キッチンの排水溝には、排水トラップの設置が義務付けられています。特に、日本のキッチンで主流となるワントラップは、ワン型のトラップによって異臭や害虫を防ぐ重要な役割を果たしています。
ただし、住居によってワントラップが設置されていないケースもあるのも事実です。もし、ワントラップが見当たらないなら、もともと設置されていないのかトラップのみが外されているのか、チェックしましょう。
ワントラップの仕組みや設置状況と合わせて、ワントラップがない時の対処法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事を監修した専門家

全国対応(一部地域を除く)で、100万件以上の修理対応実績がある水のトラブルサポートセンターにて、メンテナンススタッフとして活躍中。 暮らしの中で、誰かの役に立てる仕事に就きたいと考え、水道業界を志しました。 累計1,000件を超える修理対応を行っており、これからもお客様に喜んでいただけるようなサービスを目指し、日々技術を磨いています。
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この記事へのコメント
皆さん、こんにちは。水のトラブルサポートセンターの吉村輝です。 今回は、「キッチンの排水トラップ」についてお話しします。排水トラップって、普段はあまり意識しない部分ですよね。でも、実はキッチンを清潔に保つために、とても重要な役割を果たしているんです。 この記事では、「ワントラップがないかも?」と感じた時の確認方法から対処法、そして専門業者に相談するタイミングまで、詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、キッチンの排水トラップについての理解を深めてくださいね。
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水のトラブルサポートセンター

記事の内容
キッチン排水溝のワントラップの仕組み
排水トラップとは、排水経路の一部に封水をためることで、下水からくる害虫や悪臭の室内侵入を防ぐ器具や構造のことです。本来、排水トラップの設置は建築基準法で義務付けられています。
配管設備には、排水トラップ、通気管等を設置する等衛生上必要な措置を講ずること。
引用元:建築基準法施行令129条の2の4
特に、排水溝に組み込まれているタイプのワントラップは、キッチンに設置されている排水トラップの中で最も一般的なタイプです。
水を流した際の仕組みは以下の通りです。
- 流した水はゴミ受けを通過
- ワントラップの上を滑り流れた水は、まわりの封水と合流
- 水かさが増えた封水は、ワントラップが被さっている内部の円筒にあふれる
- 円筒の入口から排水溝に流れていく
排水溝の入口から順に、「排水溝の蓋→ゴミ受け→お椀のような形をしたワントラップ→排水管に差し入れてある円筒」で構成されています。
キッチン排水溝のワントラップを探してみよう
キッチンにワントラップが見当たらない場合は、以下の点を確認してみましょう。
- ワントラップの「ワン」の探し方
- 排水トラップにはワントラップ以外の種類も
- 古い賃貸物件では設置されていないケースも多い
それぞれ解説していきます。
ワントラップの「ワン」の探し方

排水溝の真下に、大きなコップのような形をした器が付いている場合は、ワントラップが設置されています。
ワントラップがついていても、実際の「ワン」がきちんと設置されているかを確かめてください。確かめる方法は以下の通りです。
- 排水溝入口の蓋やゴミ受けを取り外した先に、お椀のようなものがはめこまれている
→正常にワントラップが設置されている - ゴミ受けの下に何もなく、ドーナツ型に張られた封水が直接目視できる
→ワントラップの「ワンがない」状態と判明

セーフリーWEB担当
排水トラップがないと思ったら、まず確認すべき場所があるんですね。でも、排水トラップってシンクの下にあるんですよね?確認するのって難しそう…。
そうですね、排水トラップはシンクの下に隠れているので、確認するには少し手間がかかるかもしれません。ですが、シンク下の収納スペースを開けて排水管を辿っていくと、排水トラップを見つけることができますよ。もし、排水トラップが見当たらない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
>水のトラブルサポートセンターを見てみる
排水トラップにはワントラップ以外の種類も

キッチンで使われている排水トラップは、ワントラップ以外にも以下の2タイプが一般的です。
- 管トラップ(Pトラップ or Sトラップ)
- ボトルトラップ
それぞれの特徴を解説していきます。
S字かP字になっている管トラップ
管トラップは、排水管の一部をカーブさせて曲がった部分に封水をためることで、異臭や害虫を防ぐ仕組みになっています。
キッチンの排水トラップとして使われている管トラップは、以下の2タイプです。
- Sトラップ:S字を模したカーブが、床下の排水管へ続いている
- Pトラップ:P字のように右90度へ倒したようなカーブが、横壁の排水管へ続いている
トラップの役割自体は、SトラップもPトラップも全く同じ構造です。排水溝部分が薄いため、薄型の排水トラップとも呼ばれています。
システムキッチンに多いボトルトラップ
ボトルトラップは、排水溝脇の部分にある封水をためる器に、排水溝からつながる封水筒が差し込んであります。
水を流した際の仕組みは以下の通りです。
- 流した水は、封水筒方面へ流れて封水と合流
- 封水の水かさが増すと、器の上部の横穴からつながる排水管から水が排水される
ボトルトラップは、一部のメーカーのシステムキッチンで採用されている構造です。
大きなワントラップを見慣れていた場合は、トラップが付いていないように見える可能性もありますが、最近のシステムキッチンに、排水トラップが付いていないことはありえません。
判別が難しい場合は、メーカーに問い合わせましょう。
キッチン排水溝のトラップの種類や仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。
古い賃貸物件では設置されていないケースも多い
古い賃貸物件では、現在のようなワントラップが設置されていないケースも少なくありません。
築年数が古い建物では、当時の設備仕様や構造の違いから、排水口にゴミ受けだけが設置されていたり、ワントラップではなく、別方式の排水トラップが採用されている場合もあります。
ただし、以前は付いていたワントラップが紛失している場合は、管理会社に連絡して対処法を仰いでください。もともとない場合も紛失している場合も、いずれにせよ悪臭や害虫が発生しやすくなる状態なので、必要に応じて追加で設置するのをおすすめします。
キッチン排水溝にワントラップがないままのリスク
排水溝にワントラップがないままのリスクとして、主に以下の3点が挙げられます。
それぞれ参考にしてください。
悪臭が室内に上がってきやすくなる
害虫が排水管から侵入する原因になる
排水管内の汚れやぬめりが発生しやすくなる
排水溝にワントラップがないときの対処法
ご自宅の排水トラップがワントラップで、かつ「ワン」がないと判明した場合の対処法を紹介します。
具体的にどんな応急処理を行うのか、以下より解説します。
湯飲みをかぶせる
「ワン」代わりにサイズの合う湯飲み、もしくはコップをかぶせることで、一旦は異臭や害虫の侵入を防げます。
注意点は以下の2つです。
- 排水溝よりも細く、かつ中心の排水管の内筒よりも太いサイズの湯飲みを探す
- かさが増した封水をきちんと排水管内に流すため、排水管の内筒の先と湯のみの間に1㎝くらいのすき間ができるように、湯飲みの底を調整する
大きさや封水との関係性で湯飲みを選ぶことが重要なポイントです。
ペットボトルを加工してかぶせる
ペットボトルを加工して、湯のみの要領と同様にかぶせる方法もあります。手順と注意点は以下の通りです。
- ペットボトルの底が上になるようにして、排水溝内の封水の深さより2~3cmほど高い長さにカットする
- 切った下側の切り口に垂直に1cm程度の切り目を入れる
- 切り込みに沿って、交互に凸凹に加工する
- トラップのフタとして排水溝に沈める
手順2の切り口底の凸凹が1cmの深さのため、その凸凹に接する封水の深さが1cm以上必要です。底面の凸凹がすべて封水の中に沈まないと、隙間から異臭や害虫が上がってきてしまうのです。
水の流れが悪いときは凸凹の深さを替えてみると良いでしょう。
こまめに掃除する
- ゴミ受けや排水口周辺のゴミを取り除く
- 中性洗剤を付けたスポンジやブラシで排水口を洗う
- 排水管の入口付近を柄の長いブラシで軽く掃除する
- 必要に応じて排水管用クリーナーを使用する
- 水で十分に洗い流す
- ゴミ受けを元に戻す
新しくワントラップを設置する
ワントラップは、後から設置できます。掃除や応急処置だけでは心もとないので、新たに設置する対処法も検討するのをおすすめします。
具体的な取り付け方法は、「排水溝にワントラップを設置する方法」を参考にしてください。
排水溝にワントラップを設置する方法
排水溝にワントラップを設置するための方法を、3つご紹介します。
それぞれの対処法について、以下より詳しく解説します。
賃貸物件は管理会社に相談
賃貸物件に住んでいる場合は、自分で業者と連絡を取るより前に、まずは管理会社かオーナーに相談しましょう。
キッチンの排水トラップの設置は法令で義務付けられているため、入居者の過失が原因でなければオーナー側がワントラップの取付を手配してくれます。
排水トラップの「ワン」を自分で購入する
持ち家の場合は、ワントラップのワンを自身で購入してみる方法があります。
実店舗のホームセンター、楽天市場やAmazonなどのネットショップで、簡単に既製品を購入できます。安価なものならワンコインの500円から、高いものなら5,000円以上するものまで、幅広く展開されています。
サイズが合わないと困るので、自宅キッチンのメーカーに適合品やサイズの問い合わせをすると安心。掃除のしやすさに焦点を当て、銅製等の素材にこだわることもおすすめです。
~ワントラップの「ワン」の選び方~
ワントラップには、「深型」と「浅型」の2種類があります。シンク下から見て、コップのように縦に長い器があれば深型、平らな器があれば浅型のワンを選びましょう。
また、同じタイプのワンでも製品ごとにサイズが異なります。排水口の直径を測り、それに合うものを選ぶ必要があります。
なお、一般的な住宅では180mmまたは115mm程度のサイズが主流です。
ワントラップ設置を業者に依頼する
正確なサイズがわからない場合や、適切なワンを自分で探すのが面倒な場合は、業者にお願いするのが一番確実な方法です。
業者に、排水トラップ自体の点検も実施してもらい、排水トラップ本体に問題がない場合は、ワントラップのワン部分を購入するだけで充分です。

セーフリーWEB担当
排水トラップに「ワン」がない場合は、自分で取り付けられるんですね。でも、どんな排水トラップを選べばいいのか、迷ってしまいそうです…。
排水トラップを選ぶ際は、キッチンの排水口の形状やサイズに合ったものを選ぶことが大切です。また、掃除のしやすさやデザインなども考慮すると良いでしょう。ホームセンターなどで購入できますが、もし選び方が分からない場合は、店員さんに相談してみるのもおすすめです。
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キッチン排水溝にワントラップがない場合は業者へ相談
キッチンに排水トラップがない状態が続くと、異臭や害虫の被害が起こりやすくなります。
賃貸住宅なら貸主や管理会社へ、持ち家や分譲マンションなら早めに水道修理業者へ連絡しましょう。
業者に相談するメリット

水道修理の専門業者に依頼するメリットは、以下が挙げられます。
- 自宅キッチンの排水トラップに適した対応をしてくれる
- 排水トラップの不具合からくる異臭などのトラブルの元を解消してくれる
- トラブル防止のためのアドバイスをくれる
水道修理の専門業者に依頼すれば、排水トラップの種類やキッチンの構造を確認したうえで、部品交換が必要なのか、清掃で改善できるのかなど、状況に応じた適切な対応を受けられます。
異臭や排水不良の原因が排水トラップだけでなく、排水管の汚れや部品の劣化にある場合もまとめて点検してもらえるため、根本的な解決につながりやすい点もメリットです。
また、今後トラブルを防ぐための掃除方法や部品交換の目安など、日常的なメンテナンスのアドバイスも受けられるため、キッチンを清潔で快適な状態に保ちやすくなるでしょう。
排水トラップに関連する費用相場
排水溝にワントラップを設置する際の費用相場を、以下の表にまとめました。
| 修理メニュー | 費用相場 |
|---|---|
| ワントラップの取り付け | 5,000~10,000円 |
| ワントラップの交換 | 5,000~12,000円 |
| 排水口部品一式の交換 | 10,000~20,000円 |
| 排水口の清掃・点検 | 3,000~8,000円 |
| 出張・点検のみ | 0~5,000円 |
ワントラップを後付けできるかどうかは、排水口のメーカーや型式、排水口の構造によって異なります。部品代や出張費が別途必要になる場合もあるため、依頼前に見積もりで内訳を確認しておくと安心です。

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排水トラップの取り付けって、自分でもできそうですが、やっぱり業者に頼んだ方が安心ですよね?
はい、排水トラップの取り付け自体は、比較的簡単な作業ですが、排水管との接続部分の処理などを誤ると水漏れなどのトラブルにつながる可能性があります。もし、取り付けに不安がある場合は、無理せず専門の業者に依頼するのがおすすめです。業者であれば、確実に取り付けを行い、水漏れの心配もありません。
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キッチン排水溝にワントラップがない時には水道修理のセーフリーへ相談!
キッチン排水溝にワントラップがないままの状態はリスクが多く、早めの対処が必要です。
『水道修理のセーフリー』は、キッチンの排水溝などをはじめ、様々な水まわりの洗浄やトラブルに迅速に対応する業者情報を多数掲載しています。
それぞれの業者の口コミを参考にしながら、状況に応じた業者選びがスムーズに行える『水道修理のセーフリー』をぜひ活用ください。
































































