2025.04.26
家の中でも特に湿気がこもりがちなお風呂は、カビが生えやすい場所のひとつです。しかし、賃貸物件の場合はカビが生えると退去費用に影響する可能性があります。
今回は、賃貸のお風呂でカビが生えた場合の退去費用は具体的にいくらかかるのか、詳しく解説します。退去費用の負担者の決め方や退去費用を抑える方法、カビの取り方なども記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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記事の内容
賃貸の退去費用とは?
賃貸物件から引っ越す際、「退去費用」が発生します。退去費用とは、修繕費やハウスクリーニング費用など退去に伴い発生する費用の総称です。
一般的に、退去費用は敷金から差し引かれるため、実際の退去費用の総額が敷金を下回っていれば入居者の負担は不要です。一方で、退去費用の総額が敷金を上回っている場合は、その差額を請求されます。
入居者が退去費として負担するものは、自身の故意・不注意により生じた傷や汚損の修繕にかかる費用です。お風呂などの水回りにカビが生えた場合、そのカビ取り費用も退去費用として請求される可能性があります。
賃貸のお風呂にカビが生えた場合の退去費用は約1万~3万円

賃貸にカビが生えた場合の退去費用はカビが生えた場所や深さ、作業内容によって変わりますが、お風呂のクリーニング費用の相場は10,000円~30,000円程度です。
ただし、清掃だけでは落としきれないカビが生じている場合は壁や天井のボード交換が必要になり、より高額な費用がかかる可能性があります。
賃貸の退去費用の決まり方
入居者に請求される退去費用は、単純に修繕やクリーニングで発生した費用がそのまま反映されるわけではありません。入居者が負担する分の金額は、設備の耐用年数も考慮して決められます。
詳細は後述しますが、賃貸物件で入居者が負担する原状回復費用には「経年劣化や通常の範囲の使用による損耗」に対する修繕費は含まれません。そのため、設備の修繕が必要になった場合は耐用年数の残り分も考慮して入居者が負担する金額が決められます。
そこに必要なクリーニング代も加えた費用総額が、退去費用となります。
お風呂にカビが生えた賃貸物件の退去費用の負担者
賃貸物件のお風呂にカビが生えた場合の退去費用は、必ずしも入居者負担になるとは限りません。お風呂の状態によっては、カビが生えていても大家さんの負担になることがあります。
ここでは、入居者負担になるケース・大家さん負担になるケースそれぞれの詳細を解説します。
湿気の放置や掃除不足なら入居者負担
お風呂の湿気管理や日頃の掃除が不適切なために発生したカビ取り費用については、入居者負担になるケースがほとんどです。その根拠としては、国土交通省が公開している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」が上げられます。
ガイドラインには、賃貸人・賃借人それぞれが負担すべき退去費用の考え方が明記されています。水回りのカビについては、「賃借人が清掃・手入れを怠った結果生じた場合」には賃借人の負担になるものとされています。
例えば窓の結露や湿気を放置する、適切な頻度で掃除をしていなかった、といった場合にカビが生じたら、入居者に費用負担の義務が生じるということです。
経年劣化でカビが避けられない場合は大家負担
十分な湿気管理や清掃を続けていても、経年劣化や建物の構造上どうしてもカビが発生してしまう場合があります。その場合、修繕費用は大家さんの負担になると考えられます。
ただし、大家さんが全額負担するとは限らず、お風呂の使い方も考慮のうえ双方の負担割合が決められます。
また、入居前からお風呂にカビが生えている場合、その旨を指摘して賃借人に責任がないと判断されれば、退去費用が減額される可能性があります。
賃貸でのお風呂のカビの退去費用を抑える方法

お風呂のカビで退去費用を高額にさせないためには、以下4通りの方法で費用を抑える工夫に取り組むことが大切です。
- 自分でカビを除去する
- カビの原因を特定して責任の所在を確認する
- 大家さんに交渉する
- 不当な高額請求なら消費者センターに相談する
以下より、各方法の詳細を解説します。
自分でカビを除去する
お風呂にカビが生えたら、まずは自分でカビの除去を試みましょう。軽度なカビであれば、市販のカビ取り剤で除去できる場合があります。
特に、退去前は通常よりも入念な掃除でカビを取ると良いでしょう。排水溝やドア回りのパッキン、浴槽といったように場所ごとに日を分けてカビを取ると、1日ごとの負担が軽減されて丁寧に掃除しやすくなります。
カビの原因を特定して責任の所在を確認する
自力ではカビを除去しきれない場合、退去時にカビ取りの費用を請求される可能性があります。その際の交渉に備えて、カビの原因を特定しましょう。
お風呂やキッチンなど、部分的にカビが発生している場合は換気や掃除不足が原因と考えられます。その一方で、物件全体にカビが発生している場合は建物の構造が原因となっている可能性があります。
大家さんに交渉する
自分の換気・掃除不足がカビの原因とは考えられなければ、大家さんに退去費用について交渉しましょう。物件の構造や管理不備が原因でカビが生じている場合は、ガイドラインに則り一部の修繕費用を負担してもらえる可能性があります。
なお、退去費用の請求時には見積書が提示されます。作業費用・カビの発生箇所・範囲・除去方法・作業人数と時間などが記載されているため、よく確認しておきましょう。
内容に不審な点があったら、すぐにサインせず交渉することが大切です。
不当な高額請求なら消費者センターに相談する
カビを理由として過度に高額な退去費用が請求され、交渉しても解決しない場合または業者から強引に支払いを迫られた場合は、消費者センターへ相談しましょう。
消費者センターに相談すると、契約書や見積書のチェックや業者との和解の仲介などのサポートを受けられます。深刻なトラブルの場合は、弁護士や裁判所などへの紹介を受けることも可能です。
賃貸のお風呂のカビによる退去費用トラブルを防ぐコツ
お風呂のカビで不当な退去費用の請求を受けるリスクを避けるため、入居時・入居中は以下2つのポイントを押さえて行動しましょう。
- 入居時は契約内容を確認・お風呂の状態を記録しておく
- 日常的な掃除と換気を怠らない
入居時は契約内容を確認・お風呂の状態を記録しておく
物件によっては、入居前からお風呂にカビが発生していることがあります。入居前から発生しているカビでも、その事実を証明できなければ現入居者の責任として修繕費を請求されてしまいます。
そのため、入居直後はまずカビを撮影し、そのカビが入居前から存在していたことが分かるように記録しておきましょう。
日常的な掃除と換気を怠らない
カビは、日常的な掃除と換気により発生を抑えられます。お風呂の使用後は窓を開ける・換気扇を回すなどして湿気を素早く逃がし、週に数回程度は掃除しましょう。また、週に1回程度を目安にカビ取り剤を使うと、より効果的です。
日頃からカビの防止・除去に取り組んでおけば、物件に汚損があっても退去費用の負担を軽減させやすくなります。
賃貸のお風呂でカビを取る掃除方法

お風呂のカビを取る掃除方法は、カビの度合いによって変わります。ここでは、以下2通りの掃除方法について解説します。
- 軽度なカビはお風呂用洗剤を使う
- 頑固なカビなら塩素系カビ取り剤を使う
退去費用の対策だけでなく、衛生面という観点でもお風呂掃除は大切な習慣なので、ぜひ参考にしてください。
軽度なカビはお風呂用洗剤を使う
赤カビ(ピンクのヌメリ汚れ)や発生して間もない黒カビは、中性のお風呂用洗剤とスポンジ・ブラシによるこすり洗いで落とせる場合が多いです。中性洗剤は浴室の素材を傷めにくいというメリットもあるため、日常的な掃除に使いましょう。
- お風呂用洗剤を使った掃除手順は、以下の通りです。
- 換気扇を回すか窓を開ける
- シャワーで浴室全体をまんべんなく濡らす
- 各箇所に中性洗剤をかけてスポンジやブラシでこすり洗いする
- 洗剤が残らないように浴室全体を水で洗い流す
掃除を終えたら、全体の水分を乾いたタオルやきれいな雑巾などで拭き取ると、より効果的にカビを予防できます。
頑固なカビなら塩素系カビ取り剤を使う
中性のお風呂用洗剤だけでは落とせない頑固な黒カビには、塩素系カビ取り剤を使用しましょう。カビ取りに加えて他の軽微な汚れも落としたい場合は、先に塩素系カビ取り剤でカビを取ってからお風呂用洗剤で掃除します。
- 塩素系カビ取り剤を使ったカビの取り方は、以下の通りです。
- 乾いた浴室でカビが気になる部分にカビ取り剤を吹き付ける
- 壁などカビ取り剤が流れやすい場所にはキッチンペーパーを貼り付ける
- 30分程度放置してからシャワーでカビ取り剤を洗い流す
以下の記事では、浴室の場所別に効果的なカビ取り方法をより詳しく解説していますので、こちらもご覧ください。
賃貸のお風呂でカビを予防する方法
賃貸においてお風呂のカビ予防は、日常的な掃除が楽になるだけでなく高額な退去費用の請求リスクも避けられる重要なお手入れです。
カビの発生を抑えるためにも、日頃から以下の予防策を実施すると良いでしょう。
- お風呂の使用後は湿気を溜め込まないようにする
- できるだけお風呂場に物を置きっぱなしにしない
- カビ予防アイテムを使う
以下より、カビ予防の具体的な方法を解説いたします。
お風呂の使用後は湿気を溜め込まないようにする
お風呂の使用後は、高温多湿でカビが発生しやすい環境になります。室内の温度と湿度を下げるためにも、窓を開けるか換気扇を回して十分に換気しましょう。
また、浴槽を開けたままにすると残り湯の湿気が広がるため、使用時以外はフタを閉めておきましょう。
できるだけお風呂場に物を置きっぱなしにしない
シャンプーボトルやカミソリなどの小物を浴室に置いたまま放置すると、小物の下にカビが発生しやすくなります。その分カビ取りの手間が増えるため、しまえる小物は使用時以外はしまっておくことをおすすめします。
カビ予防アイテムを使う
あらかじめ浴室で使用・設置しておくことでカビの発生を防げるカビ予防アイテムもおすすめです。気になる場所に吹きつけるだけで簡単にカビ予防ができるスプレー剤、有効成分が含まれる煙が室内の細かな場所まで届くくん煙剤など、さまざまな種類があります。
以下の記事では、カビ予防アイテムの種類・特徴やカビの予防策などについてより詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。
お風呂など水回りの掃除を専門業者に依頼するなら『セーフリー』に相談!
賃貸のお風呂でカビが生えてしまったら、退去費用を抑えるための掃除が必要です。しかし、頑固なカビや普通の掃除では行き届かない場所のカビだと対処できない場合があります。
『セーフリー』では、頑固なカビが発生したお風呂など自力での掃除が難しい場所も徹底的に洗浄してくれる業者を多数掲載しています。お風呂のカビにお困りの際は、ぜひご活用ください。
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賃貸のお風呂のカビの退去費用に関するよくある質問
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賃貸のお風呂にカビがあると退去費用はいくらになりますか?
お風呂にカビが発生した場合、カビ取り費用として10,000円~30,000円程度が退去費用に追加される可能性があります。
ただし、入居者が負担する退去費用は経年劣化などの要素も踏まえて決まるため、一概に金額の断言はできません。
お風呂にカビがある賃貸物件の退去費用を詳しく見る -
10年住んでいる賃貸物件もカビの退去費用は発生しますか?
10年住んでいる賃貸物件でも、カビなどの汚損や傷が生じた場合は退去費用として修繕費を請求される可能性があります。ただし、10年経過した物件は各所で経年劣化が進んでいるため、すべての汚損や傷の修繕費を全額請求されるとは限りません。
賃貸物件の退去費用の決め方について詳しく見る -
賃貸物件のお風呂カビの除去費用はすべて入居者負担ですか?
カビの原因が「入居者の故意・不注意によるもの」か「経年劣化や建物の構造上発生するもの」かによって退去費用の負担割合が変わります。
後者が原因でカビが発生していると認められた場合、入居者の退去費用が軽減されるか大家さんが費用を負担することになります。
賃貸物件の退去費用の負担者の扱いを詳しく見る -
賃貸物件の退去費用はバックレられますか?
賃貸物件の退去時に請求された退去費用は、基本的に支払いを避けられません。請求された退去費用を支払わずにいると、管理会社から連絡を受けた家賃保証会社・連帯保証人が退去費用を立て替えることになります。
家賃保証会社に立て替えてもらった場合は後日その分が請求され、それでも支払わなければ最悪の場合法的トラブルに発展するおそれがあります。
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賃貸のお風呂が入居時からカビだらけなのですがどうすれば良いですか?
入居前から発生しているカビについては、現入居者の責任ではないため、そのカビの除去費用を支払う必要はありません。しかし、入居前からカビが発生していた事実を証明する必要があるため、必ず写真やメモなどで記録したうえで大家さんや管理会社へ連絡しましょう。

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