2019.10.03
トイレつまりが起きた際の、応急処置方法を分かりやすく解説します。
応急処置をするのに、特殊な道具は必要ないのでご安心ください。応急処置をする際の注意点もお伝えするので、よく読んでから実行しましょう。
応急処置をした後は、以下を行う猶予が生まれます。
- トイレつまりを解消する道具を買いに行く
- 翌朝に落ち着いてから対処する
- 業者を呼んで修理してもらう
トイレつまりでこれ以上状況が悪化しないよう、本記事を参考にできるだけ早く応急処置を行いましょう。
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記事の内容
トイレつまり時にトイレを使うための応急処置
トイレつまりが起きたときにトイレを使うには、以下の手順で応急処置をしましょう。
- 止水栓を時計回りで閉める
- ウォシュレットの場合は電源プラグを抜く
- 新聞紙やビニール袋などで養生する
- 便器内の水をコップなどで減らす
それぞれのポイントについて、以下に分かりやすくお伝えします。
1.止水栓を時計回りで閉める
トイレつまりが起きたときは、応急処置としてまずは止水栓を時計回りで閉めましょう。
止水栓を閉めると、トイレの水が流れなくなります。そのため、つまったトイレに誤って水を流してしまうリスクを抑えられます。
ただし、すでにタンクに溜まっている水は、止水栓を閉めても流せてしまうので注意してください。
トイレの止水栓は、壁または床に設置されています。
また、トイレの止水栓には以下の3種類があり、いずれも時計回りに回すと閉まります。
ハンドル型は、手で回せます。
ドライバー型は、くぼみにマイナスドライバーを差し込んで回しましょう。
内ネジ型も、ドライバー型と同じく、くぼみにマイナスドライバーを差し込むと回せます。
止水栓を閉める際は、回らなくなるまで完全に閉めましょう。
もしトイレの止水栓が回らないときは、以下の記事を参考に対処してみてください。
2.ウォシュレットの場合は電源プラグを抜く
トイレつまりが原因で便器から水が溢れてしまい、ウォシュレットのコンセントが濡れて漏電すると大変危険です。
そのため、トイレつまりが起きたときは、すぐに電源プラグを抜いておきましょう。
3.新聞紙やビニール袋などで養生する
トイレつまりが原因で万が一水が溢れてしまったときに備え、下記のイラストを参考に、新聞紙やビニール袋でトイレを養生しましょう。
特に、2階以上にお住まいの場合、床にこぼれた水が下の階に影響を及ぼす危険性があります。トイレつまりに気づいたら、できるだけ早く養生するのを推奨します。
新聞紙やビニール袋がない場合は、捨てても良いタオルなどで養生すると良いでしょう。
4.便器内の水をコップなどで減らす
トイレつまりが起きた際は、便器内の水を汲みだし減らしておくと、水が溢れるリスクを減らせます。
水を減らすのに役立つアイテムを、以下にいくつかご紹介するので、参考にしてください。
- 紙コップや紙皿
- 洗面器
- バケツ
また、便器内に滞留しているトイレットペーパーや排泄物は、割りばしやゴム手袋などで取り出すと良いでしょう。
トイレつまりで応急処置をする際の注意点
トイレつまり発生時に応急処置をする際は、以下の点に注意してください。
- 強引に水を流さない
- トイレブラシなどを排水口に入れない
以下に、それぞれ理由を分かりやすくお伝えします。
強引に水を流さない
詰まっているトイレで、強引に水を流そうとしても、つまりの原因が押し流される可能性は極めて低いです。
便器に溜まる水が増え、溢れるリスクが高まるので、強引に水を流すのはやめましょう。
特に、トイレつまりが起きているときにレバーで水を流してしまうと、途中で止められず、溢れる結果になるケースがほとんどです。
そのため、トイレがつまった際は、レバーで水を流すのは絶対にやめてください。
トイレブラシなどを排水口に入れない
トイレつまりが起きている際に、トイレブラシなどを便器の排水口に入れるのはやめましょう。
トイレつまりの原因が奥に押し込まれ、取り除くのが困難になるためです。
取り除くのが困難で業者に対応を依頼した場合、料金が高額になりやすいため、注意してください。
トイレつまり応急処置後の対応
トイレつまりの応急処置をした後は、下記の対応を行ってください。
- 賃貸なら管理会社か大家さんに連絡する
- 放置して様子を見る
- スッポンやお湯・薬剤を使用する
- 業者に連絡する
上記はいずれも、できるだけ早急に対応するのが望ましいです。
ポイントを押さえて、それぞれ下記に分かりやすく解説するので、参考にしてください。
賃貸なら管理会社か大家さんに連絡する
賃貸のトイレの場合、管理会社または大家さんに連絡をすると、業者を手配してくれる場合があります。
また、自分で無理に対処しようとして、トイレを破損・故障させてしまった場合、損害賠償が発生する恐れがあるので注意してください。
自分の身を守るために、賃貸の場合は無理に対処せず、すぐに管理会社または大家さんへ連絡しましょう。
放置して様子を見る
トイレつまりの原因によっては、応急処置後に放置して直るケースがあります。
放置してトイレつまりが直る可能性があるのは、下記が原因の軽度のつまりです。
- トイレットペーパー
- 排泄物
- 水に流せる製品
固形物が原因のトイレつまりは、放置しても直りません。
以下は、軽度のトイレつまりが自然に直るまでの時間の目安です。
水に流せる製品には、以下があります。
- 水に流せるお掃除シート
- 水に流せるティッシュペーパー
- 水に流せるペット砂
上記の製品は、トイレットペーパーや排泄物と比べると、自然に直るまでにかかる時間が長いです。
直るまでの間、トイレを使えないのは日常生活に支障をきたすでしょう。そのため水に流せる製品であっても、トイレには流さず、通常のゴミとして処分するのがおすすめです。
スッポンやお湯・薬剤を使用する
トイレつまりの原因が水に流せるものであれば、応急処置後にスッポンやお湯、薬剤で直る可能性があります。
トイレつまりの原因 | つまり解消に使うもの |
排泄物やトイレットペーパー | スッポンやお湯 |
尿石 | 薬剤 |
上記の対象表を参考に、原因に適した方法を試してみてください。
- スッポンの使い方
- 適切なお湯の温度
- トイレつまりの解消におすすめの薬剤
以下の記事ではトイレつまりの直し方をまとめ、上記も分かりやすく解説しています。ぜひあわせてチェックしてください。
業者に連絡する
以下の場合は、すぐに業者へ連絡してください。
- 応急処置を自分でできない
- トイレつまりの原因が固形物
- 応急処置後に放置してもつまりが改善しない
トイレに落としやすい固形物には、以下があります。
上記に限らず、基本的に「水に流せるもの以外」が原因のトイレつまりは、業者に相談するのが安全です。
以下の記事では、固形物が原因のトイレつまりのときに、状況を悪化させてしまう可能性が高いNG行動も紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
口コミや見積もりを確認してから業者に依頼
応急処置後に、すぐに業者へ依頼したい場合でも、依頼前には必ず口コミを確認しておきましょう。
業者の中には、不当な高額請求をしてくる悪徳業者もいます。口コミを確認し、評判の低い業者を避ければ、悪徳業者に騙される可能性がグッと低くなるのでおすすめです。
また、相談時は必ず見積もりの内容と金額も確認してください。作業内容があいまいな業者や、「金額は作業後でないと出せない」という業者は避けると安心です。
- 口コミが高評価
- トイレつまりの修理料金が適正
下の記事では、上記の業者を紹介しています。安心してすぐに依頼できるので、ぜひ業者探しの参考にしてください。
トイレつまりが起きて悩んでいるときは
トイレつまりが起きたときに、「自分で対応できそうにない」と悩んだ際は、業者へ相談するのがおすすめです。軽度なトイレつまりであれば、修理費用は1万円程度で済みます。
もちろん、全てのトイレつまりが1万円で直るとは限りません。時間に余裕があれば、最低3社から相見積もりを取って、比較検討するのがおすすめです。
参考までに、以下の記事でトイレつまり修理の料金相場を紹介しているので、ぜひご覧ください。
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トイレつまり発生時の応急処置に関するよくある質問
-
水が溢れそうな状況なのですが、どうすればよいですか?
トイレの半分以上が水の場合は、汲み出しましょう。バケツと給油ポンプがあれば便利ですが、なければ容器やペットボトルなどを使い、汲み出しましょう。水はトイレ修理後に流して処理するので、一旦避難させましょう。
便器の水を汲み出す方法 -
トイレつまりの応急処置をした後はどうすればいいですか?
賃貸であれば、すぐに管理会社または大家さんへ連絡してください。
賃貸でない場合は、以下のいずれかの対応をしましょう。
- 放置して様子を見る
- スッポンやお湯、薬剤を試す
- 業者へ相談する
トイレつまりの原因が固形物の場合は、放置しても直らず、自分での対処も困難なため、すぐに業者へ相談しましょう。
-
トイレつまり修理業者を選ぶときの注意点はありますか?
トイレつまり修理業者を選ぶときは、以下の業者を避けましょう。
- 口コミで評判が低い業者
- 作業前に見積りを提示してくれない業者
- 納得のいく説明をしてくれない業者
上記を避ければ、悪徳業者に騙される可能性は極めて低くなります。
-
トイレのつまり予防方法を教えてください。
まずは、水に溶けやすいトイレットペーパーに切り替えましょう。トイレットペーパーにもJIS規格が設定されており、この記載があれば、水に溶けやすいと判断できます。また、定期的にトイレの配管の状態をチェックすると、異常を早期発見できるでしょう。
-
専門業者に依頼した場合の修理費用の相場について教えてください。
トイレつまりの原因にもよりますが、軽度なつまりであれば、5,000円~8,000円ほどで修理できます。重度の場合は、便器交換などで30,000円以上かかるケースもあります。
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