水道代がいつもより高い！原因や対処法を分かりやすく解説

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水道代が高いのはなぜ？考えられる3つの原因

「水道代が高すぎる…」と違和感を抱いたときは、原因を解明することから始めましょう。水道代が高いときに考えられる原因は、主に以下の3つです。

• 使い過ぎている
• 水道料金の値上げ
• 水漏れが起きている

水漏れが原因の場合は、返金されるのかどうかも解説するので、あわせてチェックしてみてください。

原因1：使い過ぎている

単に、水の使い過ぎが原因かもしれません。使用量が多くなれば、水道代も高くなります。

例えば、子供たちが夏休みに入って家にいる時間が増えると、トイレの回数や水を飲むことが多くなるものです。その時期だけ水道代が高くなる家庭は少なくないでしょう。

また一時的ではなく、継続的に水道代が高い場合は、皿洗いやシャワーをするときに水を流しっぱなしにしていたり、家庭菜園で水を使い過ぎていたりするなど、日常的に水を使い過ぎている可能性があります。節水を心がけることで、水道代を抑えられるはずです。

1ヵ月の生活を思い出し、水を使い過ぎている要因はないか振り返ってみましょう。

原因2：水道料金の値上げ

以前に比べ、水道代が大分高いと感じる場合は、値上げが原因かもしれません。お住まいの地域で水道料金の値上げを行ったかどうか、一度確認してみましょう。

そもそも水道代には、使用した分の水道代だけでなく、水を安定して供給するために必要な「水道施設の整備費用」や「人件費」なども含まれています。近年、人口減少に伴い、水の使用量は減少。そのため、1家庭あたりの負担を大きくすることで、水道施設の整備費用や人件費をまかなっているのです。

水道料金が値上がりしているかどうかは、料金明細を見ると分かります。基本料金や従量料金（1立方メートルあたり）が以前よりも上がっていれば、値上げが起きたということです。

原因3：水漏れが起きている

水道代が高い原因に思い当たる節がない場合は、水漏れを疑いましょう。配管に穴があいていたり接続部分に不具合が起きていたりすると、常に水が漏れ出してしまいます。水漏れが起きていないか確認してみてください。

確認方法は至って簡単です。家での水道の使用を中止した状態で、屋外にある水道メーターを見てみましょう。どこからも水が出ていないのであれば、パイロットと呼ばれる部品は止まっています。しかし、どこかで水が漏れ出している場合、パイロットは時計方向に回っています。

水漏れの可能性があるのであれば、水道の元栓・止水栓を閉めて、供給をストップしてください。その後、水漏れの修理が必要になります。

水漏れが原因なら減額・返金の可能性も

水道代が高い原因が水漏れであると判断された場合、水道代の減免制度が適用される可能性があります。一定の条件を満たせば、水漏れで増えた分の水道代は免除されるので、諦めずに申請してみましょう。

ただし、減免制度の内容については、各自治体によって異なることがほとんどです。兵庫県尼崎市を例にすると、「地下漏水などお客さまが気が付かないところなどの漏水の場合は、料金を減額する制度があります。」としています。

お住まいの地域ではどのような対応となっているのか、各地域の水道局公式HPをチェックしてみてください。

※出典：尼崎市公営企業局水道・下水道

水漏れが原因なら早めの対処が重要

水漏れが原因で水道代が高い場合、早めに対処しましょう。放置すればメーターは上がり、無駄な出費が増えるばかりです。

「自分で対処できるケース」と「水道修理業者への依頼が必要なケース」を紹介します。

自分で対処できるケース

自分で対処できる水漏れは、そう多くありません。基本的には、パッキンやカートリッジなどの部品劣化が原因で起こっている場合に限られます。

部品交換であれば、比較的簡単な作業で済むので、特別な知識や経験は必要ありません。ただし、道具や取り換え用の部品の準備を自分でしなければいけないので、時間と手間はかかります。

ちなみに、給水管や排水管から水が漏れ出しているときは、補修テープを巻くという方法もあります。ただし、あくまでも応急処置になるので改善とはいえません。

水道修理業者への依頼が必要なケース

1つでも以下に当てはまる場合は、水道修理業者への依頼がおすすめです。

• どこで水漏れが起きているのか分からない
• 道具が揃っていない
• 修理できる自信がない

無理をしてしまうと、状態を悪化させてしまう恐れがあります。修理代を節約するどころか、大掛かりな作業が必要となり高額になることも…。

プロに任せたほうが安く済むこともあるので、早めの依頼がおすすめです。

水道修理業者を選ぶときの3つのポイント

水道修理業者といっても、どの業者を選んでもよいわけではありません。以下3つのポイントをチェックすることで、優良業者かどうか判断しやすくなります。

• 施工実績が豊富
• 口コミ・評判が良い
• 水道局指定工事店である

それぞれ詳しく解説するので、選ぶときの参考にしてみてください。

施工実績が豊富

水道修理業者を選ぶときは、施工実績を確認しましょう。施工実績が多い業者は経験豊富ということなので、慣れている分、作業を手際よく進めてくれるはずです。自信なさそうに対応されると不安になりますよね。施工実績が豊富な業者なら、そのような心配をせずに済むでしょう。

施工実績は各業者の公式HPに掲載されていることがほとんどです。依頼するときに、一度チェックしてみてください。

加えて、創業年数を確認しておくのもおすすめです。長く続けられているのは、多くの利用者に親しまれてきたからこそ。リピーターが付いている可能性も高いので、サービス・接客において満足しやすいでしょう。

口コミ・評判が良い

口コミ・評判から水道修理業者を選ぶのも1つの方法です。口コミや評判には接客やサービス、作業など、利用者のリアルな意見が書かれています。

公式HPには「丁寧な接客を心がけています！」と書かれていても、それが本当に実践されているのかは利用者にしか分からないことです。安心して任せられるのかどうか、各業者の口コミ・評判を参考にしてみましょう。

水道局指定工事店である

水道修理業者には、各地域の水道局から給水区域内の水道設備工事を、適切に行えると認められている「指定工事店」と、認められていない「非指定工事店」があります。それぞれの大きな違いは、対応できる水道工事内容です。

指定工事店が対応できる水道工事は幅広く、給水管や水栓、排水設備の新設・増設・撤去などさまざまです。一方の非指定工事店が対応できるのは簡単な水道工事のみで、パッキンや蛇口本体の交換などになります。

何も知らずに非指定工事店に依頼してしまうと、後から指定工事店に依頼し直すことにもなり兼ねません。水道修理業者を選ぶときは、指定工事店の中から選ぶのがおすすめです。

すぐにできる！水道代の節約術3選

総務省の家計調査報告（2021年）によると、2人以上世帯の上下水道料金の月平均額は5,412円となっています。世帯人数やライフスタイルにもよりますが、自分の家の水道代が平均よりも大幅に高い場合は、節約を試みてみるのも1つの方法です。

今回は3つの節約術を紹介します。少しでも水道代を抑えたい方は、参考にしてみてください。

食洗機を導入する

食器を自動で洗ってくれる食洗機。家事の手間が省けるだけでなく、大きな節水効果も得られます。

そもそも食洗機は、少量の水やお湯を循環させることで汚れを落としています。手洗いよりも使用水量は少なく済むので、無理なく節水できるのです。

パナソニックによると、食洗機の使用で水量は手洗いの約1/9カットできるとのこと。

【約6人分（約48点）の食器を洗った場合】

近年では、工事不要で設置できる食洗機も増えています。初期費用はかかりますが、節水や負担軽減といったメリットを考えると、食洗機を導入するのもよいでしょう。

節水シャワーヘッドを導入する

水道代を簡単にできる節約術としては、節水シャワーヘッドを導入する方法もあります。節水シャワーヘッドの仕組みは、水が出る穴を小さくすることで、水圧が上がるようになっています。水の勢いは増しますが水量は減っているので、節水につなげられるのです。

節水シャワーヘッドはホームセンターでも購入できます。自分で簡単に交換できるので、節約したい方は節水シャワーを導入してみるとよいでしょう。

お風呂の残り湯を再利用する

お風呂の残り湯をそのまま捨てていませんか？残り湯は洗濯時に再利用することで、節水につなげられます。

また、節水以外のメリットも。お風呂の残り湯を使用することで、冷たい水で洗うよりも汚れが落ちやすくなります。すすぎ洗いをするときは水道水を使用すれば、においや雑菌が衣類に残る心配もないでしょう。

水道代が異常に高いときは最初に原因を探ろう

水道代が高いときは原因解明が必須です。原因によっては改善できる可能性もあるので、放置しないことが大切です。もし原因が分からないときは、水道修理業者に一度点検してもらうとよいでしょう。

『水道修理のセーフリー』では、多くの水道修理業者の口コミを掲載しています。サイト内の「無料コンシェルジュ」のサービスは、希望に合う業者を探してくれるので、急いでいる方におすすめです。ぜひ活用してみてください。