今回は水道管の凍結を防止する方法を解説します。
寒い時期は水道管が凍りやすいので、注意が必要です。凍結してしまうと、水道管が破裂したり、水回り設備が故障したりといったトラブルの原因となってしまいます。
凍結につながる条件や、凍結した場合の対処方法もあわせて解説するので、参考にしてみてください。
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記事の内容
水道管の凍結を防止する方法
寒冷地にお住まいの場合はもちろん、普段は温暖な地域の方も、気温が下がったら水道管の凍結を防止しておくと安心です。
以下の方法を試してみてください。
- 水を少し出しっぱなしにする
- 水道をタオルなどで保温する
- メーターボックスに保温材を入れる
- 給湯器の凍結防止機能が動くよう準備する
- 水道管の中の水を抜いておく
それでは、具体的に凍結防止の方法を解説します。
水を少し出しっぱなしにする
水は静止した状態の方が凍りやすいため、蛇口から水を少し出しっぱなしにすると、凍結防止に繋がります。
出しっぱなしにする水の量は、鉛筆の太さ程度にしましょう。2階建ての戸建てであれば、1階と2階の蛇口から水を流しておくと、さらに確実になります。
また、凍結しやすいのは、気温が下がる深夜から早朝にかけての時間帯のため、就寝前に水を出しっぱなしにしておくと良いでしょう。
「水がもったいない」と思われる方は、蛇口の下にバケツなどを置いておけば、掃除などに再利用できるのでおすすめです。
下記の記事では、凍結防止のために水を出しっぱなしにした場合の、気になる水道代についても解説しているので、参考にしてください。
水道をタオルなどで保温する
屋外に設置されていて凍結の心配のある水道管は、タオルや古い毛布などの厚手の布を巻きつけて保温しましょう。
大寒波で極寒のときは、水を出しっぱなしにしても凍りやすいため、水道管を保温しておくとより安心です。
タオルが雨などで濡れると、逆に凍結しやすくなるので注意してください。タオルを巻きつけた上から、ビニール袋などで覆っておくと安心です。
下記の記事では、タオルで保温しても水道管が凍結してしまったときの対処法もお伝えしています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
凍結防止グッズを水道に巻く
ちょうどよい毛布などがご自宅にない場合や取り付けやすさを考慮すれば、ホームセンター等で販売している凍結防止グッズが便利です。
- 保温材
- 水道凍結防止用ヒーター
- 発泡スチロールカバー
保温材は1個につき、1,000円~2,500円程度が相場です。
「水道凍結防止用ヒーター」の値段は4,000円程度しますが、気温が下がると自動で水道を温め、凍結を防止するのでおすすめです。
下記の記事で、保温材と水道凍結防止ヒーターの正しい巻き方を、ステップバイステップで解説しているので参考にしてください。
メーターボックスに保温材を入れる
メーターボックス内の水道メーターも凍りやすい箇所の一つです。気温が下がりそうなときは、布や新聞紙などを袋に入れた保温材をメーターボックス内に入れて保温しましょう。
また、周囲が濡れていると凍結しやすくなります。保温材を設置する前に、乾いたタオル等で水気をしっかり取り除いてください。
水道メーターが凍ると、住宅全体で水が供給されなくなるので、メーターボックスも忘れずに凍結防止をしましょう。
水道メーターボックスには、以下の2種類があります。
- 地中設置タイプ
- 地上設置タイプ
下記の記事で、それぞれのタイプの凍結防止方法をより分かりやすく解説しています。凍結防止時の注意点も載せているので、参考にしてください。
給湯器の凍結防止機能が動くよう準備する
給湯器には機種によって、以下の凍結防止機能がついています。
凍結予防ヒーター | 気温が下がると給湯器内を温め、給湯器内の水の凍結を予防する機能 |
自動ポンプ運転 | 気温が下がると追い焚き機能が作動し、給湯器と循環配管の凍結を防ぐ機能 |
気温が下がると、自動的に凍結防止機能が作動します。しかし、電源プラグがコンセントに差し込まれていないと、作動しません。
また、自動ポンプ運転は浴槽に水をはっておかないと作動しないので、注意してください。
凍結防止機能がない場合は、夜の間追い焚きをすると凍結を防止できます。
下記の記事では、長期間家を空けるときにおすすめの、給湯器内と浴槽内の水抜き方法も解説しているので、参考にしてください。
水道管の中の水を抜いておく
水道管内に水が残っていなければ、凍結の可能性が低くなります。
そのため、水道やボイラーについている「止水栓」や「水抜栓」で水抜きをして、凍結を防止しましょう。
寒冷地にお住まいなら、蛇口(水栓)に電動水抜き操作盤が設置されているかもしれないので、確認してください。
水抜きは以下の手順で行います。
- 浴室やキッチンの蛇口が閉めた状態になっているか確認する
- 止水栓のハンドルを右に動かなくなるまで回す(レバーなら、「止」方向)
- 蛇口を最大限に開ける
- 空気入れ蛇口があれば、全開にする
- 少しの間放置したあと、蛇口を閉める
空気入れ蛇口があるかどうかの確認が必要です。
水を出す場合は、蛇口を閉めた状態で止水栓を開けます。
下記の記事では、水抜き栓の種類別に、水抜きの方法を分かりやすく解説しています。
トイレの水抜き方法
トイレは比較的何度も水を流すので、トイレの水が凍ることはほとんどありません。しかし、旅行などで数日間家にいない場合は、トイレの凍結にも注意が必要です。
トイレは以下の手順で水抜きをして、凍結を防止しましょう。
- トイレの止水栓を閉める
- タンク内の水がなくなるまで水を流す
- 便器内にトイレ用の「不凍液」を補充する
トイレの止水栓には、以下の3種類があります。
それぞれ、時計回りに回すと閉まります。
下記の記事では、万が一トイレが凍結した際の対処法を分かりやすく解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
水道管の凍結につながる条件
どのような状態になると凍結の危険性があるのかを知っておきましょう。特に寒冷地以外に住んでいらっしゃる方は、知っておかないとうっかり凍結させてしまうことになります。
以下のような状態なら、凍結防止対策が必要です。
- 気温が−4度以下
- 氷点下の日が続く
- 気温が下がりやすい場所に水道管がある
- 長期間水道を使わない
それぞれの状態と凍結しやすい理由を解説します。
気温が−4度以下
水道管内の水が凍結するのは、気温が−4度以下になったときです。気温が−4度になると、水道管内は−1〜2度になるため、凍りやすくなるのです。
天気予報で気温が零下になると、場所によっては−4度になるので気をつけましょう。日本気象協会が毎日発表する、全国の水道凍結指数を参考にするのもおすすめです。
下記の記事では、水道が凍結した場合のトラブル例も紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
氷点下の日が続く
−4度まで下がらなくても氷点下の日が続くと、水道管が凍結する可能性があります。氷点下(0度以下)の日は、「真冬日」と呼ばれます。
特に屋外に設置した給湯器や水道メーターが濡れた状態ですと、温度が下がり凍結しやすいので注意が必要です。
気温が下がりやすい場所に水道管がある
気温が下がりやすい場所に設置された水道管は、凍りやすいので注意が必要です。
- 屋外に設置され、外気に直接触れる水道管
- 住宅の北側など、日当たりの悪い場所にある水道管
- 建物の影になって、一日中日なたにならない場所に設置された水道管
- 風が直接当たる場所に設置された水道管
以上のような場所に設置された水道管は特に凍りやすく、−4度にならなくても凍結する可能性があります。零下になったら気をつけましょう。
下記の記事では、万が一屋外の水道が凍結で破裂・破損したときの対処法も紹介しているので、ぜひご覧ください。
長期間水道を使わない
水道を動かさない状態が長時間続くと、凍ってしまいます。
川が凍りにくいことでもお分かりのように、動いている水は凍結しにくいです。しかし、湖のように動かない水は凍結してしまいます。
例えば、就寝中や家を留守にするなどで、水道を使わない時間が長く続くと、水が流れずに凍りやすい状態になります。お出かけするときは、天気予報のチェックが必須です。
防止対策をしても水道が凍結した際の対処法
万が一水道管が凍結してしまったときの対処法には、以下があります。
- 溶けるまで待つ
- お湯とタオルで温める
- 水道修理業者に相談する
ただし、日中の気温が4℃〜5℃未満の日は、自然解凍は難しいです。
日中の気温が低い場合は、お湯とタオルで温めて溶かすのが有効ですが、熱湯を使用してはいけないなどの注意点があります。
対処のやり方を誤ると水道管が破裂する危険性もあるため、不安な方は水道修理業者へ任せましょう。
以下の記事では、水道管の凍結時の対処法をイラスト付きで分かりやすく解説しています。また、水道管が破裂してしまったときの応急処置方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
水道管の凍結を防止できたか不安なら
水道管の凍結防止対策を行っても凍結してしまったときは、自分で対処せずに水道修理業者へ相談するのがおすすめです。
気温が上がり自然に溶けて水道が使えるようになったとしても、凍結時に水道管が破裂していて、見えない箇所で水漏れしている可能性があるためです。
以下の記事では、失敗しない業者の選び方を分かりやすく解説しているので、業者選びの参考にしてください。口コミで評判の高い、水道凍結の修理業者も紹介しています。
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水道管の凍結を防止したい際によくある質問
-
比較的温暖な地域に住んでいるので、こんなに寒い冬は初めてです。水道の凍結防止方法を教えてください。
最も手っ取り早い方法は、水道から少しずつ水を出しておくことです。
そのほか以下のような方法があるので試してみてください。
- 水道をタオルなどで保温する
- メーターボックスに保温材を入れる
- 給湯器の凍結防止機能が動くよう準備する
- 水道管の中の水を抜いておく
-
どういうときに水道管が凍結しますか?
-
庭の水道が凍りそうです。凍結防止するにはどうしたらいいですか?
-
水道管が凍結してしまいました。どうしたらいいですか?
自然解凍がおすすめですが、すぐに解凍したい場合もあります。
すぐに解凍したい場合は、凍っている水道管にタオルを巻き、ぬるま湯をかけて解凍します。
その際、熱湯をかけないでください。熱湯をかけると水道管の破裂などのトラブルが起きるので、注意が必要です。
-
水道管が破裂しました。どうしたらいいですか?
被害が広がらないようにした後、水道修理業者を呼びましょう。水道の止水栓・元栓を閉めて、破裂した部分に止水テープやタオルを巻くと、被害を抑えられます。
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