2024.05.29
給湯器にはさまざまな種類がありますが、その中でも石油を燃料として使うものが石油給湯器です。
石油給湯器と、ガス給湯器やエコキュート(電気給湯器)では燃料をはじめ、仕組みなどが異なります。
今回は石油給湯器について、種類・他の給湯器との違い・メリットやデメリットを通して詳しく解説します。
気になる取付・交換費用や寿命に関する情報も記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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記事の内容
石油給湯器とは

石油給湯器とは灯油を燃料としてお湯を作る給湯器で、灯油ボイラーとも呼ばれています。
ガス給湯器やエコキュート(電気給湯器)の普及により、近年の住宅では石油給湯器はあまり使われなくなりました。しかし、ガス式や電気式と比べてランニングコストが安くパワーが強いという特徴があります。
石油給湯器の種類
石油給湯器は、製品によって給湯方式や機能が異なります。
給湯方式の主な種類と特徴は、以下の通りです。
| 水道直圧式 | 水道の圧力を利用して給水と同時にお湯を作るため、素早く高い水圧で給湯できる |
| 貯湯式 | タンクに溜めた水を加熱するため、一度に大量のお湯を作れる |

機能の種類としては、以下の3つが挙げられます。
| フルオート | 自動的にお湯張りや配管内の洗浄ができるタイプ |
| オート | 自動的にお湯張りができるが、足し湯の際は手動操作が必要なタイプ |
| 給湯専用 | 給湯だけを可能とし、お湯はりの際は手動で蛇口をひねる必要があるタイプ |
なお、給湯専用タイプについては追い焚き機能がついた機種もあります。
どの給湯方式・機能が用いられているかで、石油給湯器が発揮する利便性は変わるため、生活スタイルに合ったものを選びましょう。
石油給湯器とガス給湯器の違い
石油給湯器とガス給湯器における違いは、「灯油かガスか」という燃料の種類だけではありません。
ガス給湯器はプロパンガスを使用している場合は光熱費が高くなるため、石油給湯器よりもランニングコストがかさみがちです。ただし、本体価格は安く、石油給湯器よりもサイズがコンパクトな点が特徴です。
なお、近年はランニングコストが比較的安い「エコジョーズ」というガス給湯器も普及しています。エコジョーズの詳細は、以下の記事をご覧ください。
石油給湯器とエコキュートの違い
エコキュートは電気給湯器に分類される給湯器で、空気熱を利用してお湯を沸かします。
原動力は電気ですが使用量が少ないため、どの給湯器よりもランニングコストを抑えやすいというメリットがあります。
ただし、本体価格は石油給湯器より高い他、貯湯タンク・ヒートポンプユニットで構成されているため、設置に広いスペースが必要です。
エコキュートの特徴や具体的なランニングコストについては、以下の記事で解説しています。
石油給湯器のメリット・デメリット
どんな給湯方式・機能を備えた機種でも、石油給湯器だからこそ生じる共通のメリットとデメリットが存在します。
ここでは、石油給湯器の一般的なメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
石油給湯器のメリットは、以下の2つが挙げられます。
- ランニングコストが安い
- 耐久性に優れている
それぞれ具体的にどのようなメリットなのか、以下より解説します。
ランニングコストが安い
熱量の高い石油を用いる石油給湯器は、ガス・電気給湯器よりも高効率での給湯が可能です。比較的少ない燃料でお湯を作れるため、ランニングコストが安くなる傾向にあります。
冬場は寒さが厳しくなる寒冷地でも安定した熱量で水を加熱できるため、より高いコストパフォーマンスを発揮します。
耐久性に優れている
石油給湯器は耐久性にも優れており、一般的には8~10年程度使い続けられます。オイルタンクの水抜きなど、定期的なメンテナンスを行っていれば10年以上の使用も可能です。
エネルギー効率が高いうえに長期的に使い続けられるため、長い目で見て給湯に伴うコストを抑えられます。
デメリット
主にコストパフォーマンスに関わるメリットがある反面、灯油を使うからこそ以下のようなデメリットも生じます。
- オイルタンクが必要になる
- 灯油価格の高騰に影響を受ける
上記2つのデメリットについて、以下より解説します。
オイルタンクが必要になる
石油給湯器を使うには、本体に加えてオイルタンクを置くスペースも必要です。
また、灯油はガスや電気のように自動的に供給される燃料ではないため、自分で定期的に補充しなければなりません。タンクまで灯油を運び補充する作業にはある程度の力が必要となり、体への負担も懸念点といえます。
灯油価格の高騰に影響を受ける
灯油価格は基本的に安価ですが、ガスや電気よりも価格が変動しやすいです。原油価格が高騰すれば必然的にランニングコストにも影響が出るため、毎月の光熱費がやや変則的となる可能性があります。
とはいえ、原油価格がある程度高騰しても、プロパンガスの料金水準を上回るケースはほとんどありません。
石油給湯器の取付・交換にかかる費用

石油給湯器の取付・交換にかかる費用は、主に給湯器の本体価格と工事費が含まれています。
総額としては15万円~40万円程度が相場です。石油給湯器にどんな機能を求めるのか、どこに設置するのかによって、費用総額が大きく変わる点に留意しておきましょう。
以下より、石油給湯器の本体価格と取付・交換工事費の相場をご紹介します。
石油給湯器の本体価格
石油給湯器の本体価格はメーカーやモデルによって異なりますが、ある程度の相場は存在します。
フルオート・オート・給湯専用それぞれの本体価格の相場は、以下の通りです。
| フルオート | 20万円~30万円程度 |
| オート | 19万円~24万円程度 |
| 給湯専用 | 12万円~22万円程度 |
高性能なフルオート・オートタイプは比較的高額な一方で、シンプルな給湯専用タイプは低価格で購入できます。
なお、同じ機能タイプでも水道直圧式は高く、貯湯式は安くなる傾向にあります。
石油給湯器の工事費
石油給湯器の工事費は、3万円~10万円程度が相場です。傾向としては、屋外よりも屋内に設置する方が工事費が高くなります。
工事費には、一般的に以下のような費用が含まれています。
- 設置工事費
- 給水配管の工事費
- 給湯配管の工事費
- 廃材の破棄費
業者によっては、保守点検サービスとその費用が含まれている場合もあります。
なお、給湯器と工事費は別途請求されるのか、本体価格込みの工事費が請求されるのかは取付業者によって変わります。後者の場合は取付可能な石油給湯器のメーカーが限られている可能性もあるため、事前に問い合わせのうえ確認しましょう。
以下の記事では、石油給湯器を含む給湯器の交換費用をより詳しく解説しています。
石油給湯器の寿命を判断するポイント
石油給湯器は長い場合で10年程度の使用が可能ですが、劣化症状が現れたら、耐用年数に達していなくても交換が必要です。
石油給湯器の寿命は、以下の症状が出ていないかどうかが見極めのポイントになります。
- 異音がする
- 異臭がする
- 温度や湯量が不安定である
- エラーコードが頻繁に出る
各症状について、以下より詳しく解説します。
異音がする
石油給湯器は、ファン・ポンプ・モーターから多少音が聞こえる場合はありますが、過度に大きな音は鳴りません。
そのため、明らかに大きく通常時の稼働音ではない異音が聞こえたら、故障の可能性を疑いましょう。例えば、不完全燃焼となっている場合は「ボン」という音、給排気に異常がある場合は「ゴー」という音がします。
異音の発生時は念のため使用を中止し、業者へ相談のうえ点検を依頼しましょう。
異臭がする
機種によっては、点火時・消火時にだけ少し灯油のにおいを感じる場合があります。
その一方で、燃焼時や常時灯油のにおいを感じる場合、灯油が漏れていたり不完全燃焼となっている可能性が高いです。放置するとお湯が使えないだけでなく、人体の健康にかかわる被害につながる恐れがあります。
点火時・消火時以外で異臭を感じたら使用をやめ、灯油が漏れていないかを確認のうえ、早めに業者へ相談しましょう。
温度や湯量が不安定である
石油給湯器の使用時、お湯の温度や量が安定しなくなってきた際も注意が必要です。設定を変えても思うように温度や量をコントロールできない場合、混合水栓か給湯器本体が故障していると考えられます。
設定温度を上げても温度が変わらないなら混合水栓が劣化しているため、水道修理業者への修理依頼が必要です。
一方で混合水栓が正常なのに湯量や温度が安定しない場合は、給湯器が故障しているため、給湯器の取付工事業者に交換を依頼しましょう。
なお、温度や湯量は以下のケースで不安定になる場合もあります。
- 元栓が全開になっていない
- 外気温の変化の影響を受けている
- 複数の箇所でお湯を使っている
故障を疑う前に、これらのケースに心当たりがないかを確認しましょう。
エラーコードが頻繁に出る
石油給湯器の寿命が近づいていると、エラーコードが頻発する場合もあります。エラーコードが表示されたときは、取扱説明書の記載に従って対応しましょう。
指示に従ってエラーコードを解除しても再度エラーコードが表示されたり、問題なく使用できているのに表示されたりする場合は、給湯器に何らかのトラブルが起きていると考えられます。
自分では対処できないエラーコードについては、メーカーに問い合わせるか業者に点検を依頼しましょう。
なお、給湯器の寿命が近づいているサインとしては、他にもさまざまな症状があります。詳しくは以下の記事でご覧ください。
石油給湯器を長持ちさせるコツ

石油給湯器をできるだけ長く使うためにも、日頃から以下のような使い方を意識しましょう。
- 給湯器本体が外的要素の影響を受けないようにする
- 定期的に手入れをする
それぞれのポイントについて、以下より解説します。
給湯器本体が外的要素の影響を受けないようにする
石油給湯器は、以下の場所に設置すると部品が劣化しやすくなります。
- 雨風が直接当たる場所
- ホコリ・湿気が溜まりやすい場所
新たに石油給湯器を設置する場合は、雨・風・ホコリ・湿気など、外的要素の影響を受けにくい場所を選びましょう。
すでに設置しており外的要素の影響が懸念される場合は、給湯器用の保護カバーを使ったり、配管の亀裂をテープで保護したりすると長持ちしやすいです。
定期的に手入れをする
屋外に設置する場合が多い石油給湯器は、使用を続けるうちに必ず汚れが蓄積されます。排水溝にホコリやゴミなどが蓄積されたまま放置すると、不完全燃焼につながるため、定期的な掃除が必要です。
また、本体の状態にかかわらず、1年に1回程度は給湯器専門業者による点検を受けると、さらに寿命を延ばしやすくなります。
石油給湯器の取付・修理・交換はプロへ相談
ランニングコストが安く耐久性に優れた石油給湯器は、取付・修理・交換をするなら業者への依頼が必要です。業者選びの際は、業者ごとに施工実績・取り扱いメーカーの種類・口コミなどをチェックしましょう。
『水道修理のセーフリー』なら、給湯器にかかわるサービスも対応可能な業者を豊富に掲載しています。コンシェルジュにご相談いただければ、お客様に最適な業者を無料でご紹介いたします。
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石油給湯器についてよくある質問
-
石油給湯器とは何ですか?
石油給湯器とは、灯油を燃料として水を加熱しお湯を作る給湯器です。同じ石油給湯器でも、水道直圧式・貯湯式という給湯方式の他、フルオート・オート・給湯専用という機能の違いもあります。
-
石油給湯器とガス給湯器はどちらが安いですか?
一般的に、本体価格はガス給湯器の方が安い傾向にあります。
ただし、石油給湯器はガスよりも使用料金の水準が低い灯油が燃料なので、ランニングコストなら石油給湯器が安くなりやすいです。特に寒冷地などお湯の使用量が多い地域なら、長い目で見ると石油給湯器の方がお得といえます。
-
石油給湯器のメリット・デメリットは何ですか?
石油給湯器のメリットは、ランニングコストが安い・耐久性が高いという点です。一方で、オイルタンクの設置と補充が必要・灯油価格の高騰に影響を受けるというデメリットもあります。
実際に生じるメリット・デメリットの度合いは家庭ごとの生活スタイルによって変わるため、石油給湯器の特徴をよく理解のうえ導入を検討しましょう。
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石油給湯器は補助金の対象ですか?
2024年5月現在、石油給湯器ならエコフィールであれば「賃貸集合給湯省エネ2024事業」の対象として補助金を受けられる場合があります。
ただし、エコフィールの中でも性能要件を満たした機種が対象であるため、利用の際は確認しておきましょう。
補助金の要件や金額は、以下の記事で解説しています。
-
石油給湯器の交換費用はいくらになりますか?
石油給湯器の交換費用は、総額にして15万円~40万円程度が相場です。本体価格だけでなく、業者へ取付を依頼する際の工事費も必要になります。
石油給湯器だけでなく、作業内容や設置場所などによっても費用総額が変わります。

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