重曹は洗濯機の掃除に使えますが、対応できるのは縦型洗濯機のみであり、ドラム式には使用できません。
重曹は消臭や軽い汚れの除去には役立つ一方で、水に溶けにくく詰まりの原因になることがあるほか、カビに対する洗浄力は専用クリーナーに劣ります。
そのため、目的や洗濯機の種類に応じて使い分けましょう。
本記事では、重曹が使えるケースと使えないケースを整理したうえで、正しい掃除方法や注意点を解説します。失敗を防ぎながら、安全に掃除したい方はぜひ参考にしてください。
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記事の内容
洗濯機の掃除で重曹を使えるのは縦型のみ!【ドラム式はNG】

重曹は洗濯機の掃除にも使える便利アイテムです。ただし、使用できるのは縦型洗濯機のみです。ドラム式には使用できないため注意しましょう。
ドラム式に使うと故障につながる!
ドラム式洗濯機に重曹を使用すると故障する恐れがあります。重曹は水に溶けにくいため、使用すると内部で詰まりセンサーが壊れることがあるのです。
また、重曹を使った掃除では、フタを開けてゴミを取る作業があります。多くのドラム式洗濯機は水が入っている状態でフタを開けることはできないため、重曹を使用しての掃除には適していません。
重曹で洗濯機を掃除する方法|用意するもの・手順

重曹を使った洗濯機の掃除方法を紹介します。用意するものと手順を見ていきましょう。
用意するもの
重曹で洗濯機を掃除する際に必要なものは、以下のとおりです。
- 45~50℃前後のぬるま湯
- 重曹
- ゴミ取りネット
ゴミ取りネットは洗濯機の汚れが浮かんできたゴミをすくうためのものです。浴槽のゴミ取りにも使えるので、一つ持っておくと便利でしょう。
重曹で洗濯機を掃除する方法・手順
重曹を使った洗濯機の掃除方法の手順は、以下のとおりです。
- ゴミ取りネットを外して洗濯槽にぬるま湯を溜める
- 洗濯槽に重曹(1カップ)を入れて「洗いコース」で回す
- 6時間ほど放置して浮いている汚れを取る
- 再度洗濯機を回して排水する
- すすぎと排水を何度か繰り返す
- フタを開けて洗濯槽を乾かす
順を追って解説するので、参考にしてください。
1.ゴミ取りネットを外して洗濯槽にぬるま湯を溜める
まずは、ゴミ取りネットを外します。
ゴミ取りネットは洗濯槽内に取り付けられているため、そのままにしておくと洗濯槽の内側に溜まっていたカビや汚れがネットに絡みつくことになります。余計な手間が増えるため、最初に取り外しておくのが無難です。
また、ゴミ取りネット以外にも洗剤の投入口や柔軟剤のポケットなど、外せる部品がある場合は取り外しておくと安心です。
ゴミ取りネットなどを外し終えたら、45~50℃前後のぬるま湯を満水になるまで注ぎます。
2.洗濯槽に重曹を入れて「洗いコース」で回す
最大水位までぬるま湯が溜まったら、重曹1カップ(約200g)を入れます。重曹を使って掃除するときは放置する時間が必要になるため、脱水やすすぎが無い「洗いコース」で回します。
3.6時間ほど放置して浮いている汚れを取る
洗いコースが終了したら、そのまま6時間ほど放置します。久しぶりに掃除する場合は、汚れがこびりついている可能性があるので、10時間は放置したほうがよいでしょう。
放置した後は汚れが浮いてくるので、ゴミ取りネットを使って取り除きます。このとき、しっかり汚れを取り除かないと排水時に詰まりが発生する恐れがあります。浮いている汚れはなるべく全部取り除くのがポイントです。
4.再度洗濯機を回して排水する
ゴミを取り除いたら、もう1度「洗いコース」で洗濯機を回します。汚れが再び出てくることがあるため、ゴミ取りネットで取り除きます。
ここまで終えたら、排水しましょう。
5.すすぎと排水を何度か繰り返す
空になった浴槽に、再びぬるま湯もしくは水を満水になるまで溜めます。「すすぎ」をして汚れが浮いたらゴミ取りネットで取り除き、「排水」します。
「すすぎ」「排水」の工程を2~3回ほど繰り返しましょう。
6.フタを開けて洗濯槽を乾かす
最後は、フタを開けて乾燥させます。
掃除後にフタを閉めっぱなしにすると浴槽内に湿気がこもり、カビや雑菌の繁殖を招きます。フタを開けて乾かすまでが重要です。
洗濯機の掃除に重曹を使うメリット

洗濯機の掃除に重曹を使うメリットは、以下の3つです。
- 消臭効果がある
- 皮脂や汗など酸性の汚れを中和する
- 人にも環境にも優しい成分で掃除できる
それぞれ詳しく解説します。
1.消臭効果がある
洗濯機の掃除に重曹を使うメリットは、消臭効果があることです。
洗濯機から嫌な臭いがする場合、汗や皮脂、カビなど酸性の汚れが原因で発生していることがほとんどです。アルカリ性の重曹は酸性を中和する作用があるため、臭いを軽減する効果が期待できます。
「洗濯物に嫌な臭いが付着している」「洗濯機のフタを開けると臭いがする」といった場合は、重曹を使って掃除するのがおすすめです。
2.皮脂や汗など酸性の汚れを中和する
洗濯槽には衣類やタオルなどに付着していた皮脂や汗、食べカスなどの酸性の汚れが蓄積しやすいものです。アルカリ性の重曹は酸性の汚れを中和する作用があるため、蓄積した汚れを除去する効果が期待できます。
3.人にも環境にも優しい成分で掃除できる
重曹は、食品や薬などにも使用される安全性の高い成分でできています。万が一、衣類やタオルなど洗濯物に付着したとしても、肌に影響を出る可能性は低いといえます。
肌が弱い方や赤ちゃんがいる家庭など、漂白剤を使用するのに抵抗を感じる方も使いやすいでしょう。
また、市販の合成洗剤を使用すると、排水により環境汚染につながることがあります。重曹は環境にも優しいため、悪い影響を与えずに済みます。
洗濯機の掃除に重曹を使うデメリット

洗濯機の掃除に重曹を使うデメリットは、以下の2つです。
- 水に溶けにくく詰まりの原因になることがある
- 専用クリーナーに比べて洗浄力が弱い
それぞれ詳しく解説します。
1.水に溶けにくく詰まりの原因になることがある
洗濯機の掃除に重曹を使用すると、詰まりの原因になることがあります。
重曹は水に溶けにくく、完全に溶け切るまで時間がかかります。特に、埼玉県や千葉県、沖縄県など水質が硬水寄りの地域では、溶け切れなかった重曹が固形化し、排水経路を塞いでしまうことがあるため注意が必要です。
排水経路が塞がると、排水されるはずの水が行き場を失い、逆流する恐れがあります。水漏れの原因になるため、気を付けましょう。
2.専用クリーナーに比べて洗浄力が弱い
重曹がもつ洗浄力は、洗濯槽の専用クリーナーよりも弱いです。そもそも、洗濯槽の内部に蓄積しているのはカビです。重曹は酸性の汚れには強いですが、カビを落とせるほどの洗浄力はありません。
一方、専用クリーナーは塩素系漂白剤や酸素系漂白剤のものが多く、カビを分解し除去します。1回で得られる効果が高いため、汚れや臭いをすっきり解消できます。
特に、長期間お手入れしなかった洗濯機は汚れがひどい可能性が高いので、重曹では十分な効果は得られないでしょう。
重曹以外で洗濯機の掃除におすすめ・NGの洗剤

重曹以外で洗濯機の掃除におすすめの洗剤は、以下の2つです。
- 塩素系漂白剤
- 酸素系漂白剤
重曹はドラム式洗濯機には使用できませんが、上記の洗剤であれば使用可能です。それぞれの効果と掃除方法について解説します。
【おすすめ】洗浄力が優れている「塩素系漂白剤」
「しっかり汚れを落としたい」「長期間掃除していなかった」という場合は、塩素系漂白剤がおすすめです。
塩素系漂白剤は洗浄力が高く、洗濯槽内のカビを剥がし落とし、分解して除去します。また、塩素系漂白剤には殺菌効果もあるため、雑菌が繁殖しにくく、生乾きの臭いも抑える効果も期待できます。
塩素系漂白剤を使った掃除方法
塩素系漂白剤を使った掃除方法は、以下のとおりです。
- 電源を入れて塩素系漂白剤を投入する
- 「標準コース」で洗濯機を回す
- フタを開けて乾燥させる
基本的には、塩素系漂白剤を入れて洗濯機を回すだけです。放置する時間がないため、短時間で掃除できるところも嬉しいポイントです。
【おすすめ】服へのダメージを抑えながら掃除できる「酸素系漂白剤」
「塩素系漂白剤の鼻をつくにおいが苦手…」「塩素が洗濯槽に残らないか心配…」という場合は、酸素系漂白剤がおすすめです。
酸素系漂白剤は泡立ちがよく、カビを剥がす効果が期待できます。ただし、塩素系漂白剤のように剥がれたカビを分解する作用はありません。浮いたゴミはゴミ取りネットで取り除く必要があります。
ただし、ドラム式洗濯機の場合は途中で開けられないことが多いため、最後に洗濯槽に付いた汚れをティッシュなどで拭き取る工程が増えます。
酸素系漂白剤を使った掃除方法
酸素系漂白剤を使った掃除方法は、以下のとおりです。
- 洗濯槽にぬるま湯を溜める
- 酸素系漂白剤を投入する
- 「標準コース」で洗濯機を回す
- 6時間ほど放置する
- 洗濯機を回して浮いたゴミを取り除く
- 「すすぎ」「排水」を行う
- フタを開けて乾燥させる
酸素系漂白剤は塩素系よりも洗浄力が衰えるため、放置する時間が必要になります。出勤前や就寝前などに行うと効率的です。
洗濯機の掃除に不安がある方は、家電クリーニングの専門家に依頼することで安心して清潔を維持できます。
【NG】酸化の可能性がある「クエン酸・酢」
クエン酸や酢は一見すると安全性の高い洗剤ですが、洗濯機の掃除には適していません。これらは酸性の性質をもっており、洗濯機内部の金属部品に作用してサビや腐食を引き起こす可能性があります。
また、クエン酸は水アカなどのアルカリ性の汚れには有効ですが、洗濯機に多いカビや雑菌に対しては十分な効果が期待できません。汚れを落としきれないまま使用を続けると、かえって状態を悪化させることもあります。
さらに、メーカーによってはクエン酸や酢の使用を推奨していない場合もあり、故障の原因になるリスクがあります。縦型・ドラム式を問わず、洗濯機の掃除には使用を避けたほうが安全です。
洗濯機の掃除中にトラブルが起きたときはプロに相談を

稀に、洗濯機の掃除中にトラブルが発生することがあります。具体的には、「重曹が排水管内で固形化して詰まりが発生した」「大量のカビや汚れが排水管に流れて排水が悪くなった」といったトラブルです。この場合、自分で対処するのは難しいため水道修理業者に相談するのが無難です。
水道修理業者では、高圧洗浄によって排水管の詰まりを解消します。固形化した重曹や排水管内に溜まった汚れを除去できるので、悪化する前に一度相談してみるとよいでしょう。
実際に依頼先で迷った場合は、実績や対応力のある業者を比較して選ぶことが重要です。以下のようなサービスは、水まわりのトラブル対応に慣れており、初めてでも相談しやすいです。
状況が悪化する前に、こうした業者への相談も選択肢として検討してみてください。
洗濯機の掃除にお悩みなら
重曹を使った洗濯機の掃除方法を解説しました。
人にも環境にも優しい重曹は、漂白剤を使用するのに抵抗がある方におすすめです。一方で、洗浄力が弱くドラム式洗濯機には使えないため、重曹では満足できない可能性があります。その際は、他の洗剤を試したり、プロの業者に依頼したりすると洗濯機の汚れを落とせます。
『水道修理のセーフリー』では、洗濯機の排水溝の掃除に対応する業者を多数紹介しているので、ぜひ活用してください。




























































