2024.05.28
お湯を使ううえで欠かせない給湯器は、電気とガスのどちらを選ぶかによって光熱費が変わります。また、同じ電気給湯器でも、種類ごとに仕組みやコストのかかり方が変わる点に注意が必要です。
今回は電気給湯器とは何なのか、ガス給湯器の違いや主な種類ごとの仕組み、メリット・デメリットと共に徹底解説します。
気になる本体価格やランニングコストの目安もご紹介していますので、参考にしてください。
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記事の内容
電気給湯器とは

電気給湯器とは、電気を原動力としてお湯を供給する給湯器の総称です。ガス給湯器や石油給湯器のように燃焼のエネルギーが不要なため、その高い安全性や省エネ性能から、住宅・店舗などで普及が拡大しています。
電気給湯器とガス給湯器の違い
電気給湯器とガス給湯器はそれぞれ「電気とガス」という原動力の他に、以下などの違いがあります。
- コスト
- サイズ
- 使いやすさ
コストについてはガス給湯器の方が導入費用が安い傾向にありますが、電気料金のプランなどによってはランニングコストなら電気給湯器の方が安くなる場合があります。
サイズは電気給湯器の方が大きく、余裕のある設置スペースの確保が必要です。

また、電気給湯器はあらかじめ作ったお湯を溜める仕組みなので、お湯が必要なときに即座に使えます。一方でガス給湯器はその都度お湯を沸かすためロスタイムが発生しますが、お湯切れがない点はメリットです。
なお、ガス給湯器のエコジョーズは、以下の記事で詳しく解説しています。
電気給湯器の仕組み
電気給湯器は大きく分けて「電気温水器」と「エコキュート」の2種類があり、それぞれ仕組みが異なります。
以下より、電気温水器とエコキュートの仕組みについて解説します。
電気温水器の仕組み
電気温水器は、内蔵されている金属製の電熱ヒーターに水を通してお湯を作っています。お湯が出るまでの具体的な仕組みは製品によって異なり、以下などのタイプに分けられます。
- 対流沸き上げ式
- 積層沸き上げ方式
対流沸き上げ式は、水が入ったタンクの下部にヒーターが組み込まれているタイプです。沸くまでに時間がかかりますが均一に温められたお湯を大量に使えます。
積層沸き上げ方式は、上部にヒーター・中央に混合層・下部にタンクという構造になっています。使用時はタンクから必要な分だけ水を吸い上げてヒーターへ送り込まれ、素早くお湯を作ることが可能です。
エコキュートの仕組み
エコキュートは電熱ヒーターを使わず、空気を利用したヒートポンプでお湯を作る電気給湯器です。熱交換器の冷媒が空気の熱を取り込み、圧縮機で冷媒をさらに高温にして、その熱を水に伝えてお湯を作ります。
空気を熱源にしているため電気温水器よりも高効率で給湯でき、ランニングコストは安い傾向にあります。
エコキュートについては以下の記事でまとめたので、チェックしてみてください。
電気温水器のメリット・デメリット
電気温水器とエコキュートは、仕組みの違いから異なるメリット・デメリットを持ちます。
まずは電気温水器の具体的なメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
電気温水器のメリットは、以下の通りです。
- 寿命が長い傾向にある
- エコキュートよりも価格が安い
- お湯切れがしにくく、非常時への備えになる
電気温水器はシンプルな構造のため消耗が緩やかな傾向にあり、比較的長持ちします。さらに本体価格が安く、コストパフォーマンスの高い電気給湯器です。
また、大量のお湯を沸かせる対流沸き上げ式なら、災害で電気・ガスが止まっても、タンク内の残量によってはしばらくはお湯に困ることもありません。
デメリット
電気温水器には、以下のようなデメリットもあります。
- ランニングコストはエコキュートより高い
- お湯切れになると、お湯が沸くまでに時間がかかる
電気温水器は電気を熱源にお湯を作っているため、給湯に伴う電気消費量はエコキュートを上回ります。これにより、月々の電気代が高くなりやすい点に注意が必要です。
お湯を沸かす効率はエコキュートよりも低く、一度お湯切れになると次の供給までに時間がかかり、使いにくさを感じる可能性があります。
エコキュートのメリット・デメリット
電気温水器にはない、エコキュートのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
エコキュートの主なメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- ランニングコストが安い
- 地球環境に優しい
- 省エネ設備として補助金を利用できる場合がある
少ない電力でお湯を供給できるエコキュートは、環境負荷だけでなく電気代の削減にも有効です。そのため、ランニングコストは電気温水器よりも安い傾向にあります。
また、エコキュートは省エネ設備として認められており、対象機種なら補助金制度を利用して初期コストを抑えられます。
例えば、2024年5月現在は「給湯省エネ2024事業」を利用でき、省エネ性能の高い対象機種の設置なら最大18万円の補助金が支給されます。
給湯器の補助金は、以下の記事で情報をまとめているので、参考にしてみてください。
デメリット
エコキュートは主に省エネによるメリットを得られる反面、以下のようなデメリットもあります。
- 本体価格が高い
- 設置に広いスペースを要する
エコキュートは性能の高さから本体価格が高い傾向にあり、補助金を利用しないと、電気温水器よりも初期コストが高くなりやすいです。
また、貯湯タンクに加えてヒートポンプユニットも備わっているため、サイズが大きい傾向にあり、設置の際は十分なスペースの確保が必要です。
電気給湯器の費用

電気給湯器の設置にかかる費用の大部分を占めるものが、本体価格です。メーカー・モデル・容量などによって本体価格は変わりますが、ある程度の相場は決まっています。
電気温水器とエコキュートの相場を、以下にて紹介します。
電気温水器
電気温水器の本体価格の相場は、以下の通りです。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 370L | 40万~60万円程度 |
| 460L | 50万~70万円程度 |
| 550L | 60万~80万円程度 |
全体的にエコキュートよりも安い傾向にありますが、大容量なものや機能性が高いモデルだと、80万円程度の費用を要する場合があります。
エコキュート
一方で、エコキュートの購入に必要な費用の相場は以下の通りです。
| 容量 | 価格 |
|---|---|
| 370L | 70万円~110万円程度 |
| 460L | 80万円~110万円程度 |
| 550L | 90万円~120万円程度 |
電気温水器よりも高額な傾向にあり、特にモデルによっては100万円前後の費用を要します。
なお、上記は一般例として3人家族以上の使用に適している370L以上の容量別に、価格を紹介しています。低価格な小型モデルも販売されているため、お湯の使用量や世帯人数に合った容量を考慮しながら電気給湯器を選びましょう。
給湯器の交換費用は、次の記事も参考にしてみてください。
電気代を含む電気給湯器のランニングコスト

電気温水器・エコキュートのどちらもお湯の供給に電力を要するため、月々の電気代にどれくらいの影響が出るのかは知っておきたいポイントです。
参考として、パナソニックが提示しているエコキュート・電気温水器のランニングコストの目安を、主な地域別にご紹介します。
| 地域 | 電気温水器(月平均) | エコキュート(月平均) |
|---|---|---|
| 東京電力エナジーパートナーエリア | 13,200円程度 | 3,100円程度 |
| 関西電力エリア | 7,300円程度 | 1,700円程度 |
| 中部電力エリア | 8,400円程度 | 2,100円程度 |
| 東北電力エリア | 15,800円程度 | 4,000円程度 |
| 九州電力エリア | 7,000円程度 | 1,700円程度 |
| 北海道電力エリア | 15,400円程度 | 4,500円程度 |
上記は家庭用ヒートポンプ給湯器「HE-FPU37LQMS」、電気温水器「DH-37G5QUKM」においておまかせ節約機能を使用した場合の推定金額です。具体的な金額は地域の他、季節・機種・使用モードなどによって変わります。
※参考:Panasonic「低ランニングコスト|はじめてのエコキュート(https://sumai.panasonic.jp/hp/2point/2_3.html)」
電気給湯器の電気代を節約するコツ

寒さが厳しい季節や地域はどうしてもお湯の使用量が増えるため、電気代は高くなりがちです。
これから電気給湯器の導入を検討している方も、すでに電気給湯器を使っている方も、「いかにお得に電気給湯器を使うか」は特に気になるはずです。
ここでは、電気給湯器の使用に際して、おすすめな電気代の節約術をご紹介します。
電気料金のプランを見直す
電力会社によっては、オール電化住宅に向けて「電気を使うタイミングによって料金が安くなるプラン」を用意している場合があります。
特定の曜日や時間帯は通常よりも電気料金が安くなるため、夜間にまとめてお湯を沸かしておけば、お湯は問題なく使える一方で電気代は削減されるというメリットにつながります。
ただし、このようなプランは、指定された曜日・時間帯以外のタイミングだと、料金が割高に設定されているケースも多いです。電気給湯器を使うタイミングを工夫しないと、かえって電気代がかさむ可能性があるため注意しましょう。
電気料金が安くなる時間帯は、夜間・昼間・休日などさまざまです。自分や家族の生活スタイルを考慮し、最もお得なプランを検討しましょう。
タンクのお湯の温度を下げない工夫をする
多くの電気給湯器は、電気料金が安い夜間にお湯を沸かします。それまでにお湯が冷めて沸き増しが必要になれば、余計に電気代がかかるため注意が必要です。
可能な限り沸き増しをしないためにも、溜まっていたお湯が冷めないための工夫を心がけましょう。例えば、お風呂の場合、家族全員が時間を空けずに入浴するといった工夫が有効です。
省エネモードの使い方に注意する
電気給湯器によっては、省エネな代わりにお湯を沸かす量が少なくなる「省エネモード」があります。毎日のお湯の使用量を学習して、それを元に最適な量だけお湯を沸かすモードです。
無駄のない沸き上げが可能なため、お湯の使用量が少ない季節なら電気代の節約になります。その一方で、冬場はお湯が不足するケースも多いです。そこで沸き増しをすれば、電気の使用量が増えて電気代が高くなる恐れがあります。
そのため、冬場など全体的にお湯の使用量が増えるタイミングやまとまったお湯が必要なタイミングには、あえて多めにお湯を沸かすモードを選択した方がお得になります。
電気給湯器への切り替えをお考えの方へ
電気給湯器は上手に活用すれば光熱費を抑えられる他、非常時にもお湯が使えるという安心感を得られます。
現在はガス給湯器を使っている方、これから新築・リフォームに向けて給湯器を選んでいる方は、電気給湯器の導入を検討するのも良いでしょう。
電気給湯器の取り付けやトラブル発生時の修理・交換は、水道修理業者にも依頼できます。『水道修理のセーフリー』ではコンシェルジュがお客様に最適な業者を無料でご紹介していますので、ぜひご活用ください。
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電気給湯器についてよくある質問
-
給湯器は電気とガスのどちらが良いですか?
電気給湯器には「ランニングコストが安い」「お湯をすぐに使える」という点、ガス給湯器には「初期費用が安い」「お湯切れの心配がない」という点がメリットです。
仕組みが違うだけにコストや使用時の利便性は大きく変わるため、どちら良いとは一概には言えず、自分の生活スタイルや予算に合わせて選ぶ必要があります。
-
電気給湯器にデメリットはありますか?
電気給湯器のデメリットは、以下の通りです。
・価格が高い
・お湯切れの心配がある
・設置に広いスペースを要するなお、電気温水器を使うかエコキュートを使うかによって、具体的にどんなデメリットが生じるかが変わります。
-
給湯器のランニングコストは電気とガスのどちらがお得ですか?
電気給湯器の中でも、エコキュートは電気使用量が少ないため、ガス給湯器よりもランニングコストを抑えやすいです。一方で電気の使用量が多い電気温水器のランニングコストは、ガス給湯器と同等またはやや高くなる傾向にあります。
お得に電気給湯器を使うなら、電気代を抑える工夫も知っておきましょう。
-
電気給湯器はどのような仕組みですか?
電気給湯器の仕組みは、電気温水器とエコキュートでそれぞれ異なります。
電気温水器は内蔵されている電熱ヒーター、エコキュートは空気を熱源にしてタンク内の水を沸かすという仕組みです。
-
電気給湯器の値段はどれくらいですか?
電気給湯器の値段は、40万~120万円と価格帯が非常に幅広いです。電気温水器かエコキュートか・機種・容量などによって値段が大きく変わるため、ご自身の家庭に最適なものを選んだり補助金を利用したりして、お得に導入しましょう。

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