マンションで給湯器を交換する場合、「管理組合などに連絡すべきか?」「費用は誰がいくら払うのか?」などさまざまな疑問が浮かぶ方もいるでしょう。
今回はマンションの給湯器交換について、最初に連絡すべきところや交換を依頼できる業者、交換費用の相場などを解説します。
マンションの給湯器交換で必要な基礎知識を凝縮した記事となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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記事の内容
最初に要確認!マンションの給湯器交換の連絡先
お住まいのマンションで給湯器を交換するにあたって、まずは「業者へ連絡」と考えてはいないでしょうか。マンションは、賃貸か分譲かによって連絡すべき相手が変わるため注意が必要です。
給湯器の交換前に知っておくべき、賃貸と分譲それぞれの連絡先について以下より解説します。
賃貸ならまずは貸主・管理会社へ連絡
賃貸マンションの場合、給湯器を含むマンション内の設備は貸主が管理しています。そのため、給湯器の交換の前に貸主や管理会社へ連絡する必要があります。
貸主や管理会社へ連絡すれば業者を手配してくれるだけでなく、経年劣化による故障の場合は費用も負担してもらえます。
賃貸・分譲のどちらも管理組合への連絡が必要
賃貸と分譲のどちらにおいても、管理組合への連絡が必要です。
インフラを共有しているマンションは、給湯器についても色・号数・機種などが制限されている場合があります。事前に管理組合への届け出を求められるケースもあるため、確認しておきましょう。
分譲なら業者にも連絡
分譲マンションの場合、管理組合への連絡後は自分で交換業者を探して連絡します。マンションによっては、管理会社から提携業者を紹介してもらえることもあります。
業者へ連絡する前に、現在設置している給湯器の特徴(機種やタイプなど)やトラブルの状況を確認しておきましょう。それらの情報を業者へ伝えれば、スムーズに対応してもらえます。
どこに頼む?マンションの給湯器交換ができる業者
マンションの給湯器交換は、さまざまな業者に依頼可能です。どこへ頼むべきか悩んだ場合は、給湯器交換業者の中でも代表的な以下の3種類から検討しましょう。
- 給湯器メーカー
- ガス会社
- 水道修理業者
ここでは、上記3種類の業者の特徴や、メリット・デメリットなどについて分かりやすく解説します。
今と同じメーカーを希望するなら「給湯器メーカー」
給湯器メーカーは、給湯器本体の販売だけでなく交換にも対応しています。現在使っている給湯器と同じメーカーの製品を使いたい場合は、そのメーカーへ問い合わせてみると良いでしょう。
給湯器メーカーは自社製品の種類や具体的な機能性などを熟知しており、給湯器選びの段階から的確な助言を得られる点がメリットです。
ただし、多くの給湯器メーカーが表立って受け付けているのは、修理依頼です。
故障時に修理依頼で対応してもらい、結果的に交換へつながるという流れになります。交換へいたるまでに時間がかかるため、すぐに交換したい方にはおすすめできません。
また、メーカーによってはすでに給湯器の製造事業から撤退しており、新たに給湯器を購入できない場合もあります。
ガス給湯器を交換したいときは「ガス会社」
ガス会社は、ガス給湯器において豊富な知識を持っています。ガス給湯器の交換であれば、依頼を検討したい業者のひとつです。
利用しているガス会社の窓口へ給湯器交換を希望する旨を伝えれば、工事の手配をしてくれます。
なお、都市ガスの場合は、ガス会社と提携している外部の業者が工事を実施します。そのため、施工品質の良し悪しはその業者しだいで変わる点に注意しましょう。
また、ガス会社は信頼性が高い一方で、費用も高額な傾向にあります。
すぐに給湯器を交換したいなら「水道修理業者」
水回りの修理に特化した水道修理業者でも、給湯器交換を依頼できる場合があります。特に、水漏れなど水に関わるトラブルを併発している場合は水道修理業者へ相談する人が多いです。
水道修理業者における最大のメリットは、相談から対応までの速さです。希望すれば当日中に訪問してくれる場合がほとんどなので、給湯器の在庫もあれば短期間で交換が完了します。
ただし、水道修理業者は各社でサービスの質や信頼性などに差があるため注意しましょう。有資格者や許認可の有無をよく確認し、依頼を検討しましょう。
より多くの給湯器交換業者を知りたい場合は、下記の記事もご覧ください。依頼先の選び方も記載しています。
マンションの給湯器交換にかかる費用の相場
マンションの給湯器交換にはさまざまな費用がかかりますが、総じて50,000~400,000円程度が相場です。
以下より、給湯器交換の費用の内訳、給湯器の種類別の費用相場について解説します。
給湯器交換における費用の内訳
給湯器交換の費用は、主に以下のような内訳で構成されています。
- 給湯器本体の購入費
- 工事費
- 出張費
- 運搬費
- 古い給湯器の処分費
各種費用の中でも、給湯器本体の購入費が大部分を占めています。また、業者によって請求される費用項目が異なるため、どこへ依頼するかによっても費用総額が変わります。
工事費用の具体的な項目や金額については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
【タイプ別】給湯器の費用の相場
給湯器は、機能によって給湯専用・ふろ給湯・ふろ給湯暖房の3種類に分けられます。それぞれの本体価格の相場は、以下の通りです。
給湯専用 | 25,000~170,000円程度 |
ふろ給湯 | 70,000~400,000円程度 |
ふろ給湯暖房 | 120,000~380,000円程度 |
給湯器にはPS設置とベランダ壁掛という2通りの設置方法があり、同じタイプでも設置方法によって価格が変わります。給湯器のタイプや設置方法の詳細は後ほど解説します。
なお、給湯器によっては補助金制度が適用され、交換費用を抑えることが可能です。給湯器で使える補助金制度については、以下の記事をご覧ください。
給湯器交換の費用負担者はマンションの形態によって変わる
マンションの給湯器交換において、「誰が費用を負担するのか」は特に気になるポイントです。マンションの場合、給湯器交換の費用は賃貸か分譲かで負担する人が変わります。
賃貸マンションの場合、各種設備は貸主が所有しています。そのため、経年劣化で故障すれば、貸主が修理・交換費用を負担する責任があります。ただし、入居者が独断で交換を手配すると、費用は入居者に請求されるため注意しましょう。
分譲の場合、部屋に付随する設備は入居者の所有物とみなされます。そのため、業者の手配から費用負担まで入居者が行います。
マンションに設置できる給湯器の種類
給湯器を交換するにあたって、お住まいのマンションに設置できる給湯器の種類を確認しておく必要があります。
給湯器は、主に「機能」と「設置方法」でそれぞれ複数のタイプに分けられます。交換費用にも関わるポイントなので、各種の特徴について理解しておきましょう。
給湯器の機能は3種類
給湯器の機能は、主に以下の3種類に分けられます。
- 給湯専用
- ふろ給湯
- ふろ給湯暖房
それぞれの特徴について、以下より詳しく解説します。
給湯専用
給湯専用とは、文字通りお湯を作ることだけ可能な給湯器のタイプです。
お湯を使う場合は、その都度蛇口をひねる必要があります。ただし、機種によっては設定した量までお湯はりが完了すると、自動的にお湯がストップする機能も搭載されています。
機能は限定的ですが、だからこそ構造がシンプルなため、他のタイプよりもサイズがコンパクトです。本体価格も安いため、設置場所のスペースが限られている場合や、可能な限り安く交換したい場合に適しています。
ふろ給湯
ふろ給湯は、キッチンやシャワーなどの給湯に加えて自動お湯はり機能や追い焚き機能も搭載しているタイプの給湯器です。
上記の基本的な機能を搭載した「オートタイプ」と、足し湯や配管洗浄も自動で行ってくれる「フルオートタイプ」があります。
フルオートタイプの方が便利ですが、オートタイプよりも価格は高い傾向にあります。ご自身が求める機能性と予算のバランスを考慮のうえ選びましょう。
お風呂の給湯器に関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。お風呂のお湯はり・追い焚きもできる給湯器の交換をご検討中の方は、こちらもご覧ください。
ふろ給湯暖房
風呂給湯暖房は、給湯機能や追い焚き機能の他に、浴室暖房乾燥機や床暖房などの暖房機器にもエネルギーを共有できる給湯器です。機種によってはミストサウナや打たせ湯など、浴室の質を向上させる機能も搭載されています。
ふろ給湯タイプと同様、「オートタイプ」と「フルオートタイプ」の2種類があります。
利便性が高い分、給湯専用や風呂給湯と比べて本体価格は高額です。
マンションの給湯器の設置方法は2種類
マンションの場合、給湯器は玄関横のパイプスペース(PS)かベランダに設置可能です。設置方法としては、以下の2通りがあります。
- PS設置
- ベランダ壁掛
交換となれば、原則として、既存の給湯器と同様の方法で設置されます。
各設置方法の詳細について、以下より解説します。
PS設置
PS設置は、パイプスペースの中に給湯器を設置する方法です。
一口にPS設置といっても、パイプスペースの構造によってさまざまな設置方法があります。設置方法の種類によって、機体本体が見えるかどうか、どちらへ排気されるのかが変わります。
PS設置の主な種類は、以下の通りです。
- 標準排気型(前方に排気)
- PS扉内 前方排気型
- PS扉内 上方排気型
- PS扉内 後方排気型
- アルコーブ型(通路側に排気)
なお、扉内に設置するタイプは設置に際して気密を取り除く必要があるため、場合によっては扉内ケースの交換も必要です。
ベランダ壁掛
ベランダやバルコニーの壁に給湯器を設置する方法で、マンション・戸建てのどちらにも対応しています。設置の際は、室内を経由して給湯器の本体を搬入します。
ベランダ壁掛の場合、窓(開口部)との距離や強風の影響も考慮した給湯器選びが重要です。
壁掛タイプの給湯器のサイズには「標準タイプ」の他、スペースが限られたベランダにも使える「スリムタイプ」があります。交換の際は、既存の給湯器と同じサイズの製品が使われます。
ベストな給湯器選びには、機能や設置タイプの他にも注目すべきポイントがいくつかあります。以下の記事では給湯器の選び方に加え、タイミングや業者選びのポイントもご紹介していますのでご覧ください。
マンションの給湯器交換業者をお探しなら『水道修理のセーフリー』
マンションで給湯器を交換するなら、場合によっては自分で業者を探す必要があります。また、給湯器にはさまざまな種類があるため、どれを選ぶべきか悩む方も多いはずです。
『水道修理のセーフリー』では、給湯器交換に関して技術・知識豊富なプロを多数掲載しています。コンシェルジュがお客様のご希望に最適な依頼先を無料でご紹介する、コンシェルジュサービスもぜひご利用ください。
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マンションの給湯器交換に関してよくある質問
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マンションの給湯器交換はどこに頼めば良いですか?
マンションの給湯器交換を依頼できる業者としては、給湯器メーカー・ガス会社・水道修理業者などがあります。業者によってサービスや費用の傾向は異なるため、ご自身の希望に合わせて選びましょう。
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マンションの給湯器交換は管理組合への届け出が必要ですか?
マンションで給湯器を交換する場合、賃貸・分譲のどちらも管理組合への届け出が求められるケースがあります。マンションによっては、給湯器の色・号数・機種が指定されているからです。
給湯器の交換を検討中の方は、まずお住まいのマンションの管理組合へ連絡しましょう。
-
マンションの給湯器の交換費用は誰が払うのですか?
賃貸マンションの場合、経年劣化による故障が原因で給湯器を交換するなら、貸主が費用を負担してくれます。ただし、故意的に壊したり、自己判断で交換したりすると自己負担になるため注意が必要です。
分譲マンションの給湯器は、基本的に自分で交換費用を負担します。
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マンションの給湯器の交換費用の相場はどれくらいですか?
マンションの給湯器の交換費用は、総額にして50,000~400,000円程度が相場です。内訳としてはさまざまな費用が含まれており、特に給湯器本体の購入費が大きな割合を占めています。
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マンションの給湯器はいつ交換すれば良いですか?
給湯器の交換は、一般的に耐用年数を超えたタイミングで行います。機種にもよりますが、給湯器の耐用年数は10~15年程度です。
耐用年数を超えていなくても、故障の症状が出たり、同居人数が増えたりした場合も給湯器の交換が必要です。
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