トイレつまりの10の原因を解説！自分で直すか判断する基準・解消法も紹介

トイレつまりの原因

トイレつまりの主な原因には、下記があります。

• 大量の排泄物やトイレットペーパー
• 大量の水に流せる製品
• ティッシュペーパー
• おむつ・ナプキン
• 猫砂
• 食べ残し・嘔吐物
• スマホや文房具などの固形物
• 尿石
• 便器から流れる水が不足
• 汚水桝のつまり

それぞれの「トイレつまりの原因になる理由」について、以下に分かりやすく解説するので参考にしてください。

大量の排泄物やトイレットペーパー

トイレットペーパーと排泄物は、本来トイレに流しても問題ないものです。しかし、一度に大量に流すと、流しきれずに配管に留まって詰まる場合があります。

そのため、用を足している途中でもトイレを流し、一度に流す量が多くなり過ぎないようにしましょう。

以下の記事では、トイレットペーパーが原因のトイレつまりを直す方法を解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

大量の水に流せる製品

水に流せる製品には、以下があります。

• 水に流せるお掃除シート
• 水に流せるティッシュペーパー
• 水に流せるペット砂

しかし、いくら「水に流せる」と謳われてはいてもトイレットペーパーと同様、一度に大量に流せば、流しきれず配管に留まって詰まってしまう可能性があるので、注意しましょう。

以下の記事では、水に流せるお掃除シートがトイレに詰まったときの対処法を、イラストを用いながら分かりやすく解説しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。

ティッシュペーパー

ティッシュペーパーはトイレットペーパーと異なり水に溶けにくいため、トイレに流しても流しきれず、排水管に残り詰まってしまう場合があります。

そのため、ティッシュペーパーをトイレットペーパーの代用品として使うのはやめましょう。もし代用品として使用した場合は、燃えるごみとして処分するのが安心です。

また、水に流せるティッシュペーパーは、少量であればトイレに流しても問題ありません。

以下の記事では、ティッシュペーパーがトイレに詰まったときの解消法を、イラストを交えて分かりやすく解説しているので、参考にしてください。

おむつ・ナプキン

おむつやナプキンは高い吸水性を持つため、トイレに落とすと水を吸って膨張し、トイレつまりを引き起こします。さらに悪いことに、時間が経つほど膨張するため、つまりが酷くなっていきます。

そのため、おむつやナプキンをトイレに落としてしまった場合は、できるだけ早く取り出すか、業者へ相談しましょう。

以下の記事では、おむつが原因のトイレつまりを、イラスト付きで分かりやすく解説しています。

また、下記では、ナプキンが原因のトイレつまりを直す方法を、同じくイラスト付きで分かりやすく解説しているので参考にしてください。

猫砂

猫のトイレ用の猫砂も、おむつやナプキンと同じく吸水性があるため、トイレに流すと膨張して詰まる可能性が高いです。

”水に流せる”猫砂であっても、大量に流せば排水管に留まって詰まる可能性があるので注意してください。

以下の記事では、猫砂によるトイレつまりを解消する方法を、イラスト付きで分かりやすく解説しています。猫砂が原因だと思われる際は、参考にしてみてください。

食べ残し・嘔吐物

食べ残しや嘔吐物をトイレに流すと、含まれる油が固まって配管に蓄積し、つまりを引き起こします。

そもそもトイレは、食べ物を流すことを想定して作られてはいないため、トイレに食べ残しや嘔吐物を流すのはやめましょう。

トイレに食べ物を流してはいけない理由は、以下の記事で詳しく解説しています。

スマホや文房具などの固形物

以下のような固形物は、流れず排水管に留まって詰まる可能性が高いので、トイレに落とさないよう注意しましょう。

• スマートフォン
• ボールペン
• タオル・ハンカチ

なお、つまようじのような小さなものであっても、トイレットペーパーと絡まって詰まる可能性があるので、流さないようにしましょう。

下記の記事では、固形物が原因でトイレが詰まったときの対処法を解説しているので、万が一に備えてぜひ目を通しておいてください。

尿石

尿石が便器の排水口や排水管に固着し、通り道が狭まるとトイレつまりが起きやすくなるので、注意しましょう。

尿に含まれるカルシウムや尿素などの成分が、便器内で細菌と混ざるとアンモニアが発生してpH値が上がり、リン酸カルシウムや炭酸カルシウムが沈殿して固まって、尿石ができます。

そのため、尿石の発生を防ぐには、定期的にトイレ掃除を行い、尿と細菌が混ざらないようにするのが重要です。

以下の記事では、尿石が原因のトイレつまりを自分で対処する方法を、イラスト付きで解説しているので参考にしてください。

便器から流れる水が不足

便器から流れる水が不足すると、トイレットペーパーや排泄物を流しきれず排水管に留まってしまい、トイレつまりを引き起こす可能性が高まります。

流れる水が不足する過度な節水の例は、以下の通りです。

• トイレタンクにペットボトルを入れる
• 大便をしたのに「小」で流す

トイレタンクにペットボトルを入れると、タンク内の部品の動きを阻害して、故障の原因にもなるためすぐにやめましょう。

以下の記事では、トイレの流れが悪くなる原因を解説しているので、「流れる水の量が少ない」と感じる方はぜひあわせてチェックしてください。

汚水桝のつまり

トイレを含めた生活排水が溜まる「汚水桝」が汚れていると、逆流してトイレが詰まる場合があります。

また、以下の場合などで汚水桝が詰まったときも、トイレつまりと同様の状態になるため、注意が必要です。

• 汚水桝の経年劣化
• 汚水桝の中に木の根が入り込む

トイレが詰まる原因に心当たりがない場合は、一度業者に汚水桝を見てもらうと良いでしょう。

以下の記事では、汚水桝のつまりを直す方法を分かりやすく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

セーフリーWEB担当

吉村さん、トイレがつまる主な原因は何ですか？

吉村輝

トイレのつまりの主な原因は、トイレットペーパー以外の物を流すことです。特に問題となるのは、ウェットティッシュや生理用品、小さなおもちゃなどです。これらは水に溶けにくいため、排水管を塞ぐことになります。

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トイレつまりを自分で直すか判断する基準

自分で直せるトイレつまりは、以下の2つの条件を満たすもののみです。

• 水に流せるものが原因
• つまりの症状が軽度

水に流せるものとは、以下を指します。

• トイレットペーパー
• 排泄物
• 水に流せる製品

固形物が詰まった場合や、つまりの症状が重度のときは、業者に依頼しましょう。

トイレつまりを放置すると悪化する恐れがある

トイレつまりを放置すると、以下のトラブルに繋がる恐れがあります。

• つまりの深刻化
• トイレの故障
• つまりが原因の水漏れ

トイレつまりを放置するのは、基本的におすすめしません。しかし、トイレに流せる以下のものが原因かつ、軽度のつまりの場合のみ、放置して自然に直る場合があります。

• トイレットペーパー
• 排泄物
• 水に流せる製品

なお、放置時間の目安は下記のイラストを参照ください。

トイレつまりの原因が分からないときや、自分で直せそうか判断できないときは決して放置せず、すぐに業者へ相談しましょう。

トイレつまり修理業者のおすすめを見てみる

セーフリーWEB担当

自分で直せるつまりと業者を呼ぶべきつまりの違いは？

吉村輝

自分で対処できるつまりは、ラバーカップなどを使うことで解消できる軽度なものです。しかし、これらの方法で改善しない場合や、頻繁につまる場合は専門の業者を呼ぶべきです。

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トイレつまりを自分で直す方法3選

トイレつまりを自分で直す方法として、以下の3つをご紹介します。

• お湯を便器に流し込む
• スッポン（ラバーカップ）を使用する
• 真空式パイプクリーナーを使用する

それぞれのやり方について、下記に解説するので参考にしてください。

お湯を便器に流し込む

お湯を便器に流し込んでトイレつまりを直すやり方は、以下の通りです。

1. 45℃程度のぬるま湯を用意する
2. 便器の水をできるだけ汲み出す
3. 高い位置からぬるま湯を便器に注ぎ、1時間ほど放置する
4. バケツで水を注いで流れるか確認する

便器が割れる恐れがあるため、熱湯は絶対に注がないでください。

以下の記事では、適温のぬるま湯の作り方など、お湯でトイレつまりを直す方法をさらに詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

スッポン（ラバーカップ）を使用する

スッポン（ラバーカップ）を使用したトイレつまりの直し方は、以下の手順を参考にしてください。

1. 便器の水量を調整する
2. 便器の排水口にスッポンのカップを当てる
3. スッポンを押し引きする
4. バケツで水を注いで流れるか確認する

スッポンを使うと汚水が飛び散りやすいので、事前に養生をしておくと安心です。

以下の記事では、養生の仕方や水量の調節方法など、スッポン（ラバーカップ）の使い方をさらに詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

真空式パイプクリーナーを使用する

真空式パイプクリーナーは、スッポン（ラバーカップ）よりも強い圧力がかけられる道具です。

そのため、スッポン（ラバーカップ）では直せなかったトイレつまりでも、真空式パイプクリーナーであれば直る可能性があります。

真空式パイプクリーナーでトイレつまりを直す手順は、以下の通りです。

1. 便器の水量を調整する
2. 便器の排水口にカップを当てる
3. ハンドルの引く・押すを繰り返す
4. バケツで水を注いで流れるか確認する

どのくらいの水量に調整すればいいかなど、真空式パイプクリーナーのさらに詳しい使い方は、下記の記事で解説しているのでぜひチェックしてください。

以下では、自分でできるトイレつまりの直し方をまとめています。他の方法も知りたい方は、ぜひご覧ください。

セーフリーWEB担当

自分でつまりを直す方法はありますか？

吉村輝

はい、効果的な方法としては、ラバーカップ使用、お湯を使う方法、または真空式パイプクリーナーを使用する方法があります。これらは手軽に試せる対策で、初期のつまりには効果的です。

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原因別トイレつまりの修理料金の相場

水道修理業者にトイレつまりの修理を依頼した場合の、料金相場は下記の通りです。

また、上記の作業料金以外に以下の基本料金がかかる業者もいます。

出張費や早朝・深夜の割増料金がかからない業者に依頼した方が、修理料金の総額が安く済む傾向が強いといえます。

下記の記事では、トイレつまりの修理料金について、作業内容や部品別に分かりやすく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

トイレつまりの修理業者を選ぶポイント

トイレつまりの修理業者を選ぶポイントは、以下の3つです。

• 水道局指定工事店かどうか
• 口コミでの評価
• 実際の見積もりの内容・料金

「水道局指定工事店」は、水道法で定められた条件を満たし、地域の水道局から認定を受けている水道修理業者を指します。非指定工事店ではできない修理作業などもあるため、「水道局指定工事店」に相談するのがおすすめです。

「水道局指定工事店」の中から、口コミでの評価が高い業者を3社ほどピックアップし、相見積もりを取って検討すれば、安くて優良な業者を見つけやすいでしょう。

以下の記事では、不当な高額請求などをしてくる悪徳業者の特徴を紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてください。

トイレつまりを防ぐ方法

トイレつまりを予防する方法には、以下があります。

• 一度に大量に流さない
• トイレットペーパーと排泄物以外は流さない
• 過度な節水対策はしない
• トイレを定期的に掃除する

それぞれについて、下記に分かりやすく解説するので参考にしてください。

大量にトイレットペーパーや水に流せる製品を流さない

トイレットペーパーや水に流せる製品であっても、一度に大量に流すと詰まるので、こまめに流しましょう。一度に流して良いトイレットペーパーの目安は、下記の通りです。

ダブルのトイレットペーパーを使用している場合は、上記の長さの2分の1を目安にしてください。

なお、水に流せる製品であっても、つまり予防の観点からは、トイレに流さず燃えるごみとして処分するのをおすすめします。

トイレットペーパーと排泄物以外は流さない

トイレつまりを予防するには、トイレに以下のもの以外は流してはいけません。

• トイレットペーパー
• 排泄物
• 水に流せる製品

「小さな物ならいいだろう」「少量ならいいだろう」と思い、上記以外のものを流してしまうと、トイレつまりの原因になります。

過度な節水対策はしない

トイレつまりを予防するには、大便を「小」で流すなどの過度な節水対策は避けましょう。トイレットペーパーや排泄物が流しきれず、つまりの原因になります。

また、トイレタンクにペットボトルを入れて節水するのもやめましょう。つまりの原因になるだけでなく、タンク内の部品の故障にも繋がります。

トイレを定期的に掃除する

便器や排水管に蓄積した汚れ・尿石は、トイレつまりの原因になります。トイレつまりを予防するためにも、定期的にトイレ掃除をしましょう。

掃除の頻度は、毎日の簡単な手入れと、月1回の念入りな掃除が理想です。便器の汚れやすい場所は下記イラストの通りなので、特に念入りに掃除するのをおすすめします。

下記の記事では、トイレ掃除のやり方をイラスト付きで分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

汚水桝も掃除しておくと安心

生活排水が溜まる「汚水桝」に汚れが溜まると、トイレつまりの原因に繋がるため、定期的に掃除をしましょう。

ただし、汚水桝の汚れが酷いと、掃除にかなりの労力がかかります。難しそうと感じた場合は無理をせず、業者に任せると安心です。

自分で掃除する場合は、下記の手順で行いましょう。

1. 汚水桝のフタを外し、表面の油などを取り除く
2. エルボを外し、底の汚れやゴミをすくう
3. ホースなどを汚水桝に入れて排水管を洗う
4. エルボを戻し、汚水桝のフタを閉める

下記の記事では、汚水桝の掃除に必要な道具なども詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。

下記では、トイレつまりの予防方法をまとめて紹介しています。

セーフリーWEB担当

つまりを防ぐためにはどんな対策が効果的ですか？

佐々木善伸

つまりを防ぐには、トイレにはトイレットペーパー以外何も流さないことが最も重要です。また、定期的にトイレの深部まで洗浄することで、未然に問題を防ぐことができます。

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トイレつまりの原因が分からずお困りなら

トイレつまりの原因が分からない場合は、水道修理業者に見てもらいましょう。原因が排水管に蓄積した汚れや、汚水桝にある場合、素人が気づくのは困難です。

水道修理業者であれば、原因の特定から修理までスムーズに行ってくれます。

トイレつまりは時間が経つほど修理難易度が上がり、修理費用も高額になるため、できるだけ早く業者へ相談するのがおすすめです。

以下の記事で、口コミで評判の水道修理業者を厳選してご紹介しているので、ぜひご覧ください。