2024.07.30
ウォシュレットは、トイレの環境によっては後付けできない場合があるため注意が必要です。
今回はウォシュレットの後付けに必要な条件3つや自分で後付けする方法、賃貸で後付けする場合の対応などについて解説します。
費用相場やウォシュレットの選び方など、ウォシュレットの後付けに必要な知識が簡単に身につく内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
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記事の内容
ウォシュレットを後付けするための条件3つ

ウォシュレットは、すべてのトイレに後付けできるわけではありません。後付けする場合、以下の環境条件を満たす必要があります。
- 室内にコンセントがある
- 便器がウォシュレットの取り付けに対応している
- 30cmの隙間を確保できるほどのスペースがある
各条件について、以下より詳しく解説します。
室内にコンセントがある

電化製品であるウォシュレットは、電源コンセントがなければ本来の機能を発揮できません。まずはトイレの室内にコンセントがあるかどうかを確認しましょう。
コンセントがない場合、ウォシュレットの取付に加えてコンセントの設置工事も必要になります。また、コンセントがあってもウォシュレットの電源コードが届かない場合、延長コードや給水ホースによる調整が必要です。
さらに、アース接続が可能かどうかも、確認しておきましょう。
便器がウォシュレットの後付けに対応している
ウォシュレットの後付けが可能かどうかは、便器の形状によって変わります。
ウォシュレットを後付けできる便器
ウォシュレットの後付けが可能な便器のタイプは、以下の通りです。
- 組合せ便器
- ワンピース型便器
- 隅付タンク式腰掛便器
- フラッシュバルブトイレ
一般住宅でよく使われている「組合せ便器」「ワンピース型トイレ」は主要なパーツが独立しているため、ウォシュレットの後付けが可能です。
「隅付タンク式腰掛便器」「フラッシュバルブトイレ」への後付けも不可能ではありませんが、専用の分岐金具が必要になります。
ウォシュレットを後付けできない便器
以下の便器は、ウォシュレットの後付けができません。
- タンクレストイレ
- 海外製の便器
- 長さ440㎜以下の便器
近年の住宅で増えつつあるタンクレストイレは、便器と機能部(ウォシュレットやタンクなど)が一体となっています。そのため、後から別のウォシュレットを取り付けるとなれば機能部ごと取り換えが必要です。
また、海外製のトイレや長さ440㎜以下の便器は、一般的に流通しているウォシュレットの規格に合わず、後付けできない可能性があります。
30cmの隙間を確保できるほどのスペースがある

電子部品が内蔵されているウォシュレットは、通常の便器よりも幅が広いため、相応のスペースが必要になります。
目安としては、ウォシュレットを取り付けても壁・ドアと30cm以上の隙間ができる程度のスペースが望ましいです。
スペースに余裕がないと取付作業が難しいだけでなく、取付後にドアの開閉ができなくなる恐れがあります。
ウォシュレットを自分で後付けする方法

ウォシュレットは、必要な工具を揃えたうえで正しい手順を理解すれば、セルフでの後付けも可能です。
ここでは、自分でウォシュレットを後付けする際に必要な物と、作業手順を解説します。
必要な物
ウォシュレットの後付け作業に必要な物は、以下の通りです。
- 取り付けたいウォシュレット
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- スパナ
- 便座取外し工具
上記の他、可能であればモンキーレンチとウォーターポンププライヤーの用意もおすすめします。ナットを締める・緩めるといった作業を、よりスムーズに進められます。
作業手順
必要な物を用意したら、以下の手順でウォシュレットを取り付けましょう。
- 元栓を閉めて電源プラグを抜く
- 便座を取り外す
- ベースプレートを設置する
- 止水栓を閉める
- 給水管を取り外す
- 分岐金具とフレキシブル感を取り付ける
- ウォシュレットを取り付ける
- 給水ホースを取り付ける
- 止水栓を開けてウォシュレットの試運転を行う
各ステップでどのように作業するのかは、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
ウォシュレットを後付けするなら業者への依頼がおすすめ

自分でウォシュレットを取り付けるとなれば、作業に手間と時間を要するだけでなく、手順を誤ると水漏れや漏電などのトラブルにつながります。
また、ウォシュレット選びを誤って、便器に取り付けられないリスクも伴います。
手間をかけずスムーズにウォシュレットの後付けを済ませるなら、業者への依頼がおすすめです。ウォシュレットの後付けは、主に以下の業者へ依頼できます。
- 家電量販店
- リフォーム業者
- 水道修理業者
業者ごとの特徴や選び方は、以下の記事で解説していますので参考にしてください。
賃貸住宅でのウォシュレットの後付けは管理者へ要相談
賃貸住宅のトイレにウォシュレットを後付けする場合、自己判断で行動せずに貸主や管理会社へ相談しましょう。トイレなどの初期設備は貸主が所有・管理しており、入居者が無断で手を加えるのは認められません。
貸主や管理会社といった管理者へ事前に相談し、許可を得たうえでウォシュレットの後付けに向けて動き出しましょう。
なお、最初から備え付けられているウォシュレットを交換する際も同様に、事前の相談が必要です。
賃貸住宅におけるウォシュレットの後付けの注意点や手順などは、以下の記事で解説しています。
ウォシュレットの後付けにかかる費用相場

ウォシュレットの後付けには、主に「ウォシュレット本体価格」と「工事費用」がかかります。総額にして25,000円~110,000円が相場です。
特にウォシュレットの本体価格は費用総額の大部分を占めており、後付けするウォシュレットによって費用が高くなるのか安く済むのかが決まります。
また、ウォシュレットの取り付け以外にも配線工事などが必要な場合、その分工事費も高くなります。
ウォシュレットの後付けにかかる各費用の相場や費用が高くなるケースの詳細は、以下の記事でご覧ください。
後付けするウォシュレットの選び方
後付けするウォシュレットを選ぶ際、温水貯蔵方式・リモコンの位置・サイズのバリエーションについて知っておくと失敗しにくいです。
以下より、各ポイントの詳細を解説します。
温水貯蔵方式は「瞬間式」か「貯湯式」から選ぶ

ウォシュレットがどのようにして温水を出すのか(温水貯蔵方式)は、大きく「瞬間式」と「貯湯式」の2つに分けられます。
価格が高く電気代は安い「瞬間式」
瞬間式は、ウォシュレットの内蔵されたヒーターが水を加熱し、瞬時に温水を作って吐水する温水貯蔵方式です。タンクがないため水を保温し続けることがなく、電気代の無駄遣いを防げます。
その一方で、複雑な構造となっているため本体価格は貯湯式より高い傾向にあります。
また、水を急速加熱するという性質上、高アンペアの電気が必要です。家庭のアンペア数によっては、使用に必要な電気が供給できない可能性もあります。瞬間式ウォシュレットを後付けする際は、事前に確認しておきましょう。
価格が安いが電気を消費する「貯湯式」
貯湯式は、タンクに貯めこんでいる水を保温して、それを吐水する温水貯蔵方式を指します。瞬間式よりもシンプルな構造で、本体価格が安い点がメリットです。
その反面、常に水を温めるため多くの電気を使用します。ランニングコストという点では、貯湯式の方が高くなるのがデメリットです。
また、タンクを内蔵しているという構造上、本体サイズが大きくなりがちです。タンク内に貯められたお湯を使い切ると、必要なときにすぐお湯を使えなくなる点にも注意しましょう。
瞬間式と貯湯式の違いは、以下で表にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
リモコンは「袖リモコン型」か「壁リモコン型」から選ぶ
ウォシュレットを操作するリモコンの位置については、モデルごとに異なります。
価格が安くスペースを取る「袖リモコン型」
袖リモコン型とは、ウォシュレット本体の横側にリモコンが設置されているタイプです。
本体とリモコンが一体になっており、壁に穴を空けて配線工事をする必要がないため手軽に導入できます。そのため、賃貸住宅のトイレで採用されているケースが多いです。
また、袖リモコン型のウォシュレットは本体価格が安い傾向にあります。
その一方でリモコンが便座のすぐ近くに設置されているため、汚れやすく横幅が広いというデメリットもあります。
価格が高く高機能なモデルが多い「壁リモコン型」
壁リモコン型は、ウォシュレット本体とリモコンが別になっており、リモコンを壁に設置して使うタイプのことをいいます。
本体にリモコンがない分便座の形状がすっきりしており、スペースを取らずお手入れがしやすいというメリットがあります。
また、壁リモコン型のウォシュレットは「便座の洗浄機能」「ノズルの自動洗浄」など、さまざまな機能を備えているため便利です。
だからこそ、本体価格は袖リモコン型より高いというデメリットもあります。コストパフォーマンスよりも機能性を重視したい方におすすめなタイプです。
サイズは便器に合わせて「標準サイズ」か「エロンゲートサイズ」か選ぶ

後付けするウォシュレットは、便器のサイズに合ったサイズのものを選びましょう。
一般的に、ウォシュレットのサイズは「標準サイズ」と「エロンゲートサイズ(大型サイズ)」の2通りがあります。それぞれの具体的な寸法は、以下の通りです。
| 標準サイズ | ・A寸法:440mm ・B寸法:320mm〜340mm |
| エロンゲートサイズ | ・A寸法:470mm ・B寸法:360mm〜380mm |
A寸法は便座の取付穴から便器の先端部分までの長さ、B寸法は便座内側の縦の長さです。
ただし、製品によっては上記のA寸法・B寸法が一致しない場合があります。その際はA寸法の適合を優先してウォシュレットを選びましょう。
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ウォシュレットの後付けについてよくある質問
-
ウォシュレットの後付けは工事不要ですか?
ウォシュレットの取付そのものには工事が発生しません。しかし、室内に電源コンセントがない場合は、ウォシュレットの取付作業に加えて配線工事が必要です。また、初めて壁リモコン型のウォシュレットを取り付けるなら、壁に穴を空ける必要があります。
-
賃貸でもウォシュレットの後付けはできますか?
賃貸でもウォシュレットの後付けは不可能ではありませんが、事前に貸主や管理会社への相談が必要です。部屋に備わっているトイレは貸主の所有物であるため、入居者が自己判断で手を加えることは基本的にできません。
賃貸住宅でのウォシュレットの後付けについて詳しく見る -
ウォシュレットは自分で後付けできますか?
必要な工具を揃え、正しい手順を理解すればウォシュレットを自分で取り付けられます。
ただし、ウォシュレットの取付には手間がかかるうえに、やり方を誤ると水漏れ・漏電などのトラブルが生じる恐れもあります。
スムーズかつ安全にウォシュレットを後付けしたいなら、業者への依頼がおすすめです。 -
ウォシュレットの後付け費用はいくらですか?
ウォシュレットの後付けにかかる費用は、総額にして25,000円~110,000円が相場です。費用には本体価格と工事費用が含まれますが、その中でも本体価格が大部分を占めています。
-
後付けするウォシュレットのサイズはどう確認すれば良いですか?
ウォシュレットのサイズは、A寸法とB寸法の2つを確認する必要があります。A寸法は便座の取付穴から便器の先端部分までの長さ、B寸法は便座内側の縦の長さを測りましょう。

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