洗面台の蛇口交換にかかる費用は？自分で交換する方法や注意点も解説

洗面台の蛇口交換の費用相場は15,000円～120,000円

まずは、蛇口交換にかかる費用の相場を見ていきましょう。

洗面台の蛇口交換にかかる費用は、「本体費用+取り付け費用」が基本です。それぞれの費用について解説するので、ぜひチェックしてみてください。

本体費用：10,000円～100,000円程度

洗面台の蛇口交換の際、必ず必要になるのが本体費用です。

本体費用は、選んだ洗面台の種類やランクなどによって大きく異なります。基本的には、機能性が高かったり、デザイン性の高かったりするものは高額になる傾向です。

シャワー機能の有無、お湯が出るかどうかなどによっても費用が異なります。相場は10,000円～100,000円程度なので、予算や欲しい機能などを加味しながら選びましょう。

また、洗面台の形状によっては取り付けられないタイプもあるので、注意が必要です。

取り付け費用：5,000円～20,000円程度

本体費用と共に必要になるのが、取り付け費用（工事費）です。

取り付け費用は工事の難易度や洗面台のタイプ、故障している箇所などによって大きく異なります。相場は、おおよそ5,000円～20,000円程度です。

多くの場合は、10,000円前後の取り付け費用で済みます。蛇口本体の費用と合わせると、交換にかかる費用の相場は15,000円～120,000円程度になり、かなり幅が広いことが分かるはずです。

この費用の差のほとんどは本体費用によるもので、工事費はそれほど大きくは変動しません。

洗面台の蛇口交換費用を抑えるポイント

洗面台の蛇口交換費用を抑えるポイントは、以下の3つです。

• 蛇口の本体代を抑える
• 自分で交換する
• 費用の安い業者に依頼する

それぞれの内容を詳しく解説します。

蛇口の本体代を抑える

最も簡単に費用を安くする方法が、蛇口の本体代を抑えることです。

蛇口の本体代は自分で交換する場合、業者に依頼する場合の両方で必要となります。価格の幅がかなり広いため、蛇口交換の費用を抑えたいときはリーズナブルなものを選ぶのがおすすめです。

安価なものであれば、10,000円前後でも購入できます。ただし、あまりにも安いものは不便なケースもあるため、最低限必要な機能をチェックし、快適に使えるものを探しましょう。

自分で交換する

洗面台の蛇口交換の際にかかる費用として、取り付け費用が挙げられます。自分で交換すれば、取り付け費用は一切かからないので、蛇口交換にかかる費用を抑えられるでしょう。

ただし、セルフでの交換には失敗や水漏れなどといったリスクもあるので、注意が必要です。

仮に失敗した場合は、さらに高額な工事費や修理代がかかるケースもあり、最初から業者に依頼した方が安く済む場合も多々あります。

交換手順や知識に自信がない場合は、プロの水道修理業者に依頼しましょう。

費用の安い業者に依頼する

費用を抑えつつ、失敗なく洗面台の蛇口交換をしたい場合は、リーズナブルな費用を提示している水道修理業者に依頼するのがおすすめです。

取り付け費用は業者ごとに大きくは変わりませんが、中には安価な費用で行っているところもあります。

できるだけ安価な費用で依頼したい場合は、複数の業者から見積もりを取得して比較検討しましょう。その際、無料で見積もりを出してくれる業者を選ぶと余計な費用がかかりません。

複数の業者を比較検討したいときは、こちらの記事をチェックしてみてください。優良な業者が掲載されており、自身が納得できる業者がきっと見つかります。

洗面台の蛇口の種類

洗面台の蛇口の種類は、主に以下の4つです。

• ワンホール混合水栓
• ツーホール混合水栓
• ツーホールシングルレバー混合水栓
• 単水栓

それぞれに異なる特徴があるため、自分の好みに合うものを探すことが大切です。ここでは、それぞれの特徴と共に、交換費用の目安を解説します。

ワンホール混合水栓

ワンホール混合水栓は、洗面台にあいた1つの穴にお湯と水の出る蛇口が付いているタイプです。取付穴が1つでスッキリとしたデザインなのが特徴で、最近ではシャワーヘッドが付いているものが多く見られます。

交換費用の目安は、本体代と取り付け費用を合わせて20,000円～50,000円程度です。

デザイン性が高く、掃除がしやすい一方で取付穴の位置が合わない場合、洗面台を交換する必要があるといったデメリットがあります。

ツーホール混合水栓

ツーホール混合水栓は、洗面台にあいた2つの穴にお湯と水の出る蛇口が付いているタイプです。ワンホール混合水栓との違いは洗面台の穴の数で、ハンドルと吐水口が別々になっています。

ハンドルもお湯用と水用で2つ付いているのが基本で、交換費用の目安は本体代込みで30,000円～70,000円程度です。

ワンホールに比べてやや費用が高く、場合によっては取り付けが難しいケースもあります。古くからある一般的なタイプで部品交換がしやすく、修理しやすいのが魅力的ですが、デザインが少し古臭く感じる場合もあるので注意が必要です。

ツーホールシングルレバー混合水栓

ツーホールシングルレバー混合水栓は、洗面台にあいた2つの穴にお湯と水の出る蛇口があり、レバーが付いているタイプの蛇口です。取付穴は2つで、1つのレバーで水量と温度を調節できます。

交換費用の目安は、本体代込みで25,000円～60,000円程度です。

操作性が良く、簡単に水温を調整することができます。ワンホールとツーホールの両方のメリットを兼ね備えており、デザイン性に優れながら機能面も十分です。
ただし、本体代が少し高額な傾向にあるため、費用を抑えたい場合は注意しましょう。

単水栓

単水栓は、お湯または水しか出ない蛇口です。お湯と水が両方出るわけではないため、洗面台に設置するのはあまりおすすめできません。

洗面ボウルなどに設置されることが多く、シンプルな構造で本体代が比較的安価なのが特徴です。見た目もシンプルなので狭い洗面台でも取り付けやすいものの、デザイン性にはやや欠けます。
交換費用は、本体代込みで15,000円～30,000円程度が相場です。蛇口の種類と名称について詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

洗面台の蛇口を自分で交換する方法

次に、洗面台の蛇口を自分で交換する方法を紹介します。

用意する物

洗面台の蛇口を交換する際は、以下のものを準備しましょう。

• 新しい蛇口
• ドライバー
• モンキーレンチ

新しい蛇口を用意するのはもちろん、ドライバーやモンキーレンチなども必要です。ドライバーは、蛇口の種類や形状などにあわせたサイズを準備してください。

モンキーレンチは、細かな作業ができるような小さめサイズを用意するのがおすすめです。

交換する際の手順

交換する際の手順は、以下の通りです。

1. 止水栓をドライバーで閉める
2. 止水栓とつながっている給水管やホースのナットを外す
3. 給水管やホースを取り外す
4. 蛇口本体やハンドルのナットを外す
5. 古い蛇口全体を取り外す
6. 新しい蛇口を同じ向きで取り付ける
7. ナットをしめる
8. 給水管やホースを取り付ける
9. 止水栓を開けて水漏れをチェックする

どの種類の蛇口であっても、洗面台の蛇口交換は上記のような手順で行えます。ただし、穴の数やハンドルの数などにより、取り外すものやナットの数が違う場合もあるので注意しましょう。

また、取り付けが完了した後は止水栓を開け、正常に水が出るかどうかと共に、水漏れのチェックを行うことが大切です。

洗面台の蛇口を自分で交換する方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ、こちらもあわせて参考にしてみてください。

洗面台の蛇口を交換できる場所

洗面台の蛇口を交換できる場所には、以下のようなののがあります。

• ホームセンター
• メーカー公式サービス
• 水道修理業者

カインズなどのホームセンターでは、蛇口の購入・交換を同時に依頼することができます。その場で現物を確認して購入し、後日自宅に来てもらって取り付けをする流れです。

また、リクシルなどの蛇口を扱うメーカーには、取り付けサービスを実施しているところもあります。購入したいメーカーが決まっている場合は、メーカーに依頼するのも1つの手です。

水道修理業者の場合は、交換用の蛇口を持参してくれるため、自分で探す手間がありません。どんな蛇口を設置すれば良いか分からないなどと悩んでいる方は、依頼を検討しましょう。

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洗面台の蛇口交換を検討するタイミングは？

洗面台の蛇口交換を検討するタイミングとしては、以下のようなものが挙げられます。

• 10年以上使用している
• 水漏れしている
• ハンドルの動きが悪くなった
• 不便さを感じてきた
• カビや汚れが酷くなって落ちない

蛇口の一般的な寿命は、約10年ほどと言われています。10年以上使用している場合は、部品の劣化による水漏れやハンドルが固くなるなどのトラブルが起こりやすくなるため、早めの交換を検討しましょう。

また、蛇口から水漏れが発生したり、ハンドルの動きが悪くなったりした場合も、交換のサインかもしれません。放置すると、カビの発生や水道料金の増加につながる可能性もあります。

機能面やデザイン性に不満を感じたり、不便さを覚えたりするときも蛇口交換がおすすめです。

蛇口を交換すれば、節水効果や使い勝手の良さを得られることもあります。

洗面台の蛇口交換に関する注意点

洗面台の蛇口交換に関する注意点は、以下の通りです。

• 水漏れに気を付ける
• 配管を傷つけない
• 自分での交換が費用の節約になるとは限らない
• 自信がないときは無理せず依頼する

それぞれ詳しく解説します。

水漏れに気を付ける

自分で蛇口交換を行う際、下手に部品をいじると重大な水漏れを引き起こす可能性があります。水漏れを予防するためには、作業前に止水栓を閉めておくことが大切です。

交換後、止水栓を開けて蛇口を使用し、水漏れがないかどうかしっかりと確認しましょう。

洗面所で水漏れが起きる原因については、以下の記事で詳しく紹介しています。

配管を傷つけない

蛇口交換をする際は、配管を傷つけないように注意しましょう。

配管を傷つけてしまうと、配管ごと交換が必要です。配管の交換は自分で行うのは難しいだけでなく、修理費用も高額になる可能性があります。

交換作業は慎重に行い、配管を傷つける恐れがある場合は、作業を中止して業者に相談するのがおすすめです。

自分での交換が費用の節約になるとは限らない

洗面台の蛇口は、自分で交換する方が費用の節約になるとは限りません。

確かに、上手く自分で交換できれば業者に依頼する際にかかる作業費が発生せず、安く収まる可能性もあります。しかし、交換に失敗して蛇口や配管を故障させた場合、より高額な費用が発生するでしょう。

特に、配管は自分で交換するのが難しく、作業費用も高額になる傾向です。

自信がないときは無理せず依頼する

作業に自信がないときは業者に相談した方が、費用が安く済むケースも十分にあります。故障などを未然に防ぐためにも、自信がない場合は最初から水道修理業者に依頼するのがおすすめです。

無理に自分で修理しようとすると事態を悪化させたり、新しく購入した蛇口を破損させたりする場合もあります。

洗面台の蛇口交換は『水道修理のセーフリー』へ

今回は、洗面台の蛇口交換にかかる費用と共に、自分で交換する方法や注意点を紹介しました。

洗面台の蛇口は自分で交換することもできますが、失敗や水漏れなどのリスクがあります。そのため、少しでも交換に不安がある場合は、プロの水道修理業者に相談するのがおすすめです。

相談先に迷った際は、ぜひ『水道修理のセーフリー』にご相談ください。優良かつ、リーズナブルな費用で依頼できる業者が多数掲載されています。