防水パテで水漏れを直すには?使い方や種類・購入場所も解説!
2022.08.19
防水パテの種類・使い方、おすすめの購入場所について解説します。
防水パテにはいくつかの種類があり、水漏れの場所や状況によって使い分ける必要があります。
また、防水パテ使用時には注意点を押さえておかないと、効果を十分に発揮することはできません。
この記事では、防水パテの種類および使い方、注意点を紹介するとともに、おすすめの購入場所もあわせて解説します。
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水漏れの際に使用される防水パテ
防水パテとは、穴やひび割れなどを埋めるために用いられるペースト状の充填剤です。
比較的取り扱いが簡単なため、防水パテは水漏れ箇所の補修に用いられます。しかし、種類がいくつかあるので、使用目的によって使い分ける必要があります。
ここでは、水漏れの際に使用される防水パテの種類について解説していきます。
エポキシ系防水パテ(多用途用)
エポキシ系防水パテとは粘土状のパテで、エポキシ樹脂のプレポリマー・硬化剤の2剤を練り合わせることで硬化がはじまります。
2剤を練り合わせないと硬化しないため取り扱いが簡単な上に、陶磁器、プラスチック、タイルなど、水回りの幅広い物に使用するが可能です。
エポキシ系防水パテは硬度がさほど高くないので、金属にはやや不向きです。簡単な水漏れ補修を行うには、最適の防水パテの一つといえるでしょう。
価格に関しては、500円~1,000円程度となっています。
エポキシ系防水パテ(金属用)
通常のエポキシ系防水パテ同様、主剤・硬化剤を練り合わせて硬化させる防水パテですが、鉄粉などを配合しており硬化後は金属のような硬度を発揮します。
また、水中での使用でも硬化がはじまり、かつ耐久性にも優れているので、金属部分の水漏れを比較的長期にわたって防止することも可能です。
ただし、金属用のエポキシ系防水パテは、硬化後の硬度が高いので金属部分にしか使用できません。プラスチックなどに使用すると硬化後に補修部分が割れることがあるので、使用目的は限られます。
価格に関しては、700円~2,000円程度とやや高額ですが、しっかりと硬化してくれるので、金属部分の水漏れ補修におすすめです。
シリコン系防水パテ
シリコン系防水パテは、耐水性、耐熱性、耐寒性などに優れ、硬化後は温度変化の高い環境でも安定する防水パテです。
そのため、シリコン系防水パテは浴室などの水回りでのシーリングなどに使用され、中には防カビ剤入りのシリコン系防水パテも用意されています。
価格も400円程度と比較的安価な上に、ホームセンターなどで入手のしやすい防水パテとなっています。
接着剤での防水も可能
水漏れ部分の補修を行うのであれば、防水パテでなく接着剤を用いる方法も選択肢の一つです。
防水パテ同様、陶磁器、プラスチックなど多用途に使用できるものもあれば、金属など特定の素材でしか効果を発揮しないものもあるので、使用目的に合わせて使い分ける必要があります。
なお、水漏れ補修に用いるのであれば、水中でも硬化する接着剤がおすすめです。接着剤によってはプールなどに使用できる物もあるので、浴槽や配管など、場所に応じた適切な接着剤を選ぶようにしましょう。
防水パテが購入できる場所
水漏れ部分の補修を手軽に行える防水パテですが、どこで購入できるのでしょうか。
ここでは、防水パテを購入できる場所について解説します。
ホームセンターならほぼ確実
防水パテはホームセンターであればほぼ確実に購入することができます。売り場は、塗料・接着剤、補修材、充てん剤などに置いているケースが多いです。
なお、防水パテは使用目的によって適切なものが異なるので、使用目的をよく確認して購入するようにしましょう。
ネットショップでも購入できる
防水パテは、ネットショップでも購入することが可能です。
手元に届くまでの時間は掛かるものの、多様な防水パテを購入することが可能で、利用者の口コミを確認できるメリットがあります。
ただし、ホームセンターで購入する際と同様に、使用目的をよく確認する必要があるので、しっかりとリサーチして防水パテを購入しましょう。
100均でも防水パテの購入が可能
防水パテは、100均でも購入できます。エポキシパテのように粘土状の防水パテもあれば、チューブ入りの防水パテもあるので、用途によって使い分けましょう。
エアコンなどに使用する「すきまパテ」などもありますが、水漏れの補修には不向きなので注意が必要です。
また、硬化後の強度に関しても商品によって異なるので、目的に合わせて購入しましょう。
防水パテの使い方
比較的取り扱いが簡単な防水パテですが、正しい使い方を行わないと、本来の防水パテの効果を発揮することはできません。
そこでここでは、防水パテの基本的な使い方に関して紹介します。
水漏れ部分の特定
まずは防水パテを使う前に、水漏れ部分の特定を行いましょう。
闇雲に防水パテを使っても水漏れの補修にはなりません。他に水漏れが発生していないか確認し、しっかりと水漏れ部分を特定していくことが重要です。
水漏れ部分の特定が難しい場合は、一旦タオルなどで拭き取ってから探すと、見つかりやすくなります。
また、防水パテを使う前には、以降の作業性を高めるために、一旦止水栓で水を止めておくようにしましょう。
水漏れ部分の汚れを除去
水漏れ箇所を特定したら防水パテを使う前に、水漏れ部分の汚れを除去しましょう。
水漏れ部分に汚れが付着したまま防水パテを使ってしまうと、使用箇所に防水パテが上手く馴染まず、効果を発揮することができません。
また、水漏れ部分に水分が残った状態になっていると、防水パテがうまくのらないことがあるので、水分も拭き取るようにしましょう。
防水パテを練り込む
防水パテを練り込む際には、予め補修する部分に見合った量のパテを用意しておきましょう。
防水パテを長時間練り込んでしまうと、硬化が始まりだして水漏れ部分に付かなくなる恐れもあるので、2~3分程度を目安に防水パテを練り込んでいきます。
また、衣服に防水パテが付くと取れなくなり、臭いが強い防水パテだと臭いが移ってしまうことがあるので、ビニール手袋や不要になったタオルなどを用意しておくと良いでしょう。
水漏れ部分を防水パテで補修
防水パテの練り込みが終わったら、水漏れ部分を防水パテで補修していきます。
水漏れ部分と防水パテの間に隙間があると、その部分から水漏れが発生してしまうので、隙間なく塗っていくことが重要です。
また、防水パテの乗りが悪く水漏れ部分に上手く付かない場合は、紙やすりなどで表面を荒らしてから防水パテを塗るのも有効な方法となります。
水漏れ部分を防水パテで補修し終えたら、規定の時間放置して硬化しているか確認し、水漏れが補修できていれば完了です。
防水パテ使用時の注意点
防水パテを使用して水漏れを補修する際には、注意点を踏まえていないと、防水パテの効果を十分に発揮しない場合があります
そこでここでは、防水パテ使用時の注意点について解説します。
用途に合った防水パテを使用
水漏れを補修する防水パテにはさまざまな種類があり、大きく分けると以下の3つに分類できます。
- 多用途用のエポキシ系防水パテ
- 金属用のエポキシ系防水パテ
- シリコン系防水パテ
この内、多用途用のエポキシ系防水パテは、陶磁器、プラスチックなど、幅広い物に使用が可能ですが、硬化後の硬度がさほど高くないので、金属製の配管部分には不向きになります。
一方、金属用エポキシ系防水パテは硬度が高いものの、硬化後の金属用エポキシ系防水パテより柔らかい物に使用すると、割れることがあるのです。
シリコン系防水パテも同様に、防水性があるものの硬化後の硬度はありませんので、用途に合った防水パテを使用するようにしましょう。
防水パテ使用時には湿度・気温に注意
防水パテは、湿気の多い環境や気温が低いときに乾きにくくなってしまうので注意が必要です。
そのため、水漏れをしっかりと補修するためにも、その日の湿度・気温を確認するようにしましょう。防水パテの使用環境に関しては、購入した製品の取り扱い説明書で確認することができます。
また、湿度が高く、気温が低くても、ドライヤーなどで防水パテを乾かす方法もあります。しかし、急激に乾燥させると防水パテが割れることも懸念されます。
防水パテが固まる前に塗る
防水パテは塗っている際にも徐々に乾いていくので、水漏れ補修に時間を掛けすぎると、防水パテが硬化してしまいます。
十分な柔らかさを保った状態で防水パテを使用しないと、補修部分に防水パテがうまくのらなくなるので、作業は素早く行うことが必要です。
防水パテを雑に塗布するのはいけませんが、時間を掛け過ぎないようにしましょう。
水漏れの規模によっては不向き
水漏れは防水パテで補修できるものの、補修できるものには限度があります。
防水パテは硬化後にわずかな縮みが発生し、防水パテの厚みや面積が広いほどその縮みは大きくなるので、硬化後にひび割れが発生することがあるのです。
そのため、水漏れの量が多い場合、補修箇所が複数あるような場合は、防水パテでの補修が不向きなことがあります。
防水パテでの補修が行えない場合は、素直に専門業者に依頼するようにしましょう。
水漏れ修理の相場
防水パテでの水漏れがかなわない場合、専門業者に依頼することとなります。軽微な水漏れであれば、5,000円程度で修理することが可能です。
ただし、給水管の破損の程度が大きい場合や複数箇所の修理が必要な場合は、それ以上の修理料金が必要になります。
また、水道修理業者によっては、作業費とは別途出張費を請求する場合があります。そのため、水道修理業者をなるべく安く利用したいのであれば、出張費が無料の水道修理業者に依頼すると良いでしょう。
水漏れを防止するための対策
水回りの配管や部品の劣化は避けることができませんが、日々の使い方を注意すると水漏れを防ぐことが可能です。
防水パテで補修が行えないような場所から水漏れが発生することもあるので、以下の点に注意しましょう。
定期的な掃除と配管の確認
日頃から水回りの掃除を行っている方もいるでしょう。しかし、それだけでは水漏れ対策としては十分ではありません。
例えばトイレの場合、月に1回でも良いのでトイレタンクの掃除も行うようにし、破損や部品のズレなどがないか確認することも重要です。
また、掃除の際には配管のチェックも行うようにし、つなぎ目の緩みやひび割れが発生していないか確認して、水漏れの兆候をいち早く発見するようにしましょう。
このように、定期的な掃除と配管の確認を行えば、防水パテで補修可能な内に水漏れを直すことができます。
つまりが水漏れに繋がるケースも
水漏れが発生しやすい配管だけに注意していても、水漏れを防ぐことはできません。
例えば、トイレのつまりなども水漏れの要因となるので、トイレットペーパーの流し過ぎや異物を流すような不注意を起こさないようにしましょう。
また、キッチン・お風呂などの排水口も同様に、洗剤カス・食材カス、髪の毛や石鹸カスなどによってつまりが起こり、水漏れを発生させることがあるのです。
特に、慢性的なつまりはより規模の大きい水漏れを招いてしまうこともあるので、つまりが発生したら早い段階で水道修理業者に依頼しましょう。
防水パテで直せないなら水道修理業者に依頼を
小規模の水漏れであれば、防水パテを使用することで自己補修が可能です。
しかし、水漏れが複数あるケースや激しい水漏れの場合は、防水パテで対応できないこともあるので、素直に水道修理業者に依頼するようにしましょう。
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防水パテに関するよくある質問
-
水漏れに使用できる防水パテはどのようなものがありますか?
-
防水パテはどこで購入できますか?
防水パテはホームセンターやインターネットなどで購入できます。
-
防水パテの使い方を教えてください。
-
防水パテ使用時の注意点はありますか?
防水パテは用途に合ったものを使用するようにし、湿度・温度に注意しましょう。
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