春になると、徐々に気温が上昇し、過ごしやすい日が増えていきます。しかし、暖かくなったと思ったら急激に冷え込む日もあり、寒暖差が激しい季節でもあるでしょう。
寒暖差で体調を崩される方も多い中、水回りも寒暖差でトラブルにつながることがあります。寒暖差により水道管にひびが入り、水漏れにつながることも少なくありません。
今回は、寒暖差で生じやすい水回りのトラブルを紹介します。自身の体調とともに、水回りのトラブルも防ぎましょう。
記事の内容
寒暖差で生じやすい水回りのトラブル
寒暖差で生じやすい水回りのトラブルは、次のとおりです。
- カビ
- ひび割れ・水漏れ
- パッキンの劣化
生じやすいトラブル内容を確認し、対策できるよう準備しましょう。
カビ
寒暖差が激しくなると、さまざまな場所で結露するため、カビが発生しやすくなります。とくに寒い日は暖房を使用する家庭も多く、結露が発生しやすくなるため、注意しましょう。
トイレやお風呂で黒ずんでいる場所があれば、カビの可能性があります。また、キッチンでは排水口付近に発生しやすいほか、シンクの隅は水が行き届かない場合が多くあるため、生じやすいでしょう。
カビが発生するとニオイの原因となり、衛生的ではないことから細菌の繁殖にもつながります。さらに、トイレやお風呂など白が基調とされやすい場所で黒カビを放置すると、色素沈着を起こして頑固な汚れとなるので、注意してください。
ひび割れ・水漏れ
温度差があればあるほど水道管にかかる負荷も大きくなり、古い水道管の場合は、破裂するケースもあるため注意が必要です。
また、屋外にある給湯器や水道管は、より寒暖差の影響を受けやすいほか、汚水桝にもひび割れが生じることもあります。しかし、水漏れは寒暖差以外の原因が考えられ、対処法もさまざまです。
下記の記事では、水漏れが起こりやすい場所ごとに原因と対処法を解説しているので、あわせて読んでみてください。
パッキンの劣化
寒暖差による影響は、水回りの部品にもおよぶため、入念なチェックが必要です。寒いときにお湯を出して暖かいときに水を出すことにより、温度差でパッキンのようなプラスチックの部品が劣化していきます。
プラスチックは寒暖差による影響を受けにくいと捉えられがちですが、気温が下がると固くなり、割れやすくなる素材です。暖かくなると再び柔軟性を取り戻しますが、寒暖差の影響で繰り返されることで劣化が進みます。
パッキンは、すべての蛇口に取り付けられている重要な部品です。寒暖差が激しくなることが予想されるときは、あらかじめ交換用のパッキンを用意しておきましょう。
寒暖差で水回りトラブルが生じやすい場所
寒暖差で水回りトラブルが生じやすい場所は、次のとおりです。
- 蛇口・水道管
- キッチン・お風呂・洗面所
- トイレ
- 汚水桝
トラブルの内容だけでなく、生じやすい場所を把握してチェック漏れをなくしましょう。
蛇口・水道管
寒暖差による水回りトラブルが生じやすい場所として、蛇口や水道管はすべて該当します。とくに次のような場所は気づきにくいため、注意しましょう。
- 洗濯機置き場の蛇口
- 使用していない屋外の蛇口
- 給湯器の水道管
- メーターボックス内の水道管
いつの間にか水漏れが起こり、気づいたときには水浸しの状態であることも少なくないので、普段は気にしていない場所を重点的にチェックしましょう。簡易的な水漏れなら、止水テープを貼ることで対処も可能です。
しかし、水漏れは修理業者でなければ直せないケースもあるため、修理にかかる時間や費用も把握しておきましょう。下記の記事では、水漏れ修理にかかる費用の相場を場所ごとに紹介しているので、あわせて読んでみてください。
水漏れしているか確認する方法
蛇口や水道で水漏れしているかを確認する際は、水道メーターを確認しましょう。戸建てであればメーターボックス内に設置されており、賃貸であれば廊下にある玄関扉の横にある扉の中に設置されている場合が多くあります。
確認方法は単純で、蛇口や水道をすべて止めた状態でメーターのパイロットが回っているかどうかを視認するのみです。止めているにもかかわらず、メーターが回り続けている場合は水漏れの可能性が高いため、元栓を閉めましょう。
元栓は時計回りに回すと閉まるので、閉めたら水道修理業者に連絡しましょう。水漏れは、蛇口や露出している水道管のみで起こるわけではなく、目に見えない場所で発生するケースもあります。
キッチン・お風呂・洗面所
寒暖差による水回りトラブルは、水道管や蛇口以外にもあり、キッチンやお風呂、洗面所でも発生します。とくに金属が使用されている部分は、寒暖差による影響を受けやすくひび割れや破損が懸念されるでしょう。
キッチンではシンクの水漏れを確認し、お風呂では浴槽やシャワーなどに水漏れがないかを確認しましょう。それぞれパッキンをはじめとした部品も多く使用される場所のため、寒暖差による水漏れが発生しやすい場所といえます。
また、カビの有無も確認してください。とくにお風呂は、室内と屋外の温度差が大きくなりやすく、カビが発生しやすい場所です。換気扇がある場合は換気時間を長めに設定し、使用後の換気を徹底しましょう。
トイレ
トイレは寒暖差をはじめ、さまざまな原因によるトラブルが起こりやすい場所でもあるため、水漏れやカビが発生していないかを確認しましょう。
カビについては、定期的な掃除で予防できます。トイレ掃除の手間を省きたい方は、トイレ内に回しかけて放置するトイレハイターや、便器内に貼り付けておくトイレスタンプなどがおすすめです。
下記の記事では、トイレつまりの症状別に直し方を解説しているので、あわせて読んでみてください。
汚水桝
汚水桝も、寒暖差の影響によるトラブルが生じやすい場所の一つです。汚水桝とは、トイレやお風呂、キッチンなどから排水された汚水が一時的に集まる場所を指します。
賃貸の場合は共用桝の場合が多く、管理会社や大家さんが管理していますが、戸建ての場合は自身で管理しなければなりません。大きなトラブルが起こる前に確認し、汚れが残っているようであれば掃除しましょう。
落ち葉や枝などが入り込むと、汚水桝のつまりを引き起こしてしまい、汚水が溢れる可能性があります。悪臭や害虫の発生につながるため、定期的な掃除が必要です。
下記の記事にて汚水桝の掃除方法を紹介しているので、あわせて確認してみましょう。
寒暖差による水回りトラブルを防ぐ方法
寒暖差による水回りトラブルを防ぐ方法は、次のとおりです。
- 暖房を使うときはこまめに換気する
- 水回りを定期的に掃除する
- 水道修理業者に点検を依頼する
トラブルを未然に防ぐ方法を確認し、寒暖差による影響を回避しましょう。
暖房を使うときはこまめに換気する
寒いときに暖房を使用する際は、屋外と温度差が大きくなりやすいことから、こまめな換気が必要です。
屋外と室内の温度差が大きくなると結露しやすくなるほか、換気しないとこもるので、湿度は上がりやすくなります。どちらもカビが発生しやすくなる条件となるため、こまめに換気して防ぎましょう。
また、換気をおこなう際は、暖房をつけたままのほうが急激な温度変化を防げます。換気の頻度は1時間に1、2回程度を目安にし、1回5分ほどの換気がおすすめです。
水回りを定期的に掃除する
排水口や排水管など、水回りを定期的に掃除するとさまざまなトラブルを防げます。とくに、屋外の雨どいや給湯器、汚水桝には、落ち葉や砂ぼこりが溜まりやすいため、定期的に掃除しましょう。
定期的に掃除すれば異変にも気づきやすくなり、寒暖差が激しい季節でもトラブルを未然に防ぎやすくなります。掃除の手順は、次のとおりです。
- 汚水桝のふたを開ける
- 浮かんでいる汚物をすくい取る
- エルボを外す
- 底に蓄積した汚物をすくい取る
- 水とブラシで洗浄する
- エルボを設置し直す
手順3のエルボとは、配管同士をつなぐL字型のパイプです。汚水桝に溜まる汚れが蓄積しており、つまっている場合は、下記の記事の解消方法を参考にしてみてください。
水道修理業者に点検を依頼する
水回りのトラブルを防ぐためには、水道修理業者への依頼も検討してみましょう。
たとえば、漏水調査では専門的な技法や専用の工具を使用して、見ただけでは判断できない漏水も発見できます。また、漏水以外にも、プロによる点検ならわかりにくい破損も見つけられるでしょう。
水道修理業者は修理のみではなく、点検や調査も含めておこなってくれます。仮にトラブルが発見された場合、そのまま修理も依頼できるため、スムーズにトラブルを解決可能です。
自身では点検できない場所や掃除したくない場所でも、プロに依頼すれば隅々までメンテナンスできるので、ぜひ依頼を検討してみてください。
寒暖差による水回りトラブルでお困りのときは
寒暖差による水回りトラブルで困ったときは、水道修理業者に依頼しましょう。しかし、より優秀な業者を選ぶためには、業者を比較しなければならず、時間もかかります。
急を要するトラブルであれば迅速な対応が必要のため、『水道修理のセーフリー』の利用がおすすめです。水道修理コンシェルジュに無料相談でき、希望に合うおすすめ水道業者を最短5分で紹介してもらえます。
業者選びに時間をかけたくない方は、ぜひ活用してみてください。
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寒暖差により生じやすい水回りトラブルに関するよくある質問
-
水回りのトラブルの例は?
寒暖差により生じやすい水回りトラブルの例は、カビや水道管のひび割れ、破損が挙げられます。また、パッキンの劣化のような水回りの部品の損傷もあるため、確認が必要です。
寒暖差により生じやすい水回りトラブルを詳しく見る -
水回りトラブルが生じやすい場所は?
寒暖差により生じやすい水回りトラブルの場所は、トイレやキッチン、洗面台、お風呂などが挙げられます。また、蛇口や水道管がある場所はすべて該当するといえるため、定期的にメンテナンスをおこないましょう。
寒暖差により生じやすい水回りトラブルの場所を確認する -
水回りの寿命はどのくらいですか?
一般的に水回りの使用期間は、10年といわれています。不具合をはじめとするトラブルが発生するため、迅速に対処しましょう。水回りにトラブルが発生した際は、水道修理業者に相談してみてください。
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水道のポタポタを止める方法はありますか?
水道のポタポタを止める際は、原因によるもののパッキンの交換を検討しましょう。パッキンが劣化していると、蛇口から水が垂れやすくなるので、パッキンが劣化していないかも確認してみてください。
寒暖差でパッキンが劣化する理由を見る -
寒暖差による水回りトラブルを防ぐ方法は?
寒暖差による水回りトラブルを防ぐためには、こまめな換気に加えて定期的に水回りを掃除しましょう。また、水道修理業者への点検依頼もおすすめです。
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