サンポールでトイレつまりを直す方法！尿石の落とし方・使用時の注意点

尿石が原因のトイレつまりはサンポールで解消できる！

尿石が原因のトイレつまりには、サンポールを使いましょう。サンポールが尿石を溶かして、つまりを解消します。

以下の記事では、サンポール以外の「尿石が原因のトイレつまりを解消する方法」もイラスト付きで解説しているので、ぜひあわせてチェックしてください。

セーフリーWEB担当

サンポールで解消できるという尿石は、具体的にはどのようなものですか？

小川

尿石は、尿に含まれるミネラルが時間とともに固まって形成される結晶です。特にトイレの内壁や排水路に付着しやすく、水の流れを妨げてつまりの原因となります。サンポールは、この尿石を溶かして除去するのに効果的な酸性洗剤です。

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サンポールでトイレつまりを直す手順

サンポールでトイレつまりを直す方法を解説します。まずは以下を用意してください。

• サンポール
• 掃除用ブラシ
• バケツ
• 給油ポンプまたは紙コップ
• ゴム手袋
• 保護メガネ
• スポンジまたはタオル

サンポールは強い酸性のためゴム手袋は必須、できれば保護メガネも用意した方が安全です。

サンポールを使用する前に、以下を行ってください。

• 床を新聞紙などで養生する
• 窓を開けて換気扇を回す

サンポールがかかると床が傷む恐れがあるため、養生を推奨します。また、万が一塩素系薬剤と混ざって有毒な塩素ガスが発生した場合に備え、必ず換気をしておきましょう。

トイレつまりをサンポールで直す手順は、下記の通りです。

1. 便器の水を汲み出す
2. サンポールを回しかける
3. ブラシなどでこする
4. 水を流す

各ステップについて、以下に詳しく解説します。

1．便器の水を汲み出す

便器内の水量が多いと、サンポールの効果が薄まってしまいます。そのため、サンポールを入れる前に、給油ポンプまたは紙コップで便器の水をバケツへ汲み出して減らしましょう。

洋式トイレには、「封水」と呼ばれる水たまりがあります。通常時の封水の量くらいになるまで、水を汲み出してください。

2．サンポールを回しかける

便器内の水を汲み出したら、以下の通りサンポールを回しかけてください。

• 尿石の溜まりやすい場所に回しかける
• 便器に50ml～100mlほど注ぐ
• 見えている尿石に2プッシュ（約20ml）かける

尿石が溜まりやすい場所は、下記の通りです。

• 便座の裏
• 便器のフチ裏
• 水が溜まっているトラップ

ただし、便座にはサンポールを使用できないので、誤ってかけないよう注意しましょう。

便器に注ぐのは、トラップや排水管にサンポールを浸透させるためです。サンポールを回しかけたら、2～3分待ちます。尿石がひどい場合は、30分～1時間ほど放置してください。

3．ブラシなどでこする

サンポールをかけて放置した後は、掃除ブラシなどでこすりましょう。

男子トイレの目皿はこすり洗いする

男子トイレの小便器は、目皿に尿石がこびりついてつまるケースが多くあります。サンポールを使い、以下の手順で目皿をこすり洗いしましょう。

1. 便器内の水を汲み出す
2. 目皿を外してサンポールに5分ほど浸す
3. 目皿をブラシなどでこすり洗いする
4. 目皿を水でよく洗い流す

目皿は落とすと割れやすいため、水を溜めたバケツの上でこすり洗いすると安心です。目皿のつまりが解消されない場合は、サンポールに浸す・こすり洗いするを繰り返します。

以下の記事では、尿石以外の男子トイレがつまる原因と対処法を、イラストを用いながら分かりやすく解説しているので、あわせて参考にしてください。

4．水を流す

ブラシなどでこすったら、バケツで便器に水を流し、トイレつまりが解消されたか確認してください。いきなりレバーを回して水を流すと、つまりが解消されていなかった際に溢れる恐れがあります。

バケツで注いだ水が流れるのを確認したら、レバーの「小」で水を流しましょう。便器のフチ裏にかけたサンポールは、水を吸わせたスポンジやタオルで拭くと、上手く洗い流せます。

セーフリーWEB担当

洋式トイレでもサンポールを使用してつまりを解消することは可能ですか？

小川

はい、洋式トイレにもサンポールは使用可能です。ただし、サンポールを使用する際は、便器の材質や塗装を傷めないように注意が必要です。使用前には製品の指示に従い、適量を便器に注ぎ、所定の時間放置した後、しっかりと水で洗い流してください。

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サンポールをトイレつまり解消に使う際の注意点

サンポールを使用する際は、以下の注意点を守ってください。

• ゴム手袋や保護メガネなどの保護具を着ける
• 塩素系薬剤と混ぜない
• 長時間放置しない

サンポールは酸性の薬剤のため、塩素系薬剤と混ざると有毒な塩素ガスが発生します。絶対に同時に使用しないでください。安全のため、サンポールと塩素系薬剤は別日に使用しましょう。

サンポールをかけた後に長時間放置すると、便器や目皿を傷めてしまう恐れがあります。そのため、放置時間は最大1時間までを遵守してください。

金属製品やタイルではサンポール使用NG

サンポールは、金属製品や大理石（人造含む）には使用できません。素材が溶けたり、変色する恐れがあります。

トイレのタイルに使うには、5～6倍に薄める必要があります。原液がかかると、タイルの目地が傷んだり、合成樹脂が変色する可能性があるので注意してください。

以下の記事では、トイレつまりの解消に役立つ洗剤を、中性・酸性・アルカリ性の成分別に紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてください。

セーフリーWEB担当

サンポールを使用する際の注意点について教えてください。特に、子供には触らせない方がいいですよね？

小川

サンポールは強酸性であり、非常に強力な洗剤です。そのため、使用時はゴム手袋や保護メガネを着用し、皮膚や目に入らないように十分注意してください。また、子供やペットが近づかないようにし、作業は大人が行うのが望ましいです。使用後は、必ずアルカリ剤で中和し、便器や排水管を傷めないようにしてください。

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サンポールでトイレつまりが直らないときの対処法

サンポールでトイレつまりが直らないときは、下記の対処法をお試しください。

• デオライトを使用する
• 研磨剤やサンドペーパーでこする

下記にそれぞれ分かりやすく解説します。

デオライトを使用する

デオライトは、サンポールよりも強力な尿石除去剤です。強酸性のため、使用後はアルカリ性のピーピースルーで中和する必要があります。

中和など、少し手間はかかりますが、尿石によるトイレつまりの解消効果は高いです。デオライトの使用方法は、以下を参照ください。

1. 便器の水を汲み出す
2. デオライトを便器に回しかける
3. 一定時間放置する
4. 水を流す
5. ピーピースルーで中和する

デオライトには種類が複数あり、それぞれ放置時間が異なります。以下の記事で、デオライトの種類や放置時間について紹介しているので、参考にしてください。

研磨剤やサンドペーパーでこする

サンポールを使ってもこびりついた尿石が落ちず、トイレつまりが解消されないときは、以下を使って尿石をこすってみましょう。

• 研磨剤入りスポンジ
• トイレ用の軽石
• 耐水サンドペーパー

上記の道具は、以下で購入できます。

• ネット通販
• ホームセンター

一部はドラッグストアや、100円均一でも購入できます。

尿石をこする手順は、以下の通りです。

1. 上記の道具で尿石をこする
2. 尿石にトイレットペーパーを当てる
3. 上からサンポールをかける
4. 30分～1時間ほど放置し、ブラシでこする
5. 水で洗い流す

以下の記事では、上記の方法でも尿石が落ちないときの対処法を紹介しているので、参考にしてください。

尿石やトイレつまりを解消できずお困りなら

サンポールを使っても尿石が落ちない場合は、業者へ相談しましょう。業者は、一般では入手が困難な「医薬用外劇物」の薬剤を使うなど、素人では落とせない尿石にも対応してくれます。

また、サンポールでトイレつまりが直らないのは、つまりの原因が尿石ではないからかもしれません。業者に現場を見てもらい、適切な方法でつまりを直してもらいましょう。

以下の記事では、トイレつまり修理の料金相場を紹介しているので、参考にしてください。