【場所別】水洗トイレの水漏れの原因・自分で修理する方法!費用相場も紹介

2022.03.31

本記事では、水洗トイレの水漏れを自分で修理する方法を、水漏れの原因別に解説します。

水洗トイレの水漏れを自分で修理するためには、原因別に適した修理方法の知識が必要です。間違った方法では水漏れを根本的に解決できないリスクもあるため、正しい方法で修理しましょう。

便器やトイレタンク、床など、原因・場所別に対処法を紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を監修した専門家

吉村輝水のトラブルサポートセンター/メンテナンススタッフ

全国対応(一部地域を除く)で、100万件以上の修理対応実績がある水のトラブルサポートセンターにて、メンテナンススタッフとして活躍中。 暮らしの中で、誰かの役に立てる仕事に就きたいと考え、水道業界を志しました。 累計1,000件を超える修理対応を行っており、これからもお客様に喜んでいただけるようなサービスを目指し、日々技術を磨いています。

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この記事へのコメント

記事をご覧いただきありがとうございます。水のトラブルサポートセンターの吉村輝と申します。 水洗トイレの水漏れは、見た目ではわかりにくいこともあります。この記事では、初期対応から原因、予防方法まで丁寧に解説しております。

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水洗トイレで水漏れしているときにまずやること

トイレ水漏れ

水漏れを修理する前に、まずは次の内容を実践してください。

  • 止水栓を時計回りで閉める
  • コンセントから電源プラグを抜く
  • 水漏れしているところを拭く

今すぐ修理しなければならないと、焦る気持ちはあるものの、ここで解説する「まずやるべきこと」を実践すれば水漏れが起因となるトラブルを防げるため、焦らずおこないましょう。

止水栓を時計回りで閉める

トイレの止水栓

まずは、止水栓を時計回りで閉めましょう。これ以上水漏れを悪化させないためには、止水栓を閉めて給水を止めることが先決です。また、給水管から水漏れしている場合には、止水栓を閉めることでひとまず止められます。

止水栓は、トイレにつながる給水管に配置されている場合が多く、タンクがあるトイレなら、タンクにつながる水道管を探ってみてください。タンクレストイレの場合は、トイレの後方に設置されていることが多くあります。

止水栓を見つけても回らないときは、下記の記事で解説する止水栓が回らないときの対処法を確認してみてください。

コンセントから電源プラグを抜く

水洗トイレから水漏れが起きたときは、コンセントから電源プラグを抜きましょう。温水洗浄便座(ウォシュレット)がある場合や、トイレ内にファンヒーターを設置している場合には、感電の危険性があります。

トイレから水漏れが起きているときにコンセントから電源プラグを抜く際は、厚手のゴム手袋を着用し、感電対策をおこないましょう。

また、すでにコンセントが濡れている場合は不用意に近づかず、ゴム製の長靴を履くような対処が必要な場合もあります。加えて、ブレーカーを落とすことも視野に入れ、自分の安全を第一に考えて行動してください。

水漏れしているところを拭く

止水栓を閉め、コンセントから電源プラグを抜いたあとは、水漏れしているところを拭きましょう。床や壁が濡れたままだと、漏水やカビの原因になります。

とくに、アパートのトイレで水漏れが起きた際、2階以上に住む方は階下に漏水しないよう、すぐに拭き取ってください。

水を拭き取る際は、大きめのバスタオルとバケツを用意すると、拭き取った水をバケツに絞れるほか、水漏れ箇所の下にバケツを入れることもできます。

また、床や壁が濡れる状態を回避できない場合には、ある程度拭き取ったあとにゴミ袋やビニールシートなどで養生すると、水漏れの被害拡大を防げるでしょう。

賃貸の水洗トイレは管理者に相談する

賃貸の水洗トイレの場合は、管理者に相談すると水漏れの対処を教えてもらえたり、業者を手配してくれたりする場合があります。

相談する際は、水漏れの状況を伝えるために写真や動画を撮っておきましょう。また、賃貸借契約書に水漏れが起きた際の対処法や費用負担についての割合などが記載されている場合もあるため、確認しておくと話がスムーズに進みます。

管理者に相談せずに業者を呼んではならない可能性も考えられるので、まずは管理者に相談してみてください。ただし、管理者に連絡する前に止水栓を閉めたり水を拭き取ったりするなど、できる範囲の対処は必要です。

セーフリーWEB担当

水漏れに気づいたとき、最初に確認すべきことは何ですか?

水漏れを見つけたら、まず止水栓を閉めて水を止めてください。そのうえで、水漏れの場所や量を確認し、床が濡れている場合はタオルなどで水を拭き取っておくと安心です。

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水洗トイレの水漏れの7つの原因・修理方法

対処法

水洗トイレの水漏れの場所を7つに区別し、それぞれの原因を以下にまとめたので、該当する場所の水漏れの原因を確認してみてください。

水漏れしている場所 水漏れの原因
便器 ・破損

・タンク内部品の不具合

給水管 ・ナットの緩み
・パッキンの劣化
便器内 ・レバーの不具合
・タンク内の鎖(チェーン)の不具合
・ゴムフロート(フロートバルブ)の劣化
温水洗浄便座(ウォシュレット) ・ノズルの不具合
・給水フィルターの目詰まり
・水抜き栓の不具合
・故障
トイレタンク内 ・ボールタップの不具合
・浮き玉の不具合
トイレタンクと便器の間 ・密接パッキンの劣化

・密結ボルトの緩み

トイレの床 ・配管の損傷
・便器の設置不良

場所と原因ごとに対処法が異なるため、該当する箇所の対処法を実践し、水洗トイレの水漏れを修理しましょう。

便器からの水漏れ

水洗トイレの便器から水漏れしている際は、次の原因が考えられます。

  • 便器の破損・ひび割れ
  • タンク内部品の不具合

便器が割れている場合はすぐに気づくものの、ひび割れは気づかない間に起こる可能性があるため、水漏れ箇所をよく確認してみてください。

2mm以内のひび割れであれば自分で補修できるものの、2mmを超えるひび割れの場合は便器の交換が必要になるケースが多くあります。すぐに水漏れを防ぐ方法がないため、止水栓を閉めたらひび割れ部分が露出するまで便器内の水を汲み出しましょう。

また、便器に破損やひび割れがない場合はタンク内の部品が原因の可能性もあるため、止水栓を閉めたあとにタンク内の水を空にして原因を突き止めましょう。

パテを使った便器の補修方法

便器をパテで補修する際は、次の手順を参考にしてみてください。

  1. 便器の外側を拭いて乾かす
  2. ヘラにパテを乗せて塗り込む
  3. 乾くまで放置する
  4. 水漏れしないか確認する

工事用の補修材は、専門知識や技術が必要になるため、DIY用のパテがおすすめです。ホームセンターや100円ショップで販売されており、費用は100~500円のものがおすすめです。

ただし、パテによる補修はあくまでも応急処置となるため、便器の交換を視野に入れて業者に相談してみてください。地震をはじめとする災害がひび割れや破損などの原因であれば、火災保険で修理費用を賄える場合もあります。

給水管や止水栓での水漏れ

給水管や止水栓での水漏れは、損傷や破損よりも次のような原因のほうが多くあります。

  • ナットの緩み
  • パッキンの劣化

給水管や止水栓は、各接続部分をナットで留めており、緩むと水漏れが発生します。加えて、水道管同士のつなぎ目にはパッキンが用いられており、劣化すると水漏れが起こりやすくなるでしょう。

ナットやパッキンはトイレの水漏れの原因となるケースが多く、年数が経つにつれて発生しやすくなります。ナットの緩みやパッキンの劣化による水漏れなら、自分で修理できる可能性が高いため、それぞれ原因を明確にして修理してみましょう。

ナットの締め方

ナットを締める際は、一般的に時計回りに回します。横から見た場合は右から左に回し、縦に見る場合は上から下に回しましょう。

また、ナットを締める際に次の工具を使用するとより固く締められるため、力に自信がない方は参考にしてみてください。

  • モンキーレンチ
  • プライヤー

ただし、ナットを締める際に力を入れすぎると、ナットが破損する可能性があるため注意が必要です。たとえば、体重を乗せて勢いよく回すと、ナットの破損や給水管の歪みなどにつながります。

一般的に、大人の力で回らない程度まで締まれば問題ありません。水漏れがポタポタ垂れる程度であれば、止水栓を閉めずに水漏れが止まるまでナットを締める方法もおすすめです。

パッキンの交換方法

給水管や止水栓に用いられているパッキンを交換する手順は、次のとおりです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. パッキンのサイズを確認する
  3. 適切なパッキンを購入する
  4. 該当箇所のナットを外す
  5. パッキンを交換する

交換する場所により、パッキンの種類が異なる点に注意し、正しく交換しましょう。

また、パッキンのサイズは「呼び径」で表記されている場合があり、ぴったりのサイズを見つけられない可能性があります。対策としては、パッキンが装着されているナットの径を確認してみてください。

加えて、下記の記事ではトイレパッキンの選び方や場所別のパッキンの交換方法を解説しているので、参考にして自分でパッキンを交換してみましょう。

便器内での水漏れ

トイレレバーのナットを締める方法

便器内に水が流れ続けてしまう水漏れでは、次のような原因が挙げられます。

  • レバーの不具合
  • タンク内の鎖(チェーン)の不具合
  • ゴムフロート(フロートバルブ)の劣化

まずは、トイレレバーの不具合を疑いましょう。レバーの位置が元に戻っていない場合や、レバーが緩んで外れかけている場合など、常に水が流れる状態になっていることがあります。対処法は簡単で、レバーの位置を元に戻したり、レバーのねじを締め直したりするのみで修理可能です。

レバーのふたを外して外からネジを締め直す方法が一般的ですが、タンクの中にあるレバーとつながる部分を回すことでも簡易的に締められるので、任意の方法でレバーを固定してみてください。

鎖(チェーン)の調整方法

トイレの玉鎖(チェーン)を調整する方法

タンク内の鎖(チェーン)に不具合がある場合は、次の方法で調整してみてください。

  1. タンクのふたを開ける
  2. チェーンの状態を確認する
  3. -1.鎖の絡まりをほどく
    -2.鎖の引っかかりを取る
  4. 水が止まるか確認する

鎖の不具合でトイレの水が止まらない場合は、絡まっているか、なにかに引っかかっているかのどちらかの不具合が起きている可能性が高いため、それぞれ対処が必要です。

タンクにペットボトルを入れて節水しない

とくに、トイレタンク内に節水目的のペットボトルを入れている場合は、引っかかる可能性が高いため、取り出しましょう。

トイレを節水する場合は、レバーの大小を使い分ける方法が正しい節水方法となるため、本来の使い方以外のやり方はおすすめができません。

ゴムフロート(フロートバルブ)の交換方法

フロートバルブ(ゴムフロート)の交換方法

ゴムフロート(フロートバルブ)が原因で便器内に水が流れ続ける場合は、ゴムフロートの交換が適切な対処法です。次の手順を参考にゴムフロートを交換できます。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. タンク内の水を完全に抜く
  3. ハンドルレバーの鎖を外す
  4. オーバーフロー管からゴムフロートを外す
  5. 新しいゴムフロートを取り付ける
  6. ハンドルレバーに鎖を戻す
  7. 水漏れしないか確認する

ゴムフロートはタンク内の底にある部品となるため、タンク内を空にしないと、外したときに水が一気にトイレに流れてしまいます。

下記の記事では、ゴムフロートのチェックポイントを解説しているので、劣化しているかどうか判断できないときの参考にしてみてください。

温水洗浄便座(ウォシュレット)の水漏れ

給水フィルターを掃除する

温水洗浄便座(ウォシュレット)関連で水漏れが起きている場合には、次の原因が考えられます。

  • ノズルの不具合
  • 給水フィルターの目詰まり
  • 水抜き栓の不具合
  • 故障

温水洗浄便座そのものが故障している場合は、自分では直せないため業者への相談がおすすめです。

しかし、ノズルの不具合や給水フィルターの目詰まりなど、自分で直せる範囲の不具合も考えられるため、まずは自分で修理できる内容かどうかを判断しましょう。

たとえば、給水フィルターの目詰まりであれば掃除して解決でき、水抜き栓の不具合ならパッキンを交換すれば修理できる可能性があります。ノズルの不具合については、交換が必要になるため、下記の交換方法を参考にしてみてください。

ノズルの交換方法

ノズルの交換方法は、次のとおりです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. ノズルを出す
  3. 電源プラグを抜く
  4. ノズルカバーを外して古いノズルを取り外す
  5. 新しいノズルを取り付けノズルカバーを戻す
  6. 水漏れがないか確認する

ノズルの出し方は、メーカーや型番により異なるので、取扱説明書を参照しましょう。リモコン部分に「ノズルそうじ」ボタンがあれば、押すのみでノズルが出てきます。

また、ノズルが出たあとは必ず電源プラグを抜いてください。作業中にノズルが戻ると、ケガや別のトラブルの原因になりかねません。

下記の記事では、ノズルから水が出る水漏れではないケースについて解説しているので、あわせて読んでみてください。

トイレタンク内の水漏れ

トイレタンクの構造説明図

水栓トイレのタンク内の水漏れは、部品ごとに起こり得る不具合が異なるため、それぞれ該当する部品がないか確認しましょう。

トイレタンク内の部品 不具合による水漏れ
ボールタップ タンク内への給水が止まらなくなる
浮き玉 タンク内への給水が止まらなくなる
オーバーフロー管 タンク内から水が溢れる
ゴムフロート(フロートバルブ) 便器内に水が流れ続ける
鎖(チェーン) 便器内に水が流れ続ける

それぞれの部品により起こり得る水漏れ内容が異なるため、どこから水漏れしているのかで不具合のある部品を判断できます。

ボールタップや浮き玉の不具合は交換すれば対処できるので、自分で修理可能です。ゴムフロートや鎖の不具合も、基本的に自分で解決できるケースが多いでしょう。

しかし、オーバーフロー管の不具合を交換で解決するためには、タンクの取り外しが必要となり、自力では困難です。無理に外そうとすると、落としてタンクの破損につながります。オーバーフロー管に不具合が生じている場合は、業者への相談がおすすめです。

ボールタップの交換方法

ボールタップの交換方法

ボールタップの交換方法は、次のとおりです。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクのふたを開ける
  3. タンク内の水を抜く
  4. ボールタップと給水管をつなぐナットを外す(外側)
  5. ボールタップとタンクをつなぐナットを外す(内側)
  6. ボールタップを外して浮き玉を外す
  7. ボールタップを交換して元に戻す
  8. 動作確認する

ボールタップは、給水管やタンク、浮き玉などさまざまな部分とつながっているため、交換する際は慎重に作業しましょう。また、取り外すときにパッキンがタンク内に落ちると取り出しが困難なため、注意しましょう。

交換したあとは止水栓を開けなければ動作確認できないため、忘れずにおこなってください。

浮き玉の交換方法

浮き玉を交換する際は、ボールタップごと交換するかどうかで難易度が異なります。ここでは、浮き玉のみの交換方法を解説します。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクのふたを外す
  3. タンク内の水を抜く
  4. 浮き玉をボールタップから外す
  5. 新しい浮き玉を取り付ける
  6. 動作確認する

トイレの浮き玉を交換するのみであれば、ボールタップと接続されている部分を外すのみで済むため、簡単に交換できます。

浮き玉によるタンクの水位調節

浮き玉を交換したあとは水位の調整が必要になるため、ボールタップまたは浮き玉の支持棒にてタンク内の水位を調整しましょう。

下記の記事にて、詳しい調整方法や浮き玉とボールタップの交換に必要な工具を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

トイレタンクと便器の間から水漏れ

タンク式トイレの水が流れる仕組み

水洗トイレのタンクと便器の間から水漏れが起こる原因は、次のとおりです。

  • 密接パッキンの劣化
  • 密結ボルトの緩み

密接パッキンには、便器とタンクをつなぐ水が出る部分から水漏れを防ぐための役割があります。密結ボルトは、タンクを便器に固定するボルトです。

密接パッキンが劣化すると、隙間が生じて水漏れが起こり、密結ボルトが緩むとタンクがぐらつき、便器との間に隙間が生じてタンク内から水漏れが起こります。

密結ボルトの緩みは、タンクの底にあるボルトを締め直すことで解決可能です。密接パッキンの劣化が原因の水漏れは、交換しなければならないため、下記の方法を参考にしてみてください。

密接パッキンの交換方法

密接パッキンの交換方法は、次の手順でおこないましょう。

  1. 止水栓を時計回りで閉める
  2. タンクのふたを開ける
  3. タンク内の水を抜く
  4. 給水管からタンクを外す
  5. 密結ボルトを外してタンクを取り外す
  6. 密接パッキンを交換する
  7. タンク、密結ボルト、給水管を元に戻す
  8. 水漏れがないか確認する

密接パッキンを交換する際は、パッキンの裏と表を間違えて取り付けないよう注意しましょう。交換前に取り付けられている密接パッキンを確認し、裏と表を判断したうえで取り付けてください。

また、交換にはタンクの取り外しが伴うため、基本的には業者への依頼がおすすめです。依頼にかかる費用や時間は、業者に相談してみてください。

トイレの床での水漏れ

トイレの床で起きている水漏れの原因は、次のとおりです。

  • 配管の損傷
  • 便器の設置不良

トイレの床に水漏れがある場合は、主に便器より下の部分で起きている可能性が高く、配管の破損や便器の設置不良が原因です。

配管工事が必要になる場合もあり、便器の取り外しはもちろん、床下まで工事する可能性があります。そのため、便器と床の隙間から水漏れが起きている場合は、業者に相談しましょう。

ただし、便器の設置不良であれば、設置した業者に連絡すると無償でやり直してくれるケースが多いため、同じ業者に連絡してみてください。

下記の記事では、トイレの床の水漏れにつながる原因を解説しているので、ほかの水漏れ原因が知りたい方はあわせて読んでみてください。

セーフリーWEB担当

原因の中で見落しやすいポイントってどこでしょうか?

タンク内部の部品は、特に見落とされがちです。特にボールタップやフロートバルブが劣化すると、水が止まらずチョロチョロと漏れることがあります。音や水位の変化に気づくと、原因が見つかりやすくなります。

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水洗トイレの修理を業者に任せるケース

業者と虫眼鏡と注意マーク

自分で修理が難しい場合をはじめ、水洗トイレの修理を業者に任せるケースは、次のとおりです。

  • トイレタンクの取り外しを伴う場合
  • 便器の取り外しを伴う場合
  • 便器の破損、修理
  • 排水管、給水管など配管の交換
  • 水漏れの原因が特定できない場合

水洗トイレの修理には、自分でおこなうことが困難な作業を伴う場合もあるため、業者への依頼を視野に入れて原因を探りましょう。プロの業者ならトイレの水漏れの直し方を熟知しているため、短時間でトイレを修理可能です。

水洗トイレの水漏れ修理の費用相場

水洗トイレの水漏れ修理の料金相場は、次のとおりです。

修理内容 費用相場
パッキンの交換・給水管トラブル 6,000~1万5,000円
タンク内の部品交換 タンク脱着なし:8,000~1万5,000円
タンク脱着あり:1万5,000~3万円
タンクの交換 4~6万円
便器の交換 タンク付きトイレ:3~5万円
タンクレストイレ:10~20万円
温水洗浄便座(ウォシュレット)の修理・交換 修理:1万5,000~3万円
交換:2万5,000~10万円
トイレの床下の水漏れ修理 3万円以上※要見積

水洗トイレの修理費用は、場所や内容により大きな幅があります。しかし、タンクの脱着や交換、便器や温水洗浄便座の交換がなければ、支払うのが難しいほど高額なわけではなく、良心的な価格で提供している業者がほとんどです。

ただし、すぐに修理したい場合でも、必ず見積もりを取ってから依頼しましょう。工事内容によっては10万円以上の高額な工事になるケースもあります。

水洗トイレの修理を頼む業者の選び方

水洗トイレの修理を頼む業者により、かかる費用は大きく異なります。出張費や基本料金、夜間料金が発生する業者と、すべて無料の業者では、同じ修理でも1万円程度差がある場合も少なくありません。

水洗トイレの修理を頼む業者を選ぶ際は、次のポイントを意識して選びましょう。

  • 対応エリア内・即日対応可能か
  • 口コミ・評判はよいか
  • 資格・補償・アフターフォローはあるか

対応エリア内であれば、出張費はほとんどかかりません。ほかにも、トイレの水漏れ修理は対応スピードが求められるため、口コミや評判を確認してみましょう。

また、有資格者が修理に来てくれるのか、補償やアフターフォローの有無も確認すると、よりよい業者を選べます。

セーフリーWEB担当

全部自分で対応するのは難しいですよね。業者にお願いした方が良いのはどんなときですか?

タンクからの大量の水漏れや便器のひび割れ、水が床下に染み込んでいるようなケースは早めに業者に相談した方が安心です。見えない場所でのトラブルが広がる前に、プロへ相談しましょう。

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水洗トイレの水漏れを防ぐ方法

予防策

水洗トイレの水漏れを防ぐ方法として、次の方法を意識してみましょう。

  • トイレットペーパーを一気に大量に流さない
  • トイレに衝撃を与えない
  • トイレを定期的に掃除する

それぞれの内容を意識して実践すれば、水洗トイレの水漏れを防ぐことにつながるので、ぜひ実践してみてください。

トイレットペーパーを一気に大量に流さない

トイレットペーパーを詰まらせないコツ

トイレットペーパーを一気に大量に流さないことで、水が溢れるトイレつまりを防げます。また、トイレつまりにより便器や排水管に負担がかかると、水漏れにつながるケースもあるため、日頃から適切な量で流すよう意識してみてください。

一度に流すトイレットペーパーの目安は、次のとおりです。

流すレバー 一度に流すトイレットペーパーの量(ダブル)
5mまで
2mまで

日本人のトイレットペーパーの平均消費量は、トイレの使用1回あたり80cmといわれており、女性の小の場合は平均66cm、大は男女ともに平均140cm使用しているとされています。

平均的なトイレットペーパーの量なら問題ありませんが、大便を小で流そうとすると詰まる可能性があるため、注意しましょう。

トイレに衝撃を与えない

トイレに衝撃を与えないことも、水洗トイレの水漏れを防ぐ大切なことです。次のような行動が思い当たる方は、とくに注意が必要です。

  • 便蓋・便座を勢いよく上げる(下げる)
  • 便座の上に立つ
  • 慌てて便座に座る
  • 固い物をぶつける

トイレを使用する際に乱暴にふたや便座を上下すると、便器やタンクの破損につながるほか、外出中にトイレを我慢していて、帰宅と同時にトイレへ駆け込む場合も注意してください。

また、スマホやライターなどが棚から落ちて便器にぶつかったり、トイレの奥の棚にある物を取るときに便器を脚立代わりにしたりする場合もトイレに衝撃を与えることになるので、今後はやめましょう。

トイレを定期的に掃除する

酸性の洗剤を使って尿石を除去

トイレを定期的に掃除すると、水漏れを防ぐことにつながります。なぜなら、掃除のときに不具合がないかも点検できるためです。

たとえば、ナットの緩みやタンクのぐらつきなど、水漏れの原因は触れることでわかる不具合も多くあります。定期的に掃除していれば、拭き掃除の際に判断できるので、ひび割れの早期発見も可能です。

日常的に大切に扱っている場合でも、災害や第三者の使用により水漏れが起こる可能性は十分にあります。定期的な掃除を欠かさないことが、水洗トイレの水漏れ予防につながるといえるでしょう。

セーフリーWEB担当

トラブルを防ぐために普段から気をつけておくことはありますか?

定期的に掃除をしたり、タンク内を開けて部品の状態を見たりしておくと、予防になります。また、トイレットペーパーは適量を心がけ、流し過ぎには注意してください。

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水洗トイレの水漏れをすぐに直したいときは

水洗トイレの水漏れをすぐに直したいときは、プロのトイレ修理業者に依頼しましょう。しかし、優良な業者を選ぶためには多くの業者を比較して、実績や料金などの確認が必要です。

業者のホームページをそれぞれ見ている時間がない方は、『水道修理のセーフリー』がおすすめです。業者の料金や口コミを比較できるほか、トイレの水漏れ修理で絞り込み検索できるため、すぐにプロの業者を確認できます。
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水洗トイレの水漏れについてのよくある質問

  • 水洗トイレの水漏れの原因は何ですか?

    便器や給水管、タンク内など、場所により原因は異なります。たとえば、給水管から水漏れが起きているなら、パッキンの劣化やナットの緩みが原因となる場合が多いでしょう。

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  • 水洗トイレで水漏れが起きた際の修理方法を教えてください。

    水洗トイレの水漏れの修理方法は、部品の交換やねじ・ナットの締め直しなどが挙げられます。水漏れ箇所や原因ごとに適切な対処法が必要なため、まずは原因を特定しましょう。

    水洗トイレで水漏れしているときにまずやるべきことを確認する

  • 水洗トイレの水漏れ修理業者の選び方を教えてください。

    トイレの水漏れ修理業者を選ぶ際は、次の3つのポイントを意識して選ぶと、よりよい業者に出会えます。

    • 対応エリア内・即日対応可能か
    • 口コミ・評判はよいか
    • 資格・補償・アフターフォローはあるか

    また、優良な業者を探す際は、修理費用の目安も把握しておきましょう。

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  • 水洗トイレの水がチョロチョロ流れているのはなぜですか?

    トイレタンク内のボールタップや浮き玉に、不具合が起きている可能性があります。トイレタンク内に給水が続いていることが考えられるため、トイレタンクのふたを開けて、確認しましょう。
    トイレタンク内の水漏れの原因と対処法を確認する

  • 水洗トイレの便器下から水が漏れる原因はなんですか?

    便器下の水漏れの原因は、給水管やタンクと便器の間、温水洗浄便座の故障、便器の設置不良など、さまざまです。排水管の破損も考えられるため、一度業者に相談してみましょう。
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