台所の排水溝つまりの原因や対処法・修理料金の相場を徹底解説！

台所の排水溝つまりの原因6つ

はじめに、台所の排水溝つまりの原因を見ていきましょう。

台所の排水溝つまりの原因はいくつか考えられますが、主に以下6つがあります。

• 排水管のサビ
• 固形物のつまり
• 蓄積した油汚れ
• 食材カスやぬめり
• 排水ますのトラブル
• 洗剤や洗浄剤の使い過ぎ

それぞれ詳しくみてみましょう。

排水管のサビ

排水管が金属製の場合には、サビが蓄積することで台所の排水溝つまりの原因になっていると考えられます。
排水管は水が流れる配管であるため、基本的に使われるのはサビづらい素材です。しかし、長い年月が経つとどうしても劣化し、サビが溜まります。
稀なケースですが、築年数が長い家は排水管のサビが原因の場合もあるのです。
排水管は自分でチェックできないため、状態を知りたい場合は業者に相談しましょう。

>排水管のサビへの対処法はこちら

固形物のつまり

ペットボトルの蓋やスプーン、小さなスポンジなどの固形物がいつの間にか流れてしまい、排水溝つまりが発生してしまう場合もあります。

台所で固形物が流れてしまった場合、薬剤などを使って溶かす策は使えないので非常に厄介です。

固形物が排水管に流れてしまうと、食材のカスなどの小さな固形物でもつまってしまい、急に水が流れなくなることがあります。

解決策として、パイプを分解して自分自身で固形物を除去することもできますが、排水管よりも奥でつまってしまっている場合には、業者に依頼した方が良いでしょう。

>固形物のつまりへの対処法はこちら

蓄積した油汚れ

台所の排水溝つまりの原因で多いのが、蓄積した油汚れです。油は冷えると固まる性質があり、フライパンなどに付着した油汚れが日々蓄積していき、排水溝つまりに発展してしまうケースが多々あります。

排水溝に油汚れが溜まる場合、突然に水の流れが悪くなるのではなく、油汚れが蓄積していき、徐々に水の流れが悪くなるのが大きな特徴です。

そのため、日常生活ではなかなか気づかず、かなり悪化してから台所の排水溝つまりに気づくケースが少なくありません。

油汚れが何層にもなっていると取り除くのが難しく、自分で解決できない場合が多いでしょう。自分で解決できない場合には、専門業者の方に除去を依頼するのがおすすめです。

>蓄積した油汚れへの対処法はこちら

食材カスやぬめり

台所の排水溝つまりの原因として油汚れの次に多いのが、食材カスやぬめりです。台所の排水溝に水切りネットを設置し、大きめのカスなどが流れないようにする方もいるでしょう。

しかし、以下のように、知らぬ間に排水溝へ食材カスを流してしまっていることもあります。

• そもそも水切りネットを使っていない
• 水切りネットの網目が荒い
• 水切りネットに蓄積した食材カスを除去する際に排水溝に流れている

食材カス以外にも、ゼラチン化した片栗粉などの食材、ぬめりやカビが排水溝つまりの原因となる場合もあります。

>食材カスやぬめりの対処法はこちら

排水ますのトラブル

台所の排水溝つまりの原因として、排水ますのトラブルが考えられるケースもあります。

台所の排水は最初に排水管を通り、屋外の排水ますを通って下水道へと流れていく仕組みです。排水ますがつまっている場合、下水が流れずにどんどん蓄積してしまい、下水の逆流や水の流れにくさなどが発生してしまいます。

解決策としては排水ますを掃除するのが基本ですが、複雑な構造になっており、匂いもきついのでかなりの労力を要します。部品がなくなってしまい、戻せなくなるリスクもあるので、専門業者に依頼するのがおすすめです。

>排水ますのトラブルの対処法はこちら

洗剤や洗浄剤の使い過ぎ

つまりを解消してくれるはずの洗浄剤、掃除をするための洗剤は使いすぎると逆効果です。使い過ぎにより、排水溝つまりを引き起こすケースが多々あります。

使用する際は使い方や量を守り、使いすぎないようにしましょう。

また、パイプクリーナーなどで溶かせるのは主にタンパク質汚れです。固形物などによって台所つまりを引き起こしているときは、洗浄剤の使用によって悪化することも考えられます。

>洗剤や洗浄剤の使い過ぎの対処法はこちら

台所の排水溝つまりの発生場所は2つ

台所の排水溝つまりの発生場所は、主に以下2つがあります。

• 排水管
• 排水トラップ

原因箇所を理解しておくことによって、自分で対処すべきなのか、業者に依頼すべきかの判断材料になります。詳しくみてみましょう。

排水管

排水溝を通り抜けた水は、排水管へと流れていきます。排水溝に異物などのつまりが見られなかった場合は、排水管がつまっている可能性があります。

排水管の形が直線状になっておらず、S字や直角などの場合は、汚れが蓄積している可能性が考えられます。台所の排水溝つまりが解決しない場合には、排水管の形をチェックしてみてください。

排水トラップ

排水トラップとは、水道管の途中に水を溜めておくことで、悪臭やガスが逆流して屋内に侵入するのを防ぐ機器です。

排水トラップは、油汚れや食材カスなどが最初に通過する場所になっています。台所の排水溝つまりの多い箇所が、この場所です。

排水トラップがつまりの原因の場合、排水管に比べて簡単に解決できることが多いでしょう。排水トラップを外し、つまった異物を除去すれば解決できます。

排水トラップが原因の台所つまりは非常に起こりやすく、多くの場合は業者を頼らずとも解決できます。

自分で台所の排水溝つまりを解消する方法

次に、台所の排水溝つまりを自分で解消する方法をいくつか紹介します。

原因別の方法としては、以下のようなものがあります。

• 油汚れ：タオルとお湯
• 軽いつまり：ペットボトル
• タンパク質汚れ：パイプクリーナー
• 食材カスや油汚れ：重曹
• 固形物やこびりつき：ワイヤーブラシ
• 排水溝の奥のつまり：ラバーカップ
• 酷いつまり：ピーピースルー
• 改善しない場合には専門業者に相談

それぞれ詳しく紹介します。

油汚れ：タオルとお湯

お湯とタオルを使った方法は、油汚れなどの軽度の排水溝つまりに有効です。

用具を買い揃えることなく、手軽にできる方法であるため、まずはこちらの方法を試してみると良いでしょう。

具体的には、以下のような手順です。

1. 排水溝のふた、カバーやトラップを外しておく
2. 排水パイプにタオルをつめて、排水パイプの出口を塞ぐ
3. そのまま台所シンクの半分くらいの水位までお湯（約50℃〜６0℃）を溜める
4. お湯を溜めたら、排水パイプにつめておいたタオルを一気に引き抜く

熱めのお湯が勢いよく流れることにより、こびり付いていた油が溶けて水の流れが良くなります。こちらの方法を試す際には、火傷に注意してください。

タオルを使ったつまり解消法については、以下の記事でも詳しく紹介しています。

軽いつまり：ペットボトル

軽い台所つまりであれば、ペットボトルを使った解消法もおすすめです。

ペットボトルは下半分程度を切り取ると、ラバーカップの代用として使えます。カットしたペットボトルを排水溝にあて、強く押し込んでから引っ張りましょう。

水が溜まった排水口に押し当てると中が真空状態になり、軽いつまりであれば解消できます。

タンパク質汚れ：パイプクリーナー

「台所の水の流れが少し悪くなった」という軽度の状態であれば、タンパク質汚れを溶かしてくれるパイプクリーナーを使う方法もあります。

完全につまっている状態の場合、効果を発揮しにくいので日々の台所掃除の手段として使用するのがおすすめです。

パイプクリーナーは、使用する液体によって時間や手順が異なります。説明書をよく読んで、使用してください。

また、台所の排水溝つまりを未然に防ぐためにも週に1回程度、定期的に使用するのも良いでしょう。パイプクリーナーを使った解消法は、以下の記事でも詳しく解説しています。

食材カスや油汚れ：重曹

食材カスや油汚れについては、重曹が有効です。

重曹はアルカリ性の性質を持ち、酸性の油汚れに効果を発揮します。ただし、重曹は洗浄力が強いものではないので、酷い台所つまりにはあまり効果を発揮しません。

一度、試してみて効果が得られないときは、別の方法を試しましょう。詳しい手順については、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

固形物やこびりつき：ワイヤーブラシ

食材カスや油汚れなどのこびり付いた頑固な汚れによる排水溝つまりには、ワイヤーブラシが有効です。ワイヤーブラシでつまりの原因箇所を直接削り取ることによって、水の流れを確保して台所の排水溝つまりを解消します。

排水溝専用のワイヤーブラシは、ホームセンターなどで購入可能です。

つまりがない部分は、ワイヤーブラシがスルスル入ります。突っ掛かり、ワイヤーブラシがなかなか奥まで進めない場合には、その箇所が排水溝つまりの原因になっている可能性が高いので、ゴシゴシ擦り落としましょう。

ワイヤーブラシの使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

排水溝の奥のつまり：ラバーカップ

排水溝の奥につまりがあるときは、ラバーカップの使用がおすすめです。ラバーカップは排水溝の内部を真空にすることで、勢いよくつまりの原因を除去します。

キッチン排水溝のつまりを解消するおすすめのラバーカップや詳しい使い方は、以下の記事で紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

酷いつまり：ピーピースルー

酷い台所つまりには、業務用の薬剤として知られるピーピースルーの使用がおすすめです。髪の毛や生ゴミといったタンパク質汚れを溶かし、つまりを解消してくれます。

排水溝にピーピースルーとお湯を流し入れ、1時間から半日ほど放置してから、たっぷりの水を流してください。

ただし、ピーピースルーは非常に強い薬剤なので、自分で使う際は危険を伴います。少しでも不安がある場合は、プロの水道修理業者につまりの解消を依頼しましょう。

依頼先に迷った際は、『水道修理のセーフリー』に掲載されている業者をチェックしてみてください。

改善しない場合には専門業者に相談

ご紹介したさまざまな方法を試しても台所の排水溝つまりが解消されない場合には、専門業者に依頼するのがおすすめです。部品の取り替えが必要など、自身では解決できない原因である場合も考えられます。

実際に専門業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。

• 嫌な臭いや汚れに向き合わずに済む
• 時間や手間をかけずにつまりを解決できる
• 早く、確実に台所の排水溝つまりを解決できる
• 部品をなくしたり、つまりが悪化したりする心配がない

台所の排水溝つまりの状況や時間・労力を考慮して、業者に依頼すべきなのか判断してみましょう。以下の記事では、キッチンの排水溝つまり時に頼りになるおすすめ業者を紹介しています。

台所の排水溝つまりを依頼できる優良業者の選び方

台所の排水溝つまりを業者に任せようと考えている方の中には、「複数の業者があって選べない」「どの業者が良いのだろう」などの疑問や不安をお持ちの方もいるでしょう。

そこで、優良業者の選び方として、以下のポイントを解説します。

• 実際の口コミをチェックする
• 業者の実績をホームページで確認する
• 作業にかかる費用の明確さを見る

順番にみていきましょう。

実際の口コミをチェックする

口コミを見てみると、業者選びの判断材料になります。実際にサービスを利用した消費者の意見が書かれているので、サービスの質などを把握することができます。

ホームページで紹介されている口コミのほか、TwitterなどのSNSで確かめるのも良いでしょう。口コミの中には「サクラ」がいることもあるので、複数の口コミを見ることが大切です。

当サイト『水道修理のセーフリー』では、信頼性の高い口コミだけを掲載しています。ぜひご利用ください。

業者の実績をホームページで確認する

業者を選ぶ際には、ホームページで実績を確認するのが大切です。実際の作業事例を確認してみてください。

事例を見ると、実際にどのような方法で解決するのか、費用はどのくらいなのか事前にイメージすることができます。

自身の台所の排水溝つまりがどの事例に当てはまるのかわからない場合は、電話で状態を伝えて相談してみるのも良いでしょう。

水道局指定工事店の登録の有無

ホームページでは事例以外に「水道局指定工事店の登録の有無」も見てみましょう。

水道局指定工事店は、水道法により、水道を管理している自治体から認められた業者なので、安心材料になります。

優良な業者の多くが、水道局指定工事店に登録されています。

作業にかかる費用の明確さを見る

費用体系がわかりやすいかどうかも、優良な業者を選ぶ上で重要な判断材料になります。

中には、原因を確かめるための調査費用や出張費用がオプションとしてかかる業者もあります。追加費用を把握しておらず、想像以上に高額な修繕費を請求されてしまうケースもあるので注意が必要です。

なるべく費用を抑えたい方は、事前に修理にかかる費用の内訳を把握するようにしましょう。ホームページを見た際に費用体系がわかりづらいと感じた場合は、他の業者を選ぶことをおすすめします。

さらに詳しく知りたい方は、問い合わせで詳しく聞いてみてください。

業者の排水溝つまり解消法と料金相場

実際に専門業者に依頼する場合にかかる費用の相場は、作業の内容によって異なります。作業内容ごとの費用相場は、以下の通りです。

それぞれの内容を詳しく解説します。

油汚れなどを薬剤で解消

油汚れなどを薬剤で解消する際の費用は、4,000円〜30,000円程度程度です。

油汚れや食材のヌメリなど、長年蓄積した汚れによって台所の排水溝つまりが起こります。

つまりが軽度の場合は、専用の薬剤で解決することができます。業者の扱う薬剤は、市販のものよりも強力で効果が高いものの、危険も伴います。

肌に触れると荒れる場合もあるので、プロに任せるのが安心です。

固形物などをポンプで除去

固形物などをポンプで除去する際にかかる費用は、8,000円〜12,000円程度です。排水ホース付近で固形物がつまっている場合は、作業費用が加算される可能性があります。

固形物が落ちてしまい、つまりの原因になっていることが明らかな場合には、真空ポンプで吸い上げる方法が有効です。比較的、症状が軽度の場合に行います。

何がつまっているか事前に分かっている場合は、作業員に伝えましょう。

高圧洗浄機で頑固なつまりを除去

高圧洗浄機で頑固なつまりを除去する際にかかる費用は、15,000円〜30,000円程度です。建物の高さによって料金が変わることが多いので、事前に業者に確認を取りましょう。

戸建住宅の2階部分やマンションの場合は、費用が高くなりやすい傾向です。

油がこびり付いた頑固な汚れなど、重度の排水溝つまりには、高圧洗浄機が有効的ですが、自分で行うのは難しいのでプロへの相談をおすすめします。

排水ホースのつまりは交換が必要

排水ホースの交換が必要な場合は、10,000円〜16,000円程度の費用がかかります。

排水ホースに原因がある場合には、いくつか修理方法がありますが、排水ホース自体の交換が一般的です。台所の排水溝にペットボトルのふた、スプーンなどの大きい固形物が引っかかっている場合や、高圧洗浄機などの道具を使っても解決しない場合に、排水ホースの交換を行います。

排水管の油の塊などを除去

排水管の油の塊などを除去する際にかかる費用の相場は、10,000円〜17,000円程度です。排水管がつまりの原因である場合、特殊な道具を使ったり、作業時間が長くなったりするため、費用がやや高くなってしまう傾向にあります。

排水管で油の塊などがつまっている場合には、トーラーという道具を用いてつまりを解決します。トーラーはワイヤー状の機材で、排水管の中にワイヤーを挿入して油などの汚れの塊を砕くものです。

排水管つまりは他と比べて技術と時間を要するので、価格が高くなりやすい傾向にあります。

詳しい費用については、以下の記事でも紹介しています。ぜひ、こちらもあわせて参考にしてみてください。

台所の排水溝つまり除去は『水道修理のセーフリー』へ

今回は、台所の排水溝つまりの原因や自分で解決する方法、業者に頼むときの料金相場などを紹介しました。

台所の排水溝つまりの業者選びに困っている方は、『水道修理のセーフリー』がおすすめです。

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また、排水溝つまりに対応できるおすすめの業者は、以下の記事で紹介しています。ぜひ、こちらもあわせて参考にしてみてください。