2022.03.04
本記事では、トイレのウォシュレットの寿命、寿命を迎えたときの対処法を解説します。
ウォシュレットが寿命を迎えたときのサインから、寿命と勘違いしやすい症状まで詳しく解説するので、交換すべきか悩んでいる方は必見です。
さらに、ウォシュレットを修理・交換するか判断するポイントもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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記事の内容
ウォシュレット(温水洗浄便座)の寿命は7〜10年
ウォシュレット(温水洗浄便座)の寿命は7〜10年です。メーカーや使用方法・頻度によって寿命は異なりますが、7~10年ほど使用していると、ウォシュレットが弱くなったり劣化したりと故障します。
トイレのウォシュレットは電化製品なので、長年使用していると故障し、交換や修理のタイミングが訪れます。
しかし、ウォシュレットが販売されてから年月が経過すると、部品の生産が終わってしまうので、部品交換では対応できません。設置してから長い年月が経過している場合は、修理対応ではなく、新しいウォシュレットへの交換を検討しましょう。
ウォシュレットの寿命が短くなりやすい条件
ウォシュレットの寿命が短くなりやすい条件は、次のとおりです。
- トイレを使用する人数が多い
- 在宅勤務などで家にいる時間が多い
- 定期メンテナンスを怠っている
基本的に、トイレを使用する頻度が高いと、ウォシュレットの寿命は短くなりやすいです。ウォシュレットは電化製品なので、使用頻度に応じて劣化していきます。
なお、部品の掃除や交換など定期メンテナンスをこまめに行っていれば、ウォシュレットの寿命を延ばせます。反対に、定期メンテナンスを怠っている場合は、寿命より早くウォシュレットが壊れる可能性があるので注意しましょう。
寿命を知らせてくれるウォシュレットもある
ウォシュレットの中には、寿命を知らせてくれるタイプもあります。
例えば、LIXIL(リクシル)ではウォシュレットの耐用年数を10年と定めており、約10年間使用した際にお知らせする「点検時期お知らせ表示機能」が搭載されています。シャワートイレ本体に表示ランプが点灯し、寿命や長期間使用していることをお知らせする機能です。
なお、TOTOのウォシュレットにも、トイレ本体やリモコンに点滅表示で買い替え時期をお知らせする「点検時期お知らせ機能」が搭載されています。
寿命をお知らせしてくれるウォシュレットを導入すれば、故障する前に修理や交換対応できるので便利です。
ウォシュレットが寿命を迎えたときのサイン
ウォシュレットの寿命は年数だけでなく、使用する頻度や方法によって変動します。7~10年の寿命はあくまで目安程度にとどめて、使用している過程で下記のような症状が出た場合は、買い替えを検討しましょう。
それぞれのサインを確認して、ウォシュレットの寿命が来た際に適切な対応を実施してください。
作動しない
下記のようにウォシュレットを操作しても作動しない場合は、寿命を迎えている可能性があります。
- 便座が温かくならない
- ノズルが出ない
- ランプが点灯しない
- 操作スイッチを押しても反応がない
上記のような症状の場合は、ウォシュレットを操作しても使用できないので交換・修理対応が必要です。
なお、コンセントからプラグが抜けている場合は、電気が供給されずにウォシュレットが作動しません。同様にリモコンの電池が切れている場合もウォシュレットが作動しないので、まずは電気が流れているか確認しましょう。
ノズルから出る水が冷たい
ウォシュレットから出る水は、人肌に優しい温水が通常ですが、故障するとノズルから出る水が冷たくなるケースもあります。ノズルから出る水が冷たい場合は、ウォシュレットが寿命を迎えている可能性があるので、交換・修理を検討しましょう。
なお、貯湯式のウォシュレットでは、タンク内のお湯を使い切ると水が温まるまで時間がかかるので、再度時間を置いてから温水が出るか試してください。
水漏れが起きている
ウォシュレットを長年使用していると、部品が劣化して水漏れが起きる可能性があります。
水漏れが起きている場合は、まず漏水箇所を特定してください。水漏れを放置していると漏電などの事故につながるリスクがあるので、早急に対処しましょう。
ノズルから水が漏れている場合は、部品が破損・劣化している可能性があるので、新しいものに取り替えましょう。ナットが緩んでいる場合は、締め直すことで水漏れを修理できます。
水漏れが起きているとウォシュレットを使えないので、原因を特定できない場合は専門業者に相談しましょう。
破損している
ノズルや便器・シャワートイレ本体が破損している場合は、ウォシュレットが正常に動作しません。ウォシュレットを操作しても水が弱かったり反応がなかったりする場合は、破損個所がないかチェックしましょう。
なお、部品や本体が破損している場合は、新しいものに取り替えるか修理する必要があるので、セルフで対応せずに専門業者へ依頼してください。
汚れ・変色が目立つ
汚れや変色が目立つ場合、ウォシュレットの交換時期かもしれません。
ウォシュレットは経年劣化する消耗品であり、汚れや変色が目立つ場合は長期間使用して寿命を迎えている可能性があります。
汚れや変色が目立つ場合は、衛生的にも問題があるので、ウォシュレットの交換を検討してください。
ウォシュレットの寿命と勘違いしやすい症状
「ウォシュレットが寿命を迎えた」と思い込んでも、実はまだ正常に動作する可能性もあります。
下記のような症状の場合、まだウォシュレットは寿命を迎えていない可能性があるので、交換・修理前に確認しておきましょう。
- コンセントが抜けている
- リモコンの電池が切れている
- 便座の設定温度が低い
- 掃除を怠って悪臭がする
- ノズルが汚れている
上記の症状では、電気を正常に流したりノズルやタンク内を掃除したりすれば、動作が復旧する可能性があります。
ウォシュレットを修理・交換か判断するポイント
ウォシュレットを修理・交換すべきか悩んだ際には、費用と保証期間を確認しておきましょう。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性があるので、早めに相談してください。
また、ウォシュレットは長期的に使用する電化製品なので、電気代や水道代などのランニングコストをふまえて、修理・交換対応を検討することも大切です。
なお、ウォシュレットの修理を依頼しても、故障内容によっては費用が高額になり、交換したほうが安く済ませられるケースがあります。
保証期間内であれば修理を優先し、期限を過ぎている場合は新しいウォシュレットへ買い替えましょう。
賃貸のウォシュレットは管理者に相談
賃貸住みの場合は、ウォシュレットが故障しても勝手に修理・交換してはなりません。賃貸のウォシュレットは、まず管理者に相談してから対応を決めましょう。
賃貸は、管理会社や大家さんがウォシュレットのメーカーを指定していたり、修理・交換業者を決めていたりするケースがあります。勝手にウォシュレットを修理・交換すると、トラブルに発展するリスクがあるので、管理者に相談しましょう。
場合によっては、管理会社や大家さんがウォシュレットの修理・交換費用を負担してくれる可能性があるので、相談して損はありません。
電気代・水道代を節約したいなら交換がおすすめ
電気代・水道代を節約したいなら、修理より交換がおすすめです。
ウォシュレットは消耗品であり、長年使用していると水の勢い、便座や水を温める性能が劣化してしまいます。
さらに、新しい機種は節水・節電効果が高いため、買い替えることでランニングコストを抑えられます。ウォシュレットを修理・交換すべきか悩んだ際は、本体価格や修理価格だけでなく、ランニングコストをふまえて新機種への交換を検討しましょう。
ウォシュレットの交換にかかる費用の相場
最新のウォシュレットは省エネ性が高く、電気代・水道代を節約できます。さらに、自動掃除機能など日々のお手入れを楽にする便利機能が備わっている機種も多く、メンテナンスの手間を軽減できます。
そのため、ウォシュレットが故障した際は修理より交換がおすすめですが、交換にかかる費用相場を把握していなければ検討できません。
ウォシュレットの交換にかかる費用相場は、次のとおりです。
ウォシュレットのタイプ | 本体価格の相場 | 作業費用の相場 |
---|---|---|
袖リモコン | 10,000円~35,000円ほど | 4,000円~14,000円 |
壁リモコン | 25,000円~75,000円ほど | 4,000円~18,000円 |
貯湯式 | 30,000円~60,000円ほど | 4,000円~15,000円 |
瞬間式 | 50,000円~80,000円ほど | 5,000円~20,000円 |
上記は出張費や養生費を含んだ価格相場で、業者によっては追加料金を請求されるケースもあります。依頼する前に、見積もりを詳しく確認しておきましょう。
ウォシュレットの修理にかかる費用の相場
ウォシュレットの修理にかかる費用相場は、次のとおりです。
故障箇所・症状 | 修理の費用相場 |
---|---|
ノズルから水が出ない | 13,000円〜23,000円 |
ノズルの水が止まらない (メインバルブユニットの故障) |
13,000円~20,000円 |
洗浄バルブの故障 | 15,000円~25,000円 |
サーモスタットの故障(温水が出ない) | 6,000円~20,000円 |
ウォシュレットのリモコン | 13,000円〜25,000円 |
着座センサー | 15,000円〜30,000円 |
電気基盤 | 15,000円〜30,000円 |
部品交換が必要な場合は、古いウォシュレットを処分する費用も請求される可能性があります。複数の業者に見積もり依頼をして、信頼できる業者に修理を依頼しましょう。
ウォシュレットの寿命を長くするコツ
ウォシュレットの寿命を長くするコツは、次のとおりです。
ウォシュレットは、使用方法やメンテナンス頻度によって寿命が変わります。できるだけウォシュレットを長持ちさせたい方は、上記のコツを実践しましょう。
便座やフィルターを掃除する
定期的に便座やフィルターを掃除すると、ウォシュレットを長持ちさせられます。ノズルやタンクに汚れやカビが付着すると故障の原因になるので、定期的な掃除が欠かせません。
便座やフィルターを掃除する際のポイントは、次のとおりです。
- 週1回は掃除する
- 傷や故障を避けるために、柔らかい布やお掃除シートで掃除する
- 頑固な汚れは、柔らかい歯ブラシや中性洗剤を使用する
週1回は掃除するよう徹底しておけば、ウォシュレットに汚れが溜まらず、寿命を延ばせます。
ノズルを掃除する
ウォシュレットのノズルは、お掃除機能があれば自動で掃除してくれますが、定期的に手動でお手入れしておくことをおすすめします。
温水を噴出するノズルはウォシュレットの要であり、重点的に掃除したい部分です。ノズルを掃除する方法は、以下の手順です。
- リモコンやパネルを操作して、ノズルを引き出す
- お掃除シートや柔らかい布でノズルを拭き掃除する
- 頑固な汚れや変色は中性洗剤や歯ブラシで掃除する
- 洗剤を拭き取り、ノズルを元に戻す
ノズルにカビや汚れが付着していても、塩素系洗剤やカビ取り洗剤を使用すると、成分が肌や粘膜に付着するリスクがあるのでやめてください。中性洗剤を使用した後も、拭き残しがないよう徹底的に洗い流しましょう。
フタや便座に余計な負担をかけない
ウォシュレットを長持ちさせるには、フタや便座に余計な負担をかけないよう注意しましょう。
フタや便座に余計な負担をかけると、センサーが作動しなくなったり、フタの接続がずれたりするのでやめてください。
ウォシュレットに負担を与えてしまうNG行為は、次のとおりです。
- 幼児用補助便座や便座カバーなどをウォシュレットの上に置く
- フタにもたれかかる
- 天井を掃除する際にフタの上に立つ
要介護者がいる家庭では、トイレを利用する際にバランスを崩して便座やフタに圧力をかけないよう、手すりを設置しておきましょう。
ウォシュレットを交換・修理すべきかお悩みなら
ウォシュレットの寿命は7~10年ほどですが、日ごろの使用方法や掃除頻度によって長持ちさせられます。しかし、消耗品であるウォシュレットを長年使用していると、不具合や故障が発生してしまうものです。
ウォシュレットを交換・修理すべきか悩んだ際は、『水道修理のセーフリー』にご相談ください。下記より、ウォシュレットの修理業者を費用・口コミを比較して探せるので、ぜひご利用ください。
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ウォシュレットの寿命に関する質問
-
ウォシュレットの寿命はどのくらいですか?
ウォシュレットの寿命は約7~10年です。
-
ウォシュレットの修理の相場を教えてください。
ウォシュレットの修理費用相場は、10,000~30,000円ほどです。修理箇所や機種によって修理費用は変動します。
-
ウォシュレットが故障したときはどうしたらいいですか?
ウォシュレットが故障している場合はご自身で修理できないため、トイレ修理業者へご相談ください。当サイトでは、各地域におすすめの修理業者を掲載しております。
-
ウォシュレットの寿命が迎えるサインは?
下記のような症状の場合、ウォシュレットが寿命を迎えている可能性が高いです。
- 作動しない
- ノズルから出る水が冷たい
- 水漏れが起きている
- 破損している
- 汚れ・変色が目立つ
-
ウォシュレットの寿命が短くなる要因は?
世帯人数が多かったり使用頻度が高かったりすると、ウォシュレットの寿命が短くなりやすいです。
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