排水溝に物を落としたら水を流さず、落とした物に合った道具で取り出しましょう。無理に押し込んだり手探りで作業したりすると、排水管の奥へ流れてしまい、自力で回収できなくなります。
落とした物によって、適した道具は異なります。
- 歯ブラシ・スプーン:トング・キャッチ付きワイヤー
- 指輪・ネジなど金属類:マグネットピックアップツール
- キャップ・小物類:ワイヤーハンガー・ガムテープ
- 手が届かない場合:排水トラップの分解や水道業者への依頼
まずは落とした物や場所を確認し、状況に合った方法で安全に取り出しましょう。
セーフリーイチオシ!信頼できる水道局指定工事店
クラシアン

記事の内容
排水溝に物を落としたときは落ち着いて状況確認

排水溝に物を落としたら、まずは水を止めて落とし物の位置を確認しましょう。状況を把握できれば、自分で取り出せるかどうか判断しやすくなります。
確認するポイントは以下の3つです。
落とした場所
落とした場所によって、使いやすい道具や取り出し方は異なります。落とし物が排水口付近にあるのか、排水管の奥まで流れているのかを確認しましょう。
- キッチン:ゴミ受けや排水トラップに残っていることが多い
- 洗面台:ヘアキャッチャーやS字トラップに引っ掛かっていることが多い
- お風呂:排水口カバーやヘアキャッチャーの下を確認する
落とし物が見える場合はトングや菜箸などで取り出せる可能性があります。見えない場合は、ワイヤータイプの道具や排水トラップの分解が必要になるケースもあります。
落とした物
落とした物の形状や材質によって、適した道具は異なります。何を落としたのか確認し、取り出しやすい道具を選びましょう。
| 落としたもの | おすすめの道具 |
| 歯ブラシ | トング、キャッチ付きワイヤー |
| 指輪・ネックレス・ネジなどの金属類 | マグネットピックアップツール、キャッチ付きワイヤー |
| スプーン・フォーク | トング、キャッチ付きワイヤー |
| ペットボトルキャップ・化粧品キャップ | ワイヤーハンガー、ガムテープ |
| コンタクトレンズ・薄いプラスチック片 | ガムテープ、トング |
歯ブラシを排水溝へ落とした場合の詳しい取り出し方は、以下の記事で解説しています。
落とし物が見えるか見えないか
落とし物が見えるかどうかで、取り出せる方法は大きく変わります。無理に奥へ押し込まないことを最優先にしましょう。
- 見える場合:トングや菜箸、キャッチ付きワイヤーなどで慎重に取り出す
- 見えない場合:ワイヤータイプの道具や排水トラップの分解を検討する
- 奥まで流れた・取れない場合:無理をせず水道業者へ相談する
見えない状態で手探りの作業を続けると、落とし物がさらに奥へ流れたり、排水管を傷つけてしまいます。
家にある道具で排水溝に落ちたものを取る方法

排水溝に落とした物を取り出すには、以下を参考に道具を使い分けましょう。
| 道具 | 向いている落とし物 |
| トング・菜箸 | 歯ブラシ、スプーン、フォークなど見える位置にあるもの |
| 針金ハンガー | キャップ、小物類、少し奥にあるもの |
| 割り箸+ガムテープ | コンタクトレンズ、薄いプラスチック片など |
| 掃除機 | 軽いプラスチック製の小物(乾いた状態のみ) |
トングや菜箸
キッチンの必需品であるトングや菜箸は、排水溝の比較的浅い場所にあるものを取り出すのに役立ちます。排水溝の入り口付近に見えているものや、ヘアキャッチャーに引っかかっているものであれば、掴んで取り出せます。長い菜箸は、トングよりも奥まで届きやすいので、状況に応じて使い分けましょう。
針金ハンガー
まっすぐに伸ばし、先端を少し曲げてフック状にすると、排水溝の奥に落ちたものを引っ掛けて取り出せます。ワイヤー式パイプクリーナーの代わりとして、S字トラップの奥まで届く場合もあります。
ただし、ハンガーの先端で排水管を傷つけないように注意しましょう。
割りばしとガムテープ
割りばしの先端にガムテープを巻き付け、粘着面を外側にして排水溝に差し込みます。落とし物にガムテープをくっつけて、引き上げるというシンプルな方法です。
特に、コンタクトレンズや薄いプラスチック片など、掴みにくいものに有効です。ガムテープの粘着力が弱い場合は、何重かに巻いたり、より強力なテープを使いましょう。
掃除機
掃除機を使う場合は、「吸込仕事率」を調整できるタイプを選び、排水溝に対応しているか確認しましょう(故障の原因になります)。
ノズルを排水溝に密着させ、弱モードから徐々に吸引力を上げていきます。水気があると吸い込めないため、落とし物の周りが濡れている場合は、あらかじめ拭き取っておきましょう。
ただし、小さなアクセサリーや軽いものなどは、誤って吸い込んでしまうと掃除機の中から取り出すのが大変になります。
【ダイソー・カインズ・セリア】おすすめ商品紹介
身近な100円ショップやホームセンターでも、排水溝のトラブルに役立つアイテムが手に入ります。
ダイソー:手軽に試せる便利グッズ
※画像引用:DAISO公式オンラインショップ
まずおすすめなのがダイソーの「ピックアップツールコンパクトタイプ磁石付」です。
先端に磁石とツメが付いており、排水溝に落ちた金属製の小物(指輪、ネジ、ヘアピンなど)を拾い上げるのに便利です。磁石で吸着させるだけでなく、ツメで掴めるので、より確実にキャッチできるでしょう。コンパクトなので、狭い排水溝にも入れやすく、使わないときは場所を取らずに収納できます。
カインズ:本格的な排水パイプ詰まり取り
※画像引用:CAINZ公式オンラインショップ
カインズの「排水パイプ詰まり取り」もおすすめです。
この商品は洗面台やキッチンのシンク下など、S字トラップがある排水管の奥までしっかり届く、全長90cmのロングタイプです。最大の特徴は、2種類の間隔のコイルワイヤーを採用している点。
間隔ワイヤー部分は柔軟性に優れ、パイプの曲がった部分にもスムーズに入り込みます。一方、密接ワイヤー部分はコシが強く、詰まりの原因をしっかりと押し出せます。この2つのワイヤーの組み合わせにより、複雑な構造の排水管にも対応しやすいというわけです。
また、ブラシは回転させて位置を調整できるため、排水管の内側にこびりついた汚れも効果的に落とせます。
セリア:自由自在に曲がるワイヤーで汚れをこそげ取る
セリアの「ロングワイヤー排水管ブラシ 65cm」は、排水口の奥までしっかり届く長さが魅力の便利アイテム。
柔軟性のあるワイヤーと先端のブラシが、排水管内の髪の毛や汚れを絡め取るだけでなく、誤って落としたキャップや小物などの固形物を掬い上げるのに役立ちます。シンクや洗面台、浴室の排水口など幅広い場所で使用でき、詰まりや悪臭の予防にも効果的。
軽量で扱いやすく、繰り返し使えるエコ設計もポイントで、家庭の水回りのトラブル対策に1本備えておくと安心な便利グッズです。
落ちたものが見えないときは排水管を分解して取る

排水溝に物を落としてしまい、見える範囲にはない…道具を使っても取れない…。このようなときは、最終手段として排水管を分解する方法があります。しかし、排水管の分解は水漏れのリスクや、元に戻せなくなる可能性もあるため、注意しながら進めてください。
下準備
排水管を分解する前に、以下の準備をおこないましょう。
- 止水栓を閉める
- 作業スペースを確保する
- モンキーレンチやドライバーなど工具を準備する
排水管の分解方法
下準備が完了したら、排水管を分解していきます。
- ナットの位置を確認する
- S字トラップの下にバケツを置く
- パイプレンチやモンキーレンチを使ってナットを緩める
- 排水管を取り外す
- 落とし物を探す
- 外したときと逆の手順で排水管を元に戻す
- 止水栓を空けて水漏れがないか確認する
自信がない場合や、上記の方法で解決できない場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
排水溝に落ちたものが取れないときは専門業者に依頼しよう

どうしても落とし物が見つからないときは、無理せず専門業者に依頼しましょう。
依頼前に確認すべきこと
業者に依頼する前に、できるだけ詳しく状況を整理しておきましょう。特に、以下4つのポイントは、業者へ伝える情報として重要です。
- どこに、何を落としたのか?(場所と落とし物の特定)
- いつ落としたのか?(落としてからの経過時間)
- 自分で試した対処法は?(試した内容とその結果)
- 排水溝の構造は?(分かる範囲で)
費用相場と内訳
排水溝のつまり除去や、落とし物の取り出し作業の費用相場は、以下の通りです。
| 作業内容 | 費用相場 |
|---|---|
| 軽度の詰まり除去 | 5,000円~10,000円程度 |
| 高圧洗浄 | 15,000円~30,000円程度 |
| 排水管の分解 | 10,000円~30,000円程度 |
| 特殊な器具を使用する作業 | 10,000円~50,000円程度 |
| 出張費 | 3,000円~5,000円程度
(業者によっては無料の場合もあります) |
| 深夜・早朝料金、休日料金 | 割増料金がかかる場合があります |
費用の内訳は、主に「基本料金」「作業料金」「出張費」「部品代(必要な場合)」などです。見積もりを取る際には、これらの内訳を詳しく確認し、不明な点があれば質問しましょう。
信頼できる業者の見分け方

排水溝のトラブルを安心して任せるためには、料金だけでなく、業者の信頼性も確認しましょう。依頼前は、以下のポイントをチェックしてください。
- 水道局指定工事店である
- 料金体系が明確
- 口コミや実績が豊富
- 作業後の保証がある
また、業者へ依頼する際は2〜3社から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較するのがおすすめです。実績が豊富な業者を探すなら、以下の3社を検討してみましょう。
『水道修理のセーフリー』なら、それぞれの業者の口コミや会社概要を比較できるので、以下よりチェックしてみてください。
排水溝に物を落とさないための予防策

排水溝に物を落としてしまうトラブルは、3つの予防策で防ぎましょう。
排水溝カバーやネットを見直す
まず、排水溝の入り口を守るカバーやネットを見直しましょう。
洗面台やお風呂では、目の細かいヘアキャッチャーや排水溝カバーが有効です。コンタクトレンズや小さなピアスもキャッチできるタイプを選び、古くなったら交換しましょう。
またキッチンでは、シンクの排水溝にゴミ受けカゴを必ず設置し、さらに細かい目のネットを併用すると効果的。使い捨てや繰り返し使えるタイプがあるので、使いやすいものを選びましょう。
どの場所でも、排水溝のサイズに合ったカバーやネットを選ぶのが重要です。
排水溝周りを整理整頓する
排水溝の周りに物を置かないことも、大切な予防策です。
洗面台には、アクセサリーやコンタクトレンズケース、ヘアピンなどを直接置かず、専用のトレーやケースを用意して、洗面台から離れた場所に保管しましょう。歯ブラシやコップも、倒れにくい場所に置くか、専用ホルダーを活用します。
またキッチンでは、シンク周りの調味料や洗剤ボトル、スポンジなどを整理し、調理中に使う小物は一時置きトレーを利用すると便利です。
お風呂ではシャンプーボトルをラックに収納するなど、排水溝の近くには物を置かないように心がけましょう。
家事中はアクセサリーを外す
家事や入浴の際は、アクセサリーを外す習慣を身につけましょう。特に、緩めの指輪は注意が必要。水仕事や入浴中は、指輪が石鹸などで滑りやすくなり、排水溝に落とす危険性が高まります。
また、家事だけでなく、髪や顔を洗う際にはヘアピンやヘアゴムも外すようにしましょう。
排水溝に落ちたものは適切な道具で安全に取り出そう
排水溝に物を落としたら、水を流さず、落とした物に合った道具で取り出しましょう。見える位置にある場合はトングやワイヤーなどで回収できる可能性がありますが、奥まで流れた場合や自力で取れない場合は、無理に作業を続けると排水管の破損やつまりにつながる恐れがあります。
以下のポイントをおさらいしましょう。
- 水を流す前に落とし物の位置を確認する
- 落とした物に合った道具を使う
- 無理に押し込んだり排水管を傷つけたりしない
- 自力で取れない場合は早めに水道業者へ相談する
『水道修理のセーフリー』では、口コミや料金を比較しながら排水溝トラブルに対応する水道業者を探せます。現地調査や見積もりが無料の業者も多数掲載されているので、落とし物が取れず困っている方はぜひ活用してみてください。
































































