2024.02.23
キッチン蛇口の先端だけなら、正しい手順と適切な部品を選べばDIYでの交換が可能です。
蛇口の先端部分は経年劣化しやすく、水の出方が悪くなったり水漏れが起きたりするケースが少なくありません。
本記事では、キッチンの蛇口先端を自分で交換する方法を解説します。
蛇口の種類ごとの交換手順や部品の選び方、業者へ依頼する場合の費用相場まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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記事の内容
キッチンの蛇口の先端は自分で交換できる
キッチンの蛇口先端は、工具さえあれば自分で交換できるケースがほとんどです。
ただし、蛇口の状態や劣化の程度により、業者へ依頼したほうがよい場合もあります。自分で対応できるケースと業者に任せるべきケースを確認してみましょう。
自分で交換できるケース
先端部分だけに劣化や破損がある場合は、DIYで交換できます。
蛇口本体や給水管に問題がなければ、蛇口全体を取り替える必要はありません。自分で対応できる代表的な症状は、次のとおりです。
- 水の出が悪くなった
- 水が飛散するようになった
- 先端部分から水漏れする
こうした不具合の多くは、泡沫キャップや吐水パイプ先端の汚れ・つまり・劣化が原因です。
交換前に歯ブラシなどで掃除すると改善するケースもあるので、まず清掃を試してみてください。
清掃で改善しない場合は、該当する先端部品を新しいものに取り替えましょう。単水栓・混合水栓のどちらでも先端の交換は可能です。
業者に依頼したほうがよいケース
蛇口先端の部品交換だけでは解決できないトラブルや、構造が複雑な蛇口の場合は、業者への依頼を検討しましょう。
業者に任せたほうがよい代表的なケースは、次のとおりです。
- 蛇口本体がぐらつく
- 部品が固着して外せない
- 給水管や給湯管に破損がある
- 配管が壁裏など見えない位置にある
- サーモスタット混合栓やハンドシャワー内蔵型など構造が複雑な蛇口である
- 製造中止から10年以上経過し、修理部品が入手できない
給水管や給湯管の破損がある場合は、資格を持つ水道局指定工事店でなければ作業できません。
また、部品が固着して動かない状態で無理に力を加えると、蛇口本体や配管を破損させるリスクがあるので、無理せず業者へ相談してください。
メーカーの部品保持期間は製造中止から約10年とされており、古い蛇口は修理ではなく本体ごとの交換が必要になるケースもあります。
キッチン蛇口の先端を交換する前に確認すべきポイント
キッチン蛇口の先端を交換するにあたって、まずは新しいパーツを用意する必要があります。
パーツにもさまざまな種類があり、既存の蛇口に適合するものを選ばなければなりません。
パーツ選びに失敗しないためにも、次のポイントを確認しておきましょう。
- 蛇口の種類
- 蛇口のメーカーと型番
- 機能
また、自分で交換する際に必要な道具も紹介します。
蛇口の種類
キッチン蛇口には、大きく分けて「単水栓」と「混合水栓」の2種類があります。単水栓は1つのハンドルで吐水・止水を切り替え、水かお湯だけを出せるタイプの蛇口です。混合水栓は1つのレバーまたは2つのハンドルで吐水・止水の他、水かお湯かを切り替えられます。
単水栓の先端を交換するならパイプ型の部品またはパイプ先端の形状に合ったアタッチメント、混合水栓ならキャップやヘッド型の先端部品を選びましょう。
蛇口のメーカーと型番

同じ種類の蛇口でも、メーカーやモデルによって適合する部品が変わることもあります。蛇口の先端部分の形状やサイズがそれぞれ異なるからです。
事前に取扱説明書や蛇口本体に記載されているメーカーと型番を確認のうえ、それを参照して部品を選びましょう。メーカーによっては、公式サイトから型番で検索して適合する部品を探せる場合もあります。
メーカー・型番が分からなければ先端の形状を確認
メーカーや型番が分からないときは、蛇口本体の先端を確認しましょう。以下のポイントを確認すれば、部品選びにも失敗しにくくなります。
- ネジ山は外側と内側のどちらにあるか
- 吐水口の直径
- ネジ山の長さ
特に混合水栓の先端部品の種類は多岐にわたるため、必ず確認しておきましょう。
機能
蛇口の先端部品には、「シャワー」や「節水」といった便利な機能が備わっている製品もあります。先端の交換ついでに蛇口の使い心地も向上させたい場合は、機能面にも注目して部品を選ぶと良いでしょう。
交換に必要な道具
キッチン蛇口の先端交換に必要な道具は、交換する部品や蛇口の種類で異なります。先端パーツのみの交換であれば、モンキーレンチ1本で対応できる場合も多いです。
混合水栓の場合は、モンキーレンチに加えてドライバーやペンチが必要になることもあるため、事前に揃えておきましょう。次の道具があるとスムーズに交換できます。
- モンキーレンチ
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- ペンチ
- タオルや雑巾
- ゴム手袋
泡沫キャップの交換だけであれば、ゴム手袋やコイン、輪ゴムがあれば工具なしで取り外せる場合もあります。
手で回せないときにモンキーレンチを使用してください。また、作業前にタオルや雑巾を蛇口の下に敷いておくと、残り水で周囲を濡らさずに済みます。
【種類別】キッチンの蛇口先端の交換手順
ここでは、単水栓に多い「ネジ山がない(パイプ型)の蛇口」と、混合水栓に多い「ネジ山がある蛇口」の先端の交換方法をご紹介します。
それぞれの交換方法は、以下よりジャンプしてご確認いただけます。
| 部品の種類 | 交換方法 |
|---|---|
| ネジ山がない(パイプ型)の先端部品 | ・先端に膨らみがない蛇口の場合 ・先端に膨らみがある蛇口の場合 ・スパウト自体を取り替える場合 |
| ネジ山がある先端部品 | ・ネジ山が外側にある蛇口の場合 ・ネジ山が内側にある蛇口の場合 |
先端を交換したい蛇口のタイプに合わせて、参考にしてください。
ネジ山がない蛇口(パイプ型)先端の交換手順

まずはネジ山のない蛇口の先端交換方法について解説します。
ネジ山なしの蛇口とは、スパウトの先端に泡沫キャップのついていない蛇口を指します。
このタイプで蛇口の先端を交換するとなると、以下の2パターンが挙げられるでしょう。
- 蛇口先端にアタッチメントを取り付ける
- スパウト自体を取り替える
蛇口先端にアタッチメントを取り付ける場合は、蛇口先端の形状によって手順が変わる点に注意が必要です。
以下より、蛇口先端にアタッチメントを取り付ける手順・スパウト事態を取り替える手順をご紹介します。
先端に膨らみがない蛇口にアタッチメントを取り付ける手順
膨らみなしの蛇口にアタッチメントを取り付ける場合は、前提として蛇口に対してネジで締め付けて固定するタイプの製品が必要です。また、蛇口(パイプ部分)の口径を測り、自宅の蛇口に合うものを選ぶ必要がある点にも注意しましょう。
- 取り付け金具のネジを外す
- 取り付け金具をアタッチメントに取り付けてナットを軽くしめる
- 先にネジを戻す(完全に入れ切らないように注意)
- アタッチメントを蛇口の先端に当てがう
- 落ちてこないように押し付けながらネジをしめる
- アタッチメントの位置を調整しながらナットをしめて水が出れば完了
先端に膨らがある蛇口にアタッチメントを取り付ける手順
蛇口の先端に膨らみがある場合は、膨らみなしと同様に口径のサイズを測りますが、ほとんどの蛇口の先端が16mmか19mmです。
市販されているアタッチメント類もそれに適応するよう設計されていたり、固定具を付属したりしているので、自宅の蛇口に合わせて適切なものを選びましょう。
最近ではワンタッチで簡単に取り付けられるアタッチメントもありますが、今回はナットで締め付けるタイプのアタッチメントの交換方法を解説します。
- アタッチメントからナットと泡沫用つぎてを外す
- パッキンを外す
- 取り付け用のパッキンがあれば入れる
- 先に蛇口(パイプ)にナットを通す
- 蛇口の口径に応じた固定具を膨らみ部分に取り付ける
- アタッチメントを蛇口に当てがう
- ナットを軽くしめる
- アタッチメントの位置を調整しながらナットを強くしめる
- 水が出れば取り付け完了
スパウトを交換する場合の手順
ネジ山がないタイプのスパウト交換は、モンキーレンチがあれば誰でも簡単に交換できます。
- 替えのスパウトを用意する
- 止水栓と蛇口のハンドルが閉まっていることを確認する
- スパウトと水栓本体の接合部にあるナットをモンキーレンチで緩める
- 古いスパウトとゴムパッキンを取り出す
- 替えのスパウトとゴムパッキンを取り付ける
- ナットをしめる
- 止水栓→蛇口のハンドルの順番で開けて水漏れせずに水が出れば交換完了
ナットがしっかりしまってなかったりゴムパッキンを入れ忘れてしまったりすると、水漏れの原因になる点には注意しましょう。
また、混合水栓で左右にハンドルのあるツーハンドルタイプの蛇口で、ハンドルの感覚が狭いとレンチが入らないなどの不具合が生じる場合があります。
無理に作業してナットがなめてしまうと、スパウトの交換ができなくなって蛇口自体を交換する羽目になる可能性もあるので、その際は無理せず業者に依頼するのがベターです。
ネジ山がある蛇口先端の交換手順

次に蛇口の先端にネジ山があるタイプの交換手順を説明します。ネジ山があるタイプとは、泡沫キャップと呼ばれる部品が蛇口の先端に取り付けられている蛇口です。
ネジ山がついているタイプは基本的に工具不要で、手の力だけで簡単に交換できます。
- ネジ山が外側にある蛇口
- ネジ山が内側にある蛇口
上記3種類のタイプがあるので、順番に解説します。
ネジ山が外側にあるタイプの交換手順
ネジ山が外側にあるタイプの蛇口の先端は、次の手順で交換できます。
- 古い泡沫キャップを外す
- 新しい泡沫キャップを取り付ける
蛇口のネジ山が外側にあるタイプの先端を交換する際は、事前に以下の3点を確認しましょう。
- 交換する先端部品(泡沫キャップ)のネジ山は内向き
- ネジ山の長さは合っているか
- 吐水口の口径は合っているか
蛇口側のネジ山が外側に向いている場合、替えの泡沫キャップのネジ山は内向きである必要があります。
基本的には、同メーカーの同型番製品の部品で揃えておけば問題ありませんが、シャワー切り替えや節水などほかの機能がついている泡沫キャップに取り替えたい場合に確認が必要です。
ネジ山が内側にあるタイプの交換手順
ネジ山が内側にあるタイプは、次の手順で交換可能です。
- 溝があるので、コインやマイナスドライバー等を当てて回して、古い泡沫キャップを外す
- 溝が下向きになるように新しい泡沫キャップを取り付ける
- コインやマイナスドライバーを溝に当てて絞める
泡沫キャップがスパウトの内側に取り付けられているタイプの蛇口も、以下の3点の確認が必要です。
- 交換する先端部品(泡沫キャップ)はスパウトの内側に取り付けるタイプか
- ネジ山の長さは合っているか
- 吐水口の口径は合っているか
泡沫キャップがスパウトの内側に取り付けられているタイプの蛇口は、上記のようにキャップ自体が剥き出しになっている蛇口とは少し交換手順が異なります。
スパウトの内側に取り付ける泡沫キャップは、どの製品にも必ず溝があるので、それを利用して交換しましょう。
蛇口の先端から水漏れするときの原因と対処法
蛇口の先端からポタポタと水漏れする場合、主な原因はパッキンやカートリッジなどの内部部品の経年劣化です。
蛇口の種類ごとに原因と対処法が異なるので、状況に合った方法で対応してください。代表的な原因と対処法を、表にまとめました。
| 原因 | 該当する蛇口の種類 | 対処法 |
|---|---|---|
| コマパッキン(ケレップ)の劣化 | ハンドル式 | コマパッキンを新品に交換する |
| バルブカートリッジの劣化・故障 | シングルレバー混合栓 | カートリッジを新品に交換する |
| ナットの緩み | 全般 | モンキーレンチで締め直す |
| 泡沫キャップ内のゴミ・水垢つまり | 泡沫キャップ付きの蛇口 | キャップを外して清掃する |
| スパウト本体の老朽化 | 全般 | スパウトまたは蛇口本体を交換する |
軽度な水漏れであれば部品交換や清掃で改善できるので、原因を特定したうえで適切に対処しましょう。
自分でキッチン蛇口の先端を交換する際の注意点
キッチン蛇口の先端を自分で交換するにあたって、以下の点に注意が必要です。
- 部品を破損するリスクがある
- 使用年数が10年前後なら本体交換も検討する
それぞれの注意点について、詳しく解説します。
部品を破損するリスクがある
キッチン蛇口の先端の交換作業では、各種部品の分解と取り付けという工程も含まれます。部品の取り外し・取り付け時、部品へ過度な力を加えると破損するおそれがある点に注意しましょう。
部品を破損させると水漏れの発生につながる他、蛇口全体の交換を要する事態にもなりかねません。
使用年数が10年前後なら本体交換も検討する
蛇口の使用開始から10年程度経過しており、水の出方に不具合が生じている場合は蛇口本体の交換がおすすめです。
一般的に、蛇口の耐用年数は10年程度とされています。10年前後使用した蛇口は各部品の劣化が進んでいるため、先端だけを交換しても別の箇所で不具合が生じる可能性があります。
蛇口本体の交換作業は大掛かりかつ難易度が高いため、水道修理業者への依頼を検討しましょう。
自分で交換するのが不安なら専門業者に依頼する
自分で交換するのが不安な方は、水道修理業者に依頼するのがおすすめです。水道修理業者に依頼すると以下のようなメリットがあります。
- 製造・販売中止のパーツでも正しく使える代替品を探してくれる
- 取り付け不良を心配する必要がない
- その日のうちに交換が完了する
自分で交換する場合特に不安を感じる点は「正しく交換できるか」どうかでしょう。
水道修理業者に依頼すれば、取り付け不良が起きる心配はありません。また、製造・販売中止のパーツでもすぐに代替品を探して提案してくれるので安心です。
キッチン蛇口の交換を業者へ依頼する場合の費用
キッチン蛇口の部品や本体を業者へ依頼するにあたって気になるポイントが、具体的な費用です。
ここでは、キッチン蛇口の交換を依頼する場合の費用について詳しく解説します。
交換費用の内訳
キッチン蛇口交換の依頼時にかかる料金には、主に以下の費用が含まれています。
- 蛇口の本体価格
- 部品代
- 工事費
- 出張費
また、業者によっては深夜早朝料金などが含まれていることもあり、具体的な内訳は各社で異なります。そのため、事前に見積もりを取ってその内訳をよく確認しておくことが大切です。
工事費込みの費用相場
キッチン蛇口の交換費用を主な蛇口タイプ別にまとめると、以下の通りです。
| 蛇口タイプ | 費用 |
|---|---|
| 単水栓 | 5,000円~10,000円 |
| 2ハンドル混合水栓 | 20,000円~30,000円程度 |
| シングルレバー混合水栓 | 20,000円~30,000円程度 |
なお、既存の蛇口の機能や新たに追加したい機能などによって、交換費用の総額は変わります。
以下の記事では、キッチン蛇口の交換費用相場から安く抑えるコツまで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
蛇口交換の業者選びに迷っているなら水道修理のセーフリーにお任せ!
キッチンの蛇口先端の交換は、部品の種類や取り付け方法を正しく理解すれば自分で対応できます。
ただし、蛇口本体の劣化が進んでいる場合や、作業に不安がある場合は、専門業者への依頼が確実です。
施工保証は最低1年、理想的には3〜5年の期間が設けられている業者を選ぶと安心できます。また、複数の業者から相見積りを取れば適正価格かどうかも判断しやすくなるので、業者を比較してみましょう。
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キッチン蛇口の先端交換や本体交換を検討している方は、ぜひセーフリーを活用して最適な業者を見つけてください。
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