2024.03.30
ウォシュレットの取り付け費用を抑えるなら、自分で取り付けるという手があります。
しかし、業者に依頼した場合の費用と比べてどれくらい安くなるのか、どう取り付ければ良いかなど分からないことも多いはずです。
今回は自分でウォシュレットを取り付けるための環境や必要な費用、具体的な取り付け方などを詳しく解説します。注意点もご紹介していますので、最後までご覧ください。
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記事の内容
ウォシュレットを自分で取り付ける場合・業者に頼む場合の費用比較
ウォシュレットを取り付ける方法は、大きく分けて「自分で取り付ける」か「業者に依頼する」かの2通りです。取り付けに際して特に気になるポイントといえば費用ですが、方法によって費用総額にどれほどの差が出るのでしょうか。
それぞれの費用総額の目安としては、以下の通りです。
自分で取り付ける場合 | 10,000円~100,000円程度 |
業者に依頼する場合 | 18,000円~120,000円程度 |
ここでは、自分で取り付ける場合と業者に取り付ける場合に必要な費用の内訳や、各費用の目安について解説します。
自分で取り付ける場合の費用
ウオシュレットを自分で取り付ける場合、ウォシュレット本体代・工具代・古いウォシュレットの処分代といった費用が必要になります。
それぞれの費用相場は、以下の通りです。
ウォシュレット本体代 | 10,000円~10,000円程度 |
工具代 | 0円~数千円程度 |
処分代 | 0円~5,000円程度 |
古いウォシュレットの処分も自分で行う必要があり、それに伴う費用の有無は処分方法によって変わります。
他の人に譲り渡したり新品購入時に下取りに出せば無料となりますが、自分で処理場へ持参したり不用品回収業者を手配した場合は別途費用が必要です。
業者に依頼する場合の費用
業者に依頼する場合はウォシュレット本体代に加えて、取り付け工事に対する工賃がかかります。
具体的な工賃はウォシュレットのタイプやグレードなどによって変わり、袖リモコン型と壁リモコン型に分けると工賃の目安は以下の通りです。
袖リモコン型 | 7,000円~10,000円程度 |
壁リモコン型 | 10,000円~14,000円程度 |
上記は取り付けのみ行う場合における費用の目安であり、取り付けとあわせて配管工事・配線工事・壁や床のリフォームなども行う場合は、より多くの費用が必要です。
費用を抑えるためにウォシュレットを自分で取り付けるのはアリ?
ウォシュレットの取り付け費用は自分で取り付けた方が、業者に頼むよりも数万円程度節約できる場合があります。そのため、できるだけ自分で取り付けたいと考える方も多いことでしょう。
ウォシュレットは必ずしも自分で取り付けられるわけではなく、環境によってその可否が変わります。
自分でウォシュレットの取り付けが可能な環境
自分でウォシュレットの取り付けを検討している方は、まずトイレが以下の条件に当てはまるかどうかを確認しましょう。
- 室内にコンセントがある
- ウォシュレットの取り付けが可能なトイレ
- トイレのサイズに余裕がある
- 分岐水栓がある
各条件について、以下より詳しく解説します。
室内にコンセントがある
ウォシュレットを使う上で欠かせないものが、電気を供給するためのコンセントです。トイレ内にコンセントがあるか、便器までどれくらいの距離があるのかを確認しましょう。
製品によって電源プラグの長さは変わりますが、一般的な長さは90cm~120cm程度です。取り付ける製品の電源プラグがコンセントまで届かない場合、延長コードや給水ホースなどを使って調整する必要があります。
また、トイレ内にコンセントがない場合は増設が必要なため、別途工事費用に上乗せされます。
ウォシュレットの取り付けが可能なトイレ
便器のタイプによっては、ウォシュレットの取り付けができる場合とできない場合があります。
便器のタイプとしてよくあるものは、以下の通りです。
- 組み合わせ便器
- フラッシュバルブトイレ
- 隅付タンク式トイレ
- タンクレストイレ
組合せ便器なら、便器・タンク・便座が独立しているため、ウォシュレットの取り付けが可能です。フラッシュバルブトイレも専用の分岐金具を使えば、取り付けができます。
隅付タンク式トイレの場合は、止水栓とタンクまでをつなぐ給水管の長さを確認しましょう。12cm未満の長さだとウォシュレットに付属している分岐金具が取り付けられない可能性があるため、別途分岐金具の用意が必要です。
タンクレストイレは元々ウォシュレットが備わっている場合がほとんどですが、ウォシュレット部分だけの脱着はできません。
トイレのサイズに余裕がある
「既存の便器は、便座取付穴から便器までの寸法がどれくらいあるか」も確認しておきましょう。一般的な便器なら47cmまたは44cm程度の長さとなっており、取り付けるウォシュレットのサイズもそれに合わせる必要があります。
また、室内スペースを考慮したウォシュレット選びも重要です。室内幅によっては、横幅の広いウォシュレットを選ぶと、正常に作動しなかったり使いにくかったりします。目安としては、左右の壁と便座に30cm以上の空間を確保しましょう。
分岐水栓がある
トイレ内に備わっている止水栓から給水できるように、分岐水栓も必要です。
ウォシュレットの多くは分岐水栓も付属していますが、外ネジ・内ネジタイプではない分岐水栓だと、取り付けられない場合があります。
自分でウォシュレットを取り付ける方法
ウォシュレットの取り付けが可能な環境であることを確認したら、取り付けに必要な知識をつけましょう。
ここでは、ウォシュレットの取り付けに使う工具と、一般的な取り付け手順をご紹介します。
ウォシュレットの取り付けに必要な工具
ウォシュレットの取り付けには、以下の工具が必要です。
- ドライバー(マイナスとプラス)
- スパナ
- モンキーレンチ
- ボックスレンチ
- ウォータープライヤー
- 便座取外し用工具
上記の工具はいずれもホームセンターやネット通販、メーカーの公式ショップなどで入手できます。
ウォシュレットの取り付け手順
ウォシュレットの取り付けにおける基本的な手順は、以下の通りです。
- 止水栓を閉める
- 便座を取り外す
- ベースプレートを設置する
- 給水管を取り外す
- 分岐金具と給水ホースを取り付ける
- ウォシュレットとリモコンを取り付ける
- 電源プラグを差して動作確認する
各工程の詳細は、以下より解説します。
止水栓を閉める
作業中に水が漏れないように、スパナで止水栓を閉めましょう。止水栓はほとんどの場合、トイレタンク付近の壁や床に設置されています。
止水栓を閉めたらトイレを流してみて、水が出なければ次の作業に移りましょう。水が止まらなかったら、水道メーター付近にある元栓を閉めます。
便座を取り外す
多くの便座は便器の裏側からナットで固定されているため、スパナやレンチで緩めて便座を取り外しましょう。ナットが化粧カバーに覆われていたら、手やレンチで化粧カバーから取り外します。
ベースプレートを設置する
ウォシュレットに付属している、「ベースプレート」から便器に取り付けましょう。ベースプレートは便器のサイズに合わせ、固定位置を調整できるようになっています。
取付穴から便器までの寸法を測り、取付穴の上にベースプレートを乗せましょう。ベースプレートの裏側に前後の表記があるため、間違えないように注意が必要です。
便器の寸法に最適な位置までネジ用の穴を移動させ、ネジとドライバーでしっかりと固定しましょう。ネジの締め付けが弱いと、ウォシュレットが不安定になります。
給水管を取り外す
トイレタンクから止水栓につながっている給水管を取り外します。トイレタンクの内部にある金具を手で押さえながら、スパナでナットを緩めて取り外しましょう。
なお、止水栓を閉めていても、給水管の中に残った水がこぼれてきます。床が濡れないように、雑巾やシートなどを敷いておきましょう。
分岐金具と給水ホースを取り付ける
トイレタンクとウォシュレットのどちらにも給水できるように、分岐金具を取り付けます。止水栓を押さえながら、ウォシュレットに付属している分岐金具か、自分で用意した分岐金具を取り付けましょう。
分岐金具を取り付けたら、トイレタンクへつなぐための給水ホースを接続します。給水ホースの取り付けにはパッキンも必要ですが、古いパッキンを使い続けると経年劣化でトラブルが起こりやすくなるため、付属している新品を使いましょう。
ウォシュレットとリモコンを取り付ける
ウォシュレット本体を、便器のベースプレートにはめ込みましょう。「カチッ」と音が鳴ったら、正常に取り付けられています。
あわせて、壁リモコン型のウォシュレットなら、リモコンに電池をセットして説明書の通りに設置します。
電源プラグを差して動作確認する
ウォシュレット本体やリモコンを設置したら、電源プラグをコンセントに差し込みましょう。リモコンか本体のボタンを押して、ウォシュレットが正常に作動するかどうか確認します。
正常に作動したら、止水栓を開けて作業完了です。
ウォシュレットを自分で取り付ける場合の注意点
ウォシュレットを自分で取り付けると費用の節約につながる反面、以下のようなデメリットも生じます。
- 設置可能な環境を見極めるのが難しい
- 作業手順を誤ると水漏れが起こる
- メーカー保証が適用されない可能性がある
具体的にどのようなデメリットなのか、以下より解説します。
設置可能な環境を見極めるのが難しい
ウォシュレットの取り付けが可能な環境かどうか判断するには、寸法や電気系統などの条件をチェックする必要があります。
しかし、トイレの寸法を測ったつもりが購入したウォシュレットに合わず取り付けられなかったり、取り付けを可能とするために分岐水栓を買おうにもトイレの環境に適合する製品を見つけられなかったりといったケースは珍しくありません。
どんなウォシュレットをどのように取り付けるべきかは住宅ごとによって変わり、専門知識がない一般の方がそれを見極めるのは難しいです。
作業手順を誤ると水漏れが起こる
分岐水栓や給水管などの取り付け方を誤ったり、部品が破損したりすると取り付け後に水漏れが発生します。
水漏れが発生すれば設置し直す手間が生じ、作業中に部品が破損すればそのウォシュレットは使えなくなるため、改めて買い直す必要があります。
水回りの工事経験や知識がない方では、作業ミスで余計な手間・費用がかかる可能性が高いです。
メーカー保証が適用されない可能性がある
メーカーによっては、自分でウォシュレットを取り付けると保証が適用されない場合があります。
製品の品質そのものに問題があれば、保証の範囲に含まれます。しかし、取り付け作業の誤りによる不具合は、メーカーへ訴えても対応してくれるケースはほとんどありません。
業者に取り付けを依頼すれば、万が一取り付け作業が原因でトラブルが起きても業者が用意している保証サービスの対象となるため、安心です。
ウォシュレットをお得に・安全に取り付けたいなら
ウォシュレットを自分で取り付ければ費用の節約になりますが、その分トラブルが起こるリスクも高まります。
費用で損をせず安全にウォシュレットを取り付けるなら、適切な価格設定の業者への依頼がおすすめです。
『水道修理のセーフリー』では、お客様のご希望に最適な優良業者を無料でご紹介いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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クラシアン
ウォシュレットを自分で取り付ける費用ついてよくある質問
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ウォシュレットの取り付けは自分でもできますか?
環境によっては、自分でウォシュレットを取り付けられます。
ただし、自分で取り付けると誤った取り付け方による水漏れ・部品の破損や保証サービスを利用できないといったデメリットも伴うため注意が必要です。スムーズかつ安心して取り付けたいなら、業者へ依頼しましょう。
ウォシュレットの取り付け方を詳しく見る -
ウォシュレットの取り付けができないトイレとは何ですか?
タンクレストイレ・一体型トイレ・海外製の古いトイレなどはウォシュレットの脱着ができません。対応していないトイレにウォシュレットを取り付ける場合は、便器ごと交換する必要があります。
ウォシュレットの取り付けができる環境を詳しく見る -
ウォシュレットの取り付け費用を安くするにはどうすれば良いですか?
ウォシュレットの費用を安くするコツとしては、以下の2つが挙げられます。
・スタンダードなグレードのウォシュレットを購入する
・割引キャンペーンがある業者を利用する特に業者選びは費用・施工品質のどちらにも影響するポイントなので、複数の候補を比較して慎重に選ぶと良いでしょう。
-
賃貸ではウォシュレットを取り付ける費用はいくらになりますか?
ウォシュレットの取り付けにかかる費用総額は、自分で取り付けるなら10,000円~100,000円程度、業者に依頼するなら18,000円~120,000円程度が目安です。
ただし賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社へ事前に相談しましょう。無断で取り付けると、原状回復費用を請求される恐れがあります。
-
ウォシュレットの取り付けには何が必要ですか?
ウォシュレットの取り付けには、主にドライバー・スパナ・レンチなどが必要です。また、トイレの環境によっては別途自分で分岐水栓を用意すべき場合があります。
ウォシュレットの取り付けに必要な工具について詳しく見る
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