お風呂の給湯器を交換する時期や費用は？業者の選び方も紹介

お風呂の給湯器の交換時期は？

お風呂の給湯器の寿命は10年くらいが目安です。もちろん、家族構成や使い方で交換時期は異なります。

使用して7〜8年頃から不具合が始まり、保守部品がなくなって買い替えというケースも多く見られます。新しい給湯器はエコシステムで、光熱費が抑えられるために交換する方も多いようです。

給湯器が故障したとき

お風呂の給湯器の調子が悪くなって、次のような症状があればそろそろ交換時期かもしれません。該当する項目が2つ以上あれば、買い替えを検討しましょう。

• 給湯器本体からの水漏れ
• お湯を出すときに変な音がする
• お湯が出ない
• お湯の温度が一定ではない
• お湯はりができない
• 追い焚きできない
• 給湯器本体から煙が出る

冬場は気温が低いためにガスが気化しにくくなっており、ガスの不完全燃焼が起きる場合があります。

そのため、一概に給湯器の交換時期とはいえません。信頼できる業者に相談してから、交換するかどうかを決めましょう。

給湯器の故障がなくても交換したいとき

お風呂の給湯器がまだ使える状態でも、交換しなくてはいけないことがあります。

• 家族が増えた
• オール電化にした
• その他のリフォーム

オール電化にすればガス給湯器は使えなくなりますが、それ以外に家族が増えたときも交換を考えるケースです。家族が増えると、当然お湯の使用量が増えます。快適に使用したいのであれば、交換を考えましょう。

戸建てとマンションのお風呂の給湯器は違う

購入したマンションや家にすでに給湯器が設置されていたため、今まで給湯器を購入する経験がない方も多いのではないでしょうか？

戸建てとマンションでは、給湯器の設置場所や設置できる機種の種類が異なることも知っておきましょう。その上でお宅にぴったりの給湯器を選んでくださいね。

戸建てとマンションでは給湯器の設置場所が違う

給湯器の設置場所は、安全に稼働するために基準が法律で決められています。

具体的には排気口がふさがれて不完全燃焼が起きないよう、また機器内に熱がこもって異常に温度が上がらないようにするためです。

戸建ての場合は、給湯器の場所をある程度自由に変更できます。

マンションの場合は、パイプスペース、またはベランダに設置することが多く、設置場所を変えることはできないと考えて間違いありません。基準に合う場所があまりないため、もともとある場所に設置することがほとんどです。

戸建てのお風呂の給湯器は？

戸建てのお風呂の給湯器は設置場所だけではなく、システムそのものもある程度自由に変えることが可能です。利用する燃料の種類も、予算に合わせて選べます。

• ガス（都市ガスまたはプロパンガス）
• 電気
• 灯油

一般家庭向けのお風呂用給湯器は上記のような燃料が使用されます。それぞれのメリットを知って選びましょう。

• ガス式：火力が強く扱いやすいため、普及率も高い
• 電気式：オール電化住宅で特に用いられており、夜間の安い電力を利用してお湯を沸かしてためておく（貯蔵式がメイン）
• 石油式：ランニングコストが安く、火力が安定している

また、利用する燃料以外に、給湯式には沸かしたお湯を貯蔵しておく貯蔵式と、使うたびにお湯を沸かす瞬間式があります。

マンションのお風呂の給湯器交換時の注意点

基本的にマンションでお風呂の給湯器を交換する場合は、燃料の種類や設置場所を変えることはできません。もともと設置される場所に収まる大きさの機種を選ぶことも大切です。

分譲マンションの場合

自分で業者に依頼します。しかし、設置場所は屋内ではなくマンションの共有スペースを使用しており、またインフラを共有していることから、管理会社への連絡は必須です。

給湯器の機種や大きさ（号数）にも制限があるので、必ず問い合わせましょう。管理会社が提携している業者を紹介してくれるかもしれません。

賃貸マンションの場合

賃貸マンションにお住まいの方は、ご自分で勝手に交換せず、貸主に連絡しましょう。故障が給湯器の寿命によるものであれば、貸主が費用を負担します。

交換ではなく、修理が必要な場合も同様です。貸主または管理会社が、業者に依頼してくれるでしょう。

お風呂の給湯器を選ぶときに知っておきたいこと

給湯器はしょっちゅう購入するものではないため、カタログを見てもわからないことがたくさんありますね。

ここでは給湯器を選ぶ上で最低知っておきたいことを説明します。

• 給湯器の号数・サイズ
• 給湯器の種類
• エコジョーズ
• オートとフルオートの違い

以上のことを順を追って説明しますので、参考にしてください。

給湯器の号数・サイズ

号数は給湯器のお湯を出すパワーを表します。水温より25度高い温度のお湯が、1分間に出る量を数値化したものです。

単位はリットル（L）で、１分間に20Lのお湯が出れば20号です。実際には、配管の長さや配管の太さ、給水圧などによって数値は左右されます。

家族の人数に合わせて選びましょう。目安は次のとおりです。

• 単身者：16号
• カップル：20号
• 4人家族：24号

現在使っている給湯器の号数を知る

現在使用している給湯器の号数は、給湯機側面、または前面にラベルが貼っているので確認できます。

GT-168AWとかRUF-A1610Sといった表示がありますが、どちらも16号です。英文字の右側に出る最初の2つの数字が号数を表します。

給湯器の種類

お風呂の給湯器には機能面でさまざまな種類があります。大きく分けると次の３種類です。

• 給湯のみ
• 追い焚き機能付き
• 暖房機能付き

暖房機能付きには、次の機能も設置されています。

• 浴室暖房乾燥機
• ミストサウナ
• 床暖房

エコジョーズ

日本ガス体エネルギー普及促進協議会が中心になって、地球に優しいシステムの普及をしています。

エコジョーズは水を温める際に出る排気を利用して、予備の水を温めておくシステムです。ガスの消費量を少なくして節約できるだけではなく、二酸化炭素の排出量も少なくします。

従来型の給湯器より設置費用は少し高額ですが、ガス代を節約できるので3〜4年で元を取れる計算です。

オートとフルオートの違い

お風呂の給湯器のオートとフルオート、それぞれの機能を表にしました。

自動たし湯は、水位が下がると自動でお湯を足してくれる機能です。家族の人数が多く、生活時間も一定ではないならあると便利です。

また、自動洗浄機能があれば追い焚き配管を洗浄するので、掃除がラクになります。

お風呂の給湯器交換でかかる費用はどのくらい？

お風呂の給湯器を交換するにあたって、どのくらいの費用が必要になるのか気になりますね。交換の見積もりをしてもらう前に、目安を知っておきましょう。

お風呂の給湯器の本体価格・値段

給湯器の本体価格は、メーカー希望価格で11～45万円程度です。給湯器に搭載されている機能によって値段に幅があります。

エコジョーズが付帯されると4〜5万円ほど高額になります。ただし、購入する店によって割引があるので、この価格より3〜６割程度の割引が期待できます。

お風呂の給湯器交換の工事費用

基本的に同タイプの給湯器を設置し、配管やバスタブの位置に変更がないなら、3〜5万円が工事費用の相場です。

ただし、業者によって異なるので、必ず見積もりをしてもらうことをおすすめします。

お風呂の給湯器の工事費用の内訳は、だいたい以下のとおりです。

• 取り付け・交換の工事費
• 給湯管・ガス管等の接続工事費
• リモコン接続工事費
• 古い給湯器の撤去・廃材処分費
• 点火試験費
• 出張費

お風呂の給湯器交換で追加費用がかかるケース

今まで使用していた給湯器と種類が変わる場合は、追加費用がかかる可能性があります。

• 給湯箇所を増設
• 給湯器の種類を変更
• 壁掛け式から据え置き式に変更
• 給湯器を設置されている場所が工事をしにくい

お風呂の給湯器の設置されている場所によっては、作業員の人数を増やす必要があるため、人件費が上乗せされる可能性があります。

お風呂の給湯器交換をどこに頼む？

お風呂の給湯器を交換する場合、どこに頼むのがベストなのでしょう？やはりガス会社が安心なのでしょうか？

主にお風呂の給湯器を扱っているのは、次のとおりです。

• ガス会社・プロパンガス販売店
• ホームセンター・家電量販店
• 水道修理業者

それぞれのメリットとデメリットを知って、どこに給湯器の交換を依頼するのかを決めましょう。

ガス会社・プロパンガス販売店

ガス給湯器なら、やはりガス会社が安心だという方も多いでしょう。しかし、一般的に料金は高めです。

リース契約もあり、初期費用は抑えられますが、合計すると割高になるので注意が必要です。

ホームセンター・家電量販店

大手ホームセンターや家電量販店なら、実際に給湯器本体の展示があることも多い点がメリットです。

ただし、工事は外注で、現地調査や見積もり提出までは外注業者が行うので、時間がかかるケースもあります。ガス会社に依頼するよりは安いのですが、相見積もりができないので格安になるわけではありません。

水道修理業者

トイレつまりや排水溝のつまりなどで利用が多い水道修理業者ですが、給湯器の交換・修理を得意としている業者もあります。

まずは修理して、利用を続けることができるのかを確認してくれる点がメリットです。無駄な出費が発生しない可能性があります。

ただし、扱っているメーカーが限られている可能性もあるので、利用したい給湯器メーカーを扱っているかを確認してから利用しましょう。

お風呂の給湯器交換業者を選ぶポイント

お風呂の給湯器の交換を業者に依頼する際は、信頼できて技術力も確かな業者を選びましょう。業者選びで大切なポイントをご紹介します。

必ず数社に相見積もりをしてから決めましょう。

ホームページで確認すること

業者のホームページでは次のことを確認してください。

• 資格の有無
• 実績
• アフターサービスの有無
• 対応エリア
• 扱っているメーカー

資格はガスの扱いと電気工事、配管に関する資格が必要です。

• 液化石油ガス設備士
• ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
• ガス消費機器設置工事監督者
• ガス可とう管接続工事監督者
• 簡易内管施工士
• 給水装置工事主任技術者
• 第二種電気工事士

電話での問い合わせで確認すること

業者のホームページを確認し、電話で問い合わせてみましょう。

以下の業者なら、気軽に見積もりを依頼できます。

• 見積もりが無料
• 見積もり後の追加料金がない

また、問い合わせをしたときのスタッフの対応も重要なポイントです。親身に話を聞き、質問にきちんと答えてくれるスタッフがいる業者なら、安心してお風呂の給湯器の交換を任せられます。

見積もり時に確認したいこと

見積もりに来たスタッフの態度も重要なポイントです。見積もりをして各項目について質問し、きちんと答えてくれるかどうかを確認しましょう。

見積もり金額も相場と比較してみましょう。もし大幅な違いがあれば、理由を聞いてください。

お風呂の給湯器の保証期間も大切です。メーカーの保証期間は2年程度なので、その後も保証があるのかどうかを確認しましょう。給湯器本体や取付工事に長期保証がついている業者なら安心です。

また、すぐに交換工事をするのかどうかも確認しておきましょう。

• スタッフの態度
• 見積もりの金額が相場料金に近いか
• 長期保証がついているか
• 対応が迅速か

お風呂の給湯器を交換するときは信頼できる業者に

お風呂の給湯器を交換する際に気をつけたいこと、価格相場や業者の選び方などを説明しました。交換する業者はさまざまです。メリット・デメリットを知って上手に利用しましょう。

もし水道修理業者に依頼するのであれば、技術力・実績のある業者を選んでください。信頼できる業者選びには、当サイト『水道修理のセーフリー』のコンシェルジュのご利用がおすすめです。

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