【すぐに実施可能!】水道管が凍結したらどうする?対処法をズバッと解説
2022.11.22
水道管が凍結してしまったときの対処方法を紹介します。
外気温がマイナス4℃以下になると、寒冷地だけではなく、九州や四国でも凍結の可能性があります。
水道管が凍結したときはあわてずに、以下の方法を対応してみてください。
- お湯とタオルで温める
- ドライヤーやカイロで温める
- 防寒水栓柱の水道管にお湯をかける
注意事項もあわせて解説しています。
また、凍結しやすい条件や、破裂してしまったときの対処方法も解説するので、参考にしてみてください。
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記事の内容
水道管が凍結した場合の対処法
夜間の冷え込みで水道管が凍結してしまったときは、日中の気温の上昇で解凍されるケースがほとんどです。自然解凍なら配管を痛めることもなく、もっとも安全な方法といえるでしょう。
しかし、冷え込みがずっと続くようなときは、解凍しないままという事態になりかねません。
水道管が凍結すると、水より氷の状態の方が体積が増えるので、水道管が破裂する可能性があります。水道管が破裂すると、修理が高額になるので、正しい対処方法を知っておくと安心です。
ここでは、水道管が凍結したときの正しい対処方法を3つ紹介します。
お湯とタオルで温める
水道管が凍結したら、タオルとお湯を使って水道管を温めて溶かします。以下を参考にして、正しく解凍してください。
用意するものは、次の2点です。
- タオル
- 40〜50℃程度のお湯(手をつけられない程度のお湯)
40〜50℃のお湯は、給湯器の設定温度を変更すれば簡単に用意できます。給湯器の温度を設定できないときは、お湯を沸かしてお風呂のお湯より熱いくらいに冷まして使いましょう。
水道管の解凍の手順
- 蛇口を開ける
- 凍結している水道管にタオルを巻く
- お湯をゆっくりタオルの上からかける
- 蛇口を開けているので、解凍すると水がにじみ出る
50℃のお湯は、手を入れてみて約10秒は我慢できる程度に熱いお湯です。ほとんど触ることができないなら、少し熱すぎるので、水を入れて調節しましょう。
タオルを使うと、余熱で暖められるというメリットがあります。
注意点
お湯を使って解凍する際は、以下の点に注意してください。
- 熱湯をかけない
- 蛇口を開けてから温める
「凍結している水道管をすぐに解凍したい」と思うと、つい熱湯や80℃以上の熱いお湯を使用したくなります。しかし、熱湯をかけると、温度差がありすぎて、水道管や蛇口にダメージを与えてしまいます。
特に塩化ビニール製の排水管は耐熱温度が70~80℃しかありません。熱湯をかけると、排水管が変形する可能性があります。
また、蛇口を閉めたままで温めると、解凍した際に破裂したり損傷したりする可能性があります。まずは蛇口のハンドル部分を解凍してから、蛇口をひねるようにしてください。
ドライヤーやカイロで温める
水道管が凍結しているために水が使えず、お湯の用意ができない場合は、ドライヤーやカイロを使用して温めます。ドライヤーの温風を凍結部分に当てて、凍結した箇所を溶かします。
カイロがあれば、カイロを凍結した場所にテープなどで固定しておくと、ゆっくり解凍していきます。ドライヤーは、自分でドライヤーを当てておく必要がありますが、カイロなら固定したあとで放置できる点がメリットです。
防寒水栓柱の水道管にお湯をかける
防寒水栓柱は、水道管を筒状に囲った柱です。水道管をむき出しにしないことで、凍結予防になります。
防寒水栓柱の水道が凍結した場合は、防寒水栓柱に直接お湯をかけます。
- 防寒水栓柱の外フタと中フタを外す
- 水道管に直接50℃ほどのお湯をかける
防寒水栓柱の水道管にお湯をかけるときも、熱湯は使用しないように注意してください。
水抜きできる防寒水栓柱の場合は、あらかじめ水抜きしておくと、凍結予防に効果的です。
水道管が凍結しやすい場所
気温がマイナス4℃になっても、凍らない場所もあります。反対にマイナス4℃まで下がらなくても、水道管が凍りやすい場所があるので、注意が必要です。
水道管が凍結しやすい場所は、以下の通りです。
- 屋外
- 北側で日が当たらない場所
- 風が直接吹き込む場所
- むき出しになっている場所
- 外気温と変わらない気温の屋内
屋内の水道より、屋外の水道の方が凍りやすいです。水道管がむき出しになっていると、さらに凍りやすいので、気温が下がったら凍結防止対策を考えておきましょう。
また、給湯器が室外に設置されていると、給湯器内が凍結してしまう場合があります。「蛇口から水は出るが、お湯が出ない」というケースは給湯器内の凍結が原因と考えられます。
水道管が凍結する条件
水道管が凍結するのは、どのような条件下にあるときなのかを紹介します。水道管が凍ると水が使えなくなるので、飲料水は確保しておくと安心です。
- 外気温がマイナス4℃以下
- 最高気温0℃未満の日が続く
- 長い時間水道を使用しない
以上3つの点を解説します。
外気温がマイナス4℃以下
外気温がマイナス4℃以下になると、水道管が凍結しやすくなります。
自分では凍結するかどうかの判断が難しいと思う方は、ウェブサイトなどをチェックしてみましょう。
たとえば、日本気象協会では、全国の水道凍結指数を毎日発表しています。「洗濯指数」や「紫外線指数」と同じように、パーセンテージで表示されています。
最高気温0℃未満の日が続く
気温がマイナス4℃まで下がらなくても、真冬日が続くと水道が凍結しやすいので注意が必要です。真冬日とは、1日の最高気温が0℃未満の日のことです。
1日を通して気温が0度を下回る日が続くときは、凍結に注意してください。
長い時間水道を使用しない
水道が凍結するかどうかは、水道の使用の仕方も影響します。夜間の就寝中など、水道を使用しない時間が何時間も続くと、凍りやすくなります。
特に冬場に数日の間家を留守にするときは、凍りやすい日にかからないか注意してください。寒波が来そうな日に数日家を空ける際には、凍結防止対策をして出かけましょう。
水道管を凍結させないための予防法
水道管を凍結させないためにできる予防法を3つ紹介します。
- 水を少し出しっぱなしにする
- 布やタオルなどで保温する
- 水道のメーターボックスに保温材を入れる
いずれも簡単にできる方法ですので、凍結防止にお試しください。
水を少し出しっぱなしにする
水道の水を出しっぱなしにすることで、水道の凍結を防止できます。
- 5~8mm程度の水を出す
- 一晩中出しっぱなしにする
以上の2点がポイントです。大量の水を流す必要はありませんので、5~8mmの鉛筆の芯ほどの水を一晩中出しっぱなしにしましょう。
ポタポタ程度の水では凍結する可能性があるので、5~8mm程度の水を流してください。
布やタオルなどで保温する
布やタオルを使って、水道管の凍結を予防する方法です。
- 蛇口の付け根に布やタオルを巻きつける
- ビニールテープで固定する
用意するのは布やタオル、ビニールテープのみ。布を巻きつけて保温することで、凍結予防になります。
水道管がむき出しになっている場合は、出ている部分全体にタオルを巻いてください。ビニール袋をかぶせると、凍結防止の効果がさらに高まります。
水道のメーターボックスに保温材を入れる
水道のメーターボックスも、凍結予防が必要です。メーターボックスは多くの自治体で「使用者に貸与している」状態のため、正しく管理しなければなりません。
- ビニール袋に布や新聞紙・発泡スチロールなどを入れて保温材を作る
- 保温材をメーターボックスに入れる
ビニール袋に保温材を入れることで、保温材を取り出しやすくなります。
もっと詳しく凍結の予防法を知りたい人は、以下の記事で水道管の凍結防止方法を詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
水道管が凍結で破裂した場合の対処法
水道管が凍結して体積が増えると、水道管に圧力がかかって破裂する場合があります。また、凍結した部分を解凍しようと熱湯をかけてしまったために、水道管が破裂するケースも少なくありません。
水道管が破裂すると水が溢れ出て大惨事につながる恐れもあるので、落ち着いて以下を実行してください。
- 水道の元栓を閉める
- 応急処置をする
- 業者に修理を依頼する
それぞれについて以下で説明します。
水道の元栓を閉める
水道管が破裂したら、まず水道の元栓を閉めて、水漏れの被害を最小限に抑えましょう。
戸建ての場合、元栓は戸外に設置されたメーターボックスの中にあります。マンションの場合は、玄関扉の横に設置されているはずです。
メーターボックス内に水道メーターとバルブがあるので、バルブを時計回りに回します。かっちりと止まるまで回してください。
元栓がどこにあるのかよくわからない方は、以下の記事が参考になります。
応急処置をする
元栓を閉めていると、水漏れは少なくなります。
しかし、そのままにしておくと床材が濡れてしまうなど、住宅にダメージを与える可能性があります。また、マンションなどの集合住宅なら、階下への影響が心配です。
被害が広がらないように、応急処置の方法をお伝えします。
【用意するもの】
- タオル数枚
- バケツ
床材などが濡れないように、タオルやバケツを用意してください。
【応急処置の手順】
- 水道管の水漏れ部分にタオルを巻く
- 水漏れ部分にバケツを設置する
- タオルがびしょびしょになったら、乾いたタオルと交換する
あくまで応急処置にすぎませんが、一時的に状況を改善できるでしょう。
業者に修理を依頼する
元栓を閉めた状態ならそれ以上水漏れ被害はおきませんが、水が使えない状態が続きます。できるだけ迅速に業者への依頼がおすすめです。
凍結による水道管の破裂は、見える場所ばかりとは限りません。壁の下など見えないところからも水漏れがあるかもしれないので、漏水調査も依頼すると安心です。
『水道修理のセーフリー』では、コンシェルジュによる業者の紹介を無料で行っています。コンシェルジュに相談していただくと、最短5分で業者を紹介可能です。修理をお急ぎの方におすすめですので、ぜひご利用ください。
水道管が破裂したときに知っておくべきこと
水道管が破裂すると、さまざまな出費が増えてきます。水道料金や漏水による住宅のダメージなどを、少しでも軽減できるシステムを知っておくと安心です。
水道料金の減免
水道管が破裂して大量の水漏れがあると、水道料金が大幅に高くなる可能性があります。漏水が原因だとしても、水道料金は水道使用者に支払い義務があるのが一般的です。
しかし、自治体によっては上下水道料金の減免制度が適用されるケースがあるので、確認しておきましょう。
修理をした業者が上下水道局指定工事店に登録されていないと、減免が受けられないので必ず登録されている業者に依頼してください。水道料金減免の申請に必要な書類は、指定工事店しか発行できないとしている自治体がほとんどです。
火災保険の補償
水道管破裂そのものの修理は、一般の火災保険では対応していません。しかし、水漏れが起きて被害が生じたときは、修理代が補償される場合があります。契約の種類によるので、保険証書で確認してください。
火災保険に入っていないと思っても、意外と契約しているケースが多いものです。住宅ローンや賃貸契約時に契約しているかどうか、不動産会社に問い合わせましょう。
寒冷地にお住まいなら、水道管凍結の修理費用保険への加入がおすすめです。水道管が凍結して損壊したら、修理費用(実費)が支払われます。
水道管の凍結や破裂で業者へ依頼する際の注意点
水道管が破裂したときは、知識のある水道修理業者への依頼がおすすめです。しかし、依頼する前に注意点を確認しておいてください。
水道局指定工事店に依頼する
水道管の破裂など水道管を含む給水装置の修理は、各自治体の水道局で認められた「水道局指定工事店」しか作業ができません。水道管はその他の住宅にもつながっているため、きちんと修理しないと悪影響が出るためです。
水道法で、「許可のない業者は水道管の修理はできない」と規定されています。
もちろん、ご自分で修理することもできません。下手に触って被害が広がり、ご近所にも多大な迷惑をかけてしまう前に、水道局指定工事店に依頼しましょう。
集合住宅なら破裂した場所を確認する
破裂した場所により、修理代を誰が負担するのか、また誰に修理を依頼するのかが変わります。
例えば、敷地外の道路で水道管が破裂したら、自治体への連絡が必須です。敷地内なら住宅の所有者に修理義務がありますが、集合住宅の場合はもう少し複雑です。
水道メーターを境にして自宅側にあれば、それぞれの住宅所有者が水道業者を呼んで修理を依頼します。水道メーターの外側、マンションの共有部分なら住んでいる人は直接義務を負うわけではありません。
しかし、共益部分に損害が生じるのですから、すぐに管理会社に連絡しましょう。廊下やエントランスが水浸しになるので、隣人と相談して元栓を閉めることも考慮に入れてください。
水道管が凍結してお困りなら
水道管が凍結したときの対処方法や注意点を紹介しました。対処方法を試しても解凍できないときは、プロの水道修理業者への相談がおすすめです。
お住まいの地域で信頼できる水道修理業者をお探しなら、『水道修理のセーフリー』のコンシェルジュをご利用ください。凍結に詳しい業者を無料でご紹介します。
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水道管の凍結に関するよくある質問
-
水道管が凍ってしまいました。どうしたらいいですか?
水道管が凍結した場合は、タオルと50℃程度のお湯で解凍できます。ただし、絶対熱湯は使わないでください。水道管が破裂してしまう可能性があります。
-
水道管の凍結防止方法を教えてください。
水道管の凍結防止のための簡単な方法は、次の通りです。
- 水を少し出しっぱなしにする
- 布やタオルなどで保温する
- 水道のメーターボックスに保温材を入れる
- 給湯器の凍結防止機能が動くよう準備する
- 水道管の中の水を抜いておく
-
水道管が破裂してしまいました。どうしたらいいですか?
水道管が破裂したら、まずは水道の元栓を閉めて応急処置をしてください。タオルを巻いて水が流れない状態になったら、水道修理業者に連絡しましょう。
-
水道管はどういうときに凍結しますか?
-
水道管が破裂した際の修理料金を火災保険でカバーできますか?
一般の火災保険では、破裂の修理料金はカバーしていません。ただし、漏水によって階下に被害があった場合は、補償してもらえる可能性があります。契約を保険証書で確認してください。
水道管凍結の修理費用保険もあります。よく凍結する地域にお住まいなら、加入しておくと安心です。
また、漏水によって水道料金が大幅に増えた場合、自治体によっては減免制度があるので確認してください。
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