トイレタンク下で水漏れを見つけたら、冷静に原因を知る必要があります。
今回は、トイレタンク下で水漏れが起きた際の応急処置や原因の見つけ方、原因に合った対処方法を紹介するので参考にしてみてください。
対処法を知った上で、ご自分で修理するか、業者に依頼するか決めましょう。
トイレタンク下が濡れていると、床材にダメージを与えたり、トイレ室内の湿度が上がってカビが生えたりするので、できるだけ迅速な対応が必要です。
この記事を監修した専門家
中部から九州まで幅広い地域に対応し、水道局指定工事店として信頼を築き、累計30万件以上の作業実績のあるみんなの町の水道職人にて、勤続10年以上・作業実績は2,500件以上。確かな技術と卓越した知識により、どんな難しい水道の問題でも迅速に解決します。
中部から九州まで幅広い地域に対応し、水道局指定工事店として信頼を築き、累計30万件以上の作業実績のあるみんなの町の水道職人にて、勤続10年以上・作業実績は2,500件以上。確かな技術と卓越した知識により、どんな難しい水道の問題でも迅速に解決します。
この記事へのコメント
皆様、こんにちは。みんなの町の水道職人の佐々木善伸です。今回、トイレタンク下の水漏れに関する記事の監修を務めさせていただきました。トイレの水漏れはご家庭で急に起こることがありますが、適切な対処法を知っておくことが非常に重要です。この記事を通じて、トイレタンク下の水漏れの対処方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
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記事の内容
トイレタンク下に水漏れがあったときの応急処置
まずは、トイレタンク下で水漏れを発見したときの応急処置を紹介します。水漏れがあると驚いてしまいますが、落ち着いて対応しましょう。
応急処置をし、業者に依頼するか、自分で修理できるか正しい判断をしていきます。
止水栓を閉める
水漏れしていたら、被害が広がらないように止水栓を閉めます。トイレの止水栓の多くは、給水栓とトイレタンクの接続部分に設置されているので、トイレタンク付近の壁や床を確認してください。
止水栓は、以下のような種類があります。
- 溝があってマイナスドライバーで閉めるタイプ
- 蛇口のようなハンドルがついており、手で閉めるタイプ
どちらも、時計回りに回すと閉まります。
止水栓がどこにあるのか分からない場合や硬くて回せない場合は、元栓を閉めます。元栓は、水道メーターの横にあります。
マンションの場合は、玄関の横に設置された扉の中、戸建ての場合は、敷地内の地面に「止水栓」「量水系」と書かれたフタを開けると見つけられます。
止水栓を閉めて水が止まったら乾燥させる
止水栓を閉めて水が止まったら、乾いたタオルや雑巾で床を拭きます。特にフローリングの床は、しっかりと拭き取ることが大切です。
また、カビや水垢が発生しないように、トイレタンクの下だけではなく、壁などの周辺も乾かしておきましょう。
止水栓を閉めても水が止まらなければタンクを空にする
止水栓を閉めても水が止まらない場合は、トイレタンクを空にします。レバーを押して、タンク内の水をできるだけ便器に流します。止水栓を閉めているため、タンク内に水は供給されません。
完全に水が流れ出ないので、最後に残った水をポンプ等で吸い上げます。
タンク下にバケツを置いておくと安心ですが、タンク下に入るようなバケツがない場合は、大量に新聞紙やタオルを置いて漏れた水を吸い上げます。できるだけ床が濡れないようにして、床材にダメージを与えないように気をつけましょう。
タンク下の水漏れ以外の可能性があれば、以下の記事を参考にしてみてください。

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トイレタンク下で水漏れを発見した場合、最初にどんな応急処置を行えば良いですか?
まずはトイレの止水栓を閉めてください。これにより、水漏れを一時的に止めることができます。次に、タンク内の水を排出して、水が漏れている箇所がどこか確認してみてください。これで、より詳しい修理や対処が可能になります。
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トイレタンク下の水漏れの原因
止水栓を閉めて水が止まるかどうかで、トイレタンク下の水漏れの原因がわかります。
止水栓を閉めて水が止まるなら、原因は以下が考えられます。
- トイレタンクの底にあるボルトの緩み
- タンク底のパッキン・ボルトの劣化
- 取り付け時の不具合(パッキンがないタイプのタンク)
止水栓を閉めても水が流れ続けるなら、以下が原因です。
- トイレタンクの破損
それぞれの原因について、見ていきます。
トイレタンクの底にあるボルトの緩み
トイレタンクと便器は、密結ボルトで接続されています。密結ボルトが緩むと水漏れが始まります。
密結ボルトは一般的に、タンク下に2ヶ所設置されているので、両方を確認してください。ただし、INAX製品の中には、3つ設置されているタイプもあります。
タンク下を覗いて見て、すべてのボルトの確認が必要です。
タンク底のパッキン・ボルトの劣化
トイレタンクの底に設置されたボルトを締め直しても水漏れが解消できないのなら、密結ボルトに設置されたパッキン(密結パッキン)、または密結ボルトの劣化が水漏れの原因と考えられます。
ゴムで作られた密結パッキンは、劣化するとひび割れしたり変形したりして隙間ができ、水漏れの原因となります。
また、密結ボルトが劣化すると、締め直してもすぐに緩んでしまうようになるので、交換が必要です。
取り付け時の不具合(パッキンがないタイプのタンク)
トイレタンクに密結ボルトがないタイプもあります。INAXから出ているディストリビュータータイプと呼ばれるトイレです。
ディストリビュータータイプは、密結ボルトで接続しておらず、便器から出ている黒いホースにタンクを差し込んでいるタイプです。
そのため、ディストリビュータータイプで水漏れがあるときは、ホースとタンクの接続不良か、ホースの劣化による穴やヒビを確認してみましょう。
トイレタンクの破損
止水栓を閉めても水が流れているなら、トイレタンクが壊れてヒビや穴があり、そこから水漏れしている可能性があります。
トイレタンクの素材は、主に次の2種類です。
- 陶器
- 樹脂
トイレタンクが壊れてしまう原因は、素材別に以下のことが考えられます。
トイレタンクが陶器なら、強い衝撃を与えて割れてしまうことがあります。体が比較的しっかりした方が、うっかり体重をかけてしまうといったことが原因です。
また、樹脂製の場合は、衝撃に強く割れにくいのですが、経年劣化が原因でヒビや穴が空いて水漏れが始まるケースが見られます。
タンクの掃除を定期的にすると、トラブルを未然に防げます。

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トイレタンク下の水漏れの一般的な原因は何ですか?
トイレタンク下の水漏れの一般的な原因として、タンクと便器をつなぐゴムパッキンやボルトの劣化があります。時間とともにこのゴムが硬くなったり、ひび割れたりすると水漏れが発生しやすくなります。ボルトは緩むと水漏れするので、定期的に確認しましょう。
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トイレタンク下の水漏れ原因に応じた対処法
トイレタンク下からの水漏れの原因による、それぞれの対処方法をご紹介します。対処方法は以下の通りです。
- ボルトを締める
- タンク底のパッキン・ボルトの交換
- トイレタンクの交換
- 取り付け時の不具合を調整
それぞれについて、対処法を説明します。
ボルトを締める
密結ボルトのナットが緩んでいたら、締め直すだけで水漏れが解消する可能性があります。
ただし、いきなり強く締めると、陶器製のトイレタンクにヒビが入る可能性があるので注意が必要です。次のようにすると、力の入れすぎによるトラブルを防げます。
- 工具を使わず手で締めて、最後に工具で締める
- 密結ボルトのナットは2個あるので、交互に少しずつ締め直す
ゆっくり、焦らず締めてください。
タンク底のパッキン・ボルトの交換
水漏れの原因がトイレタンク底のボルトやパッキンの劣化なら、交換すれば水漏れが解消できます。しかし、密結ボルトや密結パッキンの交換は、比較的簡単な作業ですが、トイレタンクを外さなくてはいけません。
トイレタンクは10~15㎏で陶器製なので、一人での作業は困難です。落とすと割れてしまう危険性もあるので、慎重にする必要があります。
用意するもの
ボルトを交換するときは、必ずパッキンも一緒に交換しましょう。パッキンのみの交換は可能ですが、ボルトのみの交換はおすすめしません。
密結パッキンのサイズは2種類です。フロートバルブを持ち上げてバルブの外径を測れば、どちらの密結パッキンが必要かわかります。
- 内径38mm⽤(バルブの外径60mm)
- 内径51mm⽤(バルブの外径68mm)
パッキンのサイズを間違えると、交換しても水漏れが解消できないので注意が必要です。
新しいパッキンの他、以下も準備しましょう。
- 交換するための新しいパッキンまたは密結ボルト
- 養生用にタオルなど
- モンキーレンチ
- マイナスドライバー(止水栓を閉めるため)
床にタオルを敷いていると、タンクを床に置く際にうっかり手が滑っても割れる心配が少なくなります。また、あとで拭けばいいと思わず、必ず養生をしておきましょう。
手順
パッキンの交換方法を説明します。
- 止水栓を閉める
- タンク内の水を抜く
- 床が濡れないように養生する(タオルを敷き詰めるなど)
- 給水管を外して、タンクを取り外す(タンクは養生用に敷いたタオルの上に置く)
- パッキン・ボルトをモンキーレンチで外して交換する
- タンクを元どおりに設置する
密結パッキンを設置する際に、パッキンの裏表を間違えないようにしてください。
トイレタンクにヒビがあれば交換
すぐにトイレタンクを交換できない場合は、ヒビが入った部分にダクトテープ等を貼り付けておけば水漏れを防げます。しかし、そのまま放置するとヒビが広がって大惨事になる可能性があるので、できるだけ迅速に交換がおすすめです。
トイレの便器とタンクが別々になっているタイプなら、タンクのみの交換が可能です。
タンクには次の3つの種類があります。
- 密結タイプ
- 平付タンク
- 隅付タンク
密結タイプ以外はご自分での交換は難しいので、業者に依頼がおすすめです。
また、タンクと一体型の場合は、便器も交換しなくてはなりません。一体型トイレの場合も、業者に依頼しましょう。
ここでは密結タンクの交換方法を説明します。
用意するもの
今回はトイレタンクのみ交換するケースを説明します。
- 交換するための新しいトイレタンク
- 養生用にタオルなど
- モンキーレンチ
- マイナスドライバー(止水栓を閉めるため)
トイレタンクは既存のものと同じ種類を見つける必要があります。以下の方法で見つけましょう。
- タンクに貼られているシールを確認
- ホームページで同じ製品を確認
- メーカーがわかればお客様相談室に相談
トイレを設置して10年以上経過している場合は、設置できるタンクがない可能性があります。その場合は、トイレ全体の交換が必要です。
手順
同じタイプのタンクを用意できれば、交換可能です。焦らず、ゆっくり作業していきましょう。
- 止水栓を閉める
- 床が濡れないように養生する(タオルを敷き詰めるなど)
- タンクのフタを開けて給水管を外し、タンクを取り外す
- タンク内の水を抜く
- 底のボルトを外して、タンクを外す
- 新しいタンクを設置する
作業の途中でも、無理だなと感じたら、迷わずに業者へ依頼してください。すぐに来てくれる業者がおすすめです。
取り付け時の不具合を調整
密結ボルトで接続されていないINAXのディストリビュータータイプのトイレタンクからの水漏れの原因は、以下が考えられます。
- 取り付けの仕方に問題がある
- フロート弁がずれている
もし、ご自分で取り外しなどを行っていたのなら、もう一度説明書を確認して設置し直してみましょう。また、設置してもらったばかりなのに水漏れがあるなら、設置した業者に連絡してください。

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ゴムパッキンの劣化が原因で水が漏れている場合、どのように対処すればいいですか?
ゴムパッキンが原因で水漏れしている場合は、パッキンを新しいものに交換する必要があります。市販のパッキンに交換することで、ほとんどの水漏れは解消されます。ただし、自信がない場合は専門の業者に依頼するのがおすすめです。
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トイレタンク下の水漏れ修理を業者に依頼するケース
トイレタンクは重量があり、パッキン交換だけでも作業が大変です。ご自分での作業が不安な方や時間がない方は、水道修理業者へ依頼しましょう。
水道修理業者へ依頼した場合、どのくらいの費用が必要かを紹介するので参考にしてみてください。
業者に依頼した場合の料金相場
水道修理業者にトイレタンク下の水漏れ修理を依頼した場合、どのくらいの料金になるのかを見ていきましょう。
料金は作業に関係なく発生する「基本料金」と、「作業料金」の合計金額です。
基本料金の相場
まずは、基本料金の相場です。
基本料金 | 0円~8,000円 |
出張料金 | 0円~3,000円 |
早朝深夜・休日の割増料金 | 0円~8,000円 |
見積料金 | 0円~ |
特に、平日の昼間に作業を依頼できない人は、早朝深夜・休日の割増料金に注意してください。業者によって割増料金が発生する時間帯は異なるので、問い合わせ時に確認しておきましょう。
作業料金の相場
続いて、作業料金の相場です。
作業内容 | 目安料金 |
簡単な調整 | 6,000円~15,000円 |
トイレタンク下のパッキン交換 | 11,000円~30,000円 |
トイレタンクの交換 | 40,000円~50,000円(平均) |
一体型トイレの交換 | 70,000円〜180,000円 |
普通のパッキン交換は比較的安いですが、トイレタンク下の密結パッキンの場合はトイレタンクの着脱があるため高額になります。また、住宅や設備の状態でも、作業料金は変わります。
トイレタンク下の水漏れ解消費用がどのくらいになるか心配な方は、当サイトが提供する『簡易水回りトラブル診断』で確認してみてください。簡単な8つの質問に答えるだけで、修理料金の目安がわかります。
信頼できる業者の選び方
水回りのトラブルで業者に修理を依頼するときは、安易に選ばず、じっくりと信頼できる業者を選びましょう。以下の点をチェックしてください。
- 口コミが高評価か
- 実績は豊富か
- 地域密着型か
口コミを確認する際は、信頼できる口コミサイトがおすすめです。当サイト『水道修理のセーフリー』では、「公平な口コミの公開」をポリシーにして、口コミを掲載しています。
すぐに1社に絞って依頼せず、少なくとも3社以上に相見積もりを依頼して信頼できる業者を選びましょう。ただし、相見積もりは時間がかかるので、時間がない方は当サイトのコンシェルジュに相談してみてください。

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自分で修理が難しいと感じた場合、業者に依頼するメリットは何ですか?
専門の業者に依頼するメリットは、確実な修理と迅速な対応が受けられる点です。また、業者は適切な工具と技術を持っており、問題を根本から解決してくれます。安心して任せることができるので、複雑な修理や再発防止も期待できます。
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トイレタンク下で水漏れを見つけたら
トイレタンク下で水漏れを見つけたときの原因や、対処方法を紹介しました。
ご自分での修理に自信のない方は無理をせずに、業者への依頼がおすすめです。どの業者に依頼すればいいのか迷っている方は、『水道修理のセーフリー』のコンシェルジュに相談してみてください。
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トイレタンク下から水漏れがある場合のよくある質問
-
トイレタンク下で水漏れを見つけました。応急処置を教えてください。
まずは、止水栓を閉めて、濡れた箇所をしっかり乾かしましょう。濡れたままにしておくと、カビの原因になり、床材にもダメージを与えてしまいます。
-
トイレタンク下の水漏れの原因は何ですか?
トイレタンク下の水漏れの原因は、次のことが考えられます。
- トイレタンクの底にあるボルトの緩み
- タンク底のパッキン・ボルトの劣化
- 取り付け時の不具合(パッキンがないタイプのタンク)
- トイレタンクの破損
-
トイレタンク下の水漏れを自分で修理できますか?
まずは、タンク下に設置されているボルトが緩んでいないか確認し、緩んでいたら締め直してみましょう。
それでも直らない場合は、パッキンや密結ボルトの交換が必要です。パッキン交換は簡単な作業ですが、トイレタンクの着脱が必要です。
ご自分で対処できないと感じたら、業者への依頼がおすすめです。
-
トイレタンク下の水漏れ修理でおすすめの業者を教えてください。
トイレタンク修理でおすすめの業者をまとめています。また、お住まいの地域でのおすすめ業者も確認できるので、参考にしてみてください。
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