この記事では、排水枡の交換について幅広くまとめています。
水まわり設備の利用や雨水排水に欠かせない排水枡は、場合によっては交換が必要です。
記事を読むことで、排水枡の交換が必要なケースや費用の目安、業者選びのコツなどが分かります。
排水枡の素材や特徴、排水枡のメンテナンス方法などもあわせて紹介するため、自宅の排水枡交換を検討中の方、交換時の費用感などを把握しておきたい方は参考にしてください。
記事の内容
排水枡の交換が必要なケース

水まわり設備の利用や雨水の排水において重要な役割を持つ排水枡は、時折交換が必要な場面が訪れます。
明確に故障していなければ交換の必要性を感じづらい部品でもありますが、問題がある状態での長期間放置はつまり・水漏れのリスクを招きます。
以下の状況に当てはまる場合は、排水枡の交換を検討してください。
本体が劣化・破損している
排水枡の本体が劣化・破損している場合、つまり・水漏れのトラブルが起こりやすくなっているため、早めの交換が望ましいです。
排水枡本体の劣化・破損は、以下のような原因で起こります。
- 長年の使用による中性化・ヒビ割れ
- 紫外線や熱による変形
- 寒冷地における凍結・融解の繰り返し
本体の劣化・破損は応急処置で解決する問題ではないため、業者に調査を依頼のうえ交換の必要があれば対処してもらいましょう。
耐用年数が過ぎている
排水枡は異常がなければ長らく放置している家庭も多いですが、耐用年数が過ぎていると排水機能が徐々に低下して、トラブルのリスクは高まります。
一般的にコンクリート枡で20年〜30年、塩ビ・樹脂製の枡で30〜40年が耐用年数目安とされており、この年数を過ぎても利用を続けていると以下のようなトラブルが起こります。
- 内壁や底部に亀裂ができ、土砂が吸い込まれて地盤沈下が起こる
- 表面が劣化して汚れが付着しやすくなり、清掃が困難になる
- 経年劣化で破損した部分から汚水が流出して、悪臭・害虫発生のもとになる
耐用年数を過ぎても劣化・故障していない場合は当然ありますが、急なトラブル発生に備えて新しいものへ交換することをおすすめします。
排水枡の交換費用目安

排水枡の交換費用目安を紹介します。排水枡の交換には、本体の交換費用と工事費用がそれぞれ発生します。
本体費用はサイズや素材、工事費用は難易度によっても変動するため、正確な費用は業者依頼時の見積もりで要確認です。
ここでは予算を組む際の参考として、目安となる費用感をつかんでください。
汚水枡
汚水枡を交換する際の費用相場を紹介します。まず、コンクリート・塩ビ枡問わず、汚水枡本体の交換にかかる費用は1個あたり35,000〜50,000円が相場です。
ただし交換においては、周辺配管の手直しや設置にともなう地面の掘削、舗装作業なども必要です。
この工事費を踏まえると、目安は以下表のようになります。
| 交換費用目安 | 設置の状況 |
|---|---|
| 35,000円~70,000円 | 掘削が浅めで舗装がなし、既存配管の状態が良好 |
| 70,000円~100,000円 | 掘削が深めで舗装も剥がす、配管手直しも必要 |
| 100,000円~ | 複数箇所かつ広範囲で設置を行う |
設置する数や工事の難易度に応じて、費用は高くなるものと考えておきましょう。
雨水枡/浸透枡
雨水枡の交換は汚水枡に比べると費用は安めですが、浸透枡の場合は同等か、やや割高になるケースもあります。
設置の状況ごとの交換費用目安は、以下表の通りです。
| 交換費用目安 | 設置の状況 |
|---|---|
| 30,000円~60,000円 | 掘削が浅めで舗装がなし、既存配管の状態が良好 |
| 60,000円~90,000円 | コンクリート・アスファルト等の舗装を一部撤去しての作業、または浸透枡で砕石充填作業などが別途必要 |
| 90,000円~ | 複数の枡の連結や浸透層の再構築を実施、その他経路全体の改修や勾配調整など |
汚水枡と同様、交換工事の難易度が高くなるほど費用も高くなります。
諸経費
業者に交換工事を依頼する際は、枡本体・工事費用にくわえて以下のような諸経費も発生します。
| 諸経費 | 料金相場 |
|---|---|
| 基本料金 | 2,000円~4,000円 |
| 出張費 | 無料~4,000円 |
| 見積もり費用 | 無料~3,000円 |
| 時間外料金 | 3,000円~10,000円 |
| 処分費 ※部品交換の場合 |
3,000円~10,000円 |
このように、業者が作業を進めるにあたって必要となる費用が、諸経費として追加で請求されます。
業者によっては出張費・見積もり費などは無料に設定されているケースもあるため、費用を抑えたい場合にはこのような業者を選ぶのがおすすめです。
業者の公式サイト等を事前に確認して、諸経費の内訳を調べておきましょう。
排水枡の交換費用が高くなるケース

排水枡の交換費用目安を紹介しましたが、以下の状況では費用がさらに高くなるケースもあります。
- 周辺がコンクリート・アスファルト等で覆われており、掘削作業が難しい
- 排水枡が地中深くに埋まっており、掘削に時間がかかる
- 樹木の根が複雑に埋まっており、撤去・伐採作業が発生する
- 交換作業にともない、外構やフェンスなどの一時撤去・復旧作業が発生する
場合によっては水道修理業者だけでなく、ゴミを撤去するために不用品回収業者への依頼が必要なケースもあります。
交換作業時、上記に当てはまる場合は追加費用が発生しやすい点を考慮しておきましょう。
交換前に押さえておくべき排水枡の主な素材

排水枡は、主に以下3つの素材に分類されます。
- コンクリート
- 塩ビ
- FRP
排水枡を交換する前に、各素材の特徴について押さえておきましょう。以下で、それぞれの特徴を紹介します。
コンクリート
コンクリート素材の排水枡は、古い家屋で広く採用されているタイプです。枡本体がコンクリートで、蓋は鋳物製のものが取り付けられています。
設置後間もない場合は物理的な破損リスクも低く安定感がありますが、経年劣化や地震等の衝撃でヒビが入りやすく、隙間から汚水が漏れ出すトラブルも多く見られます。
ある程度の年数が経っていたら、他の素材の排水枡に交換するのが望ましいです。
塩ビ
コンクリート枡からの交換として広く採用されるのが、塩ビ(ポリ塩化ビニル)製の排水枡です。
耐用年数も30〜40年と長いのが特徴で、地震などの衝撃にも強く、メンテナンスを怠らなければ長期にわたり安定して利用できます。
家庭だけでなく、現在では公共枡の多くに塩ビ製が採用されています。
FRP
最近では、FRP(繊維強化プラスチック製)の排水枡も増加傾向にあります。
軽量で耐久性も高く、腐食に強い特徴から一般住宅の汚水枡・雨水枡にも適しています。
少ない人数で施工ができるため、塩ビ製の排水枡よりも作業コストがかからず、費用を抑えられる場合もあります。
排水枡の交換はDIYでも可能?

汚水枡の交換は、作業に必要な道具が揃っていればDIYでの対応も可能です。
ただし、周辺地面の掘削や設置時の勾配調整などは専門知識・高度な技術が要求されるため、初心者がチャレンジするのはおすすめできません。
正しく設置ができなければ汚水の逆流・漏水などのトラブルを招き、結果的に業者へ依頼した際の費用が割高になるおそれもあります。
浴槽やキッチンなど、水まわり設備のDIYを行うのとは難易度が大幅に変わるので注意してください。
排水枡の交換を放置するとどうなる?

排水枡のつまり・破損が起きていた場合、程度によって交換を余儀なくされるケースは多々あります。
しかし、深刻な状態の排水枡を交換・補修もせずに放置するとどうなるのでしょうか。ここでは放置による主なリスクを紹介します。
排水の逆流や悪臭が発生しやすくなる
つまりが起きていたり、長期間手入れされていない排水枡は、逆流や悪臭発生のリスクが高いです。
排水枡が庭に設置されている場合、汚水が蓋の部分から溢れ出して、周囲に強い悪臭を放ちます。
自宅はもちろん、周辺住民にとっても悪影響のため、トラブルが起こる前に急ぎ解決しなければなりません。
部分的な地盤沈下や陥没が起こる可能性がある
排水枡から下水管へと正しく排水されなければ、蓋の部分から汚水が溢れ出します。
これにより地中にまで汚水が浸透して、部分的な地盤沈下・陥没が起こる可能性があり大変危険です。
排水枡の故障程度によっては、家屋全体に影響を及ぼす大規模なトラブルにも発展しかねません。
こうなると排水枡の交換だけでなく、地盤を修復する大規模工事も必要となり、生活にも大きな支障が出るため注意しましょう。
修繕費が高額になる
放置によりさまざまな二次被害が発生すると、修繕費も被害の程度に応じて高額になっていきます。
とくに地盤沈下による地盤・家屋の修復作業は大規模な工事になり、かかる費用も膨大です。
「あの時排水枡をすぐに交換しておけばよかった」などと後悔しないように早めの行動が大切です。
排水枡のつまりについては、こちらの記事でも紹介しています。
排水枡交換を業者に依頼する際の注意点

排水枡の交換を業者に依頼する際は、いくつか注意点があります。
生活に支障が出ないよう、以下の点を踏まえて準備・対策のうえで依頼をかけましょう。
工事中は水まわりの利用が制限される
排水枡の工事中は、水まわり設備の利用が制限されるため注意しましょう。
工事時間は作業内容に応じて異なりますが、場合によっては日を跨ぐケースもありえます。
たとえば庭の木の根が排水管に穴を開けていた場合、根の除去から既存の排水枡取り外し、新しい排水枡への交換工事で丸2日ほど時間がかかった事例もあります。
工事の間、対象の水まわり設備は利用できなくなるため、生活に困らないよう事前の対策はしておきましょう。
掘削で振動や騒音が発生する可能性がある
排水枡の交換にともなう掘削作業では、振動や騒音が発生する可能性もあります。
工事場所や時間帯によって、周辺住民の生活の妨げになるおそれもあるので注意が必要です。
業者側も周辺に配慮のうえ慎重に作業を進めてくれますが、心配な場合は工事がある旨を周辺住民に事前に伝えておくなどの対策を取っておきましょう。
天候などで作業が遅れる可能性がある
屋外に設置されている排水枡は、天候次第で作業に時間がかかったり、場合によっては作業日が延期になるおそれもあります。
安全かつ確実に作業を進めるためには仕方ない要素でもあるため、悪天候が続く時期に急ぎで交換を依頼しても、スムーズに対応できない可能性がある点は把握しておきましょう。
排水枡交換を安全に進められる業者選びのコツ

排水枡は、家庭の排水システムを支える要ともいえる存在です。水まわり設備を快適に利用するためにも、交換は安心できる業者を選ぶことが何よりも大切です。
初めての交換依頼で不安な方に向けて、優良業者選びのコツをいくつか紹介します。
以下の特徴に当てはまる業者を探して、後悔のない排水枡交換にしてください。
水道局指定工事店である
水道修理業者探しの上で大切なのが、水道局指定工事店の認定有無です。
水道局指定工事店とは各自治体(市区町村)の水道局から正式に認可を受けている専門業者のことを指します。
一定の技術や資格、作業に必要な設備を有していると認められており、この認可があることで家庭の水道工事を正式に実施できます。
そのため、水道局指定工事店でない業者の場合、未認可で作業を実施している悪徳業者の可能性が高いです。
優良業者を見極める重要な基準となるため、各業者の公式サイト記載の表記や指定番号、自治体水道局のサイト等で確認してみましょう。
保証・アフターサービスなどを備えている
排水枡の交換は、その他水まわり設備の交換に比べて難易度が高く、交換後に正しく稼働するかがとくに重要です。
そのため、交換後に何か問題があった場合に備えて、保証やアフターサービスが備わっている業者を選びましょう。
水漏れがあった場合迅速に駆けつけてくれる、トラブル時の修理費が一定期間割安もしくは無料など、安心できる制度を設けている業者は多いです。
優良業者は施工後のサポートも充実しているため、公式サイトや問い合わせで確認してみてください。
施工実績が豊富にある
地面の掘削や配管の取り替えなど、排水枡の交換工事は難易度も高いため、施工実績が豊富にある業者を選ぶと信頼性も高いです。
公式サイトに施工写真が多く掲載されているか、配管工事に関する口コミが多数あるかなど、実績を確認して判断するのもおすすめです。
利用者の評判・口コミがよい
利用者の評判・口コミがよいかどうかも、優良業者を見極める重要ポイントです。
口コミでは、公式サイトだけでは分からない費用・サービスの詳細やスタッフ対応の良し悪しなどを把握できる場合があります。
評判・口コミがよい業者であれば、費用・サービス面に問題はなく、トラブルが起きるリスクも軽減できるでしょう。
各業者の公式サイト掲載の口コミだけでなく、Googleや外部サイトに掲載されたレビューなども調査して、総合的に判断してください。
交換の手間を軽減!排水枡のメンテナンス

排水枡はさまざまな原因で交換が必要になりますが、日々メンテナンスを実施しておくことでその手間をいくらか軽減できます。
ここでは、自身で取り組めるメンテナンス方法をいくつか紹介します。
定期的に掃除をする
排水枡のつまりリスクを軽減するには、定期的な掃除が効果的です。
たとえば汚水枡の場合、以下のような手順で掃除を進めてください。
- 汚水枡の蓋を開ける
- 表面に浮かんだ油脂を除去する
- 底部に沈殿した汚れを取り除く
- ホースや薬剤、ブラシを使って内部を磨く
作業を実施する際は、衛生面のためにマスクやゴム手袋の着用は必須です。汚水が飛び散るため、汚れてもよい服で作業しましょう。
水まわり設備の使用頻度にもよりますが、半年に1回を目安に内部の汚れをきれいにすることで、つまりリスクを軽減できます。
雨水枡の掃除方法は、こちらの記事も参考にしてください。
つまりを取り除く
排水枡は、設備箇所ごとにさまざまなゴミ・汚れが溜まっています。
油汚れの塊や食べ残しのカス、髪の毛などが代表的ですが、これらを放置しているとつまりはさらに悪化して、やがては汚水の逆流を引き起こします。
そのため、定期的な掃除とも合わせて、配管部分に引っかかっているつまり原因を除去しておきましょう。
高圧洗浄機やトーラーを使うと効率的に除去できますが、周囲の養生や利用難易度を考えると、難しいつまりは業者に除去を依頼するのもおすすめです。
設置環境周辺の整備
庭に設置される排水枡については、設置環境周辺を整備することも大切です。
たとえば、植物が生い茂る庭の場合、木の根や枝が成長するにつれて排水枡の内部へと侵入するおそれがあります。
これにより蓋が正しく閉まらずに悪臭が広がったり、排水を阻害してつまりトラブルに発展します。
木の根や枝が侵入しないよう、排水枡周辺を定期的に掃除しておきましょう。
また、いつでもメンテナンスが実施しやすいように、排水枡の蓋の上には重いものを置かないことを心がけてください。
排水枡の交換は実績ある優良業者選びが肝心
排水枡の交換は、状況によっては工事の難易度が高く、費用もかかる大規模なものになります。
水まわり設備を快適に使い続けるためには必要な工程のため、実績が豊富で信頼性の高い業者選びが肝心です。
業者選びにお悩みの方は「水道修理のセーフリー」の活用をおすすめします。
対応エリアやサービス料金、利用者の口コミのよさなど、さまざまな条件をもとに理想の業者を探し出せます。
見積もりや出張費が無料の業者も多いため、あらゆる条件で納得できる業者選びを進めてください。

排水枡の交換でよくある質問
-
排水枡の交換と同時に配管もリフォームしたほうが良いですか?
排水枡だけ交換しても、配管が古いままだと再び詰まりや漏水が起こる可能性があります。配管の劣化が見られる場合は、同時交換の方がトータル費用を抑えられることもあります。
-
排水枡の交換はどの季節に依頼するのが最適ですか?
梅雨時期や台風シーズンは雨で工事が延期になりやすいため、春〜初夏や秋の晴れが続きやすい時期がおすすめです。
スケジュールに余裕をもって依頼するとスムーズに進みます。
-
排水枡の交換を行うとき、近隣への挨拶は必要ですか?
掘削による騒音や車両の出入りが発生する場合は、簡単な挨拶をしておくとトラブル防止になります。
業者が代わりに挨拶をしてくれるケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
-
排水枡が複数ある場合は、全部まとめて交換したほうが良いですか?
1つだけ交換しても、他が老朽化していると再工事が必要になり費用が割高になることがあります。
築年数がある程度経っている場合は、まとめて交換した方が長期的なメンテナンス性が高くなります。
-
排水枡の交換費用で補助金や保険が使えることはありますか?
自治体の助成制度や自然災害による損傷の場合、状況によっては補助金・火災保険が適用されることがあります。
対象になるかは条件があるため、事前に自治体や保険会社へ確認しておくと安心です。

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