2022.04.14
水道の元栓は、以下のように建物によって設置場所が異なります。
- 一戸建て:屋外のメーターボックス内
- マンション・団地:玄関横のパイプスペース(PS)内
- アパート:共用のメーターボックス付近
- 事務所やテナントビル:共用設備室・パイプスペース・メーターボックス内

元栓は時計回りで閉め、反時計回りで開けます。
ただし、「キッチンの元栓」「お風呂の元栓」などと呼ばれる設備ごとの栓は、正確には”止水栓”であり、元栓とは場所や役割が異なります。
この記事では、一戸建て・マンション・アパート別の水道の元栓の場所をはじめ、開け方・閉め方、どれくらい回せばよいのか、見つからないときの対処法まで分かりやすく解説します。
この記事を監修した専門家

中部から九州まで幅広い地域に対応し、水道局指定工事店として信頼を築き、累計30万件以上の作業実績のあるみんなの町の水道職人にて、勤続10年以上・作業実績は2,500件以上。確かな技術と卓越した知識により、どんな難しい水道の問題でも迅速に解決します。
中部から九州まで幅広い地域に対応し、水道局指定工事店として信頼を築き、累計30万件以上の作業実績のあるみんなの町の水道職人にて、勤続10年以上・作業実績は2,500件以上。確かな技術と卓越した知識により、どんな難しい水道の問題でも迅速に解決します。
この記事へのコメント
記事をご覧いただいている皆様、はじめまして!みんなの町の水道職人の佐々木です! このたびはこちらの記事を監修させていただきました。 私たちの生活に必要な水を家庭に送るための水道の元栓。その元栓の開閉方法や元栓が故障した場合の対処法について、この記事では詳しく解説しています。 元栓をご自身で開け閉めすること自体は問題ありません。ただ、分解や修理については専門の知識が必要なので、水道局や専門家に依頼するのがベストです。 もし元栓が壊れてしまったときは、すぐに専門家に連絡しましょう。当社は元栓のトラブルに対応しておりますので、何かあればお気軽にご相談ください。
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水110番

記事の内容
建物別の水道のメーターボックス・元栓の場所

水道の元栓は、建物の種類によって設置場所が異なります。
戸建て・マンション・アパートなど、それぞれ元栓の場所を把握しておくことで、水漏れ時にも落ち着いて対処しやすくなります。
| 建物の種類 | 元栓がある場所の例 | 見つけ方のヒント |
|---|---|---|
| 一戸建て | 屋外のメーターボックス内 (玄関横・駐車場付近・道路側など) |
地面にある四角いフタ
「量水器」「水道」「水」などの刻印があることが多い 青色・黒色のプラスチック製や鉄製のフタ |
| マンション・団地 | 玄関横のパイプスペース(PS) メーターボックス内 |
玄関横の扉内を確認
「PS」「MB」などの表記がある場合もある |
| アパート | 共用のメーターボックス付近 建物外壁沿い |
建物外の通路沿いや階段付近の地面
複数並んだメーターボックスが設置されていることが多い |
| 事務所・テナントビル | 共用設備室・パイプスペース・メーターボックス内 | 共用設備室や配管スペース内に設置されていることが多い
「水道」「設備室」などの表示が目印 |
まずは、建物別の元栓の場所や見つけ方を確認しておきましょう。
一戸建て住宅

一戸建て住宅の場合は、水道のメーターボックス内に元栓があります。
メーターボックスは、敷地内の地面に埋まっているケースが多く、四角の青いプラスチック製や金属製のフタを開けると、元栓や水道メーターが出てきます。
なお、地域によっては地上式のメーターボックスを採用しているケースもあるので、敷地内にある水道メーターを探しましょう。
水道メーターのフタには、以下などの名称が記載されています。
- 止水栓
- 水道メーター
- 量水器
止水栓と元栓は異なるものの、地域によっては元栓を止水栓と呼んでいるので、注意が必要です。
マンション・団地

マンションでは、玄関のすぐ横にあるパイプシャフト(PS)の中に水道の元栓があります。
PSは水道やガス・電気などのエネルギーメーターを収納しており、水道メーターの横に元栓が設置されているケースが多いです。
マンションによっては、バルブが2種類設置されているケースもありますが、どちらも自宅用の元栓です。
パイプシャフトの扉は簡単に開けられる構造ですが、マンションによっては鍵がかかっているケースもあります。
鍵がかかっていて開けられない場合は、管理会社に連絡しましょう。
アパート

アパートの水道の元栓は、全戸分が1ヶ所にまとめて設置されているケースが多いです。
全戸分の水栓が、まとめて設置されている場合は、一戸建てと同じく敷地内の地面に埋め込まれています。
一般的には駐車場など、アパートの共有スペースに水道メーターボックスがあるケースが多いです。
ただし、水道の元栓がどこにあるかわからない場合は、管理会社に連絡しましょう。
メーターボックスのフタを開けると、メーターと元栓には部屋番号が記載されているので、ご自宅のものを判別できます。
誤って、違う部屋の元栓を閉めないよう注意してください。
事務所やテナントビル
事務所やテナントが入るビルの場合は、水道の元栓は各部屋に設置されておらず、ビル全体の水道を制御する元栓が設けられています。
元栓を閉めるとビル全体の水が止まってしまうため、関係者以外は立ち入れない場所に設置されていることが一般的です。どうしても元栓を閉める必要がある場合は、ビルの管理者に連絡しましょう。

セーフリーWEB担当
それぞれの建物で元栓の位置が異なるんですね!でも、いずれの場合も、元栓の場所や操作方法については確認しておかなければならないんですよね?
その通りです。緊急時に備えて元栓の場所や操作方法を知っておくことは非常に重要です。特に、集合住宅やビルなどでは、元栓を操作することで他の住人や事務所に影響が出る場合もあるため、注意が必要です。また、元栓が見つからない、開けられないなどの問題がある場合は、早めに管理会社や水道局に問い合わせることをおすすめします。
>みんなの町の水道職人を見てみる
元栓と止水栓の違い

元栓と止水栓は、止められる範囲や設置場所が異なります。
家全体の水を止めるのが”元栓”、トイレやキッチンなど設備ごとの水を止めるのが”止水栓”です。
| 種類 | 止められる範囲 | 主な設置場所 |
|---|---|---|
| 元栓 | 家・部屋全体の水 | メーターボックス内・パイプスペース(PS) |
| 止水栓 | トイレ・キッチンなど設備ごとの水 | トイレ横・シンク下・洗面台下など |
元栓は家全体の水を止める
元栓は、建物全体への給水を一括で止められる栓です。
メーターボックス内やパイプスペース(PS)に設置されており、水漏れが発生したときや水回り設備を修理・交換するときに使用します。
元栓を閉めると家中の蛇口やシャワー、トイレなどすべての水が止まります。
そのため、特定の設備だけ水を止めたい場合には元栓ではなく、後述する止水栓を使うのが基本です。
元栓の場所は建物の種類によって異なりますが、いざというときにすぐ操作できるよう、あらかじめ場所を確認しておくことが大切です。
止水栓は設備ごとの水を止める
止水栓は、トイレやキッチン・洗面所など、各水回り設備への給水を個別に止められる栓です。
元栓と異なり、閉めても他の設備には影響が出ないため、特定の箇所だけ水を止めたいときに使います。
たとえば、トイレで水漏れが起きた場合はトイレの止水栓だけを閉めれば、キッチンや洗面所はそのまま使い続けられます。
設置場所は設備によって異なり、トイレ横・シンク下・洗面台下などに設けられていることが一般的です。
「キッチンの元栓」「お風呂の元栓」と呼ばれることもありますが、正確にはこれらはすべて止水栓です。
水道の元栓はどれくらい回す?閉め方・開け方

水漏れ時や水回り設備の交換時は、水道の元栓を正しく開閉する必要があります。
元栓は「閉める=時計回り」「開ける=反時計回り」が基本です。
| 操作 | 回す方向 |
|---|---|
| 閉める | 時計回り |
| 開ける | 反時計回り |
ただし、元栓の種類によっては90度程度で止まるタイプや、何回転も回すタイプもあります。
無理に力をかけると破損や水漏れの原因になるため、ゆっくり少しずつ回して操作しましょう。
メーターボックスの開け方
水道メーターボックスの開け方は、地下式・地上式で異なります。
それぞれ水道メーターボックスの開け方を確認して、給水量を調整しましょう。
地下式メーターボックスの開け方
- 敷地内でメーターボックスのフタを探す
- フタの溝にマイナスドライバーや硬貨を差し込んで、テコの原理で開ける
- 中に水道メーターと元栓がある
地上式メーターボックスの開け方
- 玄関の横や敷地内でメーターボックスのフタを探す
- ツマミやレバー式の場合は、素手で回してフタを開ける
- 水道メーターの横にバルブ(元栓)がある
※地下式の場合は、メーターボックスを開ける際にマイナスドライバーが必要となるケースがあります。
元栓の正しい回し方|どれくらい回せばよい?

水道バルブの開閉方法は、基本的に下記のとおりです。
| 水道の元栓の開け方 | 反時計回り |
| 水道の元栓の閉め方 | 時計回り |
水道バルブを反時計回りにひねると元栓が開き、時計回りにひねると閉まります。
なお、マンションやアパート・ビルによっては、1ヶ所で水道の元栓を管理しているので、誤って他の部屋の元栓を開けたり閉めたりしないよう、開け閉め方に注意してください。
また、古い住宅で旧式の元栓を使用している場合は、六角形のパイプを使用して開閉します。旧式の元栓は固く、手では開閉できないため、調整式レンチが必要です。
どれくらい回せばよいのかは、種類によって異なります。
- ハンドル式:2〜4回転程度
- レバー式(ボールバルブ式):90度程度
- 蝶ねじ式 → 3回転程度
無理に力をかけず、止まる位置までゆっくり回して操作しましょう。
元栓の開閉するときの注意点
元栓を閉めるときは、下記の点に注意しましょう。
- ゆっくり少しずつ開ける
- 元栓が固い場合は無理に回さない
- 必要以上に元栓を固く閉めない
元栓は急に全開にすると水圧が急上昇し、水漏れや部品への負荷につながるおそれがあります。ゆっくり少しずつ開けるのが基本です。
また、元栓を固く締めすぎると、次に開ける際に開けにくくなります。必要以上に締めすぎず、水が止まる程度までバルブを回せば十分です。
なお、元栓がしっかり閉まっているのに水漏れが発生する場合は、元栓に不具合が生じている可能性があります。
不具合が生じている場合は、無理に自分で対処せず専門業者に相談しましょう。
水道の元栓が見つからないときはどうする?

元栓が見つからない場合は、水道局や管理会社への連絡、または各設備の止水栓を閉めることで対応できます。
水道局に連絡する
元栓の場所がどうしても分からない場合は、お住まいの地域の水道局(水道事業者)に問い合わせるのが確実です。
水道局は建物ごとのメーターや元栓の設置場所を把握しており、電話一本で場所を教えてもらえることがほとんど。
水漏れなど緊急時には、水道局の緊急窓口が24時間対応しているケースもあります。
水道局の連絡先は、水道料金の検針票や自治体の公式サイトから確認できます。
引越し直後など元栓の場所を把握していない段階でトラブルが起きた場合は、まず水道局に連絡しましょう。
管理会社や大家に連絡する
賃貸物件に住んでいる場合は、管理会社や大家に連絡すれば、元栓の場所を教えてもらえます。
マンションやアパートでは、元栓がパイプスペース(PS)の奥や共用スペースに設置されており、入居者が見つけにくい位置にあることも少なくありません。
管理会社によっては緊急連絡先が設けられており、夜間や休日でも対応してもらえる場合があります。
入居時に渡される書類に管理会社の連絡先が記載されていることが多いので、あらかじめ連絡先を控えておくと安心です。
元栓の場所は入居時に確認しておくのが理想ですが、分からない場合は遠慮なく問い合わせましょう。
各水回り設備の止水栓を閉める
元栓が見つからない緊急時は、トラブルが起きている設備の止水栓を閉めることで応急処置ができます。
止水栓はトイレ横・シンク下・洗面台下など、各設備のすぐそばに設置されています。
元栓と異なり、止水栓を閉めても他の設備には影響が出ないため、水漏れが起きている箇所だけを素早く止めることが可能です。
操作方法は時計回りに回して閉めるのが基本です。設備によっては、ハンドル式のほかマイナスドライバーで回すタイプもあります。
止水栓の場所は設備ごとに異なるため、普段から各設備の止水栓がどこにあるか把握しておくと、いざというときにスムーズに対処できます。
元栓が固くて回らないときの対処法

元栓が固くて回らない場合は、無理に力をかけず、順を追って対処することが大切です。
ゆっくり左右に動かしてみる
元栓が固着している場合は、いきなり一方向に強く回すのではなく、左右にゆっくり小さく動かすことで動き出すことがあります。
長期間使われていない元栓は、内部のパッキンや弁が固着して回りにくくなっていることが多いです。
左右交互に少しずつ力をかけることで固着がほぐれ、徐々に回せるようになります。
焦って一気に回そうとすると、バルブや配管を破損させる恐れがあるため、時間をかけてゆっくり動かすのがポイントです。
滑り止め付きの手袋・工具を使う
手だけでは回しにくい場合は、滑り止め付きの手袋やウォーターポンププライヤーなどの工具を使うと効果的です。
素手では滑ってうまく力が伝わらないことがあり、特にハンドル部分が濡れていたり、汚れていたりする場合は工具を使うほうが安全です。
工具を使う際は、ハンドルを傷つけないよう布などを当ててから挟むと、破損のリスクを減らせます。
メーターボックス内に砂や泥が溜まっている場合は、ハンドル周辺の汚れを取り除いてから再度試すと回しやすくなることもあります。
劣化やサビがある場合は業者へ相談する
ハンドルに明らかなサビや腐食が見られる場合は、無理に操作せず、水道修理業者へ相談することをおすすめします。
サビが進行した元栓を強引に回すと、バルブが破損したり配管から水漏れが起きたりするリスクがあります。
また、長期間未使用の元栓は内部まで劣化が進んでいることがあり、外見上は問題なく見えても破損につながる場合があります。
自分での対処が難しいと感じたら早めに業者に依頼するのが、被害を最小限に抑える最善策です。
水回り設備別の元栓(止水栓)はどこにある?

“キッチンの元栓”“お風呂の元栓”と呼ばれるものは、正確には設備ごとの「止水栓」です。
止水栓は設備ごとに設置場所が異なり、水漏れ時や交換作業時には対象設備の止水栓を閉めて対処します。
設備によって止水栓の位置は異なるため、事前に場所を確認しておくと安心です。
| 設備名 | 止水栓の場所の例 |
|---|---|
| トイレ | タンク横・便器横・床付近 |
| キッチン | シンク下の収納内 |
| お風呂 | 浴室外の点検口内・洗面所側 |
| 洗面所 | 洗面台下の収納内 |
| 洗濯機 | 洗濯機用水栓付近・壁面 |
トイレの元栓(止水栓)

トイレの止水栓は、便器の後方、もしくはウォシュレットの電源近くの壁・床から出ている配管部分に設置されています。
銀色のハンドルやマイナスドライバーで回すタイプが一般的で、いずれの形状でも、時計回りに回すことで水を止められます。
水漏れや便器の交換、ウォシュレットの取り外しの際には、止水栓を閉めなければなりません。
止水栓が見つからない場合は、タンクと壁・床の接続部を辿ると見つけやすいです。
キッチンの元栓(止水栓)

キッチンの止水栓は、シンク下の収納扉を開けた内部にあります。
給水用(青)と給湯用(赤)に色が分かれており、それぞれ蛇口またはドライバー式で操作します。
シンク下の排水管や給水管に沿って設置されており、浄水器や食洗機を使っている場合は分岐栓が付いているケースもあります。
水漏れや蛇口交換の際には、両方の止水栓を時計回りに回して閉めるのが基本です。
狭くて見つけにくい可能性もあるため、懐中電灯などで照らして探しましょう。
お風呂の元栓(止水栓)

浴室の止水栓は、一般的に蛇口の下に水用とお湯用の2種類が設置されていることが多いです。
蛇口の少し下あたりに止水栓が設置されるケースが多く、マイナスドライバーで時計回りに回せば給水を止められます。
浴室の止水栓は、蛇口周辺のほか、偏心管(クランク)部分、点検口内などに設置されているケースもあります。
物件によっては浴室の壁内や床面・隣接する部屋に止水栓が設置されているケースもあるので、浴室の蛇口を確認しても見つからない場合は、他の場所も探しましょう。
洗面所の元栓(止水栓)

洗面所の止水栓は、キッチンと同様に洗面台下の収納扉を開けた先にあります。
赤の配管がお湯用、青が水用で2種類あり、ハンドルやドライバーを時計回りに回せば給水を止められます。
主に、水漏れや洗面台の蛇口交換、リフォームなどの際に使用する止水栓です。
収納扉を開けるとすぐに見つけられますが、暗くて見つけにくい場合は、懐中電灯などの明かりを頼りに、洗面台の下に伸びた排水管を辿っていきましょう。
洗濯機の元栓(止水栓)
洗濯機の元栓は、洗濯機のすぐ後ろや上部の壁面に設置された蛇口タイプが主流です。
ホースでつながれており、レバーや丸型ハンドルを時計回りに回して止水できます。
長期間使用しない場合やホースの劣化による水漏れリスクがある際には、普段からこまめに元栓を閉める習慣をつけておくと安心です。
最近では「緊急止水弁」付きの給水口も増えており、水漏れ時に自動で止まる機能が備わっているタイプもありますが、トラブル発生時にスムーズな対応ができるように手動での元栓の場所と操作方法を知っておきましょう。
止水栓の詳しい場所や閉め方についての詳しい内容はこちらで確認できます。
元栓を閉めた方がよいケース
元栓を閉めた方がよいケースは、主に以下の3つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
水漏れ時の応急処置
水漏れが起きた際は、まず元栓を閉めて給水を止めることが最優先の応急処置です。
蛇口や配管からの水漏れは、放置すると床や壁への浸水、階下への被害拡大につながる恐れがあります。
止水栓で対応できる場合は該当設備の止水栓を閉めるだけで済みますが、止水栓の場所が分からないときや複数箇所から漏れているときは、元栓を閉めて家全体の給水を止めましょう。
元栓を閉めたあとは、水道業者や管理会社に連絡して修理を依頼するのが基本の流れです。
被害を最小限に抑えるためにも、元栓の場所は事前に把握しておくことが重要です。
水回り設備を交換・修理するとき
蛇口の交換やトイレ・洗面台の修理をおこなうときは、作業前に必ず元栓または止水栓を閉めてから作業に入ることが鉄則です。
給水を止めずに作業すると、配管を外した瞬間に水が噴き出し、床や壁が水浸しになる危険があります。
特定の設備だけを修理する場合は、その設備の止水栓を閉めれば他の水回りは使い続けられます。
止水栓が見つからない場合や、複数の設備にまたがる修理をおこなう場合は、元栓を閉めて家全体の給水を止めてから作業しましょう。
作業完了後は元栓をゆっくり開け、水漏れがないかを確認してから使用を再開してください。
長期不在や凍結対策をするとき
旅行や帰省などで長期間家を空けるときや、冬季の凍結が心配なときは、元栓を閉めておくことで水漏れや凍結によるトラブルを予防できます。
長期不在中に給水管のつなぎ目や蛇口から水漏れが起きても、元栓を閉めておけば被害の拡大を防ぐことができます。
また、気温が氷点下になる地域では、配管内の水が凍結して管が破裂するリスクがあります。
凍結対策としては、元栓を閉めたうえで配管内に残った水を蛇口から出し切る「水抜き」をおこなうとより効果的です。
特に北海道・東北・甲信越など寒冷地では、冬季の水抜きは毎年の必須作業として習慣化しておきましょう。

セーフリーWEB担当
水漏れや修理のとき以外にも、元栓を閉めた方がよいケースがあるんですね。長期不在のときも閉めておくべきなんですか?
はい、旅行や帰省など数日以上家を空ける場合は、元栓を閉めておくことをおすすめします。不在中に水漏れが起きても気づけないため、被害が大きくなりやすいからです。また、寒冷地では凍結による配管破裂を防ぐため、元栓を閉めて水抜きをしておくことが冬の必須作業です。緊急時にすぐ対応できるよう、家族全員で元栓の場所と操作方法を共有しておきましょう。
>みんなの町の水道職人を見てみる
元栓の開閉トラブル時の対処法

元栓はシンプルな操作で開閉できますが、固着・劣化・構造の違いなどによりスムーズにいかない場合があります。
代表的な元栓の開閉トラブルは、下記のとおりです。
それぞれの対処法を解説するので、元栓トラブルが起きた際は焦らず適切に対処しましょう。
元栓を閉めても水漏れが止まらない
元栓を閉めても水が止まらない場合は、以下の原因が考えられます。
- 元栓が完全に閉まっていない
- 配管の中に残っていた水が排出されている
- 止水対象の元栓が間違っている
- 元栓や接続部分に破損がある
元栓が完全に閉まっていない場合や止水対象の元栓が間違っている場合は、元栓を適切に閉めれば水漏れを解消できます。
水の勢いが弱まっている場合は、数分間様子を見ると止まるケースもありますが、勢いが変わらず漏れ続けている場合は早急に専門業者へ連絡しましょう。
被害拡大を防ぐためにも、無理な自己判断は避けてください。
元栓を開けても水が出ない
元栓を開けても水が出ない場合は、下記が原因の可能性があります。
- 止水栓が閉まっている
- 水道管が凍結している
- 水道管が劣化・破損している
- 断水している
止水栓が閉まっている場合は、反時計回りにバルブをひねると水が出てきます。
水道管が凍結しているときは、暖めると解消できるケースもありますが、無理に衝撃を与えると破損するリスクがあるので要注意です。
また、水道管が劣化している場合は、サビや汚れが溜まって水が出なくなるケースもあるので、新しいものに交換しましょう。
断水期間中は水が出ないので、水道の使用は控えてください。
元栓が動かない
元栓が固くて動かない場合は、滑り止め付き手袋や工具を使いながら慎重に対処します。
サビ落としや潤滑剤で、元栓に溜まったサビや汚れを落とし、動きをスムーズにするのも有効です。
下記の場所で300~2,000円ほどで購入できます。
- ホームセンター
- ドラッグストア
- 100円ショップ
- ネットショップ
なお、下記のアイテムを用意しておくと、力が弱い方でも元栓をスムーズに動かしやすいです。
- 軍手やゴム手袋(滑り防止)
- モンキーレンチ
- 止水栓キー
- ペンチ
上記のアイテムを使用して、時計回りに動かすと元栓が閉まり、反時計回りで開けられます。
元栓が壊れた
元栓が壊れてしまったときは、バルブやゴムパッキンを交換する必要があります。
元栓を修理・交換する際は、自分で対処せずに専門業者に相談しましょう。
元栓を自分で修理・交換するには高い技術力と知識・工具などが必要なので、無理に対処して状態を悪化させる前に、専門業者に依頼してください。
また、水道メーターは、8年ごとに水道局が無償交換していますが、交換時期前でも故障や不具合がある場合は無償で交換してくれるので、管轄の自治体に連絡しましょう。
元栓が壊れた原因によっては、自治体(水道局)が無償で交換してくれたり、安価で対応してくれたりする可能性があります。

セーフリーWEB担当
元栓を閉める際には時計回りに、開ける際には反時計回りに回す、と覚えておきます。また、元栓を半開にせず全開にすること、旧式の元栓には調整式レンチが必要であることも重要なポイントですね。
元栓が固まっている場合やサビている場合の対処法も重要です。サビ落としや潤滑剤、そして必要に応じて工具を使うことで、元栓を動かすことが可能です。あまりにも動かない、元栓が故障している場合は、専門家への依頼をお勧めします。専門的な技術が必要となりますので、すぐに水道局や専門家に相談しましょう。
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まとめ|元栓がどこにあるか確認できれば応急処置がスムーズに
水道の元栓がどこにあるか把握し、開閉方法を理解しておけば、水漏れなどのトラブルが起きた際にスムーズに対応できます。
ただし、元栓が壊れている場合は応急処置にしかならないため、早急に水道局指定工事店に連絡しましょう。
水道局指定工事店は、水道局からスキルや知識が認められた業者なので、元栓トラブルを早急に対処してくれます。下記の記事で水道局指定工事店について詳しく解説しているので、水回りのトラブル時や業者を選ぶ際の参考にしてください。
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水道の元栓についてのよくある質問
-
水道の元栓は閉めっぱなしでも問題ありませんか?
短時間であれば問題ありませんが、長期間閉めたままにすると、再度開ける際に固着して回しにくくなる場合があります。
旅行や帰省などで数日不在にする程度であれば、水漏れ防止として閉めておくケースもあります。
-
元栓を閉めたのに水が少し出るのは故障ですか?
配管内に残っていた水が流れているケースがあります。
数分待っても止まらない場合は、元栓が完全に閉まっていない、または元栓自体が劣化している可能性も考えられます。
-
元栓を閉めるとトイレも使えなくなりますか?
はい。元栓を閉めると、キッチン・洗面所・お風呂・トイレなど家全体の水が止まります。
トイレだけ止めたい場合は、トイレ横の止水栓を閉めて対応するのが一般的です。
-
マンションの元栓を勝手に閉めても大丈夫ですか?
自室専用の元栓であれば、基本的には問題ありません。ただし、共用設備に近い場所に設置されているケースもあるため、不安な場合は管理会社へ確認すると安心です。
-
元栓が見つからない場合はどうすればよいですか?
戸建てなら屋外のメーターボックス、マンションなら玄関横のパイプスペース(PS)を確認しましょう。それでも分からない場合は、水道局や管理会社へ問い合わせる方法があります。
-
水漏れ時は元栓と止水栓のどちらを閉めればよいですか?
トイレやキッチンなど特定設備だけのトラブルであれば、まず止水栓を閉める方法が一般的です。
どこから漏れているか分からない場合や複数箇所で水漏れしている場合は、元栓を閉めて家全体の給水を止めます。
-
元栓はどれくらい回せば閉まりますか?
元栓の種類によって異なります。
ハンドル式は2〜4回転程度、レバー式(ボールバルブ式)は90度程度で開閉できるタイプが多いです。
無理に回さず、止まる位置までゆっくり操作しましょう。
-
元栓が固くて回らないときは潤滑剤を使ってもよいですか?
軽い固着であれば改善するケースもあります。ただし、サビや劣化が進んでいる場合に無理に回すと破損や水漏れにつながる恐れもあるため、動かない場合は専門業者への相談も検討しましょう。
-
元栓を半開きで使っても問題ありませんか?
半開きのままだと、水圧が不安定になったり、設備に負荷がかかったりする可能性があります。
「全開」または「全閉」で使用するのが基本です。
-
元栓の修理や交換は自分でできますか?
元栓は水道設備の重要部分にあたるため、交換や修理には専門知識が必要です。
無理に作業すると水漏れや破損につながる恐れがあるため、不具合がある場合は水道修理業者や水道局指定工事店へ相談するのが安心です。

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