2022.07.10 2022.07.24
水道管から水漏れしているときの原因や、すぐにできる応急処置を紹介します。
突然水道料金が高くなったり、静かなときに水が漏れているような音がする場合は、水道管で水漏れが起きている可能性があります。水漏れ被害の拡大を防ぐためにも、水漏れに気づいたら早急に対処しましょう。
ここでは、水道管から水漏れしているときの原因や対処法について詳しく解説します。
水道管の水漏れでお困りの方は参考にしてみてください。
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記事の内容
水道管から水漏れがする原因とは?
水道管からの水漏れは、何らかの原因による破裂で起こります。水道管が破裂する原因は主に3つです。
劣化による破損
水道管の水漏れで多いのが、経年劣化による破損です。鉄管の水道管の場合は錆が広がり、腐食が始まることで水道管が破裂します。
サビにくい塩ビの水道管であっても、長年使用し続けていると内外からの圧力によってひびが入ったり、折れたりすることがあります。
水道管は定期的に点検・メンテナンスをすることが大切です。劣化を完全に防ぐことはできませんので、2、30年に一回程度、新品に交換することが推奨されています。
凍結による破損
冬場に多いのが凍結による破損です。水道管の中を流れている水が寒さで凍ってしまうと、膨張してしまいます。膨張による圧力で、水道管が破損してしまうのです。
凍結による破損は寒冷地で起こると思われがちですが、寒冷地では凍結対策がしっかりと取られているため、トラブルはほとんど起こりません。水道管の凍結対策が取られていない地域で注意が必要です。
凍結による破損は地上の水道管に限るトラブルです。地中に埋まっている水道管は、寒さで凍結する心配はありません。
地震による影響
地震の揺れによって水道管にゆがみが生じ、破損することがあります。地震による水漏れは、築年数の古い水道管には限りません。新しい水道管であっても、強い揺れを受けると水道管がゆがんで破損してしまう恐れはあります。
地震による破損を防ぐことは難しいので、強い地震が終わったあとは水漏れが起きていないか水道管を点検することが大切です。
水道管からの水漏れを確認する方法
水道管からの水漏れに気づくのが遅れてしまい、気づいたときには被害が拡大していたということがあります。水漏れに気づくことで被害の拡大を防ぎましょう。
ここからは、水道管からの水漏れを確認する方法を紹介します。
水道料金を確認する
水道管から水漏れしていると、水道料金が通常より高くなってしまいます。
水道料金に違和感があれば、数か月分の水道料金や1年前の同じ月の水道料金と比較して見ましょう。水道料金は季節によっても変動するため、平均値が分かるように複数の月で比較するとよいでしょう。
数百円程度の値上がりなら問題ありませんが、2,000円以上高くなっているときは水道管の水漏れが怪しいかもしれません。
水道メーターをチェックする
水道メーターの回転によっても水漏れが確認できます。
まずは、家中の水栓を全て閉めて、水を止めます。そのうえで水道メーターを確認しましょう。水を使っていないのにも関わらずメーターが動いている場合は、水漏れが起きている可能性があります。
水まわりの水道管を調べる
トイレやキッチンなど、わかりやすい場所を自分で調べてみましょう。トイレやキッチンは水漏れしやすい場所です。水漏れかなと思ったら、まずは水回りの水道管を調べてみるとよいでしょう。
蛇口、タンク周り、給水管のつなぎ目など、見える場所を順番にチェックしていってください。
水道修理業者に検査を依頼する
自分で水漏れが特定できない場合は、水道修理業者に検査を依頼しましょう。地中の水道管の水漏れや床下の水漏れは、水道修理業者でなければ特定・修理ができません。
修理業者であれば特殊な器具を使って漏水調査を行ってくれるので、スムーズに水漏れ箇所と原因が見つかります。
ただし、費用はかかりますので、事前に見積もりを出してもらいましょう。
水道管から水漏れしているときの応急処置
水道管の水漏れは、水道修理業者に調査と修理を依頼するのが一般的です。しかし、修理業者の訪問までに時間がかかるときには、次の応急処置方法を試してみてください。
水道の元栓を閉める
まずは水道の元栓を閉めてしまいましょう。水漏れの発生箇所が分からないときには、元栓を閉めてしまうのが一番安心です。
給水管からの水漏れであれば、元栓を閉めることで水漏れを防ぐことができます。
補修テープで保護する
水漏れ箇所が分かっているうえで元栓を閉めても水漏れが止まらない場合は、補修テープをで水道管を保護する方法があります。
補修テープの種類
補修テープにはいくつか種類があります。
- 防水補修テープ
- 水道用ラッカテープ
- 自己癒着テープ
水道管の補修テープとして多く用いられているのが、自己癒着テープです。防水補修テープは名前の通り防水加工されており、自己癒着テープは粘着面がなく、伸ばして巻き付けることでゴムの部分がくっつきます。
補修テープの選び方
補修テープはどのテープでなければダメということありません。テープによって価格や使いやすさが異なりますので、そのあたりを考慮して選ぶとよいでしょう。
- 価格
- 使いやすさ
- 対応できる水漏れの範囲
以上の3点を考慮して選びましょう。
補修テープで応急処置する手順
まずは水道の元栓を閉めておきます。破損している場所が目視でわかる場合は、破損箇所に補修テープをきつく巻き付けていきます。
テープを密着させるために、水滴や汚れはあらかじめふき取っておきましょう。破損している部分だけでなく、その周囲をぐるりと囲うように、広範囲に補修テープを巻き付けるのがポイントです。
パテと補修テープで補修する
水道管に貼り付ける補修材のパテと補修テープを併用することで、より高い効果が期待できます。
まずは補修部分の水分と汚れをしっかりとふき取り、パテを破損部分に貼り付けていきます。破損箇所にパテを押し込むように貼り付けたら、その上から補修テープをきつく巻いていきましょう。
パテだけでは抑えられない水圧を、補修テープを巻き付けることで抑えて補強することができます。
水道管の水漏れ修理をするときの注意点
補修テープやパテを使って水道管の水漏れの応急処置をするときは、注意して作業をしないとより被害が拡大する恐れがあります。注意点をよく確認したうえで作業を行ってください。
補修材は正しく使用する
補修材は説明をよく読み、正しい方法で使用しましょう。
ホームセンターで売られている補修テープの種類は多数あります。テープの種類によって配管への向き不向きがありますので、用途に合ったものを選ぶようにしましょう。幅が広いテープは広範囲に巻けるので良いと思いがちですが、シワになりやすいため凹凸のある場所には不向きです。
補修テープを巻く際はきつく引っ張りながら巻かないと、テープの隙間から水漏れする原因となります。
補修材を使用するときは、説明書をよく読んでから使うことが大切です。
水道管の水漏れ修理はあくまで応急処置
水道管の水漏れ修理はあくまで応急処置にしかなりません。補修テープを巻いただけでは根本的な解決にはなりませんので、水道修理業者に相談・修理を依頼する必要があります。
水道管が劣化していれば、水道管の一部を交換する必要があります。補修材で修理した箇所は水漏れを繰り返す可能性が高いので、水漏れの症状が悪化する前に専門業者に必ず相談しましょう。
水道管の水漏れを放置するリスク
水道管の水漏れを放置すると、さまざまな二次災害につながる恐れがあります。水漏れを放置するとどのようなリスクがあるのか確認しておきましょう。
水道料金が高額になる
水道管の水漏れを放置すると、水道料金が高額になってしまう恐れがあります。
水漏れによって水道料金が高くなった場合、条件を満たせば水漏れ分の水道代が減額される場合があります。しかし、手続きには手間と時間がかかるうえに、条件を満たさない場合は減額が適用されるのは難しいでしょう。
建物に被害が出る
水道管の水漏れによって、建物に被害が出る可能性があります。床や壁ががぶよぶよになってしまったり、カビが発生してしまうこともあり危険です。
戸建て住宅であれば被害は自宅だけですが、マンションなどの集合住宅の場合は階下に被害が及ぶこともあるため注意が必要です。階下の住まいに被害があれば、弁償を求められるケースもあります。
地盤沈下の恐れも
地中の水道管で水漏れが起きた場合、地盤沈下を引き起こす可能性があります。地中の水道管で水漏れすると周辺に空洞ができ、地面がへこんできてしまいます。
地盤が沈下すると、建物が傾いてしまう恐れもあり危険です。周辺の住宅に迷惑をかける可能性もあるので、早めに対処する必要があります。
水道管の水漏れ修理は水道修理業者に依頼
水道管の水漏れの応急処置方法を紹介しましたが、基本的には専門の水道修理業者に修理を依頼しなければなりません。適切な対処をすることで、水漏れの再発を防ぐことができます。
水道修理業者に修理を依頼するケース
次のようなケースでは、水道修理業者に水漏れ修理を依頼する必要があります。
原因が分からない時
水道料金や水道メーターの動きから水漏れしていることはわかっているものの、水漏れの原因や発生箇所が分からないときには水道修理業者に相談しなければなりません。
原因を探っている間にも水漏れは続いてしまいますので、早急に修理業者に相談しましょう。
地中の水道管からの水漏れ
地中の水道管はコンクリートの下の埋まっていることが多く、自分で破損個所を見つけることは難しいでしょう。水道料金や周囲の地面の変化によって水漏れに気づくことはできますが、位置の特定までは簡単にはできません。
まずは元栓を閉めて、専門の水道修理業者に依頼するのが基本となります。
応急処置では解決にならない
応急処置では、水道管の水漏れの根本的な解決にはなりません。水道管が水漏れしたときには配管を交換するのが基本です。
応急処置しても水漏れが再発する可能性が高く、放置していてはリスクしかありません。できるだけ早く水道修理業者に相談し、調査・修理を依頼しましょう。
水道管の水漏れ修理にかかる料金相場
水道管の水漏れ修理にかかる料金の相場を紹介します。水道管の修理を依頼するにあたり、気になるのが修理料金でしょう。
ここでは相場金額を紹介しますので、修理を依頼する際の参考にしてください。
基本料金 | 0円~5,000円程度 |
配管の一部取り換え | 35,000円~40,000円 |
パッキンなど部品交換 | 8,000円~15,000円 |
地中の水道管修理 | 50,000円~100,000円 |
漏水調査 | 8,000円~30,000円 |
出張料金 | 0円~ |
見積もり料金 | 0円~ |
水道管といっても、給水管や排水管など種類はさまざまです。水道管の種類や水漏れの箇所によっても修理料金は大きく異なるため、一概にこの値段になるとはいえないのが水道管の水漏れ修理です。
コンクリート下で水漏れしている場合には、コンクリート工事が必要になるため修理費用は高額になります。
水漏れ箇所が分からない場合に必要な漏水調査ですが、調査方法によって費用に差があります。また、一般的に戸建てよりもマンションの方が調査費用が高くなる傾向にあります。
水漏れが火災保険の補償対象か確認を
水漏れによる被害は火災保険の補償対象となる場合があります。
ただし、水漏れ修理自体に補償があるわけではありません。補償対象となるのは、水漏れによって破損した壁や床の修繕費用、家具家電の修理費用です。
したがって、ただ水漏れしただけで住宅や家具家電に被害がなければ補償の対象外となってしまいます。
保険会社によっては、凍結で水道管が破損した場合は修理費用の一部を保証してくれる場合もあります。補償内容は加入している火災保険によって異なりますので、水漏れで被害があった場合は必ず保険会社に確認しましょう。
水道管の水漏れは必ず修理が必要
水道管で水漏れが起こる原因や応急処置を紹介しました。
水道管の水漏れを放置すると水道料金が跳ね上がったり、マンションでは階下の住人に迷惑をかけてしまう恐れがあります。水道料金に変化を感じたら、できるだけ早く原因を追究し、水道修理業者に相談しましょう。
当サイト『水道修理のセーフリー』でも水道修理業者を多数紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
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水道管からの水漏れに関する質問
-
水道管から水漏れする原因を教えてください
-
水道管からの水漏れの応急処置を教えてください
-
水道管の水漏れを放置するとどうなりますか?
水道管の水漏れを放置すると、水道料金が高額になったり、集合住宅では階下に被害が及ぶ可能性があります。
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