2019.09.28
ワイヤーブラシは、シンクのつまり除去によく使われるアイテムです。しかし、トイレつまりに対してワイヤーブラシを使うのはおすすめできません。
本記事では、トイレつまりにワイヤーブラシがおすすめできない理由を分かりやすく解説します。
また、ワイヤーブラシ以外でトイレつまりを直す方法、業者の修理料金の相場も紹介しますので、参考にしてみてください。
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記事の内容
トイレつまり時にワイヤーブラシをおすすめしない理由
トイレつまりの発生時にワイヤーブラシを使っても、つまりが解消される可能性は低いです。
また、以下のようなトラブルにつながる恐れもあるため、トイレつまりに対してワイヤーブラシの使用はおすすめできません。
- トイレつまりが悪化しやすい
- 便器を傷つける恐れがある
なぜ上記のようなトラブルにつながるのか、以下より詳しく解説します。
トイレつまりが悪化しやすい
ワイヤーブラシをトイレの排水口に入れると、異物が奥へ押し込まれてしまいます。その結果、さらに除去が困難になり、高度な作業を要する事態となりかねません。
トイレットペーパーや排泄物など水に溶けやすいもののつまりなら、奥に移動しても時間の経過で溶けて、解消される可能性があります。一方で紙おむつや固形物などの水に溶けないものはその場に留まり続けて、放置するほどつまりが悪化していきます。
また、使用中にワイヤーブラシの先端が取れて、排水口の奥に残ってしまうケースもあります。
便器を傷つける恐れがある
ワイヤーブラシは、先端に金属のコイルやナイロンのブラシがついています。いずれにしても硬い素材でできている場合が多く、こびりついた頑固な汚れを削り落とすことに特化しています。
そのため、トイレつまりが起きてワイヤーブラシを使うと、便器に傷がつく恐れがあります。便器に傷がつけば、そこに汚れが溜まりやすくなり、今後のお手入れも手間がかかります。
また、汚れや傷により、本来の寿命よりも早いタイミングでの交換を強いられるでしょう。ワイヤーブラシはつまりの原因を解消できないだけでなく、トイレの寿命の短縮にもつながりかねないため、使用を避けるべきです。
トイレつまりをワイヤーブラシ以外で直す方法
トイレつまりを自分で解消したい場合は、ワイヤーブラシ以外のアイテムを使いましょう。
一般の家庭で簡単にトイレつまりを直す方法としては、以下の2通りが挙げられます。
- お湯を高い位置から注ぐ
- ラバーカップ(スッポン)を利用する
それぞれのやり方について、以下より解説します。
お湯を高い位置から注ぐ
トイレットペーパー・排泄物・水に流せるお掃除シートなど、水に溶けやすいものがつまっている場合はお湯で解消しましょう。お湯を流すだけなので、ワイヤーブラシよりも簡単な方法です。
お湯での具体的な解消方法は、以下の通りです。
- 便器の水位が高い場合は、水を汲んで調整する
- バケツにお湯を入れて高い位置から注ぐ
- 1時間程度放置する
- 便器の水位が下がっていたら「小」で水を流す
なお、熱湯を使うと便器を傷める恐れがあるため、お湯の温度は45℃~60℃程度を目安にしましょう。
以下の記事では各手順の詳しいやり方や、お湯と他のアイテムと併用してさらに効果を高める方法なども解説しています。
ラバーカップ(スッポン)を利用する
トイレつまりを解消するアイテムとして代表的なものが、ラバーカップ(スッポン)です。ラバーカップはラバー(ゴム)素材が使われているため、ワイヤーブラシのように便器に傷をつける心配がありません。
ラバーカップの場合、以下の手順でトイレつまりを解消します。
- ビニールシートで便器を覆う
- 便器の排水口にラバーカップを密着させる
- ラバーカップをゆっくりと押し込み、勢いよく引く
- バケツなどで水を流す
ラバーカップは「押す・引く」の動作を繰り返し、その際に生じる圧力でつまっている異物を動かします。これが、トイレつまりを引き起こす汚れを削ぎ落すワイヤーブラシとの決定的な違いです。
ラバーカップ(スッポン)の使い方は、以下の記事でより詳しく解説しています。
トイレつまり解消に使える道具は、以下の記事でまとめました。こちらも参考にしてみてください。
トイレつまりを自分で直せるケース
トイレつまりは自分で直せる場合と、業者への依頼が必須な場合があります。
自分で直せるトイレつまりの原因は、以下の通りです。
- 排泄物
- トイレットペーパー
- 水に流しても良い製品
自分で直せるのは、上記が原因の軽度なトイレつまりのみと考えましょう。上記に当てはまらないトイレつまりは、無理に自分で直そうとすると状態が悪化しやすいため、業者への依頼が必要です。
トイレつまりは、実にさまざまな原因で引き起こされます。トイレつまりの原因ごとの対処法は、以下の記事で確認しましょう。
トイレつまりの修理料金の相場
トイレつまりの修理料金の相場は、以下の通りです。
トイレつまりの修理を業者に依頼する際にかかる料金は、4,000円〜50,000円程度が相場です。
業者が行うトイレつまり作業にも複数の種類があり、必要とされる作業はつまりの度合いによって異なるため、価格相場に幅があります。
主な作業内容や作業ごとの相場は、以下の記事をご覧ください。
トイレつまりが悪化すると高額になるため要注意
トイレつまりの修理にワイヤーブラシを使うと、異物が排水管まで入り込んでしまう恐れがあります。その場合は工賃が高額な傾向にある「便器の脱着」も必要となり、費用負担が増えます。
本来は安価な作業で解消できたのに、誤った直し方により費用面で損をする恐れがあるということです。
なお、「費用面の損」という点では、業者の対応にも注意が必要です。見積もりの時点では安い金額を提示し、あとから追加料金を重ねて高額請求をしてくる業者も潜んでいます。
以下の記事は、安心して依頼できる業者を見極める際に役立ちますので、ぜひご覧ください。
トイレつまりをすぐに解消したいときは
トイレつまりにワイヤーブラシを使うと、「状態が悪化する」「便器が傷つく」といったリスクを伴います。そのため、他のアイテムを使うのがおすすめですが、より確実に直すなら業者への依頼がおすすめです。
どの業者なら安心して相談できるのか判断が難しい場合は、以下の記事をご覧ください。
また、料金と口コミを簡単に比較しながら業者を選べる『水道修理のセーフリー』の活用もおすすめです。
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あわせて読みたいみんなの相談
セーフリーの『みんなの相談』では、経験豊富な水道業者が、あなたの状況やお悩みに応じて無料でアドバイスを行っています。現在の内容に近い質問もピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
- 相談内容
ワイヤーブラシって使うのはNG?
- トイレのつまり修理
- 相談日時 : 2024年9月23日 15:09
- ニックネーム : 風太郎
はじめまして。
自宅マンションでトイレつまりが発生してしまい、そのことを身内に話すと、義理の妹がワイヤーブラシを使ってトイレつまりを解消したとのことで、ワイヤーブラシとやらを持ってきてもらうことになっています。
ただ、ワイヤーブラシで検索すると、「ワイヤーブラシをおすすめしない」といった記事が出てきて使用することに対して不安が募っております。
ワイヤーブラシというのは使ってはいけない道具なのでしょうか。ご意見貰えると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
この質問に対するベストアンサー
トイレ詰まり=トイレットペーパー又は汚物での詰まりが大半です。
便器内のトラップか出口で詰まっている場合がほとんどですのでワイヤーブラシはお勧めしません。
というよりは届かないので効果は薄いです。便器は陶器ですので底が傷ついてしまったり奥の方だと詰まり部までそもそも届きません。
ラバーカップ(すっぽん)でエアー(空気)を送って抜くのが通常です。
たまたまお知り合いは時間が経ったことでトイレットペーパーなどが溶解されて抜けたのではないでしょうか?
市販の薬局やホームセンターでもラバーカップは安く売ってますのでそちらをお勧めします。
それでも抜けない場合は当社のような専門業者へご依頼くださいませ。
その他の回答(2件)
ご相談ありがとうございます。
ワイヤーブラシをおすすめしない記事がある理由は、
つまっているものが水に溶けないもの(おむつ、生理用品など)の場合、
さらに押し込んでしまったり、先端が折れて排水路に取り残される可能性もあるからと思います。
つまりを除去するワイヤーブラシしかないときは、
必ずゆっくり優しく扱うようにしていただければ幸いです。
ご自身で解決が難しそうな場合は、無理に作業を続けず、
業者にご依頼していただくことをおすすめいたします。
トイレ詰まりを解消するために「ワイヤーブラシ」を使用することに関しては、慎重になるべきです。通常、ワイヤーブラシは金属製のブラシで、サビ取りや清掃用に使われますが、トイレの詰まりには不向きです。
以下の理由で、ワイヤーブラシはトイレで使用しないほうが良いとされています。
1トイレの損傷リスク
ワイヤーブラシは硬い素材でできているため、陶器製のトイレ内部を傷つける可能性があります。傷がつくと、詰まりが取り除かれないばかりか、トイレ自体の寿命が短くなる恐れがあります。
2.詰まりの悪化
ワイヤーブラシを無理に突っ込むことで、詰まりが奥に押し込まれ、かえって状況を悪化させる場合があります。
3専用道具が安全
トイレ詰まりには、ラバーカップ(通称「スッポン」)やトイレ用スネーク(排水管を掃除するための専用ワイヤーツール)など、適切な工具が推奨されています。これらの道具は、トイレに適した素材で作られているため、損傷を与えずに詰まりを解消しやすいです。
もしワイヤーブラシの使用に不安がある場合は、専用の工具を使うか、プロの業者に相談するのが安全です。
ワイヤーで直す方法に関する質問
-
トイレつまりはワイヤーブラシで直せますか?
トイレつまりは状態の悪化を引き起こす恐れがあるため、ワイヤーブラシで直せません。トイレつまりが悪化すると、費用負担も増えるというリスクを伴います。
ラバーカップなど他のアイテムを使うか、業者に修理を依頼しましょう。
トイレつまりが悪化した場合に起こり得るリスクを見る -
ワイヤーブラシはどんな場所に使えますか?
ワイヤーブラシは基本的に、キッチンや洗面所などの排水溝に付着した汚れを落とす際に使います。トイレつまりの修理に使うと、思わぬトラブルが発生する恐れがあるため、使用を避けましょう。
-
ワイヤー以外にトイレつまりを解消する道具を教えてください。
-
トイレつまりは放置したら直りますか?
トイレットペーパー・排泄物・水に流せるグッズが原因のつまりなら、しばらく放置すれば直る場合があります。
トイレつまりを放置して直せるケースについては、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
-
簡単なトイレのつまり予防方法を教えてください。
水に溶けやすいトイレットペーパーに切り替えるのがおすすめです。また、定期的にトイレの配管の状態をチェックすることで、異常を早期発見できるでしょう。
より効果的な予防方法については、以下の記事をご覧ください。
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