「お風呂でリラックスしている最中、小さな虫を見てゾッとした……」そんな経験はありませんか?
掃除をしているつもりでも現れるコバエの正体は、湿気と汚れを好む「チョウバエ」です。1匹見つけたら、目に見えない場所に数多くの卵が隠れているかもしれません。
この記事では、コバエが湧く原因と発生源を徹底解説します。今すぐできる駆除方法から、二度と寄せ付けないための予防習慣まで、分かりやすくまとめました。
読み終える頃には、清潔で心地よいバスタイムを取り戻す方法がしっかりマスターできているはずです。
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記事の内容
お風呂で見かけるコバエの正体は「チョウバエ」

お風呂場でふわふわと不規則に飛んでいる、逆ハート型をした小さな虫の正体は、多くの場合は「チョウバエ」です。
一般的な生ゴミに寄るショウジョウバエとは異なり、チョウバエは湿り気のある汚泥(ヘドロ)を好みます。成虫は一度に200個以上の卵を産むこともあり、放っておくとあっという間に大量発生してしまうため、見つけたら早急な対処が必要です。
お風呂でコバエが発生する原因
コバエが発生する最大の原因は、「汚れ」と「湿気」の放置です。チョウバエの幼虫は、排水溝などに溜まったドロドロした汚れを餌にして育ちます。
お風呂場は、人の垢、石鹸カス、髪の毛が常に供給され、さらに高温多湿という、コバエにとって最高の繁殖条件が揃っています。
わずかな隙間から侵入した成虫が、掃除の行き届きにくい場所に卵を産み付けることで、サイクルが始まってしまうのです。
「どこから?」を特定!お風呂コバエの発生場所

コバエを根絶するには、発生源(湧きどころ)を叩くのが一番の近道です。主なチェックポイントは以下の5つです。
- 排水溝
- エプロン内部
- コーキングの隙間
- 換気扇・ダクト内部
- 網戸の隙間
それぞれの場所がなぜ発生源になるのか、その理由とチェック方法を具体的に解説します。
排水溝
排水溝は、チョウバエのエサとなる皮脂汚れ、髪の毛、石鹸カスが最も溜まりやすい場所です。特に、排水トラップ(水が溜まっているパーツ)の裏側や、封水の周辺にこびりついた「黒いヌメリ」に卵を産み付けます。
チェック方法としては、排水溝のフタとヘアキャッチャーを外し、その奥にある筒状のトラップを回して取り出してみてください。パーツの裏側や排水管の縁に黒いドロドロした汚れが付着していれば、そこが発生源である可能性が高いです。
エプロン内部
浴槽の側面カバー(エプロン)の内側は、お湯や石鹸カスが入り込みやすい一方で、風通しが悪く乾燥しにくい構造になっています。ここに溜まったヘドロはチョウバエにとって最高の繁殖環境であり、一度発生すると爆発的に増える傾向があります。
チェック方法としては、エプロンの下部にある隙間を覗き込んでみてください。もしそこからコバエが出入りしていたり、嫌な臭いが漂ってきたりする場合は、内部が汚染されています。可能であればエプロンを外して内部を確認しましょう。
なお、エプロン内部が外せないタイプの場合、説明書の確認またはメーカーに問い合わせてみてください。
コーキングの隙間
壁と床の境目や、浴槽のフチにあるゴム状の「コーキング」は、経年劣化で剥がれたり割れたりします。そのわずかな隙間に水が入り込んで腐敗すると、外からは見えない「隠れ発生源」になります。
チェック方法としては、浴室内のコーキングを指で軽く押してみてください。浮いている部分から水がじわっと染み出てきたり、内部が黒ずんでいたりしないか確認しましょう。もし隙間から小さな虫が這い出してきたら、そこが巣になっているサインです。
換気扇・ダクト内部
換気扇のフィルターやダクト(排気管)の中に湿ったホコリが溜まると、それをエサに繁殖することがあります。また、外の排気口から入り込んだ成虫が、ダクト内を移動してお風呂場へ侵入してくるルートも一般的です。
チェック方法としては、換気扇を回していない時に、天井の通気口付近にコバエが止まっていないか確認してください。また、フィルターにびっしりホコリが溜まっている場合、その奥で幼虫が育っている恐れがあります。
網戸の隙間
チョウバエは体長が2mm~3mmとに小さいため、一般的な網戸の目(メッシュ)をすり抜けて侵入してきます。また、網戸とサッシの間にわずかな隙間がある場合、夜の明かりに引き寄せられて外から次々と入ってきます。
窓を閉めているのにコバエがいる場合や、網戸に小さな虫が止まっていることが多いなら、外からの侵入を疑いましょう。網戸がたわんでいたり、枠のパッキン(モヘア)が摩耗して隙間ができていないかチェックしてみてください。
今すぐできる!コバエの発生源を断つ徹底駆除

発生源が特定できたら、次は一気に駆除を進めましょう。コバエは成虫を追いかけるよりも、卵と幼虫を全滅させることが根本的な解決の鍵となります。
今すぐ実践できる具体的な駆除方法は、以下の4つです。
- 熱湯で幼虫を駆除する
- 氷水を流し込む
- 排水溝・エプロン内部を掃除する
- 殺虫剤を使用する
これらの方法を組み合わせて、コバエが寄り付かない清潔なバスルームを取り戻しましょう。
熱湯で幼虫を駆除する
チョウバエの幼虫や卵は熱に弱いため、お湯をかけるのは非常に即効性のある駆除方法です。ここで最も重要なのが、50℃~60℃未満の温度設定を守ることです。
「熱ければ熱いほど効く」と思われがちですが、100℃近い沸騰したてのお湯を流すと、浴室の排水管(塩ビ管)を傷め、変形や水漏れを引き起こすリスクがあります。
給湯器の設定温度を50℃程度に上げ、発生源と思われる場所に数分間じっくりとお湯をかけ続けることで、配管を傷めずに幼虫を死滅させられます。
氷水を流し込む
お湯による熱ショックを与えたあと、さらに「追い打ち」として有効なのが氷水を流し込む方法です。チョウバエの幼虫は急激な温度変化に弱いため、熱と冷気のダブルパンチを与えることで、生き残った個体の生存率を限りなくゼロに近づけられます。
また、氷水で排水溝周辺の温度を一気に下げることは、浴室内の湿度を抑え、成虫が好む「高温多湿」な環境を即座にリセットする効果もあります。徹底的に根絶したい場合は、熱湯処理の仕上げとしてぜひ取り入れたいテクニックです。
排水溝・エプロン内部を掃除する
温度による駆除を終えたら、次はエサとなる「ヌメリ」を物理的に除去しましょう。ここでの目的は、汚れをリセットして産卵場所を完全に失わせることです。
どれだけ幼虫を死滅させても、ドロドロしたヌメリが残っていれば、生き残った成虫がすぐにまた卵を産み付けてしまいます。排水溝のパーツを外してブラシで汚れをこすり落とすのはもちろん、エプロン内部にはカビ取り剤(塩素系漂白剤)をたっぷりとスプレーしてください。
塩素成分は汚れを分解するだけでなく、強力な殺菌・殺虫効果も兼ね備えているため、コバエ問題を根底から解決するために欠かせないステップです。
殺虫剤を使用する
「掃除だけではどうしても手が届かない隙間がある」という場合は、市販のコバエ専用殺虫剤を頼りましょう。ポイントは、「泡(ムース)タイプ」と「空間用スプレー」を賢く使い分けることです。
排水溝の奥やエプロン内部の複雑な隙間には、泡タイプの殺虫剤が最適です。密着力の高い泡が隅々まで行き渡り、長時間留まることで、薬剤が届きにくい場所に潜む幼虫も逃さず駆除できます。
一方で、今飛んでいる成虫や外からの侵入対策には、壁に噴射するだけで効果が持続するプッシュ式のスプレーが有効です。
特に「チョウバエ専用」と記載されたものには、幼虫の成長を止める成分が含まれているため、次世代の発生を抑えるより確実な防虫対策が可能になります。
以下の記事では、お風呂のコバエ対策に定評のある「おすすめ殺虫剤」を厳選して紹介しています。「どれを買えばいいのか分からない」と迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
お風呂にコバエを寄せ付けない予防習慣

駆除が終わったあとの清潔なお風呂をキープするには、日々のちょっとした心がけが何よりの特効薬になります。コバエを発生させないための予防策は、大きく分けて以下の4つです。
- コバエの住処となる湿気を断つ
- こまめな掃除を心がける
- 「吊るす収納」に変える
- アイテムで侵入経路を塞ぐ
どれも今日からすぐに取り入れられる簡単な工夫ばかりです。それぞれの具体的な方法を解説するので、ぜひ毎日の習慣に役立ててください。
コバエの住処となる湿気を断つ
チョウバエは高温多湿な場所を好むため、浴室の乾燥を徹底することが重要な予防策です。
入浴直後に「冷水シャワー」で浴室全体の温度を下げ、その後すぐに「換気扇」を回すことを習慣にしましょう。壁や床に冷水をかけることで、コバエが好む温度帯を脱すると同時に、カビの発生も抑えられます。
換気扇は可能であれば24時間回し続け、浴室内の水分を完全に飛ばすのが理想です。さらに余裕があれば、スクイジーで壁の水気を切ると乾燥スピードが格段に上がり、より完璧な予防に繋がります。
こまめな掃除を心がける
コバエの餌となるヌメリや皮脂汚れを溜めないことが、産卵を防ぐ近道です。特に週に一度は「排水溝のゴミ取り」と「除菌」をセットで行うようにしましょう。
ヘアキャッチャーに溜まった髪の毛を放置すると、そこからヌメリが発生し、絶好の産卵場所になってしまいます。ゴミを取り除いた後に、市販の防カビ・除菌スプレーをシュッとかけておくだけで、卵を産み付けられるリスクを大幅に減らせます。
「汚れを溜めてから掃除する」のではなく、「汚れる前に除菌する」意識が再発防止の鍵です。
なお、以下の記事では毎日無理なく続けられるお風呂の簡単掃除術を紹介しています。コバエのいない清潔な空間を保つために、ぜひあわせて参考にしてください。
「吊るす収納」に変える
シャンプーボトルや掃除道具の底は、水分が溜まりやすくヌメリが発生しやすい盲点です。
床や棚に物を置かない「空中収納(吊るす収納)」に切り替えることで、コバエの発生源を物理的に排除できます。
S字フックやマグネット式のホルダーを活用して浮かせれば、接地面の水切れが良くなり、ヌメリの発生を抑えられます。また、床に物がなくなるとお風呂掃除のハードルが下がり、常に清潔な状態を保ちやすくなるというのも大きなメリットです。
アイテムで侵入経路を塞ぐ
室内での発生を抑えても、外から侵入されては意味がありません。窓や排水溝といった「外との境界線」をガードしましょう。
網戸にはあらかじめ虫除けスプレーを吹き付けておくか、より目の細かい網戸へ張り替えるのが有効です。また意外な盲点として、長期間外出する際は排水トラップの水が干上がり、下水から虫が上がってくることがあります。長期不在の前には、排水溝に専用のフタをするか、蒸発を防ぐための対策をしておくと安心です。
お風呂コバエの発生源がわからないときは業者に相談しよう

「掃除も対策も徹底したはずなのに、どうしてもコバエがいなくならない」という場合は、個人の手には負えない場所に原因が隠れている可能性があります。そのような時は、無理をせずプロの業者に相談することを検討しましょう。
プロのクリーニング業者や害虫駆除業者であれば、専用の機材を使用して、浴槽の裏側や配管の奥深くまで徹底的に洗浄・殺虫してくれます。特に、エプロンが外れないタイプの浴槽や、配管内部の複雑な構造に汚れが固着しているケースでは、業者の高圧洗浄が有効です。
「どこから湧いているのかわからない」というストレスを抱え続けるよりも、一度プロにリセットしてもらうことで、その後のセルフケアがぐっと楽になります。また、再発防止のアドバイスももらえるため、根本的な解決を目指すなら最も確実な選択肢と言えるでしょう。
お風呂のコバエにお困りなら『セーフリー』にお任せ!
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お風呂に湧くコバエに関するよくある質問
-
お風呂のコバエ(チョウバエ)は人間に害はありますか?
直接刺すことはありませんが、衛生上のリスクがあります。
チョウバエは蚊のように血を吸うことはありません。しかし、排水溝などの不潔な場所で発生するため、体にバイ菌を付着させていることがあります。食べ物や歯ブラシなどに止まると食中毒や感染症の原因になる恐れがあるため、放置せずに早めの駆除が推奨されます。 -
毎日お風呂掃除をしているのに発生するのはなぜですか?
「目に見えない場所」が原因かもしれません。
表面のタイルや浴槽を洗っていても、排水溝の奥、浴槽の側面(エプロン)の内部、換気扇のダクト内などに汚れが溜まっていると、そこが発生源になります。特にエプロン内部は湿気がこもりやすく、一度汚れが溜まると通常の掃除では取り除けないため、コバエの温床になりやすい場所です。 -
コバエ対策に「重曹」や「クエン酸」は使えますか?
重曹やクエン酸には直接の殺虫効果はありませんが、コバエの餌となる石鹸カスや皮脂汚れを落とすのには効果的です。
日頃の掃除に活用して汚れを溜めないようにすることは、強力な繁殖予防に繋がります。 -
冬なのにコバエが発生するのはなぜですか?
お風呂場は冬でも「暖かい」からです。
チョウバエは本来、寒さに弱い虫ですが、近年の高気密な住宅やお風呂場は冬場でも温度が下がりにくいため、一年中繁殖が可能です。特に追い焚き配管の中や、お湯が溜まりやすい場所は冬でも活動に適した温度が保たれてしまうため、季節を問わず対策が必要です。 -
業者に頼むタイミングの目安はありますか?
「自力で掃除して1週間経っても消えない時」が目安です。
排水溝や手の届く範囲を掃除しても、1週間以上成虫を見かけ続ける場合は、自力では届かない「壁の内部」や「床下」で繁殖している可能性が高いです。放置するほど増殖して家中に広がるリスクがあるため、そのタイミングで一度プロの点検を受けることをおすすめします。

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