お風呂リフォームの費用相場はどれくらい？内容別・パターン別の費用

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お風呂リフォームの費用相場

お風呂のリフォーム費用の相場は、60～120万円（全体の60％）が多く、次いで60万円以下（30％）、120万円以上（10％）と続いています。

このことから、古くなったお風呂をリフォームするのであれば、およそ60～90万円、機能性やデザインなどにこだわると、それ以上のリフォーム費用がかかると考えることができます。

また、お風呂のリフォーム費用は住宅の種別によって異なるのが一般的で、内訳や費用内に含まれる製品は以下の通りとなっています。

一戸建て住宅におけるお風呂リフォーム費用

一戸建て住宅におけるお風呂リフォームの費用相場は、100～120万円程度です。

お風呂のリフォーム費用が相場よりも高いのは

• 浴室の面積が大きい（浴室が大きくなる）
• リフォームの自由度が高く、オプション付加する傾向がある

といった理由が挙げられます。

ただし、お風呂のリフォーム内容を加味すれば、費用相場より安く済ませることも可能です。

マンションにおけるお風呂リフォーム費用

マンションにおけるお風呂リフォームの費用相場は、80～100万円程度です。

一戸建て住宅に比べ相場が抑えめなのは

• 浴室の面積が狭い
• 大規模リフォームが難しい

といった理由が挙げられます。

ただし、最近ではマンションでも導入できるユニットバスが各種用意されているので、高級志向のリフォームも行うことが可能です。

お風呂リフォーム費用の内訳

お風呂リフォームの内訳の目安は、概ね以下の通りです。

ただし、お風呂のリフォーム費用は、内容やオプションによって左右されることは念頭に置いておきましょう。

お風呂リフォーム費用に含まれる製品

お風呂のリフォーム費用に含まれる製品は以下の通りです。

• 浴槽
• お風呂フタ
• 水栓・シャワー
• 収納棚
• タオル掛け
• ドア
• 換気設備
• カウンター
• 鏡
• 照明
• 床・壁・天井材
• 排水口

なお、手すりや浴槽内手すりは、商品によって付属しますが、基本的にオプションになることが多いようです。

お風呂リフォームの内容別の費用相場

お風呂のリフォーム費用は、リフォーム内容によって変動するのが一般的です。

ここでは、お風呂のリフォーム費用を左右する、浴槽の素材・サイズ、お風呂のグレード、オプション費用の相場について解説します。

浴槽の素材別費用

浴槽の素材別リフォーム相場は以下の通りです。

FRP

FRPは浴槽のポピュラーな素材で、費用も10万円台～30万円程度と比較的安価です。

防水性に優れる他、塗装のし直しが可能なので、表面が劣化した場合のリフォームも行えます。

また、一般的な素材なので選択肢が多いメリットがありますが、高級志向のお風呂リフォームにはやや不向きといえるでしょう。

人工大理石

人工大理石（素材はアクリルやポリエステル）は、FRPに次いで一般的な素材で、費用は15万円～42万円程度です。

FRPよりも高額になる反面、高級感があり、大理石よりも耐水性・カラーバリエーションに富んでいます。リフォーム費用をなるべく抑えつつ、高級感を得たい方にはおすすめの素材です。

ホーロー

ホーローは、鉄・アルミニウムなどの表面にガラス質の釉薬（うわぐすり）を焼き付けた浴槽で、費用は15～110万円程度です。

光沢のある高級感が人気で、保温性が高いなど機能面にも優れています。しかし、金属を使っているためにサビの発生がある、重量があるために2階の設置に向かないなどのデメリットもあります。

檜(ひのき)

浴槽の素材として最高級品の檜（ひのき）は、数十万円～数百万円の費用相場となっています。

檜特有の香りにはリラックス効果があり、疲れた体を癒やすことが期待できるので浴槽として優秀です。

また、木材の腐食に関しても、昨今ではコーティング技術の進歩によって、より扱いやすくなっています。

浴室のサイズ別費用

浴室のサイズ別リフォーム相場は以下の通りです。

お風呂のリフォームを行う際は、現在の浴室のサイズを考慮し、費用を検討する必要があります。

なお、上記サイズの「1216」などは浴室の大きさで、1216なら120cm×160cmのサイズを示しています。

浴室のグレード別費用

浴室のグレード別費用は以下の通りです。

お風呂リフォームのオプション費用

お風呂リフォームのオプション別費用は以下の通りです。

暖房・乾燥機能付き換気設備や追い焚き機能は、ほとんどのお風呂リフォームで採用する人が多い人気のオプションです。

そのため、お風呂リフォーム費用の基本プランに、+10万円程度の費用を見込んでおくと良いでしょう。

お風呂リフォームのパターン別費用・工期

お風呂は大きく分けて以下の2つに大別されます。

• 在来工法…自由度の高い設計が行える
• ユニットバス…既製品で工期・費用が安く抑えられる

そのため、お風呂リフォームのパターンは以下のように分類され、それぞれの費用・工期の目安は以下の通りです。

それでは、それぞれの費用・工期について解説します。

ユニットバス→ユニットバスにリフォームした際の費用

ユニットバス→ユニットバスにリフォームした際の費用は、グレード・サイズによって変動し、以下の費用相場となります。

マンションの場合は1216・1317（0.75坪タイプ）が多くなっており、一戸建ては1216・1317（0.75坪タイプ）、1616・1717（1坪タイプ）が多い傾向にあります。

在来浴室→ユニットバスにリフォームした際の費用

在来浴室→ユニットバスにリフォームした際の費用は、グレード・下地の補修によって変動し、以下の費用相場となります。

元のお風呂が在来浴室の場合、施工から20年以上経過すると、土台・壁が腐食することもあり、下地補修が必要になります。

下地補修が必要になるケースは30％程ですが、追加の費用が必要になることを念頭に置いておきましょう。

在来浴室のままリフォームした際の費用

在来浴室のままリフォームした際の費用は、浴槽・床・壁材の素材によって変動し、以下の費用相場となります。

在来浴室のリフォームは、基本的にオーダーメイドとなるため、素材などにこだわるとリフォーム費用が高額になる傾向があります。

なお、パネルの上張りとは、既製品のパネル素材を貼り付ける工法で、ユニットバス風な仕上がりになる人気のお風呂リフォームです。

お風呂リフォームの際のポイント

お風呂リフォームは、100万円前後の費用が必要となる工事なので、慎重にプランを練っておきたいところです。

ここでは、お風呂リフォームを行う際のポイントについて解説します。

実物を見てお風呂リフォームを行う

お風呂リフォームを行う際には、ショールームで実物を見て決めるのがおすすめです。

実物を見てお風呂リフォームを行えば、イメージと違ったり、思ったよりも狭かったりなどといったトラブルを防ぐことができます。

また、ショールームに足を運べば、費用や希望に合った提案も行ってくれるので、より充実したお風呂リフォームが行えるでしょう。

お風呂リフォームで浴室が狭くなる可能性も

お風呂リフォームに用いられるユニットバスは、箱状に組み立てられるようになっています。

そのため、設置時には壁・床の厚み分が浴室側に出っ張るので、リフォーム前より狭くなることがあるのです。

メーカーによって壁・床の厚みは異なるので、お風呂リフォーム後の浴室がどの程度の広さになるか、十分に確認しておきましょう。

追加工事の発生を念頭に入れておく

お風呂リフォームを行うと、既存の浴室の下地が傷んでいることがあり、追加工事が発生するケースがままあります。

そのため、施工業者は見積もり時に追加工事を予測し、見積もり時に説明してくれますが、中には高額な追加工事を請求してくるケースがあるのです。

このようなトラブルに巻き込まれないように、契約前に追加工事の発生を念頭に置き、どの程度の費用が必要になるか確認しましょう。

リフォーム中の入浴方法を考えよう

お風呂リフォーム中は、お風呂を利用することはできません。

そのため、リフォーム中は銭湯を利用するなど、工事期間に合わせた対策を講じておくことが求められます。

施工業者によっては、リフォーム期間中に簡易シャワーのリースを行ってくれる場合もあるので、確認しておきましょう。

洗面所のリフォームを同時に行うとお得

お風呂リフォームの際には、ユニットバスの交換のみの工事であっても、洗面所側まで一旦解体して作業を行うのが一般的です。

そのため、お風呂リフォームを検討する際には、洗面所のリフォームと同時に行うほうが費用を抑えることができます。

ユニットバスの交換のみの方が費用は安いですが、工期や手間など後々のことを考えて、同時にリフォームする方がおすすめです。

お風呂リフォームで補助金を活用できるケースも

お風呂リフォームでは、以下の3つの補助金を利用することが可能です。

• 介護保険を利用したリフォーム
• 各自治体の補助・助成金
• 国の補助金事業（長期優良住宅化リフォーム推進事業）

利用できればリフォーム費用を抑えられるので、申請条件などを確認して積極的に利用することをおすすめします。

介護保険を利用したリフォーム

介護保険を利用したお風呂リフォームの補助金の申請条件は、以下の通りです。

各自治体の補助・助成金

各自治体の補助・助成金を利用したお風呂リフォームは、対象リフォームや申請条件がそれぞれに異なります。

申請受付期間も設けられているので、利用する際には各自治体のホームページで確認してから申請してください。

なお、予算に限りがあるため定員になり次第終了するので、早めに申請しましょう。

国の補助金事業（長期優良住宅化リフォーム推進事業）

国の補助金事業（長期優良住宅化リフォーム推進事業）を利用したお風呂リフォームの補助金の申請条件は以下の通りです。

お風呂リフォーム時はしっかりとプランを立てよう

お風呂リフォームの費用相場について解説してきました。

お風呂リフォームの費用は、平均100万円程度の安くない買い物なので、検討する場合は自分の希望と予算を照らし合わせたプランを練ることが重要です。

また、お風呂リフォームをする際のポイントを抑えつつ、補助金などを活用すると、費用を抑えることもできます。

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