尿石のトイレつまりを自分で対処する方法5つ！強力な洗剤や原因も紹介

トイレの尿石つまりの対処法

トイレに固形物などを落としてもいないのに流れが悪いときは、尿石つまりの可能性があります。

トイレの尿石つまりには、以下の対処法が有効です。

ラバーカップでつまりを除去する

ラバーカップ（すっぽん）を使う解消法の手順は、以下の通りです。

1. ゆっくりと便器に押し込む
2. 勢いをつけて素早く引き戻す
3. 数回繰り返す

何度か繰り返せば、軽い尿石つまりなら解消するでしょう。

ラバーカップでトイレつまりを直す方法は、下記のページで詳しく解説しています。尿石つまり以外にも活用できますので、ぜひお試しください。

酸性洗剤のサンポールで尿石を溶かす

尿石を溶かすのに適した酸性洗剤のサンポールは、以下の手順で使います。

1. 便器に酸性洗剤をかける
2. 汚れが気になるところをこする
3. レバーを引いて水を流す

サンポールは酸性洗剤のため、アルカリ性の尿石汚れに高い効果を発揮します。ドラッグストアなどで安価に手に入れられますので、1つ持っておくと便利です。

サンポールの詳しい使い方については、下記のページでご確認ください。注意点も解説していますので、サンポールを使う前に確認しておくと安心です。

また、以下の記事では、サンポールでも落ちない尿石汚れの落とし方を紹介しています。しつこい汚れにお悩みの方は、ぜひあわせて参考にしてみてください。

しつこい尿石にはデオライトLを使う

サンポールで落ちないほどしつこい尿石汚れには、以下の手順でデオライトLを使いましょう。

1. 便器内にデオライトLを250ml流し込む
2. 15分ほど放置する
3. レバーを引いて水を流す

デオライトLは、サンポールよりも強力な酸性洗剤です。強力なので、排水管の奥の尿石落としにも役立ちます。

デオライトにはいくつかの種類があり、業務用のものがほとんどです。そのなかでも一般向けに販売されているのが、デオライトLになります。

デオライトは強い酸性洗剤ですので、マスクやゴーグル、ゴム手袋を必ず着用してください。

安全にデオライトLを使用するためにも、下記のページを必ずご一読ください。デオライトLの使い方や注意点を詳しくまとめています。

酸性洗剤と塩素系洗剤は混ぜない

デオライトは強い酸性を持つ洗剤なので、扱いには注意が必要です。

特に、塩素系洗剤と混ぜてしまうと有毒なガスが発生し、人体に害を及ぼす可能性があります。ハイターなどでトイレを掃除したいときは、違う日に行うなどして、便器内で混ざらないようにしましょう。

また、作業の際は万が一に備えて、換気を徹底することも大切です。

重曹とクエン酸で頑固な尿石を落とす

尿石汚れには、重曹とクエン酸も効果的です。

1. 水100mlに対してクエン酸小さじ1/2のクエン酸水を作る
2. スプレーボトルに入れて、尿石に吹きかける
3. 上から重曹をかけて30分放置する
4. ブラシでこすって尿石を落とす

以上の手順で軽い尿石なら落とせます。

落ちないときは放置する時間を長くしたり、クエン酸水と重曹を追加したりしましょう。

尿石が落ちないときは、尿石の上にトイレットペーパーをのせ、クエン酸水をかける方法もおすすめです。ラップをかぶせて30分ほど経ったら、トイレットペーパーなどで汚れをふき取りましょう。

サンドペーパーやスポンジで尿石を削り落とす

見える部分であれば、サンドペーパーや尿石用のスポンジで尿石を削り落とせます。

ただし、強くこすると便器を傷つけてしまうので、注意が必要です。

作業するときは汚れが飛び散っても大丈夫なように、ゴーグルやマスクをしておくと安心です。

サンドペーパーなどでこすって尿石がくずれてきたら、クエン酸水と重曹、酸性洗剤を使って尿石を落とします。

なお、トイレ掃除には1000番～1500番のサンドペーパーを使いましょう。荒すぎると傷が付き、細かすぎると上手く汚れを落とせません。

サンドペーパーなどの尿石落としグッズは、100均でも購入できます。100均で購入できるお掃除グッズは以下のページでまとめていますので、手軽に手に入れたい方は参考にしてください。

トイレの尿石つまりが起こる原因

尿石は掃除で見逃しやすい部分にできやすい汚れです。

尿が便器のフチなどに飛び散り、汚れが積み重なって大きな尿石に変化します。

尿に含まれるカルシウムが固まった汚れ

尿石は尿に含まれるカルシウムが固まった汚れです。

尿石が排水管内に蓄積すると、つまりの原因にもなります。

掃除しきれなかった汚れが石化すると、ブラシでこすっても落ちない汚れになってしまい、除去に時間と手間がかかってしまいます。

掃除しにくい場所に尿石はつきやすい

尿に含まれるカルシウムは、空気中の炭酸ガスと反応して尿石になり、さらに炭酸カルシウムに変化します。

便器のフチなどの尿は水分が蒸発すると、尿石になって固まります。

排水管に尿石がたまると水の流れが悪くなり、トイレットペーパーや排せつ物がつまりやすくなるのがトイレつまりの原因です。

掃除しにくい場所に尿石はできやすいため、小さいうちは気づきにくいですが、放置するとどんどん大きくなってしまいます。

さらに、尿石を放置すると、つまりによる逆流や悪臭の原因にもなります。

トイレの尿石つまりを業者に依頼すべきケース

トイレの尿石つまりは、軽度であれば自分で直せる可能性があります。

しかし、場合によっては業者に依頼しなければならないケースもあります。

対処をしてもつまりが直らないとき

ラバーカップや薬剤を使って対処をしてもつまりが直らないときは、自分では直せないほど尿石つまりがひどい可能性があります。

排水管の中に尿石が蓄積すると汚れを取り切るのは困難ですので、業者に依頼することをおすすめします。

また、尿石以外に原因がある可能性もあるので、つまりが直らないときは業者に相談しましょう。

原因が分からず対処法が分からないとき

原因が尿石か分からないときは、トイレの尿石つまりの対処法で紹介した方法を試しても、つまりを直せないかもしれません。

つまりの原因によってはラバーカップでつまりが悪化するケースもありますので、原因が明らかでない場合は専門業者に依頼したほうが安心です。

業者なら、スムーズに原因の究明と対処ができます。

自分で直せるか不安なとき

自分で直せるか不安なときも、最初から業者に依頼することをおすすめします。

どうするべきか悩んでいるうちにつまりが悪化することもあるので、自分で直す自信がないときは速やかに業者に連絡してください。

無理やり直そうとするとつまりが悪化したり、水漏れにつながるケースもあるので、無理はせず専門家に任せましょう。

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トイレの尿石つまりを予防する方法

尿石つまりは、トイレの使い方や掃除を工夫することである程度予防できます。

普段の掃除に酸性洗剤を使う

アルカリ性の汚れである尿石には、酸性洗剤が効果的です。普段の掃除にも酸性洗剤を使うと、尿石の発生を防げます。

酸性洗剤を使い、トイレブラシでこすり落とすだけなので、日常の掃除に取り入れましょう。

尿石以外にも、トイレの汚れは便器のふち裏に溜まりやすいので注意が必要です。

トイレの尿石を落とす掃除方法、黄ばみの予防法を知ってキレイを保ちたい方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。

小便器には尿石防止剤を置いておく

男性用トイレの小便器の尿石には、尿石防止剤を置いておくと予防になります。

固形タイプのものを便器に置いておくだけなので、簡単でおすすめです。1回置くだけで、１～3ヶ月程度効果が持続します。

男性用小便器は尿石でつまりやすく、水が溜まってしまいます。

男子トイレのつまりでお困りの方は、以下のページを参考にしてください。男子トイレがつまる原因と、尿石つまりについても解説しています。

使用後は必ずトイレの水を流す

トイレの使用後には必ず水を流し、便器に尿を残さないようにしましょう。

尿が残っていると尿石に変化し、蓄積して簡単には落とせなくなってしまいます。悪臭の原因にもなりますので、しっかり流してください。

「小」で流していると、流れ切らずに尿が便器に残ることもあります。節水のし過ぎもつまりの原因になるので、適切な量の水を流しましょう。

トイレの尿石つまりに悩んでいるときは

尿石によるトイレつまりは、つまりが起きる前に対策をすることが大切です。尿石が一度付着すると落とすのに苦労しますので、汚れがひどくなる前にお手入れしましょう。

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