トイレつまりの原因をお湯や洗剤で溶かす方法!手順や正しい使い方
2019.09.20
トイレつまりは、お湯や洗剤などで溶かして解消できる場合があります。しかし、すべてのつまりを溶かせるわけではなく、原因によって使うべきアイテムも変わります。
今回は溶かせるトイレつまりの原因に加え、トイレつまりを溶かすアイテムとその使い方、溶かせなかった場合の対処法などを解説します。
いずれも手間をかけずにトイレつまりを解消するために役立つ情報なので、ぜひご覧ください。
この記事を監修した専門家
創業21年、全国約300以上の都道府県・市区町村で水道局指定工事店に認定されている株式会社クリーンライフ 関西本社にて、日々お客様の水道トラブルを解決中。業界7年の経験があり、作業実績は1500件以上。小さなトラブルから大きい施工まで幅広く対応しています。
創業21年、全国約300以上の都道府県・市区町村で水道局指定工事店に認定されている株式会社クリーンライフ 関西本社にて、日々お客様の水道トラブルを解決中。業界7年の経験があり、作業実績は1500件以上。小さなトラブルから大きい施工まで幅広く対応しています。
この記事へのコメント
記事をご覧いただいている皆様、はじめまして!クリーンライフの浜木です。 今回、こちらの記事を監修させていただきました。トイレのつまりは、お湯や洗剤を使って解消することができます。ラバーカップなどの専門道具がなくても大丈夫です。 ティッシュペーパーやトイレットペーパー、トイレ用掃除シート、排泄物、尿石などのつまりを溶かす方法を詳しく解説しています。ただし、すべてのつまりが溶けるわけではないので、そのことを踏まえた上で、ぜひ参考にしてみてくださいね。もし、つまりが解消しない場合は、お気軽にご相談ください。
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記事の内容
溶かすことができるトイレつまりの原因
トイレつまりが以下の原因であれば、特定のアイテムを使って溶かすことが可能です。
- 水に溶かせる異物(トイレットペーパー・排泄物・水に流せるグッズ)
- 尿石
他の原因によるトイレつまりは溶かせない可能性が高いため、他の方法で解消を試みましょう。トイレつまりの解消法は、以下の記事で詳しくまとめていますので、こちらを参考にしてください。
水に流せるものが原因のトイレつまりを溶かす方法
水に溶けるものが原因のトイレつまりを溶かす方法としては、以下の4つがあります。
- お湯で溶かす
- 重曹・クエン酸(お酢)で溶かす
- 中性洗剤で溶かす
- アルカリ性洗剤で溶かす
それぞれの詳しいやり方について、以下より解説します。
お湯で溶かす
トイレットペーパーや排泄物による軽度なトイレつまりなら、特別なアイテムを使わなくてもお湯で溶かせます。お湯でトイレつまりを溶かす具体的な方法は、以下の通りです。
- 便器に溜まった水を抜いておく
- バケツに入れたお湯を高い位置から流す
- 1時間程度待つ
- 水を流す
便器の水を抜くときは、未使用の給油ポンプやバケツなどの容器を使います。
使用するお湯の温度は、45℃~60℃程度に留めましょう。熱湯を使用すると、便器を劣化させる恐れがあります。
お湯でトイレつまりを直す方法と注意点の詳細は、以下の記事をご覧ください。
セーフリーWEB担当
排泄物が原因のつまりには、お湯とアルカリ性洗剤のどちらがおすすめですか?
どちらも有効な方法です。お湯を使用する場合は、その温度が60℃近くであることが重要です。また、アルカリ性洗剤を使用する場合は、便器内の水位を調整し、洗剤を便器に入れて20分〜30分放置することで排泄物を溶かすことができます。 ただし、排泄物が大量にある場合は、お湯やアルカリ性洗剤だけでは解消できないこともあります。その場合は、トイレつまり解消剤を使用するか、専門業者に依頼することをおすすめします。
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重曹・クエン酸(お酢)で溶かす
水回りの掃除アイテムとして知られている重曹とクエン酸の組み合わせは、トイレつまりを溶かす際にも役立ちます。
アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を組み合わせると、化学反応により炭酸ガスが発生して泡が立ちます。炭酸ガスにより、トイレをつまらせている原因にアプローチして溶けやすくする効果があります。
重曹とクエン酸を使ったトイレつまりの解消法は、以下の手順です。
- 便器の水量を調整する
- 便器に重曹を入れる
- 便器にクエン酸を入れる
- お湯を入れて1時間程度待つ
- 水を流す
クエン酸がない場合は、お酢で代用しても同様の効果を得られます。
重曹やクエン酸などの分量や各手順の詳細は、以下の記事をご覧ください。
中性洗剤で溶かす
普段は食器洗いに使用しているキッチン用の中性洗剤も、トイレつまりを溶かせます。コンビニやスーパーなどで簡単に入手できる他、比較的肌に優しいため、使いやすい点がメリットです。
中性洗剤を使ったトイレつまりの溶かし方は、以下の通りです。
- 便器の水量を調整する
- 便器に中性洗剤を入れる
- お湯を便器に注ぐ
- 20分~30分程度放置する
- 水を流す
中性洗剤で溶かせるのは、軽度のつまりのみです。また、お湯の温度は60℃以内に留めて、熱湯の使用は避けましょう。
中性洗剤やお湯の分量、食器用洗剤よりも効果的な中性洗剤などは、以下の記事で解説しています。
アルカリ性洗剤で溶かす
キッチンの排水溝掃除のアイテムとして知られている「ハイター」などのアルカリ性洗剤は、排泄物によるトイレつまりにも効果的です。
トイレつまりを溶かす場合、アルカリ性洗剤(ハイター)は以下の手順で使用します。
- 便器の水量を調整する
- ハイターを便器に入れる
- 20分~30分程度放置する
- 水を流す
ハイターは強力な漂白剤であり、素手で使うと肌荒れする恐れがあるため、ゴム手袋を着用しましょう。また、有毒ガスが発生するため必ず酸性洗剤の併用は避けて、使用中は十分に換気することも大切です。
ハイターを使ったトイレつまり解消法の詳細は、以下の記事をご覧ください。
セーフリーWEB担当
ティッシュやトイレットペーパー、トイレ掃除シートのつまりを解消するためには、具体的にどういった手順を踏むべきなんですか?
まず、詰まりの原因がティッシュやトイレットペーパーであることを確認してください。確認できたら、アルカリ性洗剤を使用してつまりを溶かします。洗剤を薄まらないように便器内の水位を調整し、洗剤を便器に入れた後は20分から30分ほど放置してください。この間に洗剤がつまりの原因を溶かしてくれます。
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尿石が原因のトイレつまりを溶かす方法
小便器にありがちな尿石によるトイレつまりは、主に洗剤を使って溶かします。その際に使用できる洗剤としては、以下の2つが挙げられます。
- サンポール
- デオライトL
それぞれどのような洗剤なのか、どのように使うのか、以下より詳しく解説します。
サンポールで溶かす
サンポールは、塩酸を使用したトイレ用の酸性洗剤です。黄ばみや尿石など、便器に固着した頑固な汚れ落としによく使われます。
「アルカリ性物質の分解」という効果を発揮するサンポールは、溜まった尿石によるトイレつまりの解消にも効果的です。
トイレつまりを溶かす場合のサンポールの使用手順は、以下の4ステップです。
- 便器の水量を調整する
- 便器の目皿を取り外し、サンポールを注いでブラシで磨く(※小便器の場合)
- 便器にサンポールを注いで15分程度放置する
- 水を流す
詳しい使い方は以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
デオライトLで溶かす
デオライトLは業務用のトイレ洗浄剤で、サンポールよりも強い分解力で尿石を溶かせるアイテムです。購入の際は、ホームセンターかネット通販を利用しましょう。ドラッグストアやスーパーでは、ほぼ販売していません。
デオライトLを使って尿石のトイレつまりを溶かすには、以下の手順で進めます。
- 便器の水量を調整する
- 便器の目皿を取り外し、目皿にデオライトLを注いでブラシで磨く
- 便器にデオライトLを注ぎパッケージに記載された時間だけ放置する
- 水を流す
効果が高い分人体に悪影響が及びやすいため、必ずゴム手袋や保護用メガネなどを着用のうえ使いましょう。
デオライトLの詳しい使い方と、使用前に知っておくべき注意点は以下の記事で記載しています。
セーフリーWEB担当
尿石がトイレのつまりの原因となることがあると聞きました。尿石を自宅で効果的に溶かす方法はあるのでしょうか?
尿石を自宅で効果的に溶かすには、市販されている酸性の液体洗剤を使用します。洗剤を便器に入れて15分ほど放置し、バケツで水を流し、つまりが解消されているか確認します。つまりが解消されていない場合は、2〜3回繰り返してください。 尿石を予防するには、トイレの使用後はすぐに水を流し、トイレに流してはいけないものを流さず、トイレを清潔に保つようにしてください。
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トイレつまりの原因が溶けないときの対処法
ここまでご紹介したアイテムを使ってもトイレつまりの原因を溶かせない場合は、ラバーカップ(スッポン)で物理的にアプローチする方法がおすすめです。
ラバーカップなら、トイレの排水口に密着させて引き抜いた際の水圧で異物が流れて、溶けないつまりの解消に期待できます。
ラバーカップを使う場合は、以下の手順でつまりを解消します。
- 便器の水量を調整する
- 便器の排水口にラバーカップを密着させて引く
- 水を流す
作業中は水が跳ねる場合があるため、使用前に便器の周囲を養生しておくと安心です。養生の方法や具体的な作業手順は、以下の記事で解説しています。
トイレつまりを自分では直せないときは
トイレつまりの原因を溶かす方法、ラバーカップを使う方法のどちらを実践してもトイレつまりが解消されなければ、プロである水道修理業者に相談しましょう。
ただし、水道修理業者は各社で価格設定や、サービスの内容が異なります。水道修理業者の多くは事前に無料で見積もりをしてくれるため、複数社で見積もりを取って比較しておくと安心です。
トイレつまりの修理料金相場やおすすめの業者は、以下の記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
セーフリーWEB担当
つまりを自分で解消できない場合、どのように対応すればいいのでしょうか?
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トイレつまりを溶かす作業に関してよくある質問
-
トイレにつまった紙を溶かす方法はありますか?
トイレットペーパーのように、水に流せるタイプの紙類がつまった場合は以下のアイテムを使って溶かせます。
・お湯
・重曹・クエン酸(お酢)
・中性洗剤
・アルカリ性洗剤なお、水に流せない紙類のつまりは除去が難しいため、業者に相談しましょう。
トイレにつまった紙を溶かす方法を詳しく見る -
トイレに尿石がつまった場合に溶かす方法はありますか?
トイレの尿石つまりには、以下の洗剤を使って溶かす方法がおすすめです。
・サンポール
・デオライトL尿石はアルカリ性のため、酸性洗剤を浸せば溶ける可能性があります。安全のため、使用時はゴム手袋や保護用手袋などの着用を徹底しましょう。
トイレの尿石つまりを溶かす方法を詳しく見る -
トイレつまりを溶かす薬剤はホームセンターで買えますか?
トイレつまりを溶かす薬剤の多くは、ホームセンターで販売されています。溶かすアイテムだけでなく、ラバーカップや高圧洗浄機など、物理的にアプローチできる道具も購入可能です。
-
トイレつまりにパイプユニッシュは使えますか?
パイプユニッシュは、トイレつまりを解消する効果に期待はできません。パイプユニッシュが分解できるのは、キッチンや洗面所のシンクにつまっている髪の毛や油汚れです。
トイレつまりの場合は、同じ塩素系洗浄剤であるハイターを使用しましょう。
ハイターでトイレつまりを溶かす方法を見る -
トイレつまりが溶けない場合の対処法はありますか?
トイレつまりを溶かせなかった場合は、ラバーカップを使ってつまりを解消するという手があります。なお、ラバーカップで解消できるのも、水溶性の異物がつまっている場合のみです。
ラバーカップでトイレつまりを解消する方法を見る
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