給湯器の交換費用はいくら？タイミングや本体の選び方も解説

給湯器の交換費用の相場

給湯器の交換にかかる費用の内訳は、「本体代金」と「交換工事費」となっています。

以下に、それぞれの費用相場を解説するので、ぜひ参考にしてください。

給湯器の本体価格の相場

給湯器本体は、大きく分けると「従来型」と「省エネ型のエコジョーズ」の2種類に分けられ、当然価格相場も異なります。

また、同じタイプの給湯器でも、備えている機能によって価格が変動します。

給湯器の機能は、主に以下の3つです。

• 給湯のみ
• オートタイプ
• フルオートタイプ

給湯のみのタイプでは、蛇口やシャワーからお湯を出す機能しかなく、お風呂の自動お湯はりや、追いだきができません。

オートタイプでは、指定した水量での自動お湯はりができますが、浴槽のお湯が減ったときの、自動足し湯機能がありません。

フルオートタイプは、水位をもとに自動お湯はりを行い、浴槽のお湯が減ったときは、設定してある水位まで自動で足し湯をしてくれます。

従来型の給湯器の本体価格の相場

従来型の給湯器における本体価格の相場は、以下の表の通りです。

給湯器の本体価格は、給湯器の号数や、見積りを取る業者によって異なるため、幅があります。

また、水道修理業者では、給湯器をメーカー希望小売価格の60～80%OFFで販売しているため、お得に購入でき、おすすめです。

リモコンは別売り、または追加費用なしで付属しているなど、業者によって違いがあるため、相見積りを取ると良いでしょう。

エコジョーズの本体価格の相場

省エネ型給湯器の、エコジョーズの本体価格の相場を、以下の表にまとめました。

エコジョーズは、従来型では排気されていた、ガスの燃焼時に発生する熱を利用し、高効率でお湯を沸かせるのが特徴です。

そのため、従来型よりも本体価格は高めですが、光熱費が抑えられ、ランニングコストも含めた総費用では、エコジョーズの方が安くなる傾向にあります。

給湯器の交換工事の費用相場

給湯器の交換工事を業者へ依頼したときの、費用相場は3.5～5.5万円程です。

工事費には、主に以下の内容が含まれています。

• 古い給湯器の撤去処分
• 新しい給湯器の取り付け
• 給水の結び替え
• 給湯の結び替え
• リモコンの結び替え
• ガスの結び替え

ただし、配管が老朽化していて交換が必要な場合や、給湯器の設置場所を変更するときなどは、費用が加算されるので、まずは無料見積りを取るのをおすすめします。

給湯器の交換に使える補助金

2024年度は、以下の補助金事業が始まったため、お得に給湯器を交換するチャンスです。

• 給湯器省エネ2024事業
• 賃貸集合給湯省エネ2024事業

持ち家であれば、「給湯器省エネ2024事業」で、高効率（省エネ）の給湯器への交換に対し、最大20万円が補助されます。

賃貸集合給湯省エネ2024事業は、賃貸住宅の家主が、保有する賃貸物件の給湯器を交換した場合に、1台につき5万円または7万円の補助金が出ます。

補助金には予算があるため、給湯器の交換を検討されている方は、早めに計画を立てましょう。

給湯器を交換すべきタイミング

「給湯器は故障したら交換すれば良い」と考えている方が、多いようです。

しかし、実は給湯器を交換すべきタイミングは、大きく分けると次の3つがあります。

1. 給湯器が故障した
2. 給湯器の耐用年数を超えた
3. 同居人数が増えた

以下に、それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

給湯器が故障した

給湯器を交換すべきタイミングの1つ目は、当然「故障したとき」です。

給湯器が故障してしまうと、お湯が出なくなるため、最も困るのは入浴でしょう。また、給湯器で床暖房を稼働させている場合は、それも使用できなくなります。

給湯器に以下の症状が出た場合は、水道修理業者へ相談し、完全に故障する前に交換するのがおすすめです。

• 給湯器のリモコンにエラーが出た
• 給湯器から水漏れする
• お湯がなかなか出ない
• 給湯器から異音・異臭がする

上記に限らず、給湯器の異変を感じたら、すぐに水道修理業者へ相談しましょう。

給湯器の耐用年数を超えた

給湯器に不具合が出ていなくても、耐用年数を超えた場合は、交換を検討しましょう。

耐用年数は以下のように、給湯器によって違います。

• ガス給湯器と石油給湯器：およそ10年
• 電気温水器とエコキュート：10年～15年

耐用年数を超えた給湯器は、不調が起きやすいだけでなく、安全上の観点からも、継続使用はおすすめできません。

同居人数が増えた

給湯器は、号数によって同時に使用できる湯量が異なります。

そのため、同居人数が増えると、お風呂や洗面所、キッチンなどを同時に使用したときに、不便に感じるかもしれません。

結婚・出産・両親との同居など、同居人数が増えたときには、給湯器の交換をされるのをおすすめします。

交換する給湯器の選び方

交換する給湯器を選ぶときは、以下の4点を決めていきましょう。

• 設置タイプ
• 給湯器の号数
• 給湯器の機能
• 省エネタイプか従来型か

それぞれのポイントについて、以下に詳しく解説します。

設置タイプを決める

給湯器は、複数の設置タイプがあり、「屋外壁掛型」のみ戸建て・マンションの両方に設置可能です。それ以外の設置タイプは、戸建て・マンションそれぞれで、専用のタイプとなっています。

そのため、まずは自宅にどの設置タイプが取り付け可能かを、確認すると良いでしょう。

戸建て向け給湯器の設置タイプ

戸建て用の給湯器の設置タイプは、以下の3種類です。

• 屋外壁掛型
• 屋外据置き型
• 屋外浴槽隣接型

屋外壁掛型は、戸建ての壁に設置するタイプです。給湯器の配管が本体の下から出ている場合は、屋外壁掛型になります。

屋外据置き型は、家の外の、地面またはブロックの上に設置するタイプです。配管が、給湯器本体の横から出ていて、お風呂の浴槽に、給湯用の穴が1つだけの場合は、屋外据置き型になります。

屋外浴槽隣接型も、屋外の地面またはブロックの上に設置するタイプですが、その名の通り、浴槽に隣接する壁の外に取り付ける必要があります。また、配管は、給湯器本体の裏から2本出ており、浴槽には給湯用の穴が2つあるのが特徴です。

自宅に設置されている給湯器は、上記のどれなのかを確認しましょう。

マンション向け給湯器の設置タイプ

マンション用の給湯器の設置タイプには、以下の4種類があります。

• 屋外壁掛型
• PS標準設置型
• PSアルコーブ設置型
• PS扉内設置型

屋外壁掛型は、マンションのベランダに設置します。

PS標準設置型は、玄関横のスペースに設置し、扉がないため、給湯器が見えます。また、本体正面に横長の排気口があるのが特徴です。

PSアルコーブ設置型は、玄関横のアルコーブと呼ばれる場所に、給湯器が見える状態で設置されます。排気口には排気カバーを取り付け、下に向けて排気するケースが多くあります。

PS扉内設置型の設置場所は、PS標準設置型と同じですが、扉が付いているため、給湯器は見えません。排気口が前方または後方にあり、後方の場合は延長管を取り付ける必要があります。

給湯器の号数を決める

給湯器には3つの号数があり、号数の違いは、同時に出せる湯量です。そのため、同居人数が多くなるほど、号数の大きい給湯器を設置するのが理想です。

以下が、号数と推奨同居人数になります。

• 16号：単身者向け
• 20号：2～3人向け
• 24号：4人以上向け

号数の見分け方は、給湯器本体に貼られたシールに書かれている、型式です。

最初のアルファベットの次の数字が、16・20・24のいずれかになっているので、確認してください。書かれている数字が、その給湯器の号数になります。

今の号数では湯量が足りない場合は、号数の大きい給湯器へ交換しましょう。

給湯器の機能を決める

給湯器は、機能の違いによって、大きく以下の3タイプに分かれます。

• 給湯のみ
• オートタイプ
• フルオートタイプ

給湯のみは、浴槽にお湯はりする際、お湯の出す・止めるを手動で行わなくてはならず、追いだき機能もありません。手間はありますが、価格が3タイプのうち最も安くなっています。

オートタイプでは、自動でお湯はりができ、追いだき機能もありますが、足し湯機能がありません。

フルオートタイプは、自動お湯はり・追いだき・足し湯の全ての機能を備えていますが、価格は3タイプの中で最も高くなっています。

省エネタイプか従来型かを決める

給湯器には、従来型と、省エネ型と呼ばれるタイプが存在します。

従来型と比べると、省エネ型の方が本体価格は高くなっています。しかし、「省エネ＝給湯効率が高い」ため、光熱費が安く抑えられるのが、省エネタイプの特徴です。

給湯器の耐用年数は最低でも10年のため、ランニングコストを考えると、省エネタイプの方が結果的にお得でしょう。

給湯器が故障していなくても、従来型から省エネ型へ交換される方も、多くいます。

給湯器の交換を依頼する業者を選ぶときのポイント

給湯器の交換を依頼する業者を選ぶときは、以下の3つのポイントを押さえましょう。

• 実績
• 口コミ
• 見積り内容

以下に、それぞれのポイントについて、詳しくお伝えします。

実績を確認する

給湯器の交換を依頼しようか検討している業者の、公式サイトを見て、実績がどれだけあるか確認してください。

「○○件」などの数字だけでなく、作業時の写真なども添えた、施工事例があると安心です。

実績を一切出していない業者は、避けた方が安全でしょう。

口コミを確認する

検討している業者へ、実際に依頼された方の口コミを確認しましょう。

できれば、公式サイトに載っている口コミだけでなく、第三者のサイトにも載っているものも、チェックしてください。言うまでもありませんが、口コミで評価が低い業者は避けておきましょう。

『水道修理のセーフリー』でも、給湯器の交換を水道修理業者へ依頼された方の、リアルな口コミが多数掲載されているので、ぜひご覧ください。

中には、文字だけでなく、写真付きで実際の状況がよく分かる口コミもあります。

「業者検索」ボタンから、気になる水道修理業者の名前を入れて口コミを探すことも、口コミで人気の業者を一覧で見ることもできます。

給湯器の交換に対応している業者の口コミを見てみる

見積り内容を確認する

実績と口コミを確認し、安心できる業者が数社見つかったら、相見積りを取りましょう。

見積り・キャンセルが無料の業者で相見積りを取れば、余計な費用はかからないので、おすすめです。

見積りを作成してもらったら、明細を確認してください。費用の安さも重要ですが、「給湯器取り付け工事一式」など、あまりにも大雑把な明細の業者は、避けるのが無難です。

給湯器の交換でお悩みなら

故障していない給湯器でも、耐久年数を超えている場合は、突然故障してしまう可能性が高いため、早めに交換するのがおすすめです。

交換する給湯器は、欲しい機能や同居人数によって、適したものが異なります。給湯器は種類が豊富なため、水道修理業者に相談しながら決めると良いでしょう。

どの業者に相談すれば良いか分からないときは、『水道修理のセーフリー』の無料コンシェルジュへご相談ください。実績豊富な信頼できる業者を、年中無休・無料でご紹介します。

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