給水管が破損する3つの原因！応急処置の方法・費用相場も解説

給水管が破損する原因

給水管が破損するのには、大きく分けて3つの原因があります。

ここからは、給水管が破損する原因を、詳しく解説します。

給水管の劣化による破損

給水管を長く使用していると、徐々に劣化していきます。

最近の給水管は、塩化ビニールが多く使用されています。以前は金属製の配管が一般的でした。金属製の配管は劣化するともろくなりやすく、衝撃を受けると破損することがあります。

古い建物で金属製の給水管を使用している場合は、破損する前に補修工事を検討したほうが安心です。

凍結による破損

冬の寒い時期に多いのが、凍結による破損です。給水管が凍結すると、管内の水が膨張してしまい破裂する場合があります。

雪国など、寒さの厳しい地域では、水道管の凍結対策を取っていることがほとんどです。しかし、凍結対策をしていない場合や、保温材がはがれてしまっているときには、凍結してしまう恐れがあります。

凍結による破損は防げるケースが多いので、事前に準備しておきましょう。

地震による破損

地震によって強い衝撃を受けると、給水管にひびが入って破損することがあります。

大きな地震や台風の後には、給水管が破損していないか、水漏れしていないかを確認しましょう。自然災害は突然起こるので、注意してください。

給水管の破損で起きるトラブル

給水管が破損すると、どのようなトラブルが起きるのでしょうか。さまざまな症状が現れるので、注意しましょう。

水漏れ

給水管が破損すると、水漏れが起きます。水漏れによって、給水管の破損に気付くパターンも多いでしょう。

自然災害によって接続部分が緩んだり、ひびが入ったり、さまざな要因によって給水管は破損します。目に見えない部分が破損しているケースもあるので、災害後は水道メーターを気にかけておきましょう。

水漏れに気付いたら、すぐに対処しなければなりません。

床上浸水

給水管の破損による水漏れを放置すると、床上が水浸しになる恐れがあります。

床上浸水すると、床材や壁が傷むだけでなく、家財道具も使えなくなる可能性があります。生活に支障をきたすうえに、金銭的な負担も増えるので、被害の拡大を食い止めなければなりません。

下の階への被害拡大

マンションやアパートの給水管が破損した場合、水漏れ被害が階下にまで及ぶ可能性があります。場合によっては、修繕費用を請求されることもあるので注意してください。

集合住宅で水漏れが起きたときは、速やかに管理会社に連絡をして、指示を仰ぎましょう。

水道料金が高額になる

水漏れしている間は、水を出しっぱなしにしているのと同じです。そのため、水道料金が通常の何倍にもなることも。

見えない場所で水漏れしている場合、高額な水道料金の請求で、水漏れに気づくこともあります。

給水管が破損したときの対処法

給水管が破損したときは、水漏れを食い止めるために、早急に対処する必要があります。

ここからは、給水管が破損したときの対処法をお伝えしますので、確認しておきましょう。

止水栓を閉める

給水管の破損による水漏れを発見したら、すぐに止水栓を閉めましょう。

修理業者を呼ぶにしても、対応するまでには時間がかかります。修理業者が来るまでの間にできることは、止水栓を閉めて水を止めることです。

止水栓が見つからないときは、元栓を閉めましょう。元栓は水道メーターの近くに設置されていることが多いので、確認してみてください。水を止めてしまえば、被害の拡大を防げます。

破損している箇所を特定する

止水栓または元栓を閉めたら、破損している箇所を特定しましょう。

破損している箇所が見える場所であれば、タオルやテープを使って応急処置をしてください。破損個所にタオルを巻き付けて、上からテープを巻いて押さえます。

あくまで応急処置ですが、水漏れの被害を抑えられます。

業者や管理会社に連絡する

給水管が破損しているときは、すぐに修理業者に連絡をしましょう。給水管は見えない場所が破損していることもあり、自分で修理するのは困難です。水漏れ被害を防ぐためにも、できるだけ早く業者に依頼してください。

マンションなどにお住まいの場合は、管理会社に連絡を入れましょう。管理会社の指示に従って、対処してください。

給水管の破損修理の費用相場

給水管の破損は素人で対応するのは難しく、修理業者に相談したほうが良いトラブルです。

ここからは、水道修理業者に給水管の破損の修理を依頼した場合の、修理料金相場を紹介します。

修理料金の相場

給水管の破損修理の料金相場は、次のとおりです。

給水管の修理は、破損した場所によって修理料金に差があります。

見えている場所で破損した場合は、25,000円～が相場です。ただし、修理の規模によって高額になることもあります。

壁の中や床下など、見えない場所の給水管修理は高額です。場合によっては100,000円以上かかることもあります。いずれにしても調査の上、見積もりを出してもらわなければ、修理料金はわかりません。

事前に修理料金の相場を知りたい方は、無料シミュレーション『簡易水回りトラブル診断』をお試しください。いくつかの質問に答えるだけで、トラブルの相場料金が分かるので、確かめておくと安心です。

給水管の破損修理を安く頼む方法

給水管の破損修理は、決して安くはありません。少しでも安く頼みたい方は、次の2つの方法を試してみてください。

キャンペーンを利用する

水道修理業者が行っている割引キャンペーンを利用すれば、給水管の修理を安く頼めます。修理料金が数千円安くなるキャンペーンも実施されているので、積極的に活用してください。

『水道修理のセーフリー』にも、割引キャンペーンを行っている水道修理業者を掲載しています。『水道修理のセーフリー』だけの期間限定キャンペーンも行っているので、修理を依頼する前に確認しておきましょう。

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早めに修理を依頼する

給水管の破損は、放置していても被害が拡大するだけです。自分で直すのは困難ですので、早めに修理を依頼しましょう。

破損の状況が悪化するほど、修繕箇所が増えて修理費用が高額になる可能性があります。

給水管が破損したときは、無理に直そうとしたり放置したりせず、すぐに修理業者に相談してください。

給水管の破損を防ぐ方法

給水管の破損に備えてできる対策を紹介します。少しの工夫で破損を防げるので、ぜひ試してください。

凍結しない工夫

凍結による給水管の破損は、凍結対策をすることで防げます。

• 保温材を使用する
• 水道の水抜きをする
• 蛇口から水を少しだけ流しっぱなしにする

天気予報を見て氷点下の日が続くようであれば、このような対策を取りましょう。

メンテナンスを実施する

給水管は、年が経つにつれて劣化するものです。地震による激しい衝撃などでも、破損する恐れがあります。気付かないうちに劣化していることもあるので、定期的にメンテナンスを行い、破損を未然に防ぐことが大切です。

凍結防止の保温材も、経年とともに剥がれたり破損したりして、役に立たない状態になっているケースもあります。

給水管のメンテナンスは、専門の業者に依頼しましょう。普段から異常がないことを確認しておくと、不測の事態に備えられます。

給水管の破損時に押さえておきたい3つのポイント

給水管が破損したときは、押さえておきたいポイントがあります。ポイントを3つ解説するので、確認しておきましょう。

集合住宅の場合は管理会社に連絡する

集合住宅にお住まいの場合は、必ず管理会社や大家さんに連絡をしてください。

たとえば、共有部分に水漏れの原因がある場合、管理会社が修繕の費用を負担してくれる可能性があります。管理会社が提携している修理業者を紹介してくれることもあるので、まずは状況を説明してください。

夜間や休日でも慌てないように、緊急の連絡先を控えておくと安心です。

火災保険の補償が適用になるか確認する

火災保険の契約内容によっては、給水管の破損による水漏れが補償の対象になるケースもあります。個人賠償責任保険の特約を付けていれば、マンションなどで他の住居に被害が及んだ場合でも、費用を補填できる可能性があります。

凍結による破損も、保険の補償対象になることがあるので、契約内容を確認しましょう。とくに寒冷地にお住まいの場合は、凍結による破損に備えて、契約内容を確かめておくと安心です。

水道料金の減額制度に当てはまるか確かめる

給水管の破損などの水漏れによって水道料金が高額になった場合、水道料金が減額される可能性があります。

ただし、自治体によって制度の内容や申請方法、減免される金額が異なるため、お住まいの地域の下水道局に問い合わせましょう。

給水管の破損でトラブルが発生したときは

給水管が破損する原因や、応急処置の方法、修理費用の相場を解説しました。

給水管の破損の修理費用は、決して安くはありません。日ごろのメンテナンスや工夫で、破損を防ぎましょう。万が一破損したときは、速やかに修理業者に修理を依頼してください。

当サイト『水道修理のセーフリー』では、給水管の修理を頼める水道修理業者を多数紹介しています。修理業者をお探しの方は、参考にしてみてください。