2024.03.07
キッチン蛇口を構成するさまざまなパーツの中でも、パッキンは比較的簡単に交換できます。しかし、蛇口のタイプや目的によって交換すべきパッキンは異なる点に注意が必要です。
今回は、キッチン蛇口のパッキンを自分で交換する方法を蛇口の種類別に詳しく解説します。サイズの調べ方や業者へ依頼する場合の費用も記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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記事の内容
キッチン蛇口に使われているパッキンの種類
キッチン蛇口は、内部に設置されたパッキンの劣化で水漏れすることがあります。その場合は劣化しているパッキンを交換すれば、自分で水漏れの解消が可能です。
しかし、パッキンにもさまざまな種類があり、水漏れしている箇所や蛇口のタイプによって交換すべきパッキンが変わります。
主な蛇口のタイプと、それぞれに使われているパッキンは以下の通りです。
| 蛇口のタイプ | パッキン |
|---|---|
| シングルレバー混合水栓 | スパウトパッキン |
| ツーハンドル混合水栓・単水栓 | ・三角パッキン
・コマパッキン ・Uパッキン |
それぞれのパッキンについて、以下より詳しく解説します。
スパウトパッキン
スパウトパッキン(OVパッキン)は、シングルレバー混合水栓のスパウトの根元内部に設置されている2つのパッキンです。スパウトの下から水漏れする場合は、スパウトパッキンが劣化している可能性があります。
OVパッキンは上下それぞれのパッキンで正しい向きが決まっているため、取り付けの際は注意しましょう。
三角パッキン
三角パッキンは、ツーハンドル混合水栓や単水栓といった、ハンドルを回して操作するタイプの蛇口に備わっているパッキンです。上部が小さく、下部へいくにつれて広がっていく、台形のようなシルエットをしています。
三角パッキンはハンドルの内部に設置されており、ハンドル下から水漏れしている場合は三角パッキンの劣化が疑われます。
コマパッキン
コマパッキンとは、三角パッキンの下に設置された「スピンドル」のさらに下に備わっている、「コマ(ケレップ)」に付属する丸形のパッキンです。
コマパッキンが劣化していると、ハンドルを回しても吐水口から水が止まらなくなる場合があります。
Uパッキン
Uパッキンは、ツーハンドル混合水栓と単水栓のスパウトの根元に備わっているパッキンです。また、ツーハンドル混合水栓では壁の偏心管(クランク)との接続部分にも使われています。
そのため、蛇口本体とスパウトのつなぎ目、壁と蛇口本体のつなぎ目から水漏れしている場合は、Uパッキンの劣化を疑いましょう。
キッチン蛇口のパッキン交換に必要な準備
キッチン蛇口のパッキンを交換する前に、以下の準備が必要です。
- 必要な工具を揃える
- 蛇口のパッキンのサイズを確認する
- 止水栓か元栓を閉める
具体的にどのような準備なのか、以下より解説します。
必要な工具を揃える
パッキンを交換するためには、蛇口を分解する必要があります。
分解に必要な主な道具は以下のとおりです。
- モンキーレンチ
- ピンセット
- マイナスドライバー・プラスドライバー
- 六角レンチ
いずれも、ホームセンターなどで簡単に入手できます。
蛇口のパッキンのサイズを確認する
同じ種類の蛇口でも、使われているパッキンのサイズは異なります。モデルにもよりますが、基本的に家庭用の蛇口のパッキンの呼び径は13mmまたは20mmです。
サイズを確認する方法としては、本体や取扱説明書に記載されたメーカー・型番を見るか、直接サイズを測るかの2通りです。
パッキンのサイズは、呼び径(蛇口パイプの直径)か外径・内径(パッキン本体の直径)で表記されます。どちらのサイズも事前に測っておき、その数値をもとにパッキンを選びましょう。
止水栓か元栓を閉める
交換作業の前に、必ずキッチン蛇口の止水栓か水道の元栓を閉めましょう。止水栓や元栓を閉めずに交換すると、水があふれ出てしまうおそれがあります。
止水栓はキッチンシンクの下、元栓は水道メーターに設置されているケースが一般的です。
止水栓の探し方や元栓との違いなどは、以下の記事で詳しく解説しています。
シングルレバー混合水栓の蛇口パッキン交換手順

シングルレバー混合水栓に使われているスパウトパッキンを交換する方法は、以下の通りです。
- ハンドル下部にあるビスを緩めて取り外す
- ハンドル下のカバー金具を取り外す
- バルブカートリッジを外す
- スパウトストッパーを外す
- スパウトを持ち上げて取り外す
- スパウトパッキンを2つとも交換する
- 逆順で取り付け水漏れしないか確認
上記7つのステップに沿って、解説していきます。
ハンドル下部にあるビスを緩めて取り外す
レバーハンドルの下に丸いビスキャップが付いています。
ツメやマイナスドライバーを使ってビスキャップを取り外したら、その下にあるビスをドライバーや六角レンチでゆるめましょう。
ビスが外れたら、レバーハンドルを持ち上げて取り外せます。
ハンドル下のカバー金具を取り外す
レバーハンドルを取り外したら、その直下にあるカバー金具を取り外します。そのまま持ち上げるか、軽くひねると取り外しできます。
バルブカートリッジを外す
カバー金具をはずすと同時に、バルブカートリッジを取り外しましょう。
カバー金具と共に素手で取れる場合が多いですが、六角レンチで解除しないと取り外しできない場合もあるので注意してください。
スパウトストッパーを外す
カートリッジがついているカバー金具に、白い結束バンドのようなものが巻き付けられています。
それが「スパウトストッパー」。
手で簡単に取り外せる仕様なので、スパウトストッパーを外しましょう。
スパウトを持ち上げて取り外す
スパウト(吐水口パイプ)を持ち上げて取り外します。すると内部のゴムパッキンが見える状態になります。
スパウトパッキンを2つとも交換する
2箇所あるスパウトパッキンをどちらも外します。
スパウトパッキンは、溝がある特殊なタイプが使われています。
「上段のパッキンは溝が内側、下段のパッキンは溝が外側」と向きが違うため、取り外す前に確認しておいてください。
スパウトパッキンはかなり固く、手では取り外しが難しいので、マイナスドライバーなどの細いツメを使って取り外しましょう。
逆の順で取り付け水漏れしないか確認
パッキン交換が終わったら、元どおりに取り付けなおしていきます。
作業が完了したら止水栓を開けて水を流し、水漏れが直ったかどうか確認してください。
ツーハンドル混合水栓のパッキン交換手順

ツーハンドル混合水栓のパッキン交換方法は、基本的に単水栓と同じです。ただし、ハンドル周辺部品の脱着方法が少し違います。
ここでは一例として、ツーハンドル混合水栓の三角パッキン・コマパッキンを交換する方法をご紹介します。基本的な手順は、以下の通りです。
- ハンドル周辺の各部品を外す
- スピンドルと水栓コマを外してパッキンを交換する
- 逆の順で取り付けて水漏れしないか確認
以下より、各工程を詳しく解説します。
ハンドル周辺の各部品を外す
ハンドルがカラービスで固定されているので、まずはカラービスをツメやマイナスドライバーで引っかけて取り外しましょう。ツーハンドル混合水栓の場合、水を出すハンドルは青、お湯を出すハンドルには赤色のカラービスが付いています。
次に、ドライバーか六角レンチでビスとハンドルを取り外し、ハンドル下のナットをスパナで緩めて取ります。
スピンドルと水栓コマを外してパッキンを交換する
三角パッキンを交換する場合は、ナットの下にある古い三角パッキンを新しいものに交換しましょう。
スピンドルを交換する場合は、ハンドルが付いていた部分をスパナで緩め、スピンドルと水栓コマを取り外します。スピンドルの下の水栓コマに付いているコマパッキンを、新しいものに交換しましょう。
逆の順で取り付けて水漏れしないか確認
水栓コマ→スピンドル→三角パッキン→ナット→ハンドル周辺部品の順で、蛇口に取り付けます。元通りになったら止水栓を開けて、水を流してみましょう。
その際に水漏れしていなければ、作業完了です。
単水栓の蛇口パッキン交換手順

水か湯のいずれかだけが出る単水栓の蛇口パッキン交換の手順もご紹介します。
水漏れの場所によって交換するパッキンが違うので、それぞれのパッキンにわけて交換手順をお伝えします。
三角パッキン・コマパッキンの交換手順
三角パッキンとコマパッキンを交換するには、ハンドルを分解して内部部品を取り出す必要があります。
基本的な手順はツーハンドル混合水栓と同様ですが、分解の工程で少し異なる部分があります。
交換は以下の手順でおこないましょう。
三角パッキン、コマパッキンの交換手順
- 止水栓を閉める
- ハンドル上部のカラービスをスパナで緩めて取り外す
- ハンドルの台座部分にあるナットをスパナで緩めて取り外す
- ハンドルをはずす
- スピンドル(回転装置)を取り外す
- 三角パッキン・コマパッキンを交換する
- 逆順で取り付けていく
- 止水栓を開けて水を出し、水漏れしないか確認
各箇所での接続が甘いと水漏れの原因になるため注意が必要です。
Uパッキンの交換手順
単水栓に加え、ツーハンドル混合水栓にもUパッキンが使われています。Uパッキンの交換手順はどちらの蛇口においても基本的に同じです。
Uパッキンの交換手順
- スパウトのつなぎ目にあるナットをスパナで緩める
- 蛇口本体側に付いているUパッキンをピンセットやペンチで取り出す
- 新しいUパッキンに交換する
- スパウトをつなぎなおし、ナットを固定する
- 少しのあいだ水を流し、水漏れしないか確認
Uパッキンを付ける向きは、溝がある方を蛇口本体側にするという点に注意してください。
キッチン蛇口のパッキン交換時の注意点
キッチン蛇口のパッキンを交換する際は、以下の点に注意しましょう。
- 必ず水圧がかかっていない状態で作業を行う
- バルブカートリッジの交換が必要な場合がある
- 不安な時は業者依頼を検討する
いずれも重要なポイントなので、交換前によく理解しておきましょう。
必ず水圧がかかっていない状態で作業を行う
作業前には必ず水道の止水栓を閉めることが必須です。細かい作業となるパッキン交換は、止水栓を閉めてから作業しないと、蛇口から水があふれてしまいます。
止水栓がなく元栓しかない場合は、必ず元栓の方を閉めましょう。
バルブカートリッジの交換が必要な場合がある
パッキンを交換しても水漏れが直らない時は、パッキンの取り付け方にミスがある可能性だけでなく、バルブカートリッジに支障がある場合があります。
蛇口の水漏れは、原因を確かめてはつぶしていく、という作業でしか判断しづらいことが実状。パッキンの交換で水漏れが直らない場合は、カートリッジの交換を検討しましょう。
作業が不安・パッキンを交換しても直らないときは業者依頼を検討する
自分でははずせないパーツがある、水漏れが発生してしまった、など不安な点がある時には、水まわり専門の業者に相談すべきです。
使用頻度の高いキッチンで水漏れが続くのは、不便である事に加え、余計な水道代もかかります。
早めに根本的な修理をする方が得策と言えるでしょう。
パッキン交換でも蛇口の水漏れが直らない場合の対処法は、以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてください。
キッチンの蛇口パッキン交換にかかる費用
キッチンのまわりに関する修理費用相場は以下の通りです。
| キッチン蛇口まわりの修理 | 作業費の相場費用 |
|---|---|
| パッキン交換 | 5,000~10,000円 |
| ワンホール混合栓の蛇口交換 | 7,000〜11,000円 |
| ツーホール混合栓の蛇口交換 | 10,000〜13,000円 |
| 壁付き混合栓の蛇口交換 | 7,000〜10,000円 |
上記の作業費以外に、基本料金や部材費が含まれる場合があります。
蛇口の交換などが発生すれば、蛇口本体や交換費用などもかかってきます。パッキンだけの部材費は500円前後で済むでしょう。
キッチン蛇口のパッキン交換を依頼するなら『水道修理のセーフリー』
キッチン蛇口の根元や吐水口などから水漏れしている場合、原因箇所のパッキンを交換すれば解決できる場合があります。パッキンを交換するときは、既存の蛇口に適合するパッキンを用意のうえ、正しい手順で交換しましょう。
自力での交換は不安な場合や自分で交換しても水漏れが直らない場合は、無理に対処を続けずプロへの相談がおすすめです。パッキン交換の依頼先探しなら、全国の水道修理業者を口コミ・料金で簡単に比較できる『水道修理のセーフリー』がおすすめです。
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キッチンの蛇口のパッキン交換に関してよくある質問
-
キッチン蛇口の水漏れはパッキンを交換すれば自分で直せますか?
キッチン蛇口のハンドル下・吐水口・スパウトのつなぎ目などから生じている水漏れなら、パッキン交換で直せる場合があります。なお、水漏れが発生している箇所によって交換が必要なパッキンが変わるため、まずは原因箇所の特定が必要です。
キッチン蛇口のパッキンの種類と水漏れする箇所を詳しく見る -
シングルレバー混合水栓のパッキン交換方法を教えてください。
シングルレバー混合水栓では、スパウトパッキンを交換します。
ハンドルの固定部品とハンドルを取り外し、バルブカートリッジ、スパウトストッパーも取り外してから、パッキンを2つとも交換しましょう。あとは逆の順で部品を取り付けたら作業完了です。
シングルレバー混合水栓のパッキン交換方法を詳しく見る -
蛇口のパッキンのサイズの調べ方を教えてください。
既存の蛇口に合うサイズのパッキンは、本体や取扱説明書に記載されたメーカーや型番を確認すれば特定できます。
メーカーや型番が分からなければ、呼び径(蛇口パイプの直径)や外径・内径(パッキン本体の直径)を直接測りましょう。
蛇口のパッキンのサイズを確認する方法を詳しく見る -
キッチン蛇口のパッキンの寿命はどれくらいですか?
一般的に、蛇口のパッキンは10年程度が寿命といわれています。ただし、ゴム製であるパッキンは使い方や使用頻度によっては寿命が縮まりやすいパーツです。
ハンドルをきつく締める、過度に強い水圧で水を出すといった行為を繰り返すと、より早いタイミングでの交換が必要になる可能性があります。
-
キッチン蛇口のパッキン交換を業者に依頼するといくらかかりますか?
キッチン蛇口のパッキン交換は、業者へ依頼すると5,000~10,000円程度の費用がかかります。
なお、蛇口の状態によってはパッキンだけでなく、蛇口本体の交換が必要な場合もあります。その際は費用総額も大きく変わる点に留意しておきましょう。
キッチン蛇口のパッキン・本体交換の費用を詳しく見る

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