トイレつまりが起きると「すぐに直さないと!」と焦る方は多いでしょう。しかし、トイレつまりの中には、一晩放置して直るケースもあります。
今回は、トイレつまりを一晩放置して直るケースと直らないケースについてまとめました。直らなかったときの対処法や、トイレつまりが起きたときの注意点についてもまとめています。
まずは落ち着いて、状況を確認していきましょう。
この記事を監修した専門家

創業21年、全国約518以上の市区町村で水道局指定工事店に認定されている株式会社クリーンライフ 関西本社にて、日々お客様の水道トラブルを解決中。業界7年の経験があり、作業実績は1500件以上。小さなトラブルから大きい施工まで幅広く対応しています。
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記事の内容
トイレつまりが一晩放置で直るかどうかの判断基準
放置して直る可能性があるかどうかは、「つまっている原因(流したもの)」と「便器内の水位の変化」の2点で判断できます。
| 判断基準 | 直る可能性がある | 直らない 可能性が高い |
| つまりの原因 | ・トイレットペーパー ・排泄物 ・水に流せるシート系 |
・スマホ ・おもちゃ ・アクセサリーなどの固形物 ・おむつ類 |
| 便器内の水位変化 | ・時間の経過で水位が下がる ・少しずつでも変化がある |
・水位が全く変わらない ・便器内に水がない状態が続く |
水に溶ける性質を持つものであれば、一晩(約半日〜数時間)水に浸かることで繊維がほぐれ、自然に流れるケースがあります。一方、固形物や吸水性のある製品は放置しても溶けないため、放置で解消することはありません。
つまっている直後に水がゆっくりでも減っていく場合は、隙間から水が通り抜けて紙がふやけやすい状態です。しかし、水位がまったく変わらない場合は完全に配管が塞がれているか固形物が詰まっている可能性が高く、一晩放置しても改善は見込めません。
【原因別】一晩放置でトイレつまりが直るケース

トイレつまりは水に溶けるものなど、以下のような状況なら放置で直る可能性があります。
ただし、悪化していると直らないケースもあるので様子を見ながら対処しましょう。
トイレットペーパーのつまり
トイレットペーパーは、基本的にトイレに流せるものです。流してしまった量にもよりますが、一晩放置すれば、水でふやけて自動的に流れるケースが多々あります。
ただし、海外製のトイレットペーパーは、注意が必要です。海外製品の中には水に溶けないトイレットペーパーもあるので、放置してもつまりが解消されない可能性があります。
お掃除シートのつまり
トイレに流せるお掃除シートも、時間の経過とともに水に溶ける可能性があります。
お掃除シートなどは、水に溶ける製品であってもトイレットペーパーより厚みがあり、水に溶けにくいのが特徴です。そのため、一気に大量に流さず、こまめに流す必要があります。
お掃除シートの中にはトイレに流せない製品もあるので、よく確認してから水に流しましょう。
排せつ物のつまり
排せつ物は、一晩放置すれば柔らかくなり、つまりが解消される可能性があります。
また、排せつ物はトイレットペーパーと一緒に流すことが多いため、トイレットペーパーと排せつ物が一緒に詰まっているケースも多いです。
どちらも時間とともにふやけて流れる可能性が高いので、一晩放置してみても良いでしょう。

セーフリーWEB担当
一晩放置することでトイレのつまりが解消する場合もあると聞きましたが、どのようにしてその判断をすれば良いですか?
一晩放置して解決するつまりは、通常、軽度のものです。物質が水に少しずつ溶けて流れるケースが多いですね。つまりが起きた直後に水が少しずつ減っていくのを見ることができれば、放置で解決する可能性があります。しかし、水位が変わらない場合は専門家に相談した方が良いでしょう。
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一晩放置してはいけないトイレつまりとは

トイレつまりの原因によっては、一晩放置してもつまりは解消されません。中には、以下のように対応を急がなければならないケースもあります。
紙おむつなどの吸水性のある製品のつまり
紙おむつや生理用ナプキンなど、吸水性のある製品をトイレに流すと、水を吸収して何倍にも膨れ上がってしまいます。排水管まで流れてしまうと、排水管をふさいでしまう可能性もあるのです。
便器の手前の見える位置でつまりが確認できれば、異物を取り出せるでしょう。しかし、奥に行ってしまうと自分で取り出すことは難しく、一晩放置してもつまりは解消できません。
スマホ・おもちゃなどの固形物のつまり
子どもがいたずらでトイレにおもちゃを流してしまったり、ポケットに入れていたスマホを落としてしまったり、このようなトラブルによるトイレつまりは頻繁に起こります。
スマホやおもちゃなどの固形物は、水に溶けないため放置してもつまりは解消できません。
異物が見える位置にある場合は、手で取り除くのが最善でしょう。しかし、見えない位置まで流れてしまった場合は、放置したり無理に流したりせず、修理業者に相談することをおすすめします。
水に溶けない異物はNG
上記の異物に加えて、ティッシュペーパーやペットシートなど、水に溶けない異物はトイレに流してはいけません。水に溶けない異物が原因でトイレがつまったときは、基本的に修理が必要です。
排せつ物であっても、ペットの排せつ物はトイレには流さないようにしましょう。ペットの排せつ物は水に溶けにくく、毛が混入していることもあります。
流し続けると蓄積し、徐々につまってしまう可能性があります。
トイレつまりを放置していい時間
トイレつまりが自然に解消されるには、一定の時間がかかります。一定時間放置してもつまりが直らないときは、別の対処法を検討したほうが良いでしょう。
トイレに流せるものがつまったときは2~3時間
トイレットペーパーや排せつ物など、トイレに流せるものがつまったときは、2~3時間放置すれば直る可能性が高いです。
時間が経てば自然に溶けていくため、短い時間でも直るケースがあります。
お掃除シートなど、トイレに流せる製品によるつまりは、一晩放置しましょう。一晩放置すれば直るケースがほとんどですが、その間トイレが使えないという不便さはあります。
トイレに流せないものがつまったときは放置厳禁
トイレに流せない異物がつまったときは、放置していても直ることはないと考えておきましょう。
つまりが直らなければトイレが使用できず、生活に支障をきたします。
つまりの原因が「トイレに流せないもの」と明らかなときは、できるだけ早く修理業者に相談することをおすすめします。依頼先に迷った際は、以下の3業者への相談がおすすめです。
自力で無理に対処すると悪化するリスクもあるため、早めの相談を検討しましょう。

セーフリーWEB担当
猫や犬の排せつ物をトイレに流さないほうが良いとありましたが、他の小動物の場合も同じですか?
はい、猫や犬だけでなく、他の小動物の排せつ物もトイレに流すべきではありません。これらは水に溶けにくく、トイレを詰まらせる原因となります。ペットの排せつ物は、適切な方法で処理することをお勧めします。
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直らないトイレつまりを放置して起こるトラブル

トイレつまりを放置すると二次災害や予期せぬトラブルが起きる恐れがあるため、早めの対処が重要です。
トラブルを最小限に抑えるためにも、放置しないようにしましょう。
逆流による水漏れが起こる
トイレつまりが直っていない状態で「つまりが解消された」と思い水を流すと、汚水が逆流してくる恐れがあります。
このケースは、トイレに流せないものが原因でトイレがつまっているときによく起こります。トイレに流せないものを一晩放置してもつまりは解消されていないため、水を流すと逆流してしまうのです。
汚水が逆流すると、掃除が大変です。被害が大きいと、床やクロスをダメにしてしまうケースもあります。
排水管の破損リスクがある
トイレつまりを放置したうえで水を流してしまうと、排水管の奥に異物が流れてしまうことがあります。また、自力でつまりを直そうとして、便器や排水管を傷つけてしまう可能性もあるでしょう。
排水管が傷ついて破損してしまうと、工事が大掛かりになってしまいます。修理料金が高額になるので、このような事態になる前に修理業者に相談することが大切です。
階下の住人への被害が出やすい
集合住宅でトイレつまりが起きると、階下の住人にも被害が及ぶ恐れがあります。
トイレの水漏れによって階下に被害が起きると、部屋のクリーニング代や修理代など、費用が発生する可能性があります。
マンションなどでトイレがつまったときは、すぐに管理会社や大家さんに連絡をして、どのように対処すればよいか確認してください。つまりを放置することだけは、やめておきましょう。
悪臭が発生する可能性がある
トイレつまりを放置しすぎると、便器の封水の量が減ってしまい、下水から悪臭が漏れてくることがあります。
つまりが原因でトイレから嫌な臭いがするときは、放置せずに対処する必要があります。悪臭の発生を防ぐためにも、長期間の放置は避けましょう。
トイレつまりを放置しても直らないときの対処法
トイレつまりを一晩放置しても直らないときは、ラバーカップなど以下の対処法を試しましょう。
自力で解決できないときは、プロの修理業者への相談もおすすめです。
ラバーカップで直す

ラバーカップ(すっぽん)は、トイレつまりを解消するための必須アイテムです。以下の手順で対処しましょう。
- 水位が高い場合はバケツなどで汲み出す
- ラバーカップをゆっくり押し込む
- 勢いよく引き戻す
- 水が流れるかどうか確認する
ホームセンターなどで購入でき、トイレ以外のつまりにも使用できるので、1つあると便利です。利用する際はゆっくり押し込んで勢いよく引き戻すのがポイントで、数回繰り返すとトイレつまりが解消できる可能性があります。
何度か行っても変化がないなら、別の方法を試してください。
ワイヤーブラシで直す

ワイヤーブラシは、ワイヤーの先端にブラシがついた、つまり解消の道具です。トイレつまりに利用する際は、以下の手順を参考にしてください。
- 便器にワイヤーブラシをゆっくり入れる
- つまりに引っかかるところで止める
- ゆっくり前後に動かしてつまりをほぐす
- 水が流れていくかどうか様子を見る
ワイヤーブラシを伸ばして便器に入れ、ブラシをつまりに引っ掛けます。ワイヤーを前後させているうちに、異物が溶けてつまりが直せる可能性があります。
ただし、つまりの対象物が奥の方にあるときは、ワイヤーブラシでは解消できないこともあり、無理に動かすと便器を傷付けるリスクがあるので十分注意しましょう。
薬剤を使って直す
以下のような薬剤を使って、トイレつまりを解消できることもあります。
- 重曹とお酢
- クエン酸
- パイプクリーナー
- パイプユニッシュ
どの薬剤も基本的な使い方は同じで、便器に入れてしばらく放置した後にゆっくり水を流します。ただし、放置する時間や詳細な使い方は商品によって異なるため、利用前に確認するのがおすすめです。
これらの薬剤の中には、強い成分が含まれるものもあるので、使用には十分注意してください。トイレは換気をして、薬剤の説明書をしっかり読んで使いましょう。
トイレつまりを防ぐ方法3つ

日ごろから以下のような方法でトイレの使い方に気を付けることで、つまりは予防できます。
- 大量のトイレットペーパーを一度に流さない
- タンクに節水グッズを入れない
- 業者にメンテナンスを依頼する
大量のトイレットペーパーや排せつ物は、一度に流さないようにしましょう。一気に流すと途中で止まってしまい、トイレつまりの原因になります。水に流せるお掃除シートなども、一気に流さないでください。
トイレのタンクに、節水目的でペットボトルなどを入れる方がいます。この方法は節水には有効かもしれませんが、つまりの原因になるので注意してください。
水回りの専門業者にメンテナンスを依頼し、定期的にチェックするのもおすすめです。中には清掃を依頼できる水道修理業者もあるので、以下のようなプロの業者に相談してトイレをきれいにしてもらいましょう。
相談は無料でできるので、まずは電話などで連絡してみてください。

セーフリーWEB担当
トイレつまりを防ぐためにはトイレットペーパーの使用量にも気をつけるべきとのことですが、具体的にはどのくらいの量が適切ですか?
トイレットペーパーの適切な使用量は、使用するトイレの種類や水の流れにもよりますが、一回の使用で手のひらサイズのペーパーを2~3枚程度に抑えるのが理想です。使用量が多いと水に溶けにくくなり、つまりの原因となりますので注意が必要です。
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一晩放置してトイレつまりが直らないときは
トイレつまりの中には、トイレットペーパーや排泄物によるつまりのように一晩放置して直るケースもあれば、直らないケースがあります。つまりの原因が分からないときは、専門業者に調査を依頼したほうが、スムーズに解決できるでしょう。
原因が明らかなときは、自分で対処できることもあるので、この記事を参考に試してみてください。
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