれば、安心して修理を依頼できるでしょう。
口コミや評判が良い
インターネットの口コミサイトやSNSなどで、業者の評判をチェックするのも有効です。実際に利用した人の声は、業者の良し悪しを判断する上で貴重な情報源となります。業者のホームページでは知り得なかった情報が見つかるかもしれません。
また、良い口コミだけでなく、悪い口コミも参考にしましょう。なぜなら、悪い口コミは、業者の対応やサービスの質、料金設定など、具体的な問題点を浮き彫りにしてくれるからです。例えば、「対応が遅かった」「説明が不十分だった」といった口コミがあれば、その業者がどのような点に注意が必要なのかを把握できます。
ただし、情報が偏っている場合もあるので、複数の情報源を参考にしましょう。一つの口コミサイトだけでなく、複数のサイトやSNSなどをチェックし、総合的に判断するのが大切です。
ぼったくりかも?と思ったときの対処法
高額な請求や作業内容に納得できない場合は、落ち着いて対応する必要があります。しかし、実際に悪徳業者を目の前にすると、冷静さを保つのは難しいかもしれません。
今回紹介した事例のように、高圧的な態度を取られたり不安を煽られたりすると、恐怖心や焦りから、その場で言われるがままに契約してしまいますよね。しかし、一度契約してしまうと、後から解約するのは非常に困難です。
そこで、悪徳業者に遭遇した際に、どのように対応すればよいのか、具体策をまとめました。
その場での支払いを拒否する
高額な請求をされた場合は、その場で支払いを拒否しましょう。提示された金額に納得できない場合は、「高すぎる」「作業内容と釣り合わない」とはっきり伝え、内訳の説明を求めましょう。
悪徳業者は、消費者が冷静さを失い、その場で支払いに応じることを期待しています。しかし、毅然とした態度で支払いを拒否し、疑問点を明確にすることで、相手に付け入る隙を与えません。
もし、業者が威圧的な態度を取ってきたり脅迫してきたりした場合は、警察に通報するのも有効な手段です。
消費生活センターに相談する
高額な請求や不当な契約を迫られた場合は、すぐに消費生活センターに相談しましょう。専門の相談員が、状況に応じてアドバイスや情報提供をしてくれます。
例えば、今回紹介したぼったくり被害事例では、消費者センターに相談した結果、クーリングオフは難しいと判断されました。しかし、相談することで、悪徳業者への対応方法や、今後のトラブルを防ぐための注意点などを詳しく教えてもらえました。
消費生活センターは、消費者のトラブル解決をサポートしてくれる心強い味方です。一人で悩まず、まずは相談してみましょう。
消費生活センター連絡先
- 消費者ホットライン: 188 (全国共通電話番号・局番なし)
- 国民生活センター: 03-3446-1623(平日10時~12時/13時~16時)
- 消費者生活センター公式サイト:https://www.kokusen.go.jp/map/
クーリングオフ制度を利用する
クーリングオフとは、一定の条件を満たせば、契約後でも無条件で契約を解除できる制度です。訪問販売や電話勧誘販売の場合は契約書面を受け取った日から8日間、特定継続的役務提供の場合は20日間以内であれば、クーリングオフが可能です。
- 広告等の表示金額と実際の契約金額に大きな差があると分かった
- 点検や見積り目的で呼んだ業者とその場で契約を結んだ
クーリングオフの手順は非常に簡単なので、上記のような状況に陥った場合は検討してみましょう。
ただし、水道修理などの緊急性の高いサービスは、クーリングオフが適用されない場合が多くあります。契約する前にクーリングオフが可能かどうか、契約書をよく確認しましょう。
仮に、クーリングオフができない場合でも、消費生活センターに相談することで、他の解決策が見つかるかもしれません。諦めずに、専門機関に相談してみましょう。
クーリングオフの詳細情報や具体的な手順を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
関連コンテンツ
▶「クーリング・オフで対応」〜トイレ修理で高額請求を避けるには?業者選びのポイント・事例を紹介〜
▼ぼったくり被害に遭っても泣き寝入りしないために、どんなことをすれば良いのか、対処法をyoutubeで解説しています。
優良業者の事業例
悪徳業者の手口とその被害の実態を紹介してきましたが、もちろん、誠実で信頼できる水道修理業者はたくさんいます。今回はセーフリーアワードも受賞している優良業者の事例を通して、どのような点が違うのかを見ていきましょう。
*セーフリーアワードとは
『水道修理のセーフリー』が主催する、お客様からの支持が特に高かった店舗を表彰する式典です。今回のセーフリーアワードでは、全国2694店舗の中から4業者選出されています。
事例①【クリーンライフ】トイレ詰まり、屋外排水管洗浄で解決!
「特に心当たりはないけれど、トイレが詰まってしまった」と、戸建てにお住まいのお客様からご連絡をいただきました。
修理前の状況
トイレを拝見しましたが、屋内で詰まりの原因は見つかりませんでした。そこで、屋外を確認したところ、汚水桝で詰まりが発生していることが判明。築年数が古く、和式トイレを使用されていたことから、配管の老朽化が原因だと考えられました。
修理の内容
高圧洗浄で詰まりを解消することに。しかし、建物の構造上、通常のホースの長さでは届かないことがわかりました。そこで、お客様に状況を説明し、追加料金で2mホースを延長して作業を実施。無事、詰まりが解消され、トイレも流れるようになりました。

戸建て住宅の場合、建物の構造によって配管の配置や勾配が異なるため、それぞれに合った対応が必要です。また、築年数が古い物件や、家族の人数、使用頻度が高い場合は、配管の老朽化が進みやすく、詰まりが起こりやすくなります。
今回は、お客様に状況をご理解いただき、追加料金で高圧洗浄のホースを延長することができました。しかし、状況によっては、カメラ調査などで原因を詳しく調べてから作業してほしいというご要望もあります。その場合は、追加料金が発生することをご説明し、お客様に選択していただくようにしています。
最後に、お客様には、一度に大量のトイレットペーパーを流さないようにアドバイスさせていただきました。
今回の修理にかかった料金は、以下のとおりです。
基本料金 | 3,300円 |
高圧洗浄 | 27,500円 |
追加メーター(2m) | 6,600円 |
合計 | 37,400円 |
事例②:【マルキンクリーン】トイレの詰まり、尿漏れパッドが原因?便器脱着とカメラ調査で解決!
「尿漏れパッドを誤って流してしまい、トイレが詰まってしまったようです。便器の脱着が必要な場合、費用はどれくらいかかりますか?」とお客様からお問い合わせいただきました。
修理前の状況
詰まりの原因が尿漏れパッドの可能性が高いとのことでした。このような場合、ローポンプで詰まりを解消できることもありますが、便器自体に詰まってしまう場合もあり、状況を見極める必要があります。お客様は過去にも同様のトラブルを経験されており、今回は最初から便器脱着をご希望でした。
修理の内容
お客様のご要望通り、便器の脱着作業を行いました。しかし、便器内や床との設置部分、目視できる範囲の配管に異物はありませんでした。念のため、カメラ調査を実施したところ、詰まりの原因を発見。高圧洗浄で詰まりを解消しました。

このようなトラブルを防ぐためにも、便器の周りに小物を置かないようにするのがおすすめです。
詰まりの原因によっては、市販されていない強力な薬剤を使用することもあります。その場合は、お客様のご要望を確認し、薬剤洗浄→ローポンプ→便器脱着という流れで作業を進めることが多いです。
悪徳業者は、あれこれと作業を追加して高額な料金を請求することがありますが、当社では最後に実施した作業と材料費のみを請求する料金体系にしています。
ちなみに、便器脱着だけで5万円以上を請求する業者は、悪徳業者の可能性が高いので注意してください。
基本料金 | 3,300円 |
管内カメラ調査 | 9,800円 |
便器脱着作業 | 29,800円 |
WEB割引 | -3,300円 |
合計 | 39,600円 |
ぼったくり被害に遭わないための知識
悪徳業者に騙されないためには、以下の知識を身につけておくことが重要です。
- 相場を把握する
- 水道局指定工事店に依頼する
- 複数の業者に見積もりを依頼する
- 契約内容をしっかりと確認する
- 安易に契約しない
これらのポイントを押さえておけば、悪徳業者に騙されるリスクを減らし、安心して水道修理を依頼できます。
相場を把握する
事前に、インターネットや電話で複数の業者に相場を問い合わせてみましょう。トイレの詰まりや水漏れなど、修理内容に対する一般的な料金の相場を把握しておけば、悪徳業者の不当な高額請求を見抜けます。
とはいえ、状況や作業内容によっては料金が変動する場合もあります。適切な料金を把握するためには、複数の業者に問い合わせて比較検討するのが大切です。
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▶トイレつまり修理の料金相場はいくら?業者の実際の費用・詳しい内訳
水道局指定工事店に依頼する
水道局指定工事店は、水道局が定める厳しい基準を満たした技術と知識を持った業者です。水道工事に関する専門的な知識や経験が豊富で、確かな技術力を持っているため、安心して修理を依頼できます。
また、水道局指定工事店は法令を遵守し、適正な料金で工事を請け負うことが義務付けられています。そのため、悪徳業者のような不当な高額請求や、不必要な工事の心配がありません。
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▶水道局指定工事店とは?メリットを知って信頼できる業者を選ぼう!
複数の業者に見積もりを依頼する
1つの業者だけでなく、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。料金や作業内容を比較すれば、適切な業者を選べます。
例えば、トイレの詰まり修理の場合、
A社:基本料金5,000円+出張費3,000円
B社:基本料金8,000円+出張費0円
このように、業者によって料金体系が異なる場合があります。
A社:高圧洗浄のみ
B社:高圧洗浄に加えて薬剤洗浄も実施
このように、作業内容も業者によって違うことも多いです。複数の業者に見積もりを依頼し、料金や作業内容を比較検討すれば、自分に合った業者を選べます。
さらに、複数の業者から見積もりを取れば、相場を把握しやすくなり、悪徳業者の不当な高額請求を見抜くことにもつながるでしょう。
契約内容をしっかりと確認する
契約書の内容は必ず確認しましょう。契約書は、後々トラブルにならないための大切な証拠となります。作業内容、料金、支払い方法、保証期間など、記載されている内容を一つひとつ確認し、不明な点や疑問点があれば、必ず質問して解消しましょう。
また、口頭での説明と契約書の内容に食い違いがないかの確認も重要です。口頭での説明は、言った言わないのトラブルに発展する可能性があります。契約書に記載されていない内容については、書面での追加を求めるなど、証拠を残すようにしましょう。
安易に契約しない
訪問してきた業者や、電話でしつこく勧誘してくる業者には注意が必要です。
「今すぐ契約しないと損をする」「今日中に契約すれば割引する」といったセールストークや、「このまま放置すると危険」などと不安を煽るような言動に惑わされないようにしましょう。
まずは、複数の業者から見積もりを取り、料金や作業内容を比較検討することが大切です。また、家族や友人、消費生活センターなどに相談し、第三者の意見を聞くのも有効です。
消費生活センター連絡先
- 消費者ホットライン: 188 (全国共通電話番号・局番なし)
- 国民生活センター: 03-3446-1623(平日10時~12時/13時~16時)
- 消費者生活センター公式サイト:https://www.kokusen.go.jp/map/

優良業者を見極めてぼったくり被害を回避しよう
今回は、悪徳水道修理業者の手口や被害の実態、そして優良業者を見極めるポイントについて解説しました。悪徳業者はあの手この手で私たちを騙そうとしますが、事前に知識を身につけておけば、被害を防げます。
- 料金体系が明確で分かりやすい業者を選ぶ
- 無料で見積もりを出してくれる業者を選ぶ
- 確かな実績がある業者を選ぶ
- 丁寧に説明してくれる業者を選ぶ
- 口コミや評判が良い業者を選ぶ
これらのポイントを参考に、信頼できる業者を選び、安心して水道修理を依頼しましょう。
もし、悪徳業者に遭遇してしまった場合は、
- その場での支払いを拒否する
- 消費生活センターに相談する
- クーリングオフ制度を利用する
などの対処法を覚えておきましょう。
悪徳業者に騙されないためにも、事前にしっかりと情報収集を行い、冷静な判断を心がけることが大切です。