洗面所のつまりで水が流れない！原因や直し方・料金相場を徹底解説

洗面所のつまりの原因を紹介

手洗いやヘアセット、メイクで毎日のように使用する洗面所。洗面所ががつまってしまうと、不便ですし生活に支障をきたしてしまいます。

洗面所はなぜつまってしまうのでしょうか。まずは洗面所がつまる原因からみていきましょう。

髪の毛やほこりのつまり

洗面所のつまりの原因で非常に多いのが、髪の毛やほこりです。洗面所で髪の毛を洗ったり、ヘアセットをしたり、ひげをそったり、身だしなみを整える方は多いでしょう。髪の毛やほこりが排水溝に流れてしまうと、ゴミが蓄積されて徐々につまってしまいます。

また、洗面所は洗濯機のそばや脱衣所に配置されていることが多いので、ホコリが発生しやすく、知らない間に排水溝に蓄積している可能性があります。

異物のつまり

洗面所でヘアピンやアクセサリーを落としてしまうと、つまりの原因になります。身だしなみを整える場所ということもあり、ピアスや指輪、ヘアアクセサリーをうっかり流してしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

歯磨き粉や化粧品のキャップなどの落下もつまりの原因になるので、注意が必要です。

石けんカスのつまり

洗面所は洗顔や手洗いをする場所です。子どもの靴や、汚れた衣服の予洗いにも使用されている方も多くいます。

石けんカスは水では溶けにくく、溶け残った石けんは排水溝内部に蓄積されて、パイプをふさいでしまう可能性があります。

石けんカスも蓄積されれば、つまりの原因になるのです。

洗面所でつまりやすい場所は？

洗面所にはつまりやすい場所があります。つまりやすい箇所は主に3つ。どの場所がつまっているかによっても対処方法が異なります。

排水トラップ

洗面所の収納スペースにあるS字型の部分を排水トラップといいます。排水トラップは、洗面所で非常につまりが起きやすい場所です。湾曲しているため物がたまりやすく、つまりやすい構造になっています。

排水トラップは取り外すことができるので、つまりで洗面所の水が流れないときは、排水トラップを掃除しましょう。

排水管

排水管は排水トラップよりもさらに奥にあります。定期的な清掃やメンテナンスが必要な場所ですが、メンテナンスをしていない家庭がほとんどではないでしょうか。

異物が排水管まで流れてつまってしまうと、つまりの除去に高圧洗浄機が必要だったり、修理業者につまり除去を依頼しなければなりません。

地震などで排水管にゆがみが生じてしまった場合にも、水の流れが悪くなり、つまりの原因となるケースがあります。

ヘアキャッチャー

洗面所にある排水口部分のヘアキャッチャーも、つまりやすい部分です。

ヘアキャッチャーは排水トラップや排水管に髪の毛や異物が流れてしまわないように、キャッチする役目があります。ゴミ受けの役目があるうえにヘドロなどがたまりやすく、排水の妨げになってしまうのです。

ヘアキャッチャーは目に見えているゴミを取り除いただけでは、排水できない場合があります。その場合はパーツを取り外し、裏側や細部の汚れを確認しましょう。

洗面所のつまりの直し方

洗面所のつまりは自分でも直すことができます。つまりの対処方法を紹介しますので、お困りの方はぜひ試してみてください。

洗浄剤を使用する

市販の洗浄剤を使用してつまりを除去する方法です。

1. ヘアキャッチャーなど目に見える部分の汚れを取り除く
2. 説明書きに従って、排水口に洗浄剤を注ぎ入れる
3. 規定の時間放置する
4. たっぷりの水で一気に流す

洗浄剤でつまりを除去する方法は、手軽に試すことができます。

洗浄剤はホームセンターやドラックストアで購入できますので、つまりでお困りの方はまず試してみてください。

薬剤を長時間放置すると排水管にダメージを与える場合もあります。薬剤に記載されている注意事項をよく読み、使用方法を守って使用してください。

ラバーカップ（スッポン）を使用する

わん型のゴムに棒がついているラバーカップ（スッポン）でもつまりを除去できます。ラバーカップ（スッポン）はトイレで見かけたことがある方も多いと思います。洗面所のつまりにも使用できますので、ぜひ試してみてください。

• 洗面所のオーバーフローの穴をふさぐ
• ヘアキャッチャーなどを取り外す
• ラバーカップを排水口に当てる
• 洗面所に水をためる（ラバーカップのゴムが隠れる程度）
• ラバーカップを押し付けて一気に引き上げる

洗面所のオーバーフローとは、洗面所から水があふれないように排水口につながっている穴のことをいいます。穴が開いたままになっているとかかる圧が減少してしまうため、ガムテープなどで事前にふさいでおいてください。

ラバーカップは100均でも購入可能です。安価なアイテムですし、トイレなどでも使用できるので常備しておくとよいかもしれません。

一度でつまりが解消されない場合は、何度か繰り返し行いましょう。繰り返し圧をかけることで、つまりが解消されます。ラバーカップを繰り返しても排水がうまくできない場合は、他のトラブルの可能性もあるので別の方法を試してください。

ワイヤーブラシで掃除する

ワイヤーブラシとは、長いワイヤーの先端に小さなブラシがついている掃除道具です。プロの修理業者がよく使用するアイテムですが、ホームセンターで数百円程度で購入できます。ラバーカップ（スッポン）を使用してもつまりが除去できない場合は、ワイヤーブラシを試してみてください。

ワイヤーブラシを排水口から差し込み、ブラシを回転させ、つまりの原因となっている汚れや髪の毛を絡め取ります。ゴミがすべて除去できるまで繰り返しましょう。

髪の毛などがつまりの原因となっている場合は、ぬめりや汚れとともにごっそり取れるでしょう。

高圧洗浄機で掃除する

排水トラップより奥の排水管でつまりが起こっている場合は、高圧洗浄機でつまりを除去する方法が有効です。家庭用の高圧洗浄機を排水口に差し込み、水の噴射で汚れを落としていきます。

ただし、家庭用の高圧洗浄機は業務用と比較するとパワーが弱く、排水管の奥まで洗浄するには不十分です。

高圧洗浄機を必要とするつまりの場合は、プロの業者に依頼したほうが確実につまりを除去してもらえます。

排水トラップを解体する

洗面所の下のS字部分、排水トラップを解体してつまりを除去します。樹脂製の排水トラップであれば、工具がなくても簡単に取り外しが可能です。

1. 排水トラップの下に、水を受けるためのバケツを置く
2. 排水トラップの接続部分のネジを回して外す
3. 排水トラップを取り外してゴミを除去する

排水トラップを外した後、戻し方が分からなくなるケースがあります。手順が分からなくならないように、スマホで録画しながら取り外しを行うと安心です。排水トラップを取り付ける際は、録画した動画を見ながら逆の手順で取り付けます。

排水トラップを外すと水が出てくるので、バケツで水を受けてください。水が飛び散る可能性もあるので、雑巾を用意しておきましょう。

古いタイプの排水トラップの場合は取り外しが複雑ですし、劣化している排水トラップを無理に解体すると破損につながる危険もあります。排水トラップが解体できない場合は無理せず、修理業者に相談してください。

つまりが直らないときは水道修理業者に相談を

排水トラップの解体など、手慣れている人であればそれほど難しい作業ではありません。しかし、素人が無理して直そうとすると、かえって状況が悪化する恐れがあります。

洗面所のどこにつまりの原因があるのか明確ではない場合や、いろいろ試してみてもつまりが直らないときは、プロの水道修理業者に相談してください。

洗面所のつまりを予防する方法

洗面所のつまりは、定期的なメンテナンスで予防できます。洗面所のつまりで慌てないように、日々のお手入れでつまりを予防しましょう。

簡単にできる予防方法を3つ紹介します。

定期的に排水口を掃除する

洗面所のつまりを防ぐためにも、排水口の掃除は定期的に行いましょう。

• 髪の毛が洗面所に落ちていたら、すぐに取り除く
• ぬめりは定期的に掃除する

など、こまめなお手入れにつまりを防ぐ効果があります。

洗面所をすぐに掃除できるように、布巾やブラシを手の届く場所に常備しておきましょう。洗面所を快適に使用するためにも、こまめな掃除が大切です。

髪の毛や異物を流さないように注意する

髪の毛や異物が排水溝に流れてしまうと、つまりが起こります。

ヘアキャッチャーにたまったゴミは必ず取り除き、排水口に流さないように注意してください。指輪やヘアピンなどを誤って流さないためにも、排水口のゴミ受けは必ず取り付けましょう。

洗面所の掃除で出たゴミは排水口には流さず、ティッシュや布巾でふき取って処分してください。

定期的にプロに掃除を依頼する

洗面所のメンテナンスは、プロにクリーニングを頼むのもおすすめです。

プロにお任せすれば水の流れが良くなるだけではなく、頑固な水垢や汚れもあわせてきれいにしてくれます。定期的にメンテナンスをしていれば、汚れの蓄積による洗面所のつまりを防ぐことができます。

洗面所のつまり解消の料金相場

洗面所のつまり解消にかかる料金の相場を紹介します。悪質な修理業者による高額請求を避けるためにも、料金相場を把握しておくと安心です。

軽度なつまりの除去であれば、それほど高額ではありません。しかし、排水管が詰まっている場合には高圧洗浄機など特殊な機械を使用するため、費用が高額になってしまいます。

見積もりや出張料金は無料の水道修理業者が多いので、積極的に利用してください。

洗面所のつまりで修理業者を選ぶ3つのポイント

洗面所のつまりで修理業者を選ぶ際に、押さえておきたいポイントを3つ紹介します。悪質な修理業者による高額請求や手抜き工事を防ぐためにも、ポイントを押さえて優良な修理業者を選んでください。

相見積もりを取る

つまり修理業者を選ぶ際は必ず相見積もりを取りましょう。少なくとも3社以上で見積もりを取って比較することをおすすめします。

相見積もりを取ることで料金やスタッフの対応、サービス内容などの比較が可能です。1社の見積もりだけでは適正価格であるかどうかも分からないので、相見積もりを取って確認しましょう。

見積もりや相談はほとんどの業者が無料で行っています。契約をしなければ料金も発生しないことがほとんどですので、見積もりは積極的に利用してください。

『水道修理のセーフリー』では最短5分でピッタリの水道修理業者をご紹介し、すぐにお見積もりが可能です。お気軽にご利用ください。

水道局指定工事店から選ぶ

水道局指定工事店は各自治体から「給水・排水装置の工事」を適切に行えることを認められた業者を指します。給水・排水装置の工事は、指定工事店でなければ行うことができません。

指定工事店以外の修理業者と比較すると安心感があり、一定の技術力が保証されているので、安心して工事をお任せできます。

また、対応できるトラブルの幅が広いのも特徴です。万が一配管作業など複雑な工事が必要な場合でも、最初から指定工事店に依頼しておけば二度手間になりません。

対応地域と対応時間を確認する

つまり修理業者を選ぶ際は、修理業者の対応エリアと対応時間を確認しましょう。

お住まいのエリアに拠点がある修理業者を選ぶと、スピーディに駆けつけてくれる可能性が高いです。

深夜や早朝、休日には対応していない修理業者もあるので、修理をお急ぎの方は対応時間の確認も必要でしょう。修理業者によっては、深夜に修理を依頼すると割増料金が発生する場合があります。

夜間に洗面所のつまりでお困りの場合は、24時間365日対応している地域の修理業者の中から、割増料金の発生しない修理業者を選んでください。

洗面所のつまりで困ったら修理業者に相談しよう

洗面所のつまりの原因や直し方を紹介しました。

洗面所のつまりの多くは、髪の毛や異物のつまりが原因です。自分で直せる場合もありますが、無理に直そうとするとつまりが悪化する可能性があります。

つまりが解消できない場合は、水道修理業者に相談することをおすすめします。

修理業者に修理をお願いしたいという方は、「洗面所のつまりで修理業者を選ぶ3つのポイント」を参考に修理業者をお探しください。

当サイト『水道修理のセーフリー』でもトイレの修理業者を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。