【4ステップでできる】ペットボトルでトイレつまりを直す方法！準備から解消のやり方まで徹底解説！

ペットボトルでトイレつまりを直せる？

以下に当てはまるトイレつまりであれば、ペットボトルで解消できる可能性があります。

• 水に流せる・溶けやすいものが原因
• つまりの症状が軽度

ただし、ペットボトルは切って使用するため、以下のリスクがあります。

• 切り口で便器を傷つける可能性がある
• 切り口でコーティングを剥がす恐れがある

トイレつまりを解消するにはペットボトルよりも、便器を傷つける心配のないラバーカップの方がおすすめです。

ペットボトルでトイレつまりを直すための準備

ペットボトルでトイレつまりを直すには、下記を用意します。

• 500mlのペットボトル
• ハサミまたはカッター
• 軍手
• ゴム手袋

ペットボトルは角型ではなく、円筒型など丸みを帯びたものを用意してください。また、薄いと使いにくいため、お茶や炭酸飲料といった固めのペットボトルがおすすめです。

軍手はペットボトルを切るとき、ゴム手袋はつまりを解消するときにそれぞれ使用します。

ペットボトルは底から4cmほどカット

用意したペットボトルを、底から4cmほどの位置でカットします。ケガを防ぐために、軍手やゴム手袋を着けて作業してください。

また、便器に傷をつける可能性があるため、切り口はギザギザではなく、なるべく綺麗に整えましょう。切り口にビニールテープなどを貼るのもおすすめです。

セーフリーWEB担当

ペットボトルを使ってトイレを直すための準備として、ゴム手袋とカッターやハサミが必要なんですね。ペットボトルの加工方法についても、詳しく教えていただけますか？

佐々木

まず、ペットボトルの底をカッターやハサミで切ります。切る位置は、ペットボトルの底から約4cm上です。底の部分は使用しないので、捨ててしまって構いません。

また、あわせて蓋も外しておいてください。これらの準備が整ったら、ペットボトルを使ってトイレのつまりを直す作業を開始できます。

＞みんなの町の水道職人を見てみる

ペットボトルを使ったトイレつまりの直し方

ペットボトルをカットしたら、下記の手順でトイレつまりを解消します。

1. 便器の水量を通常時ほどまで調整する
2. ペットボトルを便器の水溜り部分に突っ込む
3. ペットボトルを上下させる
4. 水を流してつまりの解消を確認する

作業中に誤って水を流さないよう、事前に止水栓を閉めておくと安心です。

トイレの止水栓には下記の3種類があり、それぞれ右に回すと閉まります。ハンドルが付いていないタイプは、くぼみにマイナスドライバーを差し込んで回しましょう。

また、作業中に汚水が飛び散る可能性があるので、下記イラストのように新聞紙などで床を養生しておくと安全です。

各ステップについて、下記に分かりやすく解説するので参考にしてください。

1．便器の水量を通常時ほどまで調整する

トイレがつまり、便器内の水位が上がっている場合は、ペットボトルで作業を始める前に調整します。つまりが起きていない通常時と同じくらいになるよう、水を汲み出してください。

水を汲み出すには、下記が便利です。

• 給油ポンプ
• 紙コップ

汚水で手が汚れないよう、ゴム手袋を付けてから作業するのを推奨します。汲み出した水はバケツなどに入れておき、つまり解消後にトイレに流しましょう。

2．ペットボトルを便器の水溜り部分に突っ込む

水位を調整したら、ペットボトルを便器の水たまり部分に突っ込みます。突っ込んだら、水たまり部分とペットボトルの間に隙間がないことを確認してください。

その後、真空状態にするため、ペットボトルの口の部分を手で塞いでおきます。

3．ペットボトルを上下させる

ペットボトルの口を塞いだまま上下させ、ラバーカップのように圧力を加えてください。水が飛び散る可能性があるので、注意しましょう。お持ちの方は、ゴーグルやマスクで顔を覆っておくと安全です。

ゴボゴボとつまりの原因が流れる音がするまで、上下を繰り返します。

4．水を流してつまりの解消を確認する

ゴボゴボと音がしたら、便器にバケツなどで水を少しずつ注ぎ、問題なく流れるか確認してください。いきなりレバーやボタンで水を流すと、つまりが解消されていなかったときに溢れる恐れがあるのでやめましょう。

バケツで注いだ水が問題なく流れるのを確認したら、「小」で水を流して完了です。

下記の記事では、ペットボトル以外のトイレつまりを直すための道具を動画でも紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてください。

セーフリーWEB担当

ペットボトルを使い、トイレのつまりを直す具体的な手順について詳しく教えていただけますか？

佐々木

まず、便器内に溜まっている水の量を調整します。 次に、ペットボトルのカットした底が下になるよう、トイレの水溜り部分に突っ込みます。

奥まで突っ込んだら、ゴム手袋をはめた指でペットボトルの飲み口を完全に塞いでください。 そしてラバーカップを使うように上下に動かしてみて、つまりを解消していきます。

つまりが解消された場合、ゴポゴポという音がするはずですよ。 これらの手順に従って作業を進めれば、ペットボトルを使ってトイレつまりを解消できるでしょう。

＞みんなの町の水道職人を見てみる

ペットボトルでトイレつまりを直すときの注意点

ペットボトルでトイレつまりを直すときの注意点は、下記の通りです。

• 切り口で便器に傷をつける恐れがある
• コーティングが剥がれる可能性がある

それぞれ、以下に分かりやすく解説します。

切り口で便器に傷をつける恐れがある

ペットボトルでトイレつまりを直すには、ペットボトルをハサミやカッターで切る必要があります。そのため、どうしても切り口がギザギザと粗くなりがちです。

切り口がギザギザのまま便器に突っ込むと、便器を傷つける恐れがあります。便器に傷がつくと、傷口に汚れが溜まり、つまりや悪臭の原因となるので注意してください。

コーティングが剥がれる可能性がある

ギザギザの切り口のペットボトルは、便器のコーティングも剥がしてしまう可能性があります。コーティングが剥がれると、以下に繋がります。

• 便器に汚れが付着しやすくなる
• 細菌が繁殖しやすくなる
• 汚れと細菌により、悪臭が発生しやすくなる

上記の点から、トイレつまりを直す際は、ペットボトルよりもラバーカップをおすすめします。ラバーカップはゴム製のため、便器を傷つけたり、コーティングが剥がれる心配がありません。

ペットボトルで解消可能なトイレつまりの原因

ペットボトルで解消できるトイレつまりは、下記の両方の条件を満たすもののみです。

• 水に流せる・溶けやすいものが原因
• 軽度のつまり

水に流せる・溶けやすいものは、以下の通りです。

• トイレットペーパー
• 排泄物
• 水に流せる製品

ただし、上記の水に流せる・溶けやすいものであっても、一度に大量に流してつまった場合は重度のつまりにあたります。重度のつまりは、ペットボトルでは解消できません。

以下の記事では、トイレットペーパーが原因のトイレつまりを、ペットボトル以外で直す方法をイラスト付きで分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

セーフリーWEB担当

ペットボトルで解消できるトイレつまりと、そうでないものがあるんですね。具体的に、どのようなものがペットボトルでは対処できないんでしょうか？

佐々木

ペットボトルで対処できるつまりは主に、水に溶けやすいもの・流せるものです。一例としては、トイレットペーパーやティッシュペーパー、排泄物などがあります。

大量につまっている場合や、硬い物体が詰まっている場合などは、ペットボトルでは対処が難しいです。下手に触れず、早めにプロの専門業者に相談してください。

＞みんなの町の水道職人を見てみる

ペットボトルで解消できないトイレつまりの原因

以下などの固形物は、トイレに流せないため、誤ってトイレに落とすとつまります。

• スマートフォン
• タオル・ハンカチ
• おむつ・生理用品

上記が原因で起きたトイレつまりは、ペットボトルでは解消できないため、業者に相談しましょう。

また、トイレつまりは、便器に何かを落としたときに限りません。以下の場合も、トイレつまりが起きたときと同様、トイレが流れなくなります。

• 排水管が汚れや尿石でつまっている
• 汚水桝が汚れや異物でつまっている
• 水量・水圧が不足している

汚水桝は、トイレやキッチンなどの排水管が繋がる場所です。汚水桝がつまって溢れると、トイレの水が入るスペースがないため、トイレが流れません。

以下の記事では、トイレつまりのよくある原因を解説しているので、あわせてチェックしてください。

セーフリーWEB担当

つまりの原因がわからない場合には、どうしたらよいでしょうか？

佐々木

つまりの原因が不明な場合や、ペットボトルでは対処できない物が原因である場合は、修理業者に依頼することをおすすめします。

スマートフォンやおもちゃ、オムツや生理用品など、水に溶けない物や固形物が原因であると、ペットボトルを使った方法では解決できません。特にオムツや生理用品は水を吸収して膨張する性質がありますから、自力での対処は難しくなるでしょう。

＞みんなの町の水道職人を見てみる

ペットボトルでトイレつまりを解消できないときの対処法

ペットボトルで圧力を加えてもトイレつまりが解消できないときは、それ以上自分で対処しても直すのは困難です。そのため、業者に相談しましょう。

業者は、トーラーや高圧洗浄機などの専用器具で対処してくれるため、直る確率は各段に上がります。専用器具でも直らない場合、以下が考えられます。

• 固形物がつまっている
• 汚水桝がつまっている

固形物がつまっている場合は、便器を外してつまりの原因を取り出す作業になる可能性が高いです。汚水桝でつまりが起きているときは、汚水桝の清掃をしてつまりを解消します。

トイレつまりの修理費用の相場

業者にトイレつまりの修理を依頼した場合の費用相場は、以下の通りです。

また、つまりの原因が汚水桝にある場合の費用相場は、下記を参照ください。

上記の作業費用以外に、下記の基本料金がかかる場合もあります。

下記の記事では、トイレつまりの解消にかかる料金について、動画でも分かりやすく解説しているので、ぜひご覧ください。

セーフリーWEB担当

ペットボトルを使ってもトイレのつまりが解消できない場合、何が推奨されますか？

佐々木

ペットボトルは、あくまでトイレつまりの一時的な解消手段です。全てのトイレつまりを解消するツールではありません。たとえば、つまりが固形物によるものや重度の場合、ペットボトルでは対処が難しいです。

もしペットボトルで数回試してもつまりが解消されない場合、専門の排水管清掃業者に依頼することをおすすめします。これらの業者は、トイレのつまり状況を素早く、そして適切に評価し、解決できます。 つまりが解消できないときは、迷わず専門業者に依頼しましょう。

＞みんなの町の水道職人を見てみる

トイレつまりが直らないときは業者に相談を

自分でペットボトルで対処しても、トイレつまりが直らないときは、すぐに業者に相談しましょう。

業者を選ぶ際は、必ず口コミをチェックしてください。口コミで評判の高い業者の中から選べば、悪徳業者に騙される可能性がグッと下がります。

信頼できる業者を探せるか不安な方は、以下の記事でランキング形式で紹介している「口コミで評判のトイレつまり修理業者」から選ぶのがおすすめです。