トイレつまりの直し方10選!自分ですぐに試せる解消法でカンタン修理
2019.08.30
自分ですぐに試せる、トイレつまりの直し方10選をご紹介します。
ほとんどのご家庭にあるものや、100円ショップやホームセンターなどですぐに手に入るもので対処できるので、ぜひお試しください。
また、「自分で対処しても直らなかった場合」「自分で対処しない方が良いケース」の対処法も詳しく解説します。
さらに、トイレつまりが起こる前兆や、予防方法までお伝えするので、今後のためにぜひ最後までご覧ください。
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記事の内容
家庭にある道具でできるトイレつまりの直し方5選
トイレつまりは、家庭にある道具で意外と簡単に直せる場合があります。
家庭にある道具を使った、トイレつまりの直し方は主に以下の5つです。
- バケツで水を流す
- ぬるま湯を入れる
- 食器用洗剤を使う
- 重曹とクエン酸(お酢)を使う
- キッチンハイターを使う
それぞれの詳しい直し方については、以下で解説するので、参考にしてください。
直し方1:バケツで水を流す
トイレットペーパーなど、本来であれば水に溶けるはずのものがつまったときに効果的なのは、バケツで水を流す直し方です。
- 便器に溜まった水をできるだけ抜いておく
- 便器に向かってバケツで水を勢いよく流す
- 「小」でトイレの水を流す
以上の手順で問題なく水が流れれば、つまりは解消されています。
便器の水位が高く水の量が多いと、塊状になったトイレットペーパーまで水の勢いが届きません。水を汲み出し便器の水位を低くしてから、バケツで水を流しましょう。
バケツが家にない方は、以下などで購入できます。
- 100円ショップ
- ホームセンター
- ショッピングモール
料金目安は、100円~600円ほどです。他に使用する予定がなければ、100円ショップのもので十分でしょう。
なお、バケツは、コンビニではあまり見かけないので、深夜・早朝の購入は難しいかもしれません。
直し方2:ぬるま湯を入れる
トイレットペーパーなど、お湯でふやけて溶けやすい物が原因なら、ぬるま湯を流してつまりを解消します。
- 便器に溜まった水をできるだけ抜いておく
- 高い位置から45度程度のお湯をゆっくり注ぐ
- 「小」で水を流す
この直し方は、ポイントが3つあります。
- 熱湯は使わない
- ぬるま湯と放置を繰り返す
- 洗剤や重曹とあわせて使う
お湯の温度は熱すぎない45℃程度にしてください。トイレは陶器でできていて、そこに熱湯を加えると熱膨張を起こし、ヒビ割れや破損の原因となります。
以下の方法で、温度計を使わずにぬるま湯を作れるので、お試しください。
- ヤカンやケトルでお湯を沸騰させる
- 沸騰させたお湯の量より少し多めの水を足す
同じ量の水を足すと、だいたい50℃くらいになるので、少し多く水を足すと45℃のぬるま湯を作れます。
ぬるま湯を入れたら一旦放置することでつまりが解消されるケースもあります。高い位置からお湯を流してもトイレつまりが解決しないときは、30分放置してみてください。
お湯を使ったトイレつまりの直し方は、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
お家にある洗剤や重曹を併用すると、ぬるま湯だけを入れるよりも早くトイレつまりが解消される可能性があります。
お湯と洗剤や重曹を使って、トイレつまりを直す方法は、下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
直し方3:食器用洗剤を使う
水に流せるものがつまっているときは、お湯と食器用洗剤を一緒にトイレに入れると、つまりが解消されやすくなります。
食器用洗剤とお湯を使ったトイレつまりの直し方は、次の手順で行います。
- 便器内の水位を調整する
- 食器用洗剤約100mlを便器に入れる
- 45℃くらいのお湯を注ぎ20〜30分放置する
便器内の水が多すぎると食器用洗剤が薄くなりすぎるので、水が溢れそうな場合は、給油ポンプなどを使って水を汲み出してください。
なお、食器用洗剤は、以下などで購入できます。
- 100円ショップ
- コンビニ
- スーパーマーケット
- ホームセンター
- ドラッグストア
- ショッピングモール
値段は、100円~200円程度です。
普段の洗い物に良い洗剤を使用している方は、トイレつまり除去用に、新たに購入しても良いでしょう。
食器用洗剤でトイレつまりを直す方法については、下記の記事でより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
直し方4:重曹とクエン酸(お酢)を使う
食器用洗剤ではなく、お掃除用の重曹とクエン酸(お酢)を使ってトイレつまりを解消する直し方です。
重曹とクエン酸の使用量は、それぞれ次の通りです。
- 重曹:カップ1/4(50ml)
- クエン酸(お酢):カップ1/2(100ml)
重曹とクエン酸、お湯を使ったトイレつまりの直し方は、次の手順で行います。
- 窓を開ける・換気扇を回すなど、トイレの換気を行う
- 便器内の水位を調整する
- 重曹とクエン酸(お酢)をトイレに入れる
- 45℃くらいのお湯を注ぎ20〜30分放置する
一連の手順は食器用洗剤を使う場合と同じですが、重曹とクエン酸を混ぜると二酸化炭素が発生するので、必ずトイレとお部屋の換気を行ってください。
なお、重曹とクエン酸は、以下などで購入できます。
- 100円ショップ
- スーパーマーケット
- ホームセンター
- ドラッグストア
- ショッピングモール
100円ショップ以外では、重曹とクエン酸のいずれも、600円~800円が相場となっています。
100円ショップ以外で売られているものは、量が多いため、トイレつまりを直す以外に使用予定がなければ、100円ショップのもので十分でしょう。
以下の記事で、重曹とクエン酸を使った、トイレつまりの直し方を、さらに詳しく解説しています。
直し方5:キッチンハイターを使う
食器用洗剤や重曹・クエン酸よりも、キッチンハイターを使った方がトイレつまりを解消させやすくなります。
キッチンハイターを使ったトイレつまりの直し方は、次の手順で行います。
- 便器の水量を調整する
- キャップ2杯分のハイターを便器に入れる
- 10〜30分放置する
食器用洗剤を使うときと同じように便器の水量が多い場合は、給油ポンプなどで水を汲み出します。便器の水の量は通常時より少し多いくらいを目安に調整してください。
なお、キッチンハイターは、以下などで購入できます。
- 100円ショップ
- コンビニ
- スーパーマーケット
- ホームセンター
- ドラッグストア
- ショッピングモール
料金の目安は、100円~200円ほどです。コンビニでもこの価格帯で販売されているので、深夜・早朝に必要となった場合でも、安心ですね。
下記の記事で、キッチンハイターでトイレつまりを直す方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
直し方6:すっぽん(ラバーカップ)を使ったトイレつまりの直し方
トイレつまりを直す代表的な道具といえば、ゴム製のカップが付いたラバーカップ(スッポン)です。
ラバーカップを使った手順は、以下を参考にしてください。
- ビニールシートでトイレを覆う
- 便器の排水口の部分に、隙間ができないようにカップをグッとくっつける
- ゆっくりと排水口に向かって押す
- 勢いよく引き抜く
- バケツなどで水を流す
排水管に便器の水が流れ込むまで、「押す・引き抜く」の作業を繰り返してください。水が流れるようになれば、通常通りレバーやボタンで水を流してもOKです。
なお、ビニールシートで覆う理由は、汚水が床や壁に飛び散るのを防ぐためです。壁や床に汚水がかかると、染み込んで悪臭の原因となるので、注意してください。
ラバーカップは、トイレの形式に合うよう、以下の3つの種類があります。
- 和式用:100円〜600円
- 洋式用:1,000円〜1,700円
- 節水型トイレ用:1,800円〜2,500円
和式用の料金目安は100円~と表記しましたが、和式用のみ、100円ショップでも購入できるためです。しかし、ラバーカップを取り扱っている100円ショップは少なく、地域によってはない場合があります。
また、ラバーカップは、以下でも購入できます。
- ホームセンター
- ドラッグストア
- スーパーマーケット
- ショッピングモール
ラバーカップ(スッポン)の選び方や使い方については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
道具を用意するトイレつまりの直し方4選
専門的な道具を使ったトイレつまりの直し方は、以下の4つです。
- 真空式パイプクリーナーを使う
- ワイヤーブラシを使う
- 高圧洗浄機を使う
- 便器を取り外す
下記に、各道具の使い方などを詳しく解説するので、参考にしてください。
直し方7:真空式パイプクリーナーを使う
真空式パイプクリーナーとは、簡単にいうとポンプのついたラバーカップです。ラバーカップより吸引力が強いので、つまっている異物を引き戻せる可能性が高くなります。
真空式パイプクリーナーは以下の動作を繰り返します。
- 便器の水が溜まっているところに、ゆっくりと力を込めてカップ部分を押し付ける
- ポンプのレバーを引く
- ポンプのレバーを押す
パイプクリーナーの使用中に水の中で勢いよくレバーを戻そうとすると、水が飛び散ることがあります。コツを掴むまではゆっくり慎重にレバーを動かすようにしてみてください。
真空式パイプクリーナーは以下などで購入できるので、1つ持っておくと便利です。
- ホームセンター
- ショッピングモール
- 通販
料金は1,000円~2,000円程度と、それほど高くはありません。
以下の記事で、さらに詳しく「真空式パイプクリーナーでトイレつまりを直す方法」を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
直し方8:ワイヤーブラシを使う
トイレつまりがラバーカップや真空式パイプクリーナーで解消されないときは、ワイヤーブラシを使う手段もあります。
ワイヤーブラシとは、排水管掃除用の細長い金属バネのようなものです。バネの長さは数十cmから2m以上のものまで売られています。
ワイヤーブラシの金属バネの先端がバラけていたり広がったりしているので、この先端部分で異物を動かしてつまりを解消します。
ワイヤーブラシを使った直し方は、次の4ステップです。
- ビニールシートでトイレを覆う
- ワイヤーを伸ばして便器に入れる
- ワイヤーをねじるようにして奥に入れる
- ワイヤーを前後させてつまりを解消する
ワイヤーは、2mも伸ばしていれば十分です。
使い終わったワイヤーはバネの隙間など洗いにくい部分がありますが、必ず綺麗に掃除して保管してください。
ワイヤーブラシは、1,500円~2,000円ほどの料金で、以下などで販売されています。
- ホームセンター
- ショッピングモール
- 通販
ワイヤーブラシを使って、トイレつまりを解消する方法については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
直し方9:高圧洗浄機を使う
高圧洗浄機はお家の壁の汚れや車のボディの汚れを落とすために、水を勢いよく噴出する機械です。この高圧洗浄機がトイレつまりの解消でも役に立ちます。
高圧洗浄機を使って、次の4ステップでつまりを解消します。
- ビニールシートでトイレを覆う
- ホースを便器の曲がり角まで差し込む
- 高圧洗浄機のスイッチを入れる
- バケツで水を流してつまり解消を確認する
高圧洗浄機のホースは便器の曲がり角まで差し込む必要があるので、先端が曲がるホース状になっているものを選ぶようにしてください。
ただし、高圧洗浄機を使うと異物が奥に押し込まれてしまうため、固形物が異物としてつまっている場合は、高圧洗浄機を使えません。
下記の記事で、高圧洗浄機を使った、トイレつまりの直し方について、さらに詳しく解説しています。
直し方10:便器を取り外す
トイレつまりを解消する方法の最終手段は、便器自体を取り外す方法です。
しかし、便器の取り外しは素人がやることではありませんし、失敗すると大惨事になりかねません。今回は「このような方法もある」ということだけ知っておいてください。
以下が、便器を取り外して、つまりの原因を除去し、元通り取り付けるまでの手順です。
- 床や壁をブルーシートなどで養生する
- 止水栓を閉めて水を止める
- 給水管を外す
- 便器とタンク内の水を抜く
- 便器からタンクを取り外す
- 便器を取り外す
- つまりの原因を取り除く
- 便器を取り付ける
- タンクを取り付ける
- 給水管を取り付ける
- 止水栓を開けてタンクと便器に通水する
自分でやるには非常に難易度が高いですが、挑戦されたい方は、下記の記事でやり方をより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
トイレつまりを自力で直す事ができない場合の対処法
ラバーカップやキッチンハイター、真空式パイプクリーナーなどを使っても、トイレつまりを直せない場合の対処法は、以下の2つです。
- 軽度なつまりなら放置して様子を見る
- 業者にトイレつまりの修理を頼む
「軽度なつまりとはどういうものか」「業者を選ぶときのポイント」について、下記で詳しくお伝えします。
軽度のトイレつまりなら放置して様子を見る
放置して様子を見ても大丈夫な、軽度のトイレつまりは、主に以下が原因のものです。
- トイレットペーパー
- 排泄物
- 水に流せるティッシュペーパーやお手拭きシート
上記の水に溶けるものが原因であれば、2~3時間放置すると、自然に溶けてつまりが解消される場合があります。
ただし、3時間もトイレを使用しないのは、あまり現実的ではないため、早急に対処した方が良いでしょう。
トイレつまりの原因によっては放置で悪化する
下記は、放置するとトイレつまりの症状が悪化する原因の、代表例の一覧です。
- オムツ
- ナプキン
- スマホ
- メガネ
- ペン
- ボタン
- その他トイレに流れない固形物
上記のものが原因の場合は、放置してつまりが解消されることはありません。
上記が原因の場合、ラバーカップやお湯を使っても解消されないので、基本的に自分で直すのは諦め、業者へ修理を依頼しましょう。
特に、オムツやナプキンは水を吸って膨張するため、時間が経つほど症状が悪化していきます。
業者にトイレつまり修理を頼む
以下に当てはまる方は、業者へ修理を頼むのがおすすめです。
- 自分で対処してみたが直らなかった方
- 自分で対処するのは不安な方
- 水に溶けないものを落としてつまった方
自分で対処して万が一悪化した場合、最初から業者へ依頼したときよりも、直るまでに時間がかかるうえに、費用も高くなります。
そのため、自分で対処するのに少しでも不安を感じる方は、業者に任せた方が良いでしょう。
業者を選ぶ際は口コミや相場を重視しよう
悲しいことに、業者の中には悪徳業者もいるのが現実です。悪徳業者に騙されないためには、口コミや修理料金の相場を把握しておくのが重要です。
以下の記事では、口コミでも評判な、24時間対応の業者や、トイレつまり修理の相場を紹介しています。
評判が高い業者にすぐに来てほしい方は、ぜひ参考にしてください。
料金相場は、業者の実際の料金を比較した、以下の記事が参考になります。
トイレつまりの解消を業者に頼む判断基準
トイレつまりの対処方法について解説してきましたが、実際に自身では対処が困難なケースが多いです。
では、どのような基準で業者に依頼すべきなのか、自分で修理すべきなのか判断したらよいのでしょうか?
ここでは、業者にトイレつまりを依頼すべき3つの判断基準をお伝えします。
判断基準1:便器の水位が変わらない場合
便器の水位が少しずつでも低くなっている場合は、焦る必要はありません。
水位が少しずつ低くなっているのであれば、軽度のつまりである可能性が高く、今回お伝えした直し方を試す価値があります。
ただし、便器の水位がまったく変わらない、もしくは逆に水位が上昇している場合は迷うことなく業者に依頼してください。
なお、水位が少しずつ下がるトイレつまりの、原因と対処法については、下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
判断基準2:固形物が原因の場合
トイレにつまったものがトイレットペーパーなど水に溶ける物であれば、時間とともにつまりが解消される場合もあります。
しかし、スマホやおもちゃ、その他固形物がつまった場合は、時間が経ってもつまりは解消しません。
むしろ、便器や排水管の奥に行ってしまうこともあるので、早急な対処が必要です。
また、トイレがつまった原因が不明な場合も、固形物の可能性があるので業者に依頼しましょう。
下記の記事では、固形物が原因のトイレつまりが起きたときの対処法や、やってはいけない対応などを、詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
判断基準3:普段から水の流れが悪い場合
トイレの使用年数が長い場合は、普段から水の流れが悪くなっていることがあります。トイレを長く使用すると尿石や汚れが蓄積して、排水管の通り道を狭くしてしまうんですね。
このように経年劣化などにより水の流れが悪くつまりが起こっているのであれば、業者に依頼してトイレの清掃や修理をしてもらいましょう。
その他、目立った問題がないにもかかわらず、水の流れが悪くなっている場合は、自身で対処するのではなく、業者に依頼して根本から修理してもらいましょう。
なお、流れる水の量が少ない原因と、自分でできる対処法については、下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
トイレつまりが起こりやすい箇所
トイレつまりが起こりやすいのは、以下の4ヶ所です。
- 堰(せき)
- 排水口の手前
- 排水路
- 排水管
それぞれの特徴について、下記に詳しくご紹介します。
堰(せき)
トイレの「堰(せき)」は排水路の中でも特に狭く、急カーブになっているため異物がつまりやすい箇所です。
実際に、トイレつまりが最も起きる箇所といえます。
排水口の手前
排水口の手前には小さなくぼみがあり、ここには常時水が溜まっています。
このくぼみに異物が引っかかるケースが多く、つまりやすい箇所となっています。
排水路
トイレの便器の中には、排水管に水が流れるまでの途中に「排水路」と呼ばれる曲がった通り道があります。
この排水路には水などがないため、汚れがたまりやすく、トイレつまりが起きやすい箇所となっています。
排水管
排水路を垂直に通り抜けると、トイレ本体から排水管に移ります。
便器の排水口に落とした異物が排水管まで流れ、そこでつまるケースが多いため、トイレつまりが起こりやすい箇所の1つです。
トイレつまりが起こる4つの前兆・症状
以下の症状が起きたときは、トイレつまりが起こる前兆・症状のため、注意してください。
- 便器内の水が流れにくい
- 水を流すと便器の水位が上がる
- タンクからの水流が少ない
- 水を流したときに異音がする
各前兆・症状について、下記で詳しく解説するので、参考にしてください。
前兆・症状1:便器内の水が流れにくい
トイレの水を流したときに、便器から排水管への流れが悪いときは、トイレつまりの前兆です。
下記の現象が見られる場合は、便器もしくは排水管に異物があり、それが水の流れを妨げている可能性があります。
- 排水管に水は流れるが時間がかかる
- 一旦便器内の水位が少し上がる
しかし、異物が水路を完全に塞いでいるわけでないので、スムーズではないにしても、水は流れる状態になっています。
トイレは使用できる状態なので放置されがちですが、他の異物を巻き込むことで、水路を完全に塞いでしまいかねません。
トイレの流れが悪くなる原因と対処法について、下記の記事でさらに詳しく解説しているので、流れが悪いと感じる方はぜひご覧ください。
前兆2:水を流すと便器の水位が上がる
トイレの水を流したときに、便器内の水位が普段よりも上昇するのも、つまりの前兆です。
この前兆が見られる場合は、便器の中もしくは排水管に異物がつまっている可能性があります。
便器の水位が高くなっているときは、一旦水位の変化を見守りましょう。
次第に水位が下がる
水位が次第に下がっていくのは、トイレの奥に異物が詰まっているものの、わずかに水が流れる隙間が存在しているためだと推測できます。
つまりの原因によっては自然と解決するので、様子を見て、状況が変わらない場合は対応が必要です。
少しずつ水が流れるトイレつまりの原因と対処法については、下記の記事でより詳しく解説しています。
水位がまったく変わらない
水位に変化が見られないなら、完全に異物がつまっている状態です。
水を流したり、ラバーカップ(スッポン)などで水を押し込んだりしがちですが、原因がわからないのに闇雲に対応するのはやめましょう。
運良く解決する場合もありますが、異物が押し込まれて悪化してしまう可能性があります。
トイレがつまることで焦りが出てしまうかもしれませんが、原因を把握して原因にあった直し方を施すことが重要です。
トイレの水位によく見られる異常について、下記の記事で詳しく紹介しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
前兆3:タンクからの水流が少ない
トイレの水を流したときに「水の勢いが弱い」と感じたら、便器に問題があるのではなく水をためているタンク側に原因があります。
タンクからの水流が少ない原因は、次の2つが考えられます。
- タンクに基準量の水が溜まっていない
- タンクから便器への水の流れを妨げている異物がある
この前兆が見られても、便器内でつまりを起こす直接的な原因にはなりません。
しかし、汚物を流すための水流が足りず、排水管や便器内部でつまりを起こす危険性を高めてしまいます。
このように水流が少ない場合は、タンク内のフロート弁(ゴムフロート)が機能していないなど、タンク内部で問題が起こっている可能性があるので、タンク内を確認しましょう。
下記の記事では、トイレタンクに水がたまらないときのチェックポイントを紹介しているので、あわせてご覧ください。
節水で水流の力が弱い
節水のために、以下などを行っていると、水流の力が弱くなり、つまりを引き起こす可能性があります。
- 大便をした後に小で水を流す
- トイレタンク内にペットボトルを入れている
レバーやボタンの「小」は、排泄物を流す想定をしていません。排泄物を小で流すと、流しきれず、排水管の途中などでつまる可能性があるため、注意してください。
また、節水のためにタンク内にペットボトルを入れて、水位を上げるのも同様です。
水位が上がっていますが、水量は不十分なため、排泄物が流れにくくなり、つまりを引き起こす可能性があります。
前兆4:水を流したときに異音がする
トイレで水を流したときに「ゴポゴポッ」といった異音がすることがあれば要注意です。
水を流したときに異音がする場合、異音が発生している箇所でつまりや損傷が起きている可能性があります。
トイレで異音がするのは、主に次の4ヶ所です。
- 便器の中
- 便器の下の方
- タンクの中
- ウォシュレット
これらの場所からの異音は、何らかの異常が出ているサインであると考えられます。現時点で支障がなくても、放っておくと後からトラブルが大きくなるケースも少なくありません。
異音が発生した場合は、その症状(音と継続時間)をよく観察した上で、異音が聞こえる箇所の調査などをできる範囲で行ってみてください。
ただし、排水管に異常があると感じたら、業者や専門家に相談しましょう。
下記の記事では、トイレから異音がする原因をさらに詳しく解説しているので、こちらもぜひチェックしてください。
トイレつまりの原因10つの異物と解消法
トイレつまりの原因となる主なものは、以下の10種です。
- トイレットペーパー
- ティッシュペーパー
- 流せるトイレクリーナー
- 生理用ナプキン・おむつ
- おしり拭き
- スマホ・財布などの小物類
- キャップやおもちゃのパーツ
- 食べ残しや嘔吐物
- ペットのトイレ砂
- 尿石
上記がつまりの原因となる理由と、解消法について、以下で詳しく解説します。
原因1:トイレットペーパー
水に溶けやすくトイレに流しても問題ないとされているトイレットペーパーも、つまりの原因になることがあります。
トイレットペーパーがつまりの原因になるのは、トイレットペーパーを一度に大量に流した場合です。トイレットペーパーは基本的に水に溶けやすいですが、大量に流してしまうと溶けきらず、排水管などに滞留してしまいます。
トイレットペーパーが別の異物に絡まっていなければ、以下の直し方で解決するでしょう。
- 時間を置く
- バケツの水を使う
- ぬるま湯で溶かす
- ラバーカップ(スッポン)を使う
海外製で粗悪品のトイレットペーパーは水に溶けにくいものもあるので、分けて流すなどしてつまらせないように注意してください。
トイレットペーパーが原因で起きたつまりの直し方については、下記の記事でさらに詳しく解説しています。
原因2:ティッシュペーパー
お家のトイレットペーパーが切れてしまったときに、代替品として使いがちなのがティッシュペーパーです。
トイレットペーパーとティッシュペーパーは「ほぼ同じ物」として考えてしまいがちです。
しかし、ティッシュペーパーはほぐれにくい繊維構造のため、トイレットペーパーと同じ感覚で流してしまうと、つまりの原因となります。
もしティッシュペーパーを使う場合は、少量ずつ使うか、燃えるゴミとして処分してください。
ティッシュペーパーが原因のトイレつまりの直し方は、以下の通りです。
- ラバーカップを使う
- 食器用洗剤を使用して溶かす
- ぬるま湯で時間をかけて溶かす
- キッチンハイターで溶かす
上記の直し方の、具体的なやり方については、下記の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
原因3:流せるトイレクリーナー
各社からトイレに流せるトイレクリーナーが販売されていますが、これもトイレつまりの原因になります。
「トイレに流せる」と記載されていれば基本的に大丈夫なのですが、一度に大量に流してしまうとトイレがつまる可能性があります。
トイレクリーナーによるつまりは、以下の直し方を試してください。
- 食器用洗剤で溶かす
- ぬるま湯で少しずつ溶かす
- キッチンハイターで溶かす
- ラバーカップを使う
- 真空式パイプクリーナーを使う
それぞれの詳しいやり方については、下記の記事で解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
原因4:生理用ナプキン・おむつ
生理用ナプキンやおむつは水によって溶けることはなく、逆に水を吸って膨らみます。そのため、無理に流そうとして、トイレの水を流すのはかなり危険です。
さらに、生理用ナプキンやおむつがつまったまま放置すると、時間が経つごとに取りづらくなるので、すぐに対処しましょう。
生理用ナプキン・おむつが原因なら、直し方は次の通りです。
- 取り出せる状態:ゴム手袋をしてできるだけ早く取り出す
- 奥に入り込んだ状態:ワイヤーブラシなどを使用して取り出す
トイレにつまったオムツを安全に取り出す方法については、下記の記事が参考になります。
ナプキンがつまったときの詳しい対処方法や、やってはいけないNG行動については、下記の記事で解説しているので、参考にしてください。
原因5:おしり拭き
おしり拭きは、水に流せるタイプと流せないタイプがあります。使用前に水に流せるかどうか必ずチェックして、流せない場合はゴミ袋に詰めて処分してください。
もし、おしり拭きが原因でつまってしまった場合は、次の方法を試してください。
- ラバーカップを使う
- 洗浄剤を使用する
- おしり拭きが水に溶けるタイプなら、ぬるま湯を使用する
下記の記事で、おしり拭きが原因のつまりの、詳しい直し方を解説しています。ぜひ参考にしてください。
原因6:スマホ・財布などの小物類
スマホや財布、ハンカチ、ライターといった小物類はポケットから落ちてしまったり、手から滑り落ちたりしてしまうというパターンが多い物です。
ここで一番やってはいけない行動は、小物を奥に押し込んでしまうことです。例えば、ラバーカップを使うと、余計奥に押し込んでしまうので、絶対に使ってはいけません。
小物類を落としてしまったときの直し方は、以下の通りです。
- ゴム手袋をして、便器に手を突っ込んで直接異物を取り出す
- 奥に入り込んだら水道修理業者に相談する
外から見えないくらい奥に入り込んでしまった場合は、無理をせず業者への依頼がおすすめです。
下記の記事では、トイレに固形物がつまったときのNG行動や、業者に修理を依頼した場合の料金相場などを、詳しく解説しています。
原因7:キャップやおもちゃのパーツ
消臭剤などのキャップや、おもちゃのパーツといった、小さな物がトイレに落ちてしまうことも少なくありません。
このような小さな物の厄介な点は、トイレに落ちてしまったと気付きにくいことです。
もし、お子さんが何か小さな物をトイレに落としてしまったり、キャップなど小さな物がなくなっている場合はむやみにトイレの水を流さないようにしましょう。ラバーカップや水で押し込むのも厳禁です。
対処法としては、取り出す方法が基本になります。
小さなものが落ちたときは、以下のような道具を使いましょう。
- ゴム手袋つけて直接取り出す
- マジックハンドで取り出す
ワイヤーブラシや、針金ハンガーなどで無理に取ろうとするのも、排水管などを傷つけてしまう恐れがあるため、おすすめしません。
原因8:食べ残しや嘔吐物
食べ残しや嘔吐物をトイレに流す方が時々います。しかし、嘔吐物や食べ残しはトイレつまりの原因です。
食品の油分が便器の内部や排水管に付着して、水の流れを悪くしてしまうんですね。
ただ、緊急事態でトイレに嘔吐した場合は、普段より念入りに水を流して油分を流すようにしてください。
食べ残しや嘔吐物でつまったときは、次の直し方がおすすめです。
- ラバーカップを使う
- 真空式パイプクリーナーを使う
- 油汚れに強い重曹を使う
周囲の汚れを拭いたトイレットペーパーなどを一緒に流すとつまりやすくなるので、嘔吐物とトイレットペーパーは別々に流しましょう。
以下の記事では、嘔吐物が原因で起きたトイレつまりの直し方を、より詳しく解説しているので、参考にしてください。
原因9:ペットのトイレ砂
猫などのトイレ砂は、トイレに流せるタイプでも注意が必要です。砂に以下のものが混じり、つまってしまうことがあります。
- 猫の毛
- 異物・ゴミ
- 排泄物
また、一度に大量の砂を捨てることもトイレつまりの原因です。
トイレ砂でトイレつまりが起きた場合は、以下の直し方を試しましょう。
- ラバーカップで配管につまった砂を引っ張り出す
- ワイヤーブラシでこすり落とす
- 水道修理業者に依頼する
ペットのトイレ砂が原因のトイレつまりを直す方法に付いては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
原因10:尿石
トイレ掃除の頻度が低いと、尿が蓄積して固まり、尿石ができます。この尿石も、トイレつまりの原因となります。
尿石が原因のトイレつまりを解消するには、尿石除去剤「デオライトL」が効果的です。
「デオライトL」を持っていない場合は、下記のものをお試しください。
- 酸性の洗剤
- クエン酸
尿石はアルカリ性のため、落とすには酸性のものが有効です。
以下の記事では、上記のものを使って尿石を落とす、具体的なやり方を詳しく解説しているので、参考にしてください。
トイレつまり修理業者の選び方
トイレつまり修理業者の選び方のポイントは、以下の3つです。
- 相見積りをする
- アフターフォローを確認する
- 水道局指定工事店かどうかを確認する
各ポイントについて、チェックすべき具体的な要素を、以下に詳しく解説します。
相見積りをする
まずは、無料見積りを実施している業者を選びましょう。
ほとんどの業者で無料見積りを実施しているので、見積り料金がかかることは滅多にありません。
そして、緊急事態でなければ複数の業者で相見積りを取り、比較して一番安い業者を選びましょう。
適正価格の修理業者を選ぶには、相場価格を把握しておくことも大切です。
修理料金の相場を確認したい方は、『簡易水回りトラブル診断』で診断してみましょう。簡単な質問に答えるだけ、約30秒で診断結果が出るので、見積りを頼む前にぜひお試しください。
アフターフォローを確認する
もし、一刻を争う緊急事態で複数の業者で見積りを取る余裕がない場合は、作業後のアフターフォローがしっかりしている業者を選んでください。
アフターフォローの具体例は、以下になります。
- 交換した部品が初期不良だった場合の補償
- 施工ミスがあった際の補償
- 上記2点が発生した場合の迅速な対応
つまりを直すために、新しい部品への交換が必要な場合は、部品代も依頼者負担です。
そのため、万が一新しい部品に初期不良があった場合は、無料で交換してもらえるかどうかがポイントです。同様に、業者による施工ミスがあった場合は、再修理を無料で対応してくれるかを確認しましょう。
また、上記の補償を謳ってはいても、いつまでも対応してもらえないのでは意味がないため、迅速に対応してもらえるかも重要です。
業者選びに不安がある方は、下記で口コミにおいて評判な業者を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
水道局指定工事店かどうかを確認する
もう1点チェックしておきたいのが、依頼する業者が水道局から指定された「水道局指定工事店」であるかどうかです。
水道局指定工事店は、行政から「給水装置工事が適切に施工できる」と認められた業者を指します。認定されるには、下記のような厳格な条件を満たす必要があります。
- 「給水装置工事主任技術者」が在籍している
- 厚生労働省が指定する工具類を保有している
「給水装置工事主任技術者」は国家資格です。取得するには、3年以上の実務経験を有したうえで、合格率が30%台の高難易度の試験に通過する必要があります。
したがって、水道局指定工事店に認定されている業者は経験が豊富で、一定水準以上の技術・知識があり、幅広い修理が可能なため、安心して依頼できます。
トイレつまりで、水道局指定工事店へ依頼すべき理由については、下記の記事でも詳しく紹介しています。
トイレつまり解消を業者に依頼したときの相場料金
トイレつまりを業者に依頼した場合の大まかな内訳は、基本料金+作業料金+出張費です。
また、作業料金の相場は、以下を参考にしてください。
軽度のトイレつまり修理 | 3,000円~ |
中度のトイレつまり修理(器具使用) | 5,000円~ |
排水管の高圧洗浄作業 | 15,000円~ |
トイレ部品交換 | 3,000円~ |
トイレ部品交換(タンク着脱作業あり) | 15,000円~ |
便器着脱作業 | 10,000円~ |
薬剤を使用する作業 | 10,000円~ |
軽度なつまりなら、基本料金などを加算しても合計8,000円くらいで修理可能です。
その他の、ケース別のトイレつまりの修理料金の相場について、下記の記事でより詳しく解説しています。
トイレつまり修理を安く依頼するコツ
トイレつまりの修理料金を安くするコツは、以下の3つです。
- 相見積りを取る
- 割引制度を利用する
- できるだけ早く依頼する
料金を安くするには、何よりも、相見積りを取るのが重要です。
相見積りを取れば、相場を知れるうえに、他社の見積りをもとに業者と価格交渉もできるので、おすすめです。
また、業者によっては、「初回割引」や「WEB限定割引」などの割引制度を用意してくれているので、そういった業者を探すのも安く依頼するコツです。
そして、時間が経つほど症状が悪化し、修理料金が高くなるため、つまりの症状や兆候が見られたら、すぐに業者へ依頼するのも、安く済ませるポイントです。
なお、『水道修理のセーフリー』では、「割引あり」の水道修理業者をすぐに検索できます。トイレつまり修理を安く頼みたい方は、ぜひ検索してみてください。
トイレつまり修理にかかる目安時間
トイレつまりは、日常では起こることの少ない緊急事態です。
あなたのお家から近い業者であれば、30分〜1時間以内に到着することがほとんどです。
トイレつまりが軽度なら、作業から30分かからず直ることもあります。
ただし、以下のケースは便器を取り外す作業が必要なので、数時間かかることも少なくありません。
- トイレがつまった原因がなかなかわからない
- トイレつまりが改善されない
便器は壊れやすいため慎重な作業になり、時間がかかってしまうのは仕方がないことなんですね。
業者に依頼する際に、見積もり料金と一緒に目安の時間も聞いておくと、安心して修理を依頼できます。
特に小さなお子さんがいる場合は、近所のコンビニなどでトイレが借りられるかどうかもチェックしておきましょう。
すぐにでも修理を依頼したい方は、『水道修理のセーフリー』のコンシェルジュをご利用いただくと、最短5分で修理業者を紹介します。
ご利用は無料ですので、修理をお急ぎの方はご活用ください。
トイレつまりの予防方法
トイレつまりは一度でも体験すると、その不便さや不安、恐ろしさを身にしみて実感することになります。
そこで大切なのが、二度とトイレをつまらせないように予防することです。
ここからは、トイレつまりの予防方法を5つ紹介しますので、参考にしてください。
トイレつまり予防1:固形物を流さない
トイレつまりの予防で一番大事なことは、トイレつまりの原因になりやすいものを流さないことです。
トイレットペーパーを切らさないように常備したり、トイレにスマホを持ち込まないようにするなどして、トイレつまりを起こさないように予防しましょう。
トイレつまり予防2:『大小』の流水に注意
トイレがつまらないようにするためには、水の流し方に注意することも大切です。
トイレのレバーやボタンには大・小があり、その名の通り小便時は「小」、大便時は「大」の方にレバーを引きます。
中には節水のために大便のときも「小」で水を流す方がいますが、トイレつまりの原因となるのでおすすめしません。
トイレつまり予防3:節約術に注意
同じく節水のためにペットボトルなどをタンクに入れる節約術がありますが、これはトイレをつまらせる原因となるだけでなく、タンク内の部品が故障しやすくなってしまいます。
節約を意識し過ぎた結果、何度もトイレの修理費用がかかっては、本末転倒ですよね。そのため、タンクにペットボトルを入れるのは、やめるのをおすすめします。
以下の記事では、他にもすぐに実践できるトイレつまりの予防方法を、詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
トイレつまり予防4:トイレットペーパーを大量に流さない
トイレットペーパーを、一度に大量に流さないよう注意するのも、立派なつまり予防方法です。
しかし、大量と言われてもピンときませんよね。一般的に、トイレの洗浄の「大」では約5mの長さのトイレットペーパー、「小」では約2mの長さまでが目安です。
上記の目安以上のトイレットペーパーを、一度に流すのはできるだけ避けてください。
トイレットペーパーのミシン目からミシン目までの長さは、約23cmとなっているので、一度測って感覚を掴んでおくと良いでしょう。
下記のコラムでは、実際にトイレットペーパーを大量に流すとつまるかどうかを、検証した結果を紹介しています。
「トイレットペーパーを大量に流すと詰まる?」の検証結果を見る
トイレつまり予防5:こまめにトイレ掃除をする
トイレの掃除頻度が低いと、尿石や汚れが便器・排水口・排水管などに蓄積し、それがつまりの原因となります。
一度しっかりと掃除をしたうえで、毎日こまめに掃除をして、つまりを予防しましょう。
下記の記事で、トイレの黄ばみや黒ずみを掃除する方法や、毎日できる簡単な掃除方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
トイレつまりを直せずお困りなら
トイレつまりでお困りの方に、トイレつまりの直し方を10種類ご紹介しました。
つまっているものが固形物の可能性があるなら、無理に修理しようとすると奥に入り込んでしまう恐れがあります。
もし「修理できない」と感じたら無理に作業せず、水道修理業者に相談することをおすすめします。
『水道修理のセーフリー』のコンシェルジュをご利用いただくと、最短5分で全国の修理業者から選定して紹介します。修理業者選びでお困りの方は、ぜひご活用ください。
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トイレつまりを直す方法に関する質問
-
どの道具を用意すれば簡単にトイレつまりを直せますか?
ラバーカップ(トイレのすっぽん)が一般的で、効果的にトイレつまりを解消できます。いろいろな店舗で販売されておりますので、安易に用意できます。
-
流せないものがつまっている場合はどうすればいいですか?
おむつや生理用品、スマホやペンなどの固形物がつまりの原因の場合は、ゴム手袋やビニール袋などを使用して手で取りだしてください。トイレの奥につまっていなければ、すぐ取り出すことでつまりを早期に解消できます。
-
どうしても直らない場合はどうすればいいですか?
自分で対処しても、直らない場合は、すぐに水道修理業者へ相談してください。
それ以上、無理に自分でなんとかしようとすると、さらに被害が酷くなる危険があります。
-
トイレつまりの予防方法を教えてください。
すぐにできるトイレつまりの予防方法は、以下の5つです。
- 固形物を流さない
- 洗浄の大小を適切に使う
- トイレタンクにペットボトルを入れない
- トイレットペーパーを大量に流さない
- こまめにトイレ掃除をする
スマートフォンもトイレに落としやすいものの代表なので、トイレに入るときはできるだけ持ち込まないようにしましょう。
-
専門業者に依頼した場合の修理費用の相場について教えてください。
つまりの原因にもよりますが、軽度なつまりであれば、5,000円~8,000円ほどで修理できます。重度の場合は、便器交換などで30,000円以上かかるケースもあります。
-
少しでも修理費用を抑えたい場合はどうしたらいいですか?
複数の専門業者から相見積りを取りましょう。値下げ交渉に応じてくれる可能性があります。
また、割引制度がある業者を探したり、つまりが発生したらすぐに業者へ依頼するのも、安く抑えるコツです。
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