2022.08.18 2022.08.18
今回は水漏れが起きたときに利用できる、止水テープについて詳しくご紹介します。
急な水漏れは困ってしまいますよね。「できれば、すぐに水漏れをどうにかしたい」と思う方も多いでしょう。
止水テープを使えば、簡単に応急処置が可能です。しかし、止水テープはさまざまな種類があり、水漏れの場所にぴったりのテープを選ぶ必要があります。
そこで、水漏れ箇所によってぴったりの止水テープを説明するので、参考にしてください。
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記事の内容
止水テープとは?
止水テープは用途によって、いろいろな種類があります。配管の接続部分に生じたすき間を埋めるシール材として使用されるシールテープや、壁のひび割れからの水漏れに対応する防水テープなどが使用されます。水漏れの応急処置にも幅広く利用される素材です。
テフロン製のシール材やアルミニウム製、シリコン製など、水漏れの状態や箇所によって正しく選ぶ必要があります。
水回り以外にもガス管やゲージ接続部などにも利用されますが、ここでは水漏れなど水回りでの使用方法をご紹介します。
対応できる水漏れは?
被災地でも止水テープはよく利用されているようです。
「災害が起きて半壊した住宅の雨漏りを止めることができた」
「水道管破壊して水漏れしていたが、止水テープで補修した」
「外壁にヒビが入り水漏れが始まったが、止水テープで補修してヒビを補修した」
「破けたビニールシートを止水テープで補強して使い続けた」
といった声が聞かれました。
このように止水テープは、幅広い水漏れに対応可能です。もちろん、日常の水漏れにも大活躍しています。
止水テープの選び方
止水テープはさまざまな種類が販売されています。その中からどのように選べばいいのでしょうか。
目的によって使い分けられるように、どのような種類があるのか見ながら、選び方のポイントをお伝えします。
- 片面タイプか両面タイプか
- 黒・白・透明など色で選ぶ
- テープの幅を確認
- テープの暑さを確認
- 耐熱性は必要か
以上のことを確認して選んでください。
片面タイプか両面タイプか
止水テープには片面だけが接着面になっているものと、両面が接着面になっているものがあります。一般的によく使われているものは片面タイプで、水道管や壁のひび割れからの水漏れ補修に利用されます。
接着面が両面のタイプは、2つの素材を貼り合わせるのに適しています。
黒・白・透明など色で選ぶ
シール素材のテープは白が主流です。一方、防水テープは黒が主流で、最近白も人気が出ています。
シリコンゴム自己融着テープは色が豊富で、黒や白はもちろん、赤や黄色、青など幅広い色が揃っているので貼り付ける場所によって選べます。
透明な粘着剤を使用し、透明なテープ素材を利用した止水テープは、ひび割れの補修部分を目立たせたくない場合におすすめです。
また、ウレタン製のテープは薄いマロン色など、素材によっても色が異なります。
テープの幅を確認
配水管に止水テープを巻く作業が初めてという場合は、ある程度幅の広い止水テープが作業しやすいのでおすすめです。
ただし、接合部に接着する場合は、止水テープがはみ出してしまわない程度の接合部の幅に合わせた止水テープを選びましょう。
テープの幅は6mm〜25mmくらいが主流です。
テープの厚さを確認
止水テープは、0.1mm~1mmまでさまざまな厚さの製品が製造されています。
用途や貼り付ける場所にもよりますが、厚みのあるものなら耐久性もあり、長期に渡って水漏れを止めることが可能です。購入する際はテープの厚さも確認してください。
耐熱性は必要か
エアコン室外機のドレンホースのヒビなど、屋外の水漏れや熱いお湯の流れる配管などは耐熱性が必要です。日光が当たっていると高温になることがあり、止水テープがすぐに劣化して取れてしまうためです。
耐熱性のある止水テープをお探しなら、アルミ製がおすすめです。製品により-50~260℃の超耐熱性のものがあります。寒い地域は耐寒性も確認しておきましょう。
止水テープの利用目的
止水テープは以下のような水漏れの際に利用されます。
- 水栓の接続部分からの水漏れ
- 洗濯機との接続部分からの水漏れ
- 隙間からの水漏れ
- 便器やバスタブ、タイルのひび割れからの水漏れ
水栓の接続部分からの水漏れ
特に浴室で使用されるサーモスタット混合水栓など、配管内部での接続部分にできる隙間を埋めるためにシール材として止水テープを使っています。シール材として使用される止水テープは、耐久性が高いことが特徴です。
サーモスタット混合栓のように壁に接続するタイプの水道蛇口は、配管の奥で雌ネジと雄ネジを接続しています。ネジ同士の間にすき間ができやすい構造のため、シール素材の止水テープを巻いて調節しているのです。
この止水テープが劣化すると水漏れが始まるので、止水テープを巻き直す必要が出てきます。止水テープを巻き直すには分解が必要なので、もしできる自信がないのなら水道修理業者に相談しましょう。
洗濯機との接続部分からの水漏れ
洗濯機の蛇口部分と壁の中の給水管との接続する部分に、シール素材の止水テープが使用されています。この止水テープが劣化すると水漏れが始まります。
止水テープがきちんと巻かれていないと、蛇口から洗濯機へ配水がスムーズにいかなくなります。止水テープのおかげで洗濯機が機能しているのです。
この場合は古い止水テープを取り除いて、新しい止水テープを巻き直す必要があります。
隙間からの水漏れ
サッシの隙間から水が入る、またはキッチンや洗面所の隙間からの水漏れといった隙間からの水漏れがあれば、止水テープで補修できます。
できるだけ幅の広い止水テープで、隙間以外のところまで貼り付けることがポイントです。素材はポリエチレン製といった防水効果の高いものがおすすめです。
便器やバスタブのひび割れからの水漏れ
便器やバスタブ、タイルといった陶磁器やガラスなどで作られたアイテムは、ちょっとした衝撃でヒビが入り、水漏れが起きることがあります。
水漏れがあるのにそのまま放置しておくと、床材など周囲にダメージを与えてしまう可能性があるので、止水テープをピタッと貼り付けて水漏れを一時的に止めておきましょう。
透明タイプのテープを使用すれば、補修していることがほとんど見えません。止水テープは接着力が高く、局面や凹凸のある表面でもちゃんと補修できます。
しかし、止水テープによるひび割れの補修は一時的なものなので、できるだけ早くに業者に相談しましょう。
止水テープで応急処置をするときの注意点
止水テープを使って応急処置をする際の注意事項を紹介します。より効果的に止水テープを使えるように、参考にしてください。
元栓・止水栓を閉める
どこから水が流れているのか特定することが第一です。元栓・止水栓を閉めて水漏れ箇所を特定し、止水テープで水漏れの処置を行います。
作業中も水が流れ続けていると作業ができません。作業中も元栓か止水栓を閉めていることを確認してください。元栓を閉めて水分を乾かしてから作業を始めましょう。止水テープがいくら接着力が高くても、濡れているとうまく接着できません。
汚れを取り除く
止水テープは凹凸があっても接着できる、接着力の高いテープです。しかし、十分に効果が発揮されるためには、止水テープを巻く箇所の汚れを取り除くことが大切です。
汚れがついているとテープがしっかり接着できず、隙間ができてしまう可能性があります。水拭きで汚れを除去したあとで乾いた雑巾で乾拭きをすると、水気も取れてより接着力が高まり安心です。
特に配管などのネジ部分は汚れが蓄積しやすい場所です。配管などのネジ部分に巻くときは、古い歯ブラシなどで汚れを落とすことを忘れないようにしましょう。
巻き始める位置を正しく決める
配管などに止水テープを巻くときは、巻き始めの位置が重要です。ネジ山を確認し、先端から2つ目のネジ山から巻き始めるようにしてください。ネジの先端から巻いてしまうと、かえって水漏れが悪化してしまう可能性があります。
巻く方向は時計回りで、4、5周程度がおすすめです。何度も巻けばそれだけ強力になるわけではありません。適度な回数が効果的です。
また、止水テープを指で軽く抑えて、ネジ溝になじませながら巻くとうまくいきます。
止水テープの先端の状態をチェック
新品のテープなら問題ないのですが、開封して既に使用している止水テープは先端がねじれていることがあるので注意が必要です。状態が悪いと接着力も落ちているため、ネジ部分にうまく密着できません。
止水テープの状態が良いところまでハサミで切って捨ててしまいましょう。
止水テープだけで大丈夫?
止水テープでの補修はあくまで一時的な応急処置です。
カビが発生しないように隙間からの水漏れを止水テープでふさいだというケースなら、しばらく様子を見て判断してもいいでしょう。
しかし、便器のひび割れやパイプの接続部分からの水漏れなどは、止水テープでの補修だけでは、根本的な問題を解決できません。
便器や浴槽にヒビが入って水漏れがあるなら、カビが生えたり、床材や内部構造に腐食が起きたりする可能性があります。
洗濯機の接続部分やサーモスタット混合栓の配管部分は、プロの水道修理業者も止水テープで処置をしています。しかし、やはり巻き方がプロの仕様です。一時的に補修しても、いつ水漏れが始まるかはわかりません。プロの水道修理業者に点検をしてもらいましょう。
もしどの業者に依頼したらいいのかわからない場合は、当サイト『水道修理のセーフリー』の無料コンシェルジュにご依頼ください。
止水テープで対応できない水漏れ
止水テープは接着力が強く、凹凸のある場所にも使えます。しかし、たとえ応急処置でも止水テープでは対応できないケースがあります。
以下のような止水テープでの対応ができない水漏れは、ただちに水道修理業者への相談がおすすめです。
- エアコンの水漏れ
- 天井の水漏れ
- 重度の水漏れ
なぜ止水テープでは補修してはいけないのかを詳しく説明します。
エアコンの水漏れ
エアコンから水漏れが起きるケースでは、送風口からの水漏れがほとんどのようです。エアコン内部では常温の空気を冷やしたときに生じる水分を外部に排出する、ドレンホースが設置されています。
しかし、このドレンホースにつまりが起きると、送風口から水漏れが起きてしまうのです。送風口は冷風が出てくる場所なので、止水テープでふさぐことはできません。
エアコンの水漏れは、ドレンホースのつまりを取り除いたり、フィルターを掃除することで解消することがありますが、できるだけ早くに専門の修理業者に相談してください。
エアコンの水漏れでお困りの方は、以下の記事も参考にしてください。
天井の水漏れ
天井から水漏れがある場合は、配管に問題があるか、または屋根が破損されているかといった原因が考えられます。配管に問題があるなら、速やかに専門家への相談がおすすめです。
天井に止水テープを貼り付けて水漏れを防いでも、天井内部に水が溢れ、電気の配線にまでダメージを与えてしまう可能性があります。
天井からの水漏れを一時的に止めても、水が天井裏で少しずつ溜まっていき、腐食してしまうかもしれません。大被害になる可能性もあるので、止水テープでの一時的な補修では被害が大きくなるばかりです。
被害を抑えるために、電化製品を水がかからない場所に移動するといった予防をしてから、水漏れ修理の依頼をしてください。
重度の水漏れ
大量の水が流れ出る重度の水漏れとなると、止水テープでは補修不可能です。止水テープで補修しても、重度の水漏れの場合は数時間でまた水漏れが始まるかもしれません。
不在時に水漏れが始まり、床材や家財が浸水してしまったということもあるので、止水テープでの補修の過大評価は危険です。
重度の水漏れが発生したら、水道修理業者への相談がおすすめです。被害が広がってからあわてて依頼するよりも、費用も抑えられます。
止水テープで応急処置後に業者に相談
止水テープはとても便利なアイテムです。水漏れがあったときは、すぐに止水テープで処置をすると安心です。
しかし、止水テープで水漏れを一時的に止めていても、見えない場所で水漏れが続いている可能性も。再度水漏れが始まる前に、業者に一度相談してみましょう。
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止水テープに関するよくある質問
-
止水テープの選び方を教えてください。
-
止水テープはどんなときに利用できますか?
-
止水テープで補修できない水漏れはありますか?
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