2022.11.22
賃貸のマンションやアパートで、トイレトラブルが起きた場合の修理方法について解説します。
大家さんが修理代を支払うことになっていても、すぐには対処してくれないかもしれません。対処してもらえない場合の対処方法もお伝えします。
また、こちらからは、条件に合わせたトイレ修理業者を探すことができます。お急ぎの方は、ぜひ活用してみてください。
この記事を監修した専門家
創業21年、全国約300以上の都道府県・市区町村で水道局指定工事店に認定されている株式会社クリーンライフ 関西本社にて、日々お客様の水道トラブルを解決中。業界7年の経験があり、作業実績は1500件以上。小さなトラブルから大きい施工まで幅広く対応しています。
創業21年、全国約300以上の都道府県・市区町村で水道局指定工事店に認定されている株式会社クリーンライフ 関西本社にて、日々お客様の水道トラブルを解決中。業界7年の経験があり、作業実績は1500件以上。小さなトラブルから大きい施工まで幅広く対応しています。
この記事へのコメント
皆様、こんにちは。クリーンライフの浜木一樹です。今回の記事では、賃貸住宅でのトイレトラブルとその対応について詳しくご説明します。賃貸で生じるトイレの問題を事前に理解し、適切に対処する方法をお伝えすることで、皆様の快適な生活をサポートします。
今週のNo.1 おすすめ優良業者!!
水コンシェルジュ
記事の内容
賃貸でトイレのトラブル!修理前にすべきこと
水漏れやつまりといったトイレのトラブルが発生した際には、あわてずに次のことをしてください。
- 応急処置
- 契約書を確認
- 管理会社・大家さんに連絡
それぞれについて詳しく説明します。
応急処置
被害が広がらないように、まずは応急処置をしておきます。
ウォシュレットを使用している場合は、コンセントを抜いておきます。ウォシュレットが濡れると火災の原因になるためです。
トイレの便器から水があふれると、床材が濡れてめくれたり、腐ったりといったトラブルの原因になります。床の水を拭き取って、大判タオルで水を吸い取らせましょう。
トイレの便器からあふれないように、便器内の水やトイレットペーパーなどを取り除いてバケツなどに移しておくと安心です。
タンクや給水管・排水管からの水漏れなら、止水栓を閉めてタンクを空にしておきます。
契約書を確認
とりあえず応急処置をして大事に至らない状態になったら、落ち着いて賃貸借契約書を確認しましょう。
契約書には、設備の不具合が生じた際の注意事項などが記載されているはずです。確認して、契約書に書かれている指示に従ってください。
基本的には、ほとんどの不具合は大家さんが負担してくれるはずです。ただし、入居者の不注意で起きたトラブルの場合は、例外です。
管理会社・大家さんに連絡
できるだけ早くに管理会社、または大家さんに連絡します。留守番電話になっている場合は、メッセージを残しておけば折り返し電話がかかってくるはずです。
できるだけ正確にトイレトラブルの状況を説明してください。以下のような箇条書きに従って話すと、言い忘れがなくなります。
- いつ故障したか
- なぜ故障したか
- 現在の状況
できれば契約時に、さまざまなトラブルが起きたときの対処方法を確認しておくと安心です。
特に、管理会社の営業時間外にトラブルが起きたときの対処方法を確認しておきましょう。トイレのトラブルは、休日や深夜に起きてしまうことがあります。

セーフリーWEB担当
浜木さん、賃貸でトイレトラブルが発生した際、修理を依頼する前に私たちがすべきことは何ですか?
まずは、トラブルの状況を詳しく記録しておき、大家さんや管理会社に報告することが重要です。自分で直せる小さな問題でない限り、専門の業者に依頼する前に契約書を確認することも忘れないでください。応急処置としてはコンセントを抜いたり、水濡れ箇所をタオルで拭いたりすると良いでしょう。
>クリーンライフを見てみる
賃貸住宅のトイレ修理料金は誰が負担?
賃貸のマンションやアパートに住んでいると、修理料金は誰が負担するのかが気になるでしょう。以下のようにトイレトラブルの原因によって、大家さんが払うケース、入居者が払うケースがあります。
大家さんが支払うケース
普通の利用の仕方で生じたトイレのトラブルなら、基本的に修理代は大家さんの負担です。入居者の使い方ではなく、老朽化が原因といえます。入居者の使い方にまったく問題がないなら、大家さんに支払いをお願いしましょう。
また、設置して間もないトイレでも、前回の入居者の使い方が悪いということも考えられます。入居してすぐにトイレに違和感があれば、すぐに管理会社や大家さんに伝えておきましょう。伝えておかないと責任の所在があやふやになってしまうので、注意が必要です。
ただし、大家さんが設置したのではなく、前の住民が設置したと考えられる備品の場合は、修繕義務免除特約が記されているか確認してください。
入居者が支払うケース
基本的には以下のようなケースでは、入居者が修理代を支払う義務があります。
- 入居者の不注意で生じたトイレトラブル
- 入居者が掃除・手入れを怠ったことが原因のトラブル
- ウォシュレットなど、入居者が自分で設置した機器類によるトラブル
- 管理会社や大家さんに連絡せず、修理業者に依頼したケース
一般的に大家さんが支払い義務があるケースでも、賃貸契約書に但し書きがあり、入居者に修理義務があると記載され、入居者が負担するケースもあるので注意が必要です。
火災保険の適用も
火災保険に加入している場合は、水漏れなどで生じたダメージに火災保険が適用される場合があるので問い合わせてください。火災保険に加入していないと思っていても、意外と加入している方が多いので確認が必要です。
賃貸契約をしたときに火災保険への加入が義務付けられているケースは多いので、管理会社・大家さんに問い合わせてください。
賃貸のトイレ備品の修理は?
ここでは、トイレに付属されているトイレ備品の修理について解説します。主なトイレ備品は次の2つです。
ウォシュレット
ウォシュレットは、誰が設置したものかで修理をしなければならない人が変わります。
- 入居者自身が自分で設置した
- 大家さんが設置した
- 前の住民が設置した
入居者自身が設置したら、入居者が修理します。一方、大家さんが設置したウォシュレットは、大家さんが修理費用を支払う義務があります。
注意したいのは、前の住民が設置したウォシュレットです。
前の住民が設置していた設備を「残置物」と呼びます。残置物の所有者が大家さんになっているなら、大家さんに修繕義務があります。
しかし、掃除をきちんとしていなかったことが故障の原因の場合は、入居者に修理費用の支払い義務があります。こまめに掃除をして、故障しないように留意しましょう。
換気扇
換気扇は明らかに賃貸のアパートやマンションの備品で、所有者は大家さんです。しかし、換気扇でも、入居者が修理費用を負担しなくてはいけないケースがあります。
国土庁がネット上に公開している標準的な賃貸契約書を参考にしてみましょう。
標準的な賃貸契約書によると、「借主が清掃・手入れを怠った結果汚損が生じた場合」は、入居者に修理の義務があると記述があります。
つまり、反対に老朽化など普通に使用していて起きた不具合は、大家さんに修理義務があるという規定が一般的です。

セーフリーWEB担当
賃貸のトイレで備品が故障した場合、修理の責任は誰にありますか?
通常、トイレの備品の故障は、使用上の自然な摩耗であれば大家や管理会社の責任とされます。しかし、入居者の不注意や誤用による故障の場合は、入居者が修理費用を負担するケースが多いでしょう。修理前に、具体的な契約内容を確認することが大切です。
>クリーンライフを見てみる
賃貸住宅でのトイレ修理の費用相場
賃貸のトイレ修理で、入居者が費用を負担しなくてはならない場合もあります。トイレ修理費用はどのくらい必要なのでしょうか。
ここでは、水道修理業者に依頼すると必要な費用相場をお伝えします。
作業内容 | 目安料金 |
つまり除去(ラバーカップなどを使用) | 4,000円〜8,000円 |
薬剤使用(尿石溶解剤・配管洗浄剤など) | 約3,000円 |
つまり除去(ローポンプを使用) | 7,000円〜20,000円 |
便器とタンク間からの水漏れ修理 | 10,000円〜 |
トイレのタンク内の部品交換(1つにつき) | 8,000円〜+部品代 |
ウォシュレット交換 | 8,000円〜+部品代 |
便器着脱作業 | 10,000円〜 |
止水栓の交換 | 13,000円〜+部品代 |
トーラー(一戸建て) | 7,000円〜17,000円 1m追加/1,000円〜2,000円 |
トーラー(集合住宅) | 12,000円〜30,000円 1m追加/1,000円〜2,000円 |
高圧洗浄機(一戸建て) | 8,000円〜35,000円 1m追加/1,000円〜3,000円 |
ファイバースコープによる排水管の調査 | 20,000円 |
水道修理業者は慎重に選んでください。格安だからといって業者を選んでしまうと、手抜き工事をされて被害が生じる場合があります。
手抜き工事の被害は、依頼した入居者の責任です。賠償金を支払う義務が生じる可能性もあるので、必ず信頼できる業者に依頼しましょう。

セーフリーWEB担当
賃貸住宅でのトイレ修理の一般的な費用相場はどれくらいですか?
トイレ修理の費用は、その規模や問題の種類により大きく異なります。一般的な小修理であれば数千円、部品の交換が必要な場合は数万円の費用がかかることもあるでしょう。修理を依頼する前に、見積もりを取ることをおすすめします。
>クリーンライフを見てみる
賃貸のトイレ修理を管理会社・大家さんがすぐに対応しないときは?
大家さんや管理会社に連絡しても、なかなか対応してくれないケースもあります。トイレなど水回りのトラブルは緊急を要するので、以下のことを試してみてください。
- 再度催促して修理の期日を決める
- 自分で修理会社に依頼
- 簡単な修理なら自分で対応
それぞれについて、詳しく説明します。
再度催促して修理の期日を決める
なかなか修理の期日を連絡してこないなら、再度連絡をして日時を確定しましょう。
トイレが使えないために生活に支障が出ていることを説明し、緊急に修理が必要な事態であると訴えます。状況の説明後、「○月○日までに修理手配をする」「明日までに修理予定日を確定」するといった期限を指定します。
修理業者への依頼ができない場合は、自分で依頼する旨を伝えておきましょう。
自分で修理会社に依頼
管理会社や大家さんの対応を待っていると、惨事になりかねないケースがあります。特に水漏れは、住宅にもダメージを与えるので迅速な対応が必須です。
また、トイレつまりはトイレが使えなくなるため、生活に大きな支障を引き起こします。すぐに修理が必要な状態なら、ご自分で修理業者に依頼することも可能です。
改正民法で緊急時の特例
2020年施行の改正民法によると、緊急の場合は入居者に修理をすることが認められています。
民法第607条の2(賃借人による修繕)
賃借物の修繕が必要である場合において、次に掲げるときは、賃借人は、その修繕をすることができる。
一 賃借人が賃貸人に修繕が必要である旨を通知し、又は賃貸人がその旨を知ったにもかかわらず、賃貸人が相当の期間内に必要な修繕をしないとき。
二 急迫の事情があるとき。
修理に必要な費用の請求
ただし、基本的には大家さんに無断で修理することは、禁止されているということは知っておきましょう。
- 緊急ですぐにでも修理をしないと、生活できない状態
- 損害が広がる
といった事由があることが条件です。
修理に必要な費用は、民法608条によって大家さんへの請求が可能です。水道修理業者に修理を依頼したら、きちんと領収書を発行してもらい、保管しておきましょう。
領収書がないと費用を請求できない可能性があるので、注意が必要です。
簡単な修理なら自分で対応
今までに実家などでトイレ修理の経験があり、修理に自信があればご自分で修理も可能です。ただし、修理アイテムをお持ちでないと、修理アイテムを購入するだけで高額な出費になることもあります。
また、トイレの修理をしたために、さらに悪化して別のトラブルが起きたり、便器にダメージを与えたりといったリスクも生じるので注意が必要です。
軽微なトイレつまりならリスクが少ないので、以下の記事を参考にしてみてください。ご自宅にある道具を使った修理方法も紹介しています。
賃貸のトイレ修理をしないなら家賃減額も?
アパートやマンションの賃料は、快適な生活を営むことが前提で決められています。トイレが使用できないといった問題があれば、家賃を払いたくない気持ちが起きても無理はありません。
民法第611条では、「賃借物の一部滅失による賃料の減額」についての記述があります。条文は以下の通りです。
賃借物の一部が滅失その他の事由により使用及び収益をすることができなくなった場合において、それが賃借人の責めに帰することができない事由によるものであるときは、賃料は、その使用及び収益をすることができなくなった部分の割合に応じて、減額される。
つまり、アパートやマンションの設備に何らかの問題があり生活に支障が起きれば、家賃を安くしてもらうことが可能です。どの程度の金額が引かれるかは、話し合いで決めましょう。
第三者を立てて話し合い
条件によって、減額されるパーセンテージは異なります。例えば、老朽化が進んだ家屋を激安で借りているケースでは、あまり減額は認められないかもしれません。客観的に判断して、どのくらい減額できるかを計算しましょう。
しかし、大家さんと一対一の話し合いでは、結論がなかなか出にくいですよね。個人で交渉しても、ごまかされて話し合いにならないというケースもあります。
第三者が必要なら、国民生活センターに相談してみましょう。各自治体ごとに、相談窓口が設けられています。しかし、お住まいの地域でどこに相談すればいいのかわからないときもあるでしょう。局番なしの188でお近くの相談窓口を紹介してもらえます。
賃貸住宅のトイレ修理でトラブルにならないために
トイレ修理で、大家さんとトラブルになる方も少なくありません。賃貸のマンションやアパートでトラブルが起きないように、気をつけたいことを紹介します。
- 入居時にチェックしておく
- 不具合を見つけたらすぐに連絡
- 勝手に修理業者を呼ばない
以上を忘れないようにしましょう。それぞれについて、さらに詳しく説明します。
入居時にチェックしておく
賃貸住宅の契約をする前に、水回りのチェックはとても重要です。手を洗ったり、トイレを使ったりして確認しておくと安心です。不具合を見つけたら、契約前に修繕・修理を依頼しましょう。契約前なら、大家さんも即対応してくれるでしょう。
特に築年数の古い物件なら、水回りの状況を把握しておく必要があります。もし不具合があれば、修理を依頼してください。契約前なら、すぐに対応してくれるはずです。
不具合を見つけたらすぐに連絡
トイレにほんの少しでも異常が見つかったら、すぐに管理会社か大家さんに伝えましょう。
- 水がきちんと流れない
- 水を流すと水位が平常より上がる
- コポコポというような変な音がする
- 便器に溜まっている水が少ない
- 変なニオイがする
この程度のトラブルならトイレが使えるため、面倒で知らせない方が多いようです。
しかし、トイレが使えなくなると、もっと面倒ですよ。上記のような症状があれば、大きなトラブルが起きる可能性があります。面倒がらずに、逐一大家さんや管理会社に連絡してください。
勝手に修理業者を呼ばない
トイレでなんらかの不具合を見つけたら、まずは管理会社か大家さんに連絡してください。連絡せずに水道修理業者を手配してしまうと、修理費用を支払ってもらえないケースがほとんどです。
トラブルが起きたらすぐに連絡できるように、管理会社の連絡先を携帯電話に登録しておくと安心です。
ただし、連絡してもすぐに対応してもらえない場合、大量の水漏れなど緊急事態の場合は、自分で修理手配をしても大丈夫です。自分で手配した場合は、領収書を必ず発行してもらいましょう。
賃貸住宅でトイレ修理が必要になったら
賃貸のマンションやアパートで、トイレ修理が必要になった場合の注意点や対処方法を解説しました。
水漏れやトイレつまりなどは、緊急を要することがあります。管理会社や大家さんに連絡して、すぐに対応してもらいましょう。
ご自分でトイレ修理業者に依頼しなくてはならない場合は、『水道修理のセーフリー』をご利用ください。当サイトには、信頼できるトイレ修理業者を多数紹介しています。
今週のNo.1 おすすめ優良業者!!
水コンシェルジュ
賃貸のトイレの修理に関するよくある質問
-
賃貸住宅でトイレトラブルが起きた際、まずしなくてはならないことは何ですか?
-
賃貸住宅のトイレ修理は誰が負担するのでしょうか?
基本的には大家さんが負担します。
しかし、次の場合は入居者が負担する必要があるので、注意してください。
- 入居者の不注意で生じたトイレトラブル
- 入居者が掃除・手入れを怠ったことが原因のトラブル
- ウォシュレットなど入居者が自分で設置した機器類によるトラブル
- 管理会社や大家さんに連絡せず、修理業者に依頼したケース
-
大家さんがなかなか対応してくれません。どうしたらいいですか?
大家さん・管理会社が対応してくれないときは、次のことを試してみてください。
- 再度催促して修理の期日を決める
- 自分で修理会社に依頼
- 簡単な修理なら自分で対応
地域からおすすめ業者を探す
北海道・東北 | 北海道 | 青森 | 秋田 | 岩手 | 宮城 | 山形 | 福島 |
首都圏 | 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 栃木 | 群馬 |
北陸・甲信越 | 富山 | 石川 | 福井 | 新潟 | 山梨 | 長野 |
東海 | 愛知 | 岐阜 | 三重 | 静岡 |
近畿 | 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山 |
中国・四国 | 広島 | 鳥取 | 島根 | 岡山 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知 |
九州・沖縄 | 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄 |
8問の設問に答えるだけ!
簡易水回りトラブル診断
30秒で、診断結果+料金相場がわかる!
シミュレーション結果
お客様の症状の場合
実際に現場を見てみないと正確な見積もりは出さないので目安として参考にしてください。
お客様のお住まいの地域で安心できる水道修理業者をコンシェルジュが無料でご紹介するサービスがございますので、ぜひご利用ください。
コンシェルジュに相談する
お見積りのご依頼ありがとうございます!
お急ぎの方はお電話でご相談ください。